市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

今週のNews

 □33年に一度〜八幡宮の式年大祭にぎわう
 □救急出動は過去最多、火災出動100件切る〜昨年の市川市
 □市民ら2千人がプロ野球楽しむ〜浦安市に公式戦行える新球場オープン
 □浦安市の内田新市長「継続と刷新」「選択肢広がる街」掲げる
 □市川シビックロータリー〜朝食選手権で文科大臣表彰
 □浦安市「ラグビーのまちで盛り上げたい」〜ラグビーW杯2019公認キャンプ地に立候補
 □熊澤南水さんと古今亭菊之丞さん〜文化庁芸術祭賞で受賞
 □高齢者増加を受け新規開設〜浦安市富岡に地域包括支援センター
 □自助、共助が大切な理由を解説〜浦安市防災講演会
 □中学・高校生含む約50人が参加〜赤レンガのPR・活用など話し合う
 □ハワイ気分楽しむイベント〜イクスピアリで16日まで
 □市川市景観賞に2団体
 □わんぱく相撲浦安場所〜小学生の出場者を募集中
 □シニア劇団「波瀾ばんばん座」本公演〜今回はハートフルコメディー
 □これからのイベントなど


33年に一度
八幡宮の式年大祭にぎわう


随神門の前で神輿をもむ参加者

 市川市八幡の葛飾八幡宮で先月31日から4月3日まで、同神社の33年に一度の祭事「三十三周年式年大祭」が開かれ、市内外から訪れた大勢の人々でにぎわった。
 
 同神社は、寛平年間(889~898年)に創建され、古くから33年ごとに同大祭が開かれてきた。今回は、大神輿の渡御や稚児行列、葛飾八幡宮神楽、市民団体らによる約70のステージなど、多種多様なイベントで大いに盛り上がった。
 
 2日に行われた大祭メーンの大神輿の渡御には約800人が参加。お囃子に先導された神輿が町を練り歩き、威勢の良い掛け声を響かせていた。終着点の随神門前では、名残惜しむかのように約1時間も神輿をもみ続け、見物人から自然と手拍子が湧き出るなどこの日一番の盛り上がりを見せていた。2日に松戸市から来ていた男性(74)は「剣舞やダンス、歌などのステージイベントはどれも楽しかった。でもやっぱり神輿の渡御が何よりも良かった」と笑顔だった。  

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昨年の市川市
救急出動は4年連続過去最多
火災出動、30年ぶり100件切る

 市川市消防局はこのほど、昨年1年間の市内の火災出動件数と救急出動件数をまとめた。救急出動件数は、4年連続過去最多となる2万2195件(前年比226件増)で、初めて2万件を超えた平成23年から6年連続で2万件超えとなった。火災の発生件数は82件(同24件減)で、30年ぶりに100件を下回った。
 
 火災の主な原因は、放火(疑い含む)18件(前年比9件減)、タバコ12件(同5件減)、コンロ8件(同2件減)などでいずれも減少。死者数は前年より4人少ない2人で、負傷者も前年から5人減の17人だった。
 
 救急車の出動理由は急病が全体の60%(1万3357人)で最も多く、一般負傷14%(3173人)、交通事故7%(1580人)と続いた。搬送人員は前年比242人増の2万198人。通報を受けたが相手からの返事がなかったケースや、現場に駆けつけても誰もいなかったケース、軽傷で搬送の必要がなかったケースなど不搬送は合計2141件だった。
 
 搬送者の傷病の程度は重症者が7%(1386人)、中等症が40%(8079人)。軽症は52%(1万468人)で、全体の半数以上を占めた。  

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市民ら2千人がプロ野球楽しむ
浦安市に公式戦が行える新球場オープン


イースタンリーグのロッテ対巨人戦を楽しむ球児ら

 浦安市運動公園野球場が先月31日にオープンし、翌1日にプロ野球イースタンリーグ(2軍)公式戦のロッテ対巨人戦が行われた。2500人収容の球場で同市少年野球チームの球児や一般観客ら計2046人が、浦安市内初のプロ野球の試合に声援を送っていた。
 
