市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □ 浦安市PCR検査センター終了
 □ 浦安市徘徊する認知症患者の発見へ~QRコードとスマホ使い通知
 □ 市川市と市内5大学、企業などが連携~学生の育成などで協力
 □ 市川市役所新第1庁舎~4階から上がオープン
 □ 次期市川市長選~田中氏出馬表明
 □ 東野パティオ居住棟~コロナ影響 事業開始11月
  


浦安市PCR検査センター終了

  浦安市は、新型コロナウイルス感染症対策として6月から週1回、同市医師会の協力を得て実施してきたドライブスルー方式のPCR検査センターを8月末で終了した。当初から3カ月の予定だったことに加え、検査を受けられる市内の医療機関が増えたため。同センターでは3カ月間で69人を検査し、3人の陽性者が判明した。
 
 今後もPCR検査は、帰国者・外来者接触センター(市川保健所☎377・1103番=平日午前9時〜午後5時)や県の電話相談窓口(☎0570・200・613番=平日午後5時〜午前9時と土・日曜日、祝日)、かかりつけ医に相談した上で、医師の判断のもと、体制が整った市内の医療機関で受けられる。  

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浦安市徘徊する認知症患者の発見へ
情報共有サービス導入
QRコードとスマホ使い通知


襟元や袖口などに貼り付けたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取り、徘徊している認知症患者を通知する=東邦ホールディングス提供

  浦安市は7月1日から、徘徊などで家に戻れなくなった認知症患者の身元確認や家族への引き渡しを円滑にするため、高齢者保護情報共有サービスを導入している。対象者の服などに貼ったQRコードを発見者がスマートフォンなどで読み取ると家族に通知メールが届き、伝言板サイトで発見者と家族が連絡を取り合って対象者を家族に引き渡すことができる。先月6日現在、全国100市町村で導入されているシステムで、市は「シールを貼った方を見かけたらQRコードを読み取ってほしい」と、市民に広く呼び掛けている。
 
 開始したサービスは、東邦ホールディングスが提供する「どこシル伝言板」。事前に市高齢者福祉課に申し込み、身体的特徴や保護時に注意すべき点などの情報を登録すると、服に貼ったまま洗濯できる耐洗ラベル30枚と、蓄光シール10枚の計40枚がその場で、無料で交付される。伝言板サイトで登録情報を見られるのは家族と市の担当者、発見者のみ。登録情報に個人情報は無く、発見者と家族も連絡先など個人情報を明かさずにチャット形式でやり取りができる。
 
 市は1998年度から、GPS(衛星利用測位システム)を利用した民間の徘徊高齢者検索サービスの利用料等を一部助成してきたが、費用が掛かることや対象者がGPS端末を置き忘れて外出することもあるなど課題は多く、助成の利用者が減少したため2018年度に廃止した。徘徊情報は市の「重要なお知らせメール」で配信しているが、家族などから捜索を依頼された警察が市に報告して配信されるため時間を要する。
 
 今回のサービスは、24時間365日誰でも協力ができ、発見者の通報することへの戸惑いなどの軽減も期待される。また、市は同サービスのデータを基に市内の実態把握にもつなげたいとしている。
 
 対象は在宅で介護を受けている高齢者や、行方不明になる恐れがある認知症患者。市高齢者福祉課によると、7月のサービス開始以来、8月26日現在で15人が登録しており、利用者から「こういうサービスが欲しかった」という声も出ているという。
 
 問い合わせは同課(☎712・6527番)。  

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市川市と市内5大学、企業などが連携 学生の育成などで協力


(左から)東京ベイ信金の酒井理事長、同プラットフォームの原科代表、京成電鉄の三枝紀生会長、県税理士会市川支部の山田支部長

 市川市内の5つの大学・短大と同市、市川商工会議所で構成する「大学コンソーシアム市川産官学連携プラットフォーム」は先月5日、京成電鉄(本社市川市、小林敏也社長)、東京ベイ信用金庫(本店市川市、酒井正平理事長)、県税理士会市川支部(山田浩一支部長)の3者それぞれと包括協定を結んだ。
 
