市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □葛飾八幡宮で居合道の奉納演武
 □市川市国府台野球場の改修、市の説明と実態異なる   面積拡張で周辺樹木伐採
 □U16女子ジャベリックスロー
  堀江中・三浦栞奈さん全国2位

 □浦安市重度障害者等の支援サービス
  就労・修学時も利用可能に

 □被災時に電気を供給するPHEVを浦安市に寄贈
  不動産会社もとゆき

 □テーマに沿った本を紹介
  交流施設「市本」オープン

  

葛飾八幡宮で居合道の奉納演武


演武を奉納する国際居合道連盟鵬玉会千葉支部の会員

 主に市川市と松戸市を拠点に活動する国際居合道連盟鵬玉会千葉支部(鶴澤和樹支部長)が先月16日、市川市八幡の葛飾八幡宮の神楽殿で奉納演武を行った。
 
 新選組の興亡を描いた映画『燃えよ剣』の公開を記念し、北海道や東京都など全国の計8会場で行われた演武の一つ。同会が指導する「無外流」が新選組三番隊長の斎藤一に使われていたことなどから、同会は同作品の公式応援団体として認定されている。
 
 この日は大人3人と子供2人が演武を行い、静と動のコントラストがある迫真の演武に、参拝者らが見入っていた。東京都江戸川区から妻と訪れていた30代の男性は「剣を振る勢いがあった。鞘を回してから剣を振り下ろす様子がすごかった」と感嘆していた。  

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市川市国府台野球場の改修、市の説明と実態異なる
面積拡張で周辺樹木伐採

 市川市が「改修後も変わらない」と説明していた市国府台野球場の敷地面積が、実際には改修前より少し大きくなることが市への取材で分かった。この影響を受け、市が可能な限り保全していくと説明していた球場周辺の樹木が、北側(内野側)の594本(うち高木116本)については高木2本を残して全て伐採された。球場面積の拡大は基本設計の段階から分かっていたことで、市の説明内容の是非が問われそうだ。
 
 同球場は国府台公園(スポーツセンター)の中にあり、改修は2018年11月策定の同公園再整備基本計画に明記された。改修内容は、グラウンドの人工芝化やバックスタンドの改修、防球ネットや夜間照明の設置など。現在は解体工事をほぼ終え、実施設計を進めている。完成は23年3月の予定。
 
 内野側周辺の樹木が伐採されたのは今年8月~10月。1塁側と3塁側、バックネット裏のスタンドを改修前より外側に広げたことが影響した。スタンドの拡張は、19年3月に行われた基本設計で決まったが、市はその半年余り前の18年8月に行った住民説明会やパブリックコメントで「周辺樹木を保全する方針」「球場自体の大きさを変更しない予定」などと説明し、基本設計後の19年6月の市議会定例会でも「面積の変更は予定していない」「可能な限り既存の樹木を生かしながら整備していく予定」と答弁していた。
 
 球場の面積が変わらないという説明について、本紙の取材に市スポーツ課は、周辺の園路を含む野球場ゾーンの面積が変わらないという意味だったと説明。同課は「面積や既存の樹木への対応については説明不足だった。北側の樹木を伐採してしまったのは事実で、補植して対応する。現時点で、南側(外野側)は大部分の樹木を残す予定で進めており、方針が変わるときには明確にする」としている。  

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U16女子ジャベリックスロー
堀江中・三浦栞奈さん全国2位


メダルをかけ、賞状を手にする三浦さん

 浦安市立堀江中3年の三浦栞奈さんが先月24日、愛媛県松山市で開かれたJOCジュニアオリンピックカップ第52回U16陸上競技大会の女子ジャベリックスロー(中学生のやり投げ)で2位に輝いた。三浦さんが同種目を始めたのは4月からで、全国大会への出場も初めてだった。
 
 安全のため、長さ70㌢のやり状のポリエチレン製用具を投げる同競技。同大会では予選で投げた2本の成績の上位8人が決勝に進み、決勝でさらに2本を投げ、計4本の最高記録で競った。三浦さんは、1本目で自己ベストを4・4㍍更新する49・07㍍を投げて予選を1位通過したが、最後の4本目で逆転され、2位となった。三浦さんは「測り間違いかと思ったほど自分の距離は伸びたが、予選2位の人に抜かれて悔しかった。でも初の全国大会でこの成績を挙げられてとてもうれしい」と話した。
 