 初の試合に際し内田悦嗣市長は「青少年の健全育成、市民の健康増進、豊かな社会生活を実現することができるよう、浦安市と千葉ロッテマリーンズが互いに協力し、ますますの地域振興や地域貢献をしたい。公式戦が行える市内唯一の球場で、西武ドームと同じ人工芝は天然芝により近い。照明設備があり、ナイターもできる。この野球場が市民の皆さんの野球を通じた健康作りや交流の場となることを願っている」とあいさつした。
 
 ファーストピッチセレモニーで投手を務めたのは、昨年の秋の市内大会で優勝した元浦安ファイターズピッチャーの松崎圭佑君(中学1年)。打席にはロッテの福浦和也選手が立った。松崎君は「とても緊張したけど、新球場でプロ選手、それも福浦選手を相手に投げられてとてもうれしい」と話していた。
 
 会場にはロッテのマスコットとチアガール・Mスプラッシュが応援に訪れた。Mスプラッシュのメンバーは「2軍の試合では来ることは少ないが、新球場のオープンなので応援に来た」と言う。  

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浦安市の内田新市長
「継続と刷新」「選択肢広がる街」掲げる


市民らに拍手で迎えられて初登庁する内田新市長

 先月26日の浦安市長選で初当選した前県議の内田悦嗣氏(52)=自民、公明推薦=が同28日午後、初登庁した。記者会見で内田市長は「継続と刷新」を進め、「選択肢の広がる街にしたい」との目標を語った。
 
 内田市長は、玄関で職員から贈られた花束を手に、職員や訪れていた市民の拍手に迎えられ、執務室へ。
 
 この後、記者会見し、スローガンに掲げた「継続と刷新」に関し、「事業の見直しは、先入観を持たず、市民の声や考えが反映されているかを見極め、専門家の意見も参考に、反映されていない事業はすっぱり切る」と言明。また、「市民にはそれぞれ違った課題や悩みがある。マイナーなスポーツへの目配りなど、これしかできないではなく、選択肢の広がる街にしたい」などと抱負を語った。
 
 東日本大震災による液状化被害を受けた住宅地での対策工事が遅れている点にも言及。「別の工法があるのか、全体の10%しかできないいまの制度以外の新たな制度についても国、県とのパイプの中で考えたい」とした。
 
 東京臨海高速鉄道りんかい線とJR京葉線の相互乗り入れ・直通運転にも触れ、「運賃体系と過密ダイヤが課題だが、信号制御システムの進化でダイヤの増加も可能と聞く。東京五輪を前に会場となる幕張メッセへの直通は東京都の求めるところで、都や県と共にJRなどに要望したい」などと、実現への意欲を見せた。
 
 続いて、市庁舎隣の市文化会館で市幹部職員ら約250人を前にあいさつ。市職員が守るべき原則として、①市役所ではなく市民が主役の施策・事業の実行②公平公正な職務に徹する③情報公開――の3項目を挙げ、「特定の人や団体の声に偏せず、市民の目線で10年後、20年後も見据え、行政のプロとしてのプライドを持って仕事を」と要請した。
 
 ◆
 
 初登庁に先立ち内田氏は開票翌日の3月27日、市役所で市選挙管理委員会の増田勉委員長から当選証書を受け取った。報道陣から感想を聞かれた内田氏は「身の引き締まる思い。市民の期待の大きさを感じている」と話していた。  

中村健副市長辞職

 浦安市副市長の中村健氏(70)は先月27日、内田悦嗣・新市長あてに辞表を提出、受理された。
 
 中村氏は前市長の松崎秀樹氏が平成19年7月に副市長に選任。今年2月に松崎氏が知事選に立候補するため辞職した際、市長職務代理者となり、内田氏の当選時まで務めていた。
 
 これにより、同市の副市長は石井一郎氏1人となった。  

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市川シビックロータリー
朝食選手権で文科大臣表彰


表彰状を手に記念撮影する市川シビックロータリークラブの会員と昭和学院短大の学長ら

 市川シビックロータリークラブが昭和学院短大との共催で毎年開いている「市川市小学生朝食選手権」がこのほど、「平成28年度優れた『早寝早起き朝ごはん』運動の推進にかかる文部科学大臣表彰」を受けた。
 
 同表彰は、適切な運動や栄養バランスの良い食事、十分な休養や睡眠など、子供たちの基本的な生活習慣の定着に向けた活動のうち、特に優れていると認められる活動を対象に平成24年度から隔年で実施しており、昨年度で3回目。同運動の10周年となった昨年度は、都道府県などから推薦を受けた63団体が表彰された。
 