 同プラットフォームが「産官学で連携し、地域社会の発展に貢献する学生を育成したい」と協定を提案し、実現した。この協定により、3者は学生らを対象にそれぞれ、京成グループの事業の現場見学や、金融の理解を深めるための講座、税務教育などを行う予定。同日、千葉商大で開かれた締結式で、同プラットフォームの原科幸彦代表(千葉商大学長)は「念願かなって、地域を代表する3者と協定を結べて大変喜んでいる。しばらくはコロナの影響で動きづらいが、工夫して活動を進めていきたい」とあいさつした。
 
 同プラットフォームに加盟する大学・短大は次のとおり。
 
 ▽千葉商大▽和洋女子大▽東京医科歯科大教養部▽昭和学院短大▽東京経営短大  

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市川市役所新第1庁舎 4階から上がオープン


テープカットで開庁を祝う村越市長(中央)ら

 地上7階、地下1階建ての市川市役所新第1庁舎がこのほど完成し、4階から上の供用が先月25日から始まった。同日には同庁舎2階で開庁記念式典が開かれ、村越祐民市長や工事関係者らが開庁を祝った。
 
 同庁舎は2017年度に建設を開始。当初は、今年8月に全面供用を開始する予定だった。しかし、18年に就任した村越市長は、来庁者が1つの窓口で複数の申請ができる「ワンストップ窓口」の実現に向け、複数の部署から職員が駆けつけるために1階と2階を結ぶ中央階段が必要と判断。庁舎完成直後に階段増設工事に着手しており、工事期間中は1〜3階は使用できなくなっている。
 
 1〜3階の供用開始は来年1月の予定。それまでは、市民課や税関係、子育て関係など市民が訪れることの多い部署の窓口は、第2庁舎(仮本庁舎)やアクス本八幡など、これまでの場所と変わらない。
 
 新型コロナウイルスの影響で時間や規模を縮小して開かれた開庁式には、市議会議員や工事関係者、地元自治会長ら約30人が出席。あいさつに立った村越市長は「庁舎はあくまで仕事の場。われわれがどのような仕事をここで行っていくかということで、まさに私どもの真価が問われる」と、今後の市政への意気込みを語った。  

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次期市川市長選 田中氏出馬表明



 元衆議院議員の田中甲氏(63)が先月25日、市川市庁舎で会見を開き、2022年4月に任期満了を迎える市川市長選挙に出馬する意向を表明した。
 
 田中氏は市川市議1期、千葉県議2期を経て、1993年から2003年まで衆院議員を3期務めた。一昨年4月の前回市長選にも出馬し、次点で敗れている。
 
 会見で田中氏は「現在の市政に不満を持っている市民の声をすくい上げるセンターになっていきたい」と、早期出馬表明の理由を説明。「正しい税金の使い方をする」「情報公開を徹底する」「行政への信頼を取り戻す」と意気込みを語った。  

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東野パティオ居住棟 コロナ影響 事業開始11月

 浦安市が東野1丁目に整備中の東野地区複合福祉施設(愛称・東野パティオ)の居住棟の完成が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れている。このため、居住棟に入るグループホーム、短期入所、放課後等デイサービス、子育て短期支援事業のスタートが、予定より1カ月遅い11月1日にずれ込む予定だ。
 
 同施設は、約1万4800平方㍍の敷地に、4階建ての通所棟と3階建ての居住棟を建設する計画で、昨年2月に着工。当初は、通所棟・居住棟ともに4月1日に運用を開始し、11事業のうち8事業が同日にスタートする予定だったが、敷地内で汚染土壌と軟弱地盤が確認され、地盤を改良したため、通所棟の事業開始は5月1日(一部は8月1日)、居住棟の事業開始は10月1日にずれ込んだ。
 
 だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で資材搬入が遅れたため、通所棟で5月1日に開始を予定していた4事業のうち3事業のスタートが1カ月遅れた。居住棟は、政府の緊急事態宣言を受け4月23日以降、人員を減らすなど密を避けるために工事の規模を縮小したため、7月末までの予定だった工期が9月末までずれ込んだ。周辺工事は10月末に完成予定だという。  

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