今週のNews
□駅で人命救助に貢献~市川市消防局が感謝状
□市川市、小塚山公園拡充中~完成予定は来年3月
□絵手紙ボランティアを体験~浦安市で講座開催
□浦安市立図書館の昨年度の貸出2割減~大規模改修とコロナが影響
□動画で「いかのおすし」啓発~市川・行徳署と市川市教委
□浦安市、市県民税課税ミス~入力漏れで40人分
駅で人命救助に貢献
市川市消防局が感謝状
(左から)本住局長、坂元さん、鈴木さん、中里さん、ホッジソンさん
JR市川駅で人命救助に多大な貢献をしたとして、市川市消防局は先月24日、同駅職員ら4人に感謝状を贈った。
表彰されたのは、同駅職員の鈴木卓哉さん(32)と中里剛司さん(40)、ホッジソン紗季さん(25)の3人と、内科医の坂元晴香さん(37)。鈴木さんと中里さんは2月12日午前9時ごろ、ホームで意識を失った50代の男性のもとに駆けつけ、AEDを手配したり、居合わせた坂元さんの指示のもと、救急車到着まで交代で胸骨圧迫を行ったりした。改札口にいたホッジソンさんは119番通報をした。
「JRの職員たちが冷静で、スムーズに対処できた」と坂元さん。鈴木さんと中里さんは「会社での普段の訓練が役立った」、ホッジソンさんは「救急の通報は多いときで週2、3回はあるので、落ち着いて行動できた」と振り返った。
男性は一時、心肺停止に陥ったが一命を取り留め、後遺症もなく社会復帰したという。
本住敏消防局長は「皆さまのおかげで1人の尊い命が助かった」と感謝。4人は「男性の命が助かり、社会復帰できて安心している」と話していた。
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市川市、小塚山公園拡充中
完成予定は来年3月
小塚山公園(左下)と堀之内貝塚公園(右)の間に整備される拡充部分のイメージ=市川市提供
市川市は5月から、同市北国分の小塚山公園の拡充工事に着手している。拡充場所は、同公園とその北東側にある堀之内貝塚公園の間で、外環道路に沿って約1・9㌶が新たに整備される。現在の小塚山公園の面積は約2・7㌶で、拡充後の全体の面積は約4・6㌶。完成予定は来年3月、オープン時期は未定で、将来的には拡充部分と既存の公園を橋でつなげる計画だ。
公園拡充は、同市北西部の江戸川と里見公園、じゅん菜池緑地、小塚山公園、堀之内貝塚公園を結ぶ「緑のネットワーク」の拠点にするため2003年度に決定。それに先立つ01年度から、地元住民らで構成するワークショップを開き、整備内容などを検討していた。
拡充部分のコンセプトは、里山の自然を育みながら地域の人が交流する「環境ふれあい公園」。同地が「道免き谷津」と呼ばれ、かつては水田として利用されていたことから、谷津田の畦畔沿いの用水路をイメージした全長約330㍍の人工的な小川を整備する。小川の両端には池を、途中の5カ所には橋を設置。クローバーで覆われた約2200平方㍍の多目的広場や、市民が参加・体験できる野草園・花壇・菜園も設置する。
植栽は、シラカシやケヤキなどの在来種を選定。園北側の道路沿いには桜並木を整備する。遊具は設置しない。駐車場は10台分整備。トイレは通常のものとは別に、災害時に使えるマンホールトイレ5基を設置する。
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絵手紙ボランティアを体験
浦安市で講座開催
夏の風景の絵手紙を描く参加者
浦安市総合福祉センターで4日、浦安市ボランティアセンター主催のボランティア体験講座が開かれ、市内の一人暮らしの高齢者に季節ごとに絵手紙を送るボランティアをしている絵手紙の会「つつじ」の活動を8人の参加者が体験した。
ボランティア体験講座は、登録団体やその活動を紹介するとともに、市民にボランティアを知ってもらうきっかけにしてもらおうと不定期に開催。今年度は6回開く予定。
同会は、会員が描いた絵手紙を年4回、市内の一人暮らしの高齢者約500人に送るなどの活動をしている。この日、参加者は同会の活動内容について話を聞いた後、早速絵手紙の描き方を体験。顔彩やクレヨン、サインペンなどを使って、会員たちが先に描いた下絵に色を塗って文字を添えたり、会員の描いた絵手紙を参考にするなどして夏の風景を思い思いに描いたりした。