 市川市小学生朝食選手権は、「子供たちが朝食の重要性を知り、自ら朝食を作れるようになってほしい」と、市川シビックロータリークラブが同23年度から毎年度開催。市内の小学生たちが4人一組でオリジナルの朝食を作り、審査員が味や盛り付け、栄養面などを基準に賞を贈っている。
 
 先月17日には東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで表彰式が行われ、各団体に表彰状が贈られた。同選手権の立ち上げに携わった同クラブの田中康雄さんは「長年子供たちの健全育成を願ってやってきた活動が、さまざまな人たちの協力のもとに実行できて感謝している。この表彰を励みに、今後もこの活動が長く続くように頑張っていきたい」と喜んでいた。  

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浦安市「ラグビーのまちで盛り上げたい」
ラグビーW杯2019
公認キャンプ地に立候補

 浦安市は1日、ラグビーワールドカップ2019の公認キャンプ地に立候補したと発表した。市はラグビーの機運を高め、浦安をラグビーのまちとして盛り上げたい考え。
 
 同大会は平成31年9月から11月にかけて日本国内の12会場で開かれ、世界の20チームが参加する。公認キャンプ地は、同大会組織委員会の審査の後、参加するチームの視察を経て、大会前年の同30年夏ごろに決まる見込み。同キャンプ地への申請件数は現在、全国76件あるという。
 
 浦安では2月、小学生ラグビーチーム・浦安ウイングスがサントリーカップ第13回全国小学生タグラグビー選手権(東京都調布市)で準優勝した。全国大会は4回目の出場で、昨年の3位から成績を上げている。また、来年3月には、ジャパンラグビートップリーグのNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスのホームグラウンドが市内高洲に完成し、選手との交流や、練習の見学ができるようになるなどラグビーが身近になる。
 
 市は「ワールドカップの機運に乗じて立候補した。ラグビーの機運を高めていくには市民の皆さんの応援と参加が欠かせない。市一丸となって盛り上げたい」と言う。  

タグラグビー楽しもう!
あす9日、陸上競技場

 浦安市ラグビーフットボール協会はあす9日午前10時から午後4時まで、市民タグラグビー祭2017を市総合運動公園(舞浜2の27、JR舞浜駅から徒歩約10分)陸上競技場で開く。少雨決行、荒天中止。
 
 タグラグビーは、パスをつないで相手ゴールを目指してトライすることはラグビーと同じだが、1チームの人数は5人制で、相手の攻撃を止めるタックルの代わりに、相手の腰についているマジックテープのタグを取るスポーツ。当日は、タグラグビーをトッププロ選手と女子セブンスラグビー選手らと一緒に体験できる。
 
 同協会は「相手にぶつかるプレーはないので、子供から大人まで誰でも気軽に楽しめるタグラグビーを体験してほしい」と言う。
 
 参加無料。申し込み不要。動きやすい服装で参加する。
 
 問い合わせは同協会・辻田さん(☎381・0080番)。  

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熊澤南水さんと古今亭菊之丞さん
文化庁芸術祭賞
大衆芸能部門優秀賞を受賞
市川市ゆかりの朗読家と落語家


贈呈式で壇上に上がる古今亭菊之丞さん(左)と熊澤南水さん(中央)

 全国各地で文学作品の一人語り公演を行っている市川市市川在住の朗読家・熊澤南水さん(75)と、市川市ゆかりの落語家・古今亭菊之丞さん(44)がこのほど、「平成28年度文化庁芸術祭賞」の大衆芸能部門で優秀賞を受賞した。
 
 同芸術祭は昭和21年から毎年秋に開催。期間中、関東・関西で行われた「演劇」「音楽」「舞踊」「大衆芸能」の各部門の参加公演と、「ドラマ(テレビ)」「テレビドキュメンタリー(同)」「ラジオ」「レコード」各部門の参加作品の中から、大賞と優秀賞、新人賞を表彰している。71回目となる今回は37件が受賞。大衆芸能部門は参加公演54件の中から、大賞1件、優秀賞3件、新人賞2件が選ばれた。
 
