市川よみうり & 浦安よみうり online

次週休刊のおしらせ

 「市川よみうり」「浦安よみうり」は毎月第1―4週の土曜日発行です。
 今月第5週(8月31日)は休刊となります。
 次回の発行は9月7日です。

今週のNews

 □平和への願い込め、鐘の音響く〜市川市内7カ所
 □3年前の市川市でのいじめ重大事態〜第三者が初動対応など検証
 □大勢が輪を作り、踊り楽しむ〜浦安市納涼盆踊り大会
 □千葉県内の待機児童数〜浦安市が142人で最多、市川市が次いで138人
 □全国少年消防クラブ交流大会で連覇〜浦安市少年消防団
  


平和への願い込め、鐘の音響く〜市川市内7カ所


市川駅で鐘を鳴らす親子

 終戦記念日の15日、市川市ユネスコ協会(吉崎晴子会長)主催の恒例イベント「平和の鐘を鳴らそう」がJR市川駅や市内の寺、教会など7カ所で開かれ、多くの参加者が鐘を鳴らして平和を願った。
 
 同イベントは、ユネスコの提唱で国連が「平和の文化国際年」と宣言した2000年から毎年開催。今年は市内7カ所合計で、同協会の会員や学生ボランティアら約200人が参加した。
 
 市川駅のコンコースでは、参加者が黙とうに続いて「すべての生命を大切にします」「どんな暴力も許しません」「思いやりの心を持ち、助け合います」など、ノーベル平和賞受賞者たちによって作られた6項目の「わたしの平和宣言」を全員で読み上げた。構内には小さな鐘を設置。参加者や駅利用者らが、平和を願って鐘を鳴らしていた。
 
 「8月15日は決して忘れてはならない日。このイベントが戦争や平和について考えるきっかけになれば」と吉崎会長。参加した国府台女子学院高2年の井川彩恵さんは「だんだんと戦争を体験した人が少なくなっている。そういう人たちのお話をしっかり聞いて、次は私たちが主体となって平和の大切さや戦争の恐ろしさを伝えていけるようになれたら」と話していた。  

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3年前の市川市でのいじめ重大事態〜第三者が初動対応など検証

 市川市教育委員会は先月29日、およそ3年前に市立小学校で起きたいじめ重大事態について、事実関係や学校の初動対応などを第三者が検証する会議を開いた。今後、月1、2回会議を開き、検証結果を基に再発防止に向けた対応マニュアルの作成や、いじめ防止基本方針の改訂を年度内に行う。
 
 被害児童の父親によると、2016年8月、当時5年生だった男児が同級生に要求にされて1万円を取られたとして、父親が警察と学校に連絡。警察は、正当な理由なく大きなお金を動かしたとして、同級生に指導(補導措置)を行った。その後、男児は校内で同級生から威嚇されたため恐怖でほとんど学校に行けなくなり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いと診断された。
 
 男児は現在中学2年生。学区内の市立中学校への通学を望んでいるが、同級生も進学しているため、県外の公立中学校に通っている。
 
 被害男児父「学校は向き合って」
 
 いじめ防止対策推進法では、市立の学校でいじめ重大事態が発生した場合、学校または市教委は、第三者が参加する組織を設置して事実関係を調査し、市長に報告を行うと規定。今回のいじめは、同年10月末に男児の欠席日数が30日に達し、いじめ重大事態と判断された。
 
 市教委は同年に2度、第三者を交えたいじめ検討会を開催。だが、市教委の報告を基に会議室で協議しただけで、同検討会が当事者や保護者から聞き取り調査などを行うことはなかった。市教委は本紙の取材に「広い意味で法に定める調査組織の調査に当たる」としている。
 
 金銭の授受については、警察の捜査を理由に学校や市教委でも調査をせず、市教委は17年3月に市長報告書を提出した。同報告書では、加害児童が補導された事実や調査内容などは一切記載せず、威嚇行為のみをいじめと認定。調査書に対する被害者側の所見は添付されておらず、報告書の記載内容も被害者側から理解を得られなかった。
 