 三浦さんは中距離走の選手だったが、少年野球の経験があり肩も強いため、4月に赴任してきた大熊正博顧問の勧めでジャベリックスローの練習を開始。夏に「このままなら全国大会を狙える」と勧められ、引退せず練習を続けた。三浦さんは「夢中で取り組んできた。クラスのみんなから寄せ書きと一緒にもらったミサンガを付けて、実力以上の結果を出せた。感謝しています」と喜んでいた。  

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浦安市重度障害者等の支援サービス
就労・修学時も利用可能に

 浦安市は、障害者総合支援法に基づく重度訪問介護や同行援護、行動援護のサービスを利用する市民が通勤・就労時でもこれらのサービスを利用できる「重度障がい者等就労支援特別事業」を県内で初めてスタートさせた。重度訪問介護サービスの利用対象者の市民が大学等の修学・通学時に同サービスを利用できる「重度訪問介護利用対象者大学等修学支援事業」も始まった。
 
 就労・修学時やその移動時は、「通勤、営業活動等の経済活動に係る外出」「通年かつ長期にわたる外出」となり、以前は障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス等の利用対象外だったが、修学については2018年度から、就労については昨年10月から、地域生活支援事業の一つとして市町村の判断で利用できるようになった。
 
 浦安市は今年に入り、大学に進学した重度障害者から相談があったことから、修学支援とともに就労支援についても事業の整備を進めていた。
 
 就労支援は、1週間の所定労働時間が10時間以上であることが条件。企業に雇用されている場合、企業が「職場介助等助成金」を活用するなど雇用施策として支援を行うことが必要となる。
 
 利用者負担は費用の1割で、市民税非課税世帯者は無料。
 
 修学支援は、重度訪問介護サービスの利用対象者が、通っている大学や短大、大学院、高等専門学校、専修学校などが修学に必要な支援体制を構築するまでの間、同サービスを利用できる。大学などが、障害のある学生支援について協議する委員会や支援業務を行う部署、相談窓口を設置し、重度障害を持つ学生への支援を進めていることが条件。年度ごとに区切られ、支援継続が必要な場合は更新も可能で、その都度大学側の構築状況を確認していくという。
 
 利用者負担は費用の1割(30分当たり80円)で、市民税非課税世帯者は無料。
 
 利用希望者は、事前に市障がい福祉課(☎712・6393番)に相談する。  

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被災時に電気を供給するPHEVを浦安市に寄贈
不動産会社もとゆき


内田市長(左)に目録を手渡す平野社長(中央)と平野繁行会長

 浦安市の不動産会社・もとゆき(平野一哉社長)は先月20日、浦安市に災害支援車として、停電時に電気を供給できるプラグインハイブリッド車(PHEV、500万円相当)1台を寄贈した。
 
 1971年に創業し、今年50周年を迎えた同社が、「地元で育てていただいた会社。地域に恩返しがしたい」(平野社長)と市に相談して寄贈した。
 
 同日に市文化会館で贈呈式が開かれ、平野社長は「災害が起こらないのが一番だが、いざというときに市民の皆さんのために役立ててもらえれば」と、内田悦嗣市長に目録を手渡した。内田市長は「災害における停電時の電源確保は非常に大事。電源を供給でき、機動的に使える車があるということは、市だけでなく市民の大きな支えになる」と感謝した。  

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テーマに沿った本を紹介
交流施設「市本」オープン


市本でくつろぐ利用者

 JR市川駅北口横のいちかわ観光物産案内所があった建物が、市川市学習交流施設「市本」となって3日にオープンした。利用者層は社会人や学生がターゲット。月ごとのテーマに沿った本を読め、気に入れば購入できる。読書会や講演会など、テーマに沿ったイベントも開かれる。
 
 月ごとのテーマと施設に置く本は都内の運営事業者が決める。施設に置く本は25冊程度。館内ではコーヒーなどの飲み物やドライフルーツ、ナッツなども販売しており、8席あるカウンターで本を読みながら味わえる。
 
 イベントは定期的に開催。イベント開催時は貸し切りとなる。
 
 インスタグラムの同施設公式アカウントで、テーマと同施設に置いてある本(一日一冊ずつ)を紹介する。今月のテーマは「読書のたのしみ」とした。
 
 開館時間は、感染症対策のため今年度中は正午から午後8時まで。月曜日と祝日、年末年始は休館。
 
 問い合わせは同施設(☎326・2822番)。  

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