 熊澤さんは小学校時代を青森県で過ごし、東京都に引っ越してきたときに津軽弁をばかにされた悔しさから「将来は言葉を使う仕事に就く」と決意。40歳のときに女流作家・樋口一葉の作品に感銘を受けて朗読の世界に足を踏み入れた。当初は、市川市内の公共施設などで朗読を披露することが多かったが、次第に全国で公演をするようになった。
 
 平成3年には日本文化振興会の国際芸術文化賞を受賞。同23年には、下町の暮らしと文化、平和に貢献した人に贈られる下町人間庶民文化賞を受賞している。
 
 菊之丞さんは、市川市稲越町の県立国分高校を卒業した平成3年に故・古今亭圓菊に入門し、落語の世界に飛び込んだ。同13年には市川市民文化賞奨励賞、同14年にはNHK新人演芸大賞落語部門大賞を受賞。同15年に真打ちに昇進すると、同25年には芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。
 
 今回の芸術祭で、熊澤さんは「明瞭な発音や、言葉への丁寧なアクセスを積み重ね、それをひとつの世界に昇華させた技量は、長年、朗読に真正面から取り組んできたひとつの到達点」、菊之丞さんは「得意ネタ3席をバランスよく、誰もが楽しめる独演会に見事にまとめた」と評価された。
 
 贈呈式後、熊澤さんは「7回目の挑戦にして初めて受賞することができて本当にうれしかった。やっと答えが出たという気持ち。朗読を勉強している人はごまんといるので、私がこの賞を受賞したことで、朗読が認められたと思う。以前から交流のある菊之丞さんと一緒に受賞できてうれしい」、菊之丞さんは「5回目くらいの挑戦だったが、今回やっと賞を頂くことができた。何十組とエントリーしている中から選ばれることはなかなか難しいこと」と、それぞれ受賞の喜びを語った。  

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高齢者増加を受け新規開設
浦安市富岡に地域包括支援センター


ともづな富岡の外観

 浦安市は1日、高齢者に関するさまざまな相談に応じる「ともづな富岡(地域包括支援センター)」を富岡交番隣の交差点角(富岡3の1の9)に開設した。
 
 同センターは、高齢者になっても住み慣れた地域で生活を続けられるように、高齢者に関する健康や医療、福祉、介護などのさまざまな相談に、保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門職が電話や訪問、同センターで直接応じ、随時対応する。
 
 具体的には、介護保険サービスや認知症に関すること、忘れ物が多くなったこと、足腰が弱くなり外出が不安になっていること、様子が気になる高齢者がいること、高齢者が通える場所、認知症サポーターや介護予防リーダーの養成などの相談に応じている。
 
 開設は高齢者人口が増えているためで、担当する地区(東野、舞浜、富岡、今川、弁天)の昨年度の高齢化率は10・9%~29・5%になっている。
 
 窓口の受け付け日は平日と祝日、振り替え休日、受け付け時間は午前9時~午後5時。
 
 問い合わせはともづな富岡(☎721・1027番、FAX721・1026番)。
 
 そのほかの地域包括支援センターは次のとおり。
 
 ▽ともづな猫実(市役所3階、☎381・9037番、平日午前8時半~午後5時)
 
 ▽同浦安駅前支所(北栄1の1の16、旧市民活動センター1階、☎351・8950番、月~土曜日午前9時~午後5時)
 
 ▽同新浦安(入船1の2の1、新浦安駅前プラザマーレ2階、☎306・5171番、平日・日曜日午前9時~午後5時)
 
 ▽同高洲(高洲9の3の1、特別養護老人ホーム内、☎382・2424番、平日午前9時~午後5時)。  

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自助、共助が大切な理由を解説
浦安市防災講演会


重川教授が過去の災害を例に分かりやすく解説

 浦安市は先月23日、中越大震災ネットワークおぢや副会長で常葉大学環境防災学部教授の重川希志依さんによる防災講演会を開き、災害現場を見続けてきた重川さんが説く自助と共助の大切さを聴講者約90人が学んだ。
 
 重川さんは、防災の目的に「命を守る」「生き残った人の暮らしをつなぐ」「人と地域の再建・復興」を挙げ、具体的な被害の抑止・軽減策を過去の災害を例に紹介した。
 
 【思い込み】
 
 阪神・淡路大震災の死者の9割は自宅の下敷きになった。一方、地下は地下鉄が震災後も動き続けた。皆が危険だと思っている不特定多数が使う場所は安全基準が高く、維持管理もされている。多くの人命を奪ったのは、人々が自ら対策をしていなかったわが家。
 