入船在住の60代の女性は、1月のボランティアフェスタで同会の活動を体験し、興味を持ったことから今回も参加。「こうした手紙がポストに入っていたらすごくうれしいと思う。下手だけど教わりながらやっていきたい」と、入会を決めていた。
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浦安市立図書館の昨年度の貸出2割減
大規模改修とコロナが影響
浦安市はこのほど、昨年度の市立図書館の利用統計をまとめた。個人の総貸出冊数は前年度比19・6%(33万9322冊)減の139万4341冊。減少は4年連続で、市は、中央図書館の大規模改修工事に伴う長期間休館と、3月以降の新型コロナウイルス感染拡大に伴う分館の休館が大きな要因とみている。
個人貸出利用者数は前年度比18・4%(11万1317人)減の49万2899人。貸出冊数は一日当たり4944冊で同390冊減、市民1人当たり8・2冊で同2・1冊減だった。
18年12月から今年3月23日まで休館していた中央図書館の貸出冊数は、その間臨時窓口を設けて対応していた分も含めて同90・0%(45万8347冊)減の4万5574冊だった。一方、昨年9月23日から美浜公民館の大規模改修工事のため休館中の美浜分館と当代島分館以外の堀江、猫実、富岡、日の出、高洲の各分館と、舞浜駅前、浦安駅前の行政サービスセンターは、軒並み貸し出し数、利用者数ともに増加した。
15歳以下の人口が同2・0%(493人)減にとどまる中、児童図書の貸出冊数は同18・6%(6万8381冊)減の29万9517冊。児童1人当たりでは同2・5冊減の12・2冊だった。
各館は今年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館や利用制限などがあったが、休館中の美浜分館を除き、6月15日から3つの密を避けてほぼ通常通りに利用できるようになっている。中央図書館リニューアル後からは読書通帳機も導入している。
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市川、行徳署と市川市教委
動画で「いかのおすし」啓発
啓発動画の一場面
市川、行徳両警察署と市川市教育委員会はこのほど、子供の連れ去り被害防止の標語「いかのおすし」の啓発動画を作成した。市教委の新型コロナウイルス関連情報のホームページから視聴できる。
「いかのおすし」は、子供たちが不審者に遭遇した際に取るべき行動「(付いて)〝いか〟ない」「(車に)〝の〟らない」「〝お〟お声を出す」「〝す〟ぐ逃げる」「(大人に)〝し〟らせる」の頭文字。今年度は新型コロナウイルスの影響で、こうした対応などを例年のように警察が学校で指導できていないため、市川署が啓発動画の作成を提案した。
動画は約5分半。一人で下校する児童に不審者が「お母さんが救急車で運ばれ、一緒に付いていったお父さんから病院に連れてくるよう頼まれた」「病院に行きたいから車に乗って道を教えて」などと声を掛ける様子を署員が実演し、対処法をクイズ形式で分かりやすく解説している。
市川署の担当者は「日が長くなり、登下校以外で子供が外出する機会も増える。帰宅の際などに『いかのおすし』を思い出して気を付けてほしい」と願っている。
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浦安市、市県民税課税ミス
入力漏れで40人分
浦安市は15日、今年度の市県民税の申告内容110人分の入力漏れがあり、40人分の課税金額に誤りがあったと発表した。
入力漏れとなっていたのは、3月8~13日に受け付けた申告分。担当者が、申告書を本来とは別の部屋に保管してしまい、6月30日に室内を整理したときに発見された。
課税額の修正により、新規に課税される人は7人で計95万1600円、増額される人は9人で計62万4500円、減額となる人は24人で計35万3200円。市は前日までに電話で連絡して謝罪するとともに、改めて変更した納付書を送付した。減額に伴い還付金が発生する人には、速やかに振り込む。
市では今年に入ってから、事務処理の誤りなどによる学校給食費の徴収ミスや介護保険料の徴収ミス、国からの補助金が大きく減るミスが相次いで発覚している。
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