 所見を付けなかった不備などを受け、市教委は改めて市長報告書を作成し、被害者側の所見を添えて今年7月に提出。今度は補導の事実や、卒業直前に学校が行った当事者への聞き取り調査の内容も記載し、金銭の授受についても、被害児童が怖がっていることを理由にいじめと認定した。ただ、第三者組織による調査は行われず、記載内容も被害者側と意見の食い違いが残った。
 
 父親は先月29日、弁護士とともに市内で会見を開き、「犯罪の水準といじめの水準は別なのに、警察が動いているので調査できないというのは間違い。被害者側が望んでいた聞き取りを行わなかったことも、被害者のPTSDを言い訳にしていた」と、学校と市教委の対応を批判。父親は「児童がいじめを相談したら、学校は向き合ってもらいたい。行動を起こさないことは許されない仕組みを作ってほしい」と語った。  

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大勢が輪を作り、踊り楽しむ〜浦安市納涼盆踊り大会


盆踊りを楽しむ来場者たち

 浦安市と同市自治会連合会共催の納涼盆踊り大会が14日と15日に市立浦安小の校庭で開かれ、大勢の人たちが楽しんでいた。
 
 「親から子へ 子から孫へ つなごう踊りの輪 元町から中町へ 中町から新町へ つなごう浦安の心」を合言葉に毎年開かれている同大会。『浦安盆踊り唄』『炭坑節』『きよしのズンドコ節』などの曲が流れ始めると、浴衣姿の女の子など大勢の人がやぐらを囲んで輪を作り、踊りを楽しんでいた。
 
 会場に近い中央公民館前の通りには、焼きそばやたこ焼き、射的、金魚すくいなど約90の模擬店が出店。大勢の人々が行列を作っていた。家族で訪れていた市立浦安小4年生の男の子は「人がいっぱいで歩くのが大変だけど、食べたり、射的をしたり、いろいろな屋台があって楽しい」と笑顔だった。  

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千葉県内の待機児童数〜浦安市が142人で最多、市川市が次いで138人

 今年4月1日時点における県内の保育所などの待機児童数がこのほど県によって発表され、市町村別では浦安市が142人で県内最多、138人の市川市が2番目に多いことが分かった。県全体では1020人で、昨年同時期に比べて372人減少した。
 
 浦安市の待機児童数は2015年で29人だったが、その後昨年まで3年連続で増加。昨年は168人で、385人だった市川市に次ぐ県内2番目の多さだった。今年は昨年に比べて26人減少。ただ、市川市が昨年比247人減の138人と大きく減少したため、浦安市が142人で最多となった。
 
 浦安市では昨年度、3つの保育園が開園し、待機児童数の多い0~2歳の定員が97人分増えるなど総定員数が142人分増えたが、大幅な待機児童減少にはつながらなかった。市は今後も引き続き、認可保育園や小規模保育園の整備促進を図ると共に、東西線浦安駅付近の元町地域に待機児童が集中する課題の解消を目指すとしている。
 
 県全体の待機児童数は2017年の1787人から2年連続で減少。待機児童が50人以上の自治体は浦安市、市川市、印西市、習志野市、市原市、船橋市、木更津市、君津市の8市だった。  

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全国少年消防クラブ交流大会で連覇〜浦安市少年消防団


連覇を飾った浦安市少年消防団のメンバー(市消防本部提供)

 全国少年消防クラブ交流大会が先月31日から今月2日まで、徳島市で開かれ、浦安市少年消防団が合同訓練で連覇を飾った。
 
 同大会は2012年から毎年開かれており、避難所体験や地元の消防団との交流会などが行われる。
 
 今年は全国53のクラブが参加。今月1日に開かれた合同訓練では、クラブ対抗リレーとクラブ対抗障害物競走でタイムを競い合った。
 
 中学生で構成するクラブも多い中、浦安市少年消防団は市内の小学6年生5人で出場。放水に使う筒先をバトンにして障害物を越えていくリレーでは5位だったが、障害物を越えながらホースを展張・延長し、全員でゴールを目指す障害物競争では1位となり、総合優勝した。
 
 同団の優勝は2年連続2回目。団員たちは「結果が出るまではドキドキだったけど〝浦安〟と発表されてみんなで喜んだ」「連覇できて良かった」「教えて下さった先生方に感謝したい」などと喜びを語った。  

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