 【取り組むこと】
 
 平成11年の駿河湾地震(震度6)でのアンケート(2049人)のうち約半数(975人)が危険を感じたが、避難行動を取ったのは4%。東日本大震災では実際に97%が生き残った。岩手県田老町では防潮堤を築くだけでなく、高台の土地を緊急時に開放することとし、事前に行政が階段やスロープを設けた。お年寄りも日々、散歩で上り下りをした。防災で大事なことは実際に取り組むこと。
 
 【人の力】
 
 火災は延焼する。しかし、兵庫県西宮市では延焼しなかった。断水時も使えるビルの受水槽を使うこと、学校プールの水をバケツリレーで活用することなどを消防が市民に教え、市民が訓練していた。組織作りより、人作り。立派な装備より、地域に根差した人の力が重要である。
 
 【リーダー】
 
 被災直後、人は茫然自失になる。そこで大声で指図する人がいると、烏合の衆は貴重な地域の防災力になる。声をかけられて人は我に返り、指示に従う。文句を言う人も出てくるが、それは時間が経ってからのこと。
 
 【組織の力】
 
 避難所ではお年寄りなどのおむつ交換時に周囲から文句が出る。家族は食事を減らし、その結果、肺炎で人が死んでいく。だが、班を作るとルールが生まれ、弱者を守る思いやりが生まれた。コミュニティの力のすごさである。
 
 【助かる方法はシンプル】
 
 人々は家族の安全を確認した後、両隣に声を掛け、救助・消火にあたった。この段階で自治会や自主防災組織は不要。両隣りがつながっていることで自治会全てがつながる。助けてもらいたければ、助けてもらえるネットワークを作ること。表札も出さず、自治会費も払わない人、特に一人暮らしのサラリーマンが弱者になる。  

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中学・高校生含む約50人が参加
赤レンガのPR・活用など話し合う


中高生が赤レンガに対する思いなどを発表

 市川市市川の山崎製パン総合クリエイションセンターで先月25日、県が所有する市川市国府台の赤レンガ建築物の保存・活用について考えるイベントが開かれ、約50人の参加者が意見を出し合った。
 
 国府台の赤レンガ建築物は、平成14年まで旧県血清研究所の薬品倉庫として使用されていた。明治時代中頃に建てられたと推測されており、レンガの積み方は国内では数少ないフランス式。戦前は旧日本陸軍が兵器庫として使用していたとみられており、市内に残る唯一の軍関連施設だ。
 
 ただ県は同建築物を保存せず、旧血清研究所の敷地と一体で処分する方針。市も取得を検討したが、敷地の有効活用方法を見いだせない上、同地には土壌改良や文化財保護の多大な費用が発生するリスクがあるとして断念している。
 
 今回のイベントを開いたのは、同建築物の保存・活用に向け活動している市民団体「赤レンガをいかす会」(吉原廣代表)。昨年10月には、県内の中高生約30人が同建築物の広報・活用方法などを話し合うワークショップを開いており、今回のイベントにも同ワークショップに参加した中高生5人が参加した。
 
 前半は、中高生5人が「赤レンガについて調べていくうちにすごく興味が湧いてきた。もっと若い人たちに知ってほしいと思った」「演奏会などを開けば、聴きに来た人に赤レンガを知ってもらえるし、赤レンガを見に来た人に演奏を聴いてもらえて、どっちにも利点がある」「ティッシュを作って配ればもっと広まる」「チラシを小学生に配れば親の目にも届く」などと、同建築物に対する思いやPR方法などを発表。中高生の発想力豊かな提案に、参加者の大人たちも感心しきりだった。
 
 後半は、歴史や自然、建築物などの専門家や一般参加者らによるリレー・トーク。署名活動や専門家の意見書が自然保護に効果を発揮したことや、官公庁用などで利用されてきた城が取り壊されずに残ったことなど市内外の事例を紹介するとともに、「国際交流の場に使ったらどうか」「中高生が集まって使える所にしてはどうか」など、赤レンガが保存された場合の活用方法についても活発に意見を交わしていた。  

赤レンガのパンフ発行
中学・高校生が制作

 同会はこのほど、昨年10月に開いた中高生ワークショップの参加者がワークショップの成果をもとに作成したパンフレット=写真=を発行した。
 
 A5版18㌻のオールカラーで、タイトルは『知ってる? 市川の赤レンガ倉庫 Who is she?』。生徒たちが赤レンガ建築物を優しく女性的に感じたことなどから、同建築物を女性に擬人化した。
 
 全4章の構成で、第1章では赤レンガ自身が「私」を主語に語り口調で自己紹介。第2章では、レンガのフランス積みについて分かりやすく解説している。
 
 第3章では、同ワークショップの概要を紹介。第4章では、「研究所をテーマにした喫茶店」「赤レンガをイメージしたスマホカバーの販売」「赤レンガフェスの開催」など、同ワークショップで出された中高生たちの提案を紹介している。
 
 同会は、このパンフレットを希望者に無料で配布している。
 
 問い合わせは同会(☎・FAX369・7522番=NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク内)。

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ハワイ気分楽しむイベント
イクスピアリで16日まで


過去のフラステージの様子

 イクスピアリは16日まで、同日に東京ディズニーリゾートの多目的ホール・舞浜アンフィシアターで開かれるハワイ音楽最高峰の祭典「ナ・ホク・ハノハノ・アワード2017ミュージックフェスティバル40thアニバーサリー」と連動し、ハワイ気分が楽しめるイベントを開いている。
 
 土・日曜日の4日間は正午から午後5時まで、フラチーム総勢80組によるパフォーマンスや本格的ハワイ音楽のライブを2階セレブレーション・プラザで開催。あす9日は、フラ最高峰の祭典メリー・モナークでミス・アロハ・フラを、ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは最優秀女性ボーカリスト賞を獲得しているナタリー・アイ・カマウウがゲストで登場する。観覧無料。
 
 14~16日の午前10時から午後5時まではワークショップ「ハワイアンメモリーカード作り」「海のグラスサンドアート作り」を同プラザで開催。参加無料。サンドアートは予約が必要。当日会場で受付。
 
 15日にはアートと生演奏、フラのコラボレーションとトークショーが楽しめるショーを午後1時半と同7時の2回、シネマイクスピアリのシアター4で開催。料金は中学生以上3800円(税抜き)、小学生以下2千円(同)。
 
 ハワイメニューやグッズを扱う8店舗では特典あり。2階トレイダーズ・パッセージではハワイ関連の9店舗が期間限定で出店。
 
 問い合わせはイクスピアリ(☎305・2525番=午前10時~午後7時)。

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市川市景観賞に2団体
「クリーングリーンいちかわ」
「まちづくり家づくり Cafe Ichikawa」


記念撮影する(右から)「まちづくり家づくり Cafe Ichikawa」の森田芳夫さん、大島久枝さん、髙木さん、大久保博市長、市川市景観審議会の木下勇会長、「クリーングリーンいちかわ」の大倉さん

 市川市は先月31日、良好な景観づくりに貢献している個人・団体に贈る「市川市景観賞」の表彰式を市役所で開き、2団体を表彰した。
 
 同賞は、平成19年度から毎年度行われており、これまでに36組が受賞。今回は、鬼高や八幡、鬼越地域で草花の植栽や維持管理、清掃活動を行っている「クリーングリーンいちかわ」と、街を美しくするために市民と一緒に意見交換したり、「いちかわ街歩きガイドマップ」を刊行したりしている「まちづくり家づくり Cafe Ichikawa」の2団体が受賞した。
 
 「クリーングリーンいちかわ」の大倉寿一郎代表(90)は「これまでこの活動を続けてこられたのはみんなが喜んでくれたから。もう一年、頑張ってみたい」と目を細めていた。「まちづくり家づくり Cafe Ichikawa」の髙木彬夫代表(79)は「我々の活動にとって賞をもらえたのは意味があること」と話していた。

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わんぱく相撲浦安場所
小学生の出場者を募集中

 浦安JC(浦安青年会議所)は、5月13日に浦安市総合体育館(舞浜2の27)で開く小学生の相撲大会「第29回わんぱく相撲浦安場所」の参加者を募集している。
 
 対象は浦安市内在住・在学の小学1年生から6年生までの男女。開会式は午前8時半から行い、各学年の予選を勝ち抜いた上位4人は午後からの本戦トーナメントに出場する。終了は午後2時50分ごろ。
 
 4年生以上の個人戦男子優勝者は県大会への出場権が与えられる。県大会の成績優秀者は両国国技館で開かれる全国大会に出場できる。
 
 今回のテーマは「最後まであきらめるな!」で、本戦トーナメントは同じ相手に2勝しなければ勝利にならないルールを採用。同JCは「一度負けてももう一度相手に挑める。子供たちに礼節や思いやりの心を感じてもらうことを合わせて、負けても立ち上がり、あきらめない心を育みたい」と話し、参加者を募っている。
 
 参加は無料。参加賞あり。参加希望者は30日までに、各小学校で配布している申し込み用紙に必要事項を書いて各校内の受付箱に投函するか、同JCホームページ(http://urayasu-jc.net)から申し込む。
 
 問い合わせは同JC(☎050・3620・4020番)。

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シニア劇団「波瀾ばんばん座」本公演
第4回はハートフルコメディー


稽古に励む劇団員たち

 市川市内を拠点に活動するシニア劇団「波瀾ばんばん座」の第4回本公演「私は今日まで生きてきました」が、市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホールで22日と23日の午前11時からと午後3時から、計4回行われる。劇団員たちは本番に向け、毎日のように稽古に励んでいる。
 
 同劇団は、「人生経験豊かなシニア世代だからこそ表現できる作品を作りたい」と、平成24年に設立。現在は市川市や近隣市などに住む60歳以上の男女22人が所属している。
 
 同公演は、市内の演出家・吉原廣さんが劇団員一人一人から過去の人生についてインタビューした内容をもとに作り上げたオリジナル作品。「幼少期の継母とのつらい体験」「女性に生まれたことから勉強することを諦めた人生」「銀座でクラブのママをやっていたころの客とのエピソード」など劇団員の過去を、『恋の季節』『いつでも夢を』など懐かしい昭和の歌謡曲やオリジナルソングを織り交ぜながら演じて歌うハートフルコメディーだ。
 
 第2回本公演から参加し、今回の公演では20代の刑事を演じる神田洋子さん(74)は「全体的に懐かしい曲が入っており、シニア世代が楽しめる」と見どころを説明。「少しでも若く見られるように高い声と背筋を伸ばすことを意識して演技の練習をしている」と気合充分だ。
 
 チケット(日時指定。全席自由)は前売り2千円、当日2500円。予約は同劇団・名倉さんに電話(☎090・6707・4800番)かeメール(nagunaku@yahoo.co.jp)。

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これからのイベントなど

講座・講演会

家庭倫理講演会
15日㈯午前10時半―午後0時10分
♣市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホール
1,000円(申し込み不要)
☎家庭倫理の会市川市・増田(080・9528・9905)、森田(090・2630・7726)
 倫理研究所参事の橋本多實子さんが「つながる」をテーマに講演。「一人一人が何とどのようにつながることが大切なのかを考えることが、家庭の絆を強固にすることになる」と主催者。無料託児希望者は事前に電話で申し込む。
・・・・・・・・・・・・・・・
講演会「三番瀬の水鳥たちとラムサール条約」
16日㈰午後1時半―同4時半
♣市川市中央公民館(八幡4の2の1)第1会議室
300円(資料代、会場費など)
☎市川緑の市民フォーラム・中島(090・8486・5355)
 「三番瀬を守る署名ネットワーク」代表で、千葉県野鳥の会副代表の田久保晴孝さんが、三番瀬の水鳥や生き物、干潟の役割、ラムサール条約などについて話す。講演後、フリー・ディスカッションを行う。参加申し込み不要。
・・・・・・・・・・・・・・・
千葉県中小企業家同友会市川浦安支部創立40周年企画「はじめはどこも小さかった小から中へ中から大へ」正垣理論を実践した社長たちのパネルディスカッション
19日㈬午後1時半―同6時(申し込み締め切りは12日)
♣東京ベイ幕張ホール(千葉市美浜区ひび野2の3、JR海浜幕張駅から徒歩5分)
8,000円(パーティー代込み)
☎千葉県中小企業家同友会事務局・小山(043・222・1031)
 サイゼリヤの正垣泰彦会長による講演や、正垣会長の経営理論を実践しているタカサの鎗田貞子代表取締役とエムワンの宇田川正和会長、昭栄美術の小林利昭代表取締役、ピーターパンの横手和彦会長によるパネルディスカッションが行われる。終了後は、正垣会長らパネラーを交えたパーティーが行われる。

イベント

『青べか物語』朗読会
15日㈯午後2時―同3時半
♣浦安市郷土博物館(猫実1の2の7)屋外展示場「浦安のまち」内の天ぷら屋
入場無料(申し込み不要)
☎朗読あおべか・正田(353・3301)
 山本周五郎作『青べか物語』の朗読を、モデルとなった漁師町時代の浦安の町並みを再現した同展示場で聞く。
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始めませんか社交ダンス
15日㈯、22日㈯午後6時―同8時
♣全日警ホール(市川市八幡市民会館、八幡4の2の1)練習室
無料
☎市川ソシアルダンス連盟・緒方(090・9345・5202)
 初心者向けにダンスをステップの基本から教える。ダンスシューズなどの運動靴を持参。
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認知症カフェ「キラキラ」
21日㈮午後1時半―同3時半
♣浦安市民プラザWave101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)サロン6
茶菓子代100円(申し込み不要。出入り自由)
☎キラキラ応援隊事務局・藤木(350・1840)
 茶を飲みながら気軽に話したり、介護について専門スタッフに相談したりできる。「認知症の人やその家族、認知症について知りたい人はぜひ」と主催者。
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シニアいきいきサロン「太極拳体験」と昼食懇談会
24日㈪午前10時15分―午後1時
♣浦安市中央武道館(猫実1の18の15)
昼食代500円
☎同サロン・宇貞(090・5199・9371=午前9時―午後6時)、eメール(kiyoshige2014@outlook.jp)、FAX(350・3417)
 対象は浦安市民。参加希望者はeメールかファクス、電話でイベント名と氏名・住所・電話番号を伝える。

映画

『日本と再生~光と風のギガワット作戦』(2回上映)
22日㈯午後1時15分、同3時15分
♣浦安市民プラザWave101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)小ホール
入場料500円(高校生以下は無料)
☎映画『日本と再生』を上映する会・西島(090・1436・7661)、eメール(u-nishi@ka3.so-net.ne.jp)
 脱原発裁判に携わる弁護士・河合弘之さんが監督を、新垣隆さんが音楽を、坂本龍一さんがエンディングテーマを務めた映画(1時間40分)。世界中の自然エネルギー利用を調査した様子を描いているドキュメンタリー作品。観賞希望者は電話かeメールで、イベント名と氏名・希望上映時間を伝える。

自然観察

谷津干潟自然観察会
16日㈰午前10時―午後2時ごろ(雨天中止)
♣津田沼高校前バス停集合(JR津田沼駅南口から新習志野駅行き、または幕張本郷行きバス)
200円(保険代。学生以下は無料)
☎千葉県野鳥の会・飯島(047・432・9416)
 夏羽のシギやチドリ、腹部が黒くなったハマシギやダイゼン、メダイチドリなどを観察する。「これから5月上旬にかけて、干潟が野鳥でにぎわうシーズンです」と主催者。持ち物は観察用具と昼食、飲み物。

子育て

浦安市社会福祉協議会東2支部社協「子育てサロン」
12日㈬午前10時―正午
♣海楽菜の花クラブ(県立浦安高校南側に隣接する海楽公園内の海楽老人会館内)
無料(申し込み不要)
☎同社協・大塚(355・5271)
 広い公園や40畳ある和室で、親子で自由に伸び伸びと過ごせる。対象は海楽全域と、猫実1・2丁目、北栄4丁目在住の3歳以下の子供とその保護者。

相談

障害年金「個別無料相談会」
20日㈭午後1時半―同4時半(申し込み締め切りは19日)
♣市川市男女共同参画センター(市川1の24の2、市西消防署の上階)
無料(定員は申し込み先着10人)
☎NPO法人みんなでサポ―トちば事務局(070・1541・7661)
 社会保険労務士が障害年金の申請の方法やうつ病の人の申請の可否などの相談に応じる。

フリーマーケット

出店者募集
15日㈯午前9時―午後3時ごろ(小雨決行)
♣市川市大洲防災公園(大洲1の18)
500円(当日徴収)
☎時遊空間ふれあい市・中村(090・8309・2337)

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