市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □季節外れの雪と満開の桜
 □高齢者向けマッチングシステム~市川市が実証実験を開始
 □人命救助などに災害用ドローン活用~浦安市消防本部が運用開始
 □浦安市の公共施設、休館12日まで延長~屋外施設も再休止
 □浦安市、新型コロナ相談窓口設置~経営・生活支援対象
 □市川市図書館Webサービス再開~6図書館などで受け渡し
 □道路や公園の遊具などの損傷~市川市が市民からオンライン投稿受け付け
  


季節外れの雪と満開の桜


満開の八重桜の近くで雪だるまを作って楽しむ親子

 3月下旬としては32年ぶりに都心で1㌢の積雪を観測した先月29日、浦安市内もうっすらと白く覆われた。
 
 市高洲中央公園では、満開の桜と雪というめったに見られない光景に、傘を差しながら写真を撮る人の姿もあった。近所から両親と公園を訪れた6歳と4歳の姉妹は、雪に大はしゃぎ。2人で雪だるまを作り、「かわいくできたー」と、満足そうに笑顔を見せていた。
 
 公園内のスポーツ施設を管理する70代の男性職員は「7年務めていて(桜が咲いている頃に)雨はあるけど雪は記憶にない」と話していた。  

ホームページ
ページのトップ

高齢者向けマッチングシステム
市川市が実証実験を開始

 市川市は1日から、高齢者向けマッチングシステム「いちかわ・みんなで支え合いアプリ」の実証実験を始めた。生活支援サービスを必要とする高齢者や、趣味・仕事・ボランティアなどで社会参加をしたい高齢者らが、ニーズに合う事業者や団体をスマートフォンやパソコンで簡単に検索できる。実証実験は9月30日まで。その後は利用状況などを踏まえ、本格実施に向けて検討する予定。
 
 「家の電球が切れてしまったが、高い所は怖くて登れない」「買い物で重い荷物を持って帰るのがしんどい」「自宅の近くに気軽におしゃべりや体操ができる所はないか」「年を重ねても役割があると生活に張りが出る」。
 
 同システムは、こういった高齢者の要望に応えるため、市と民間企業が共同開発。民間企業やNPO、市民団体などの活動を横断的に取りまとめ、市民に情報を提供する。利用者は、同システムのウェブサイト(https://ichikawa-support.com)で利用登録(無料)をし、キーワードや条件による検索で希望の事業者や団体を見つけることができる。
 
 生活支援サービスのメニューは「宅配」「買い物サポート」「家事サポート」「外出支援」に分けられ、その先でさらに細かく計9項目に分類。社会参加のメニューは「集いの場」「ボランティア」「仕事(シルバー人材センター)」に分かれており、集いの場は「体操・運動」「カラオケ・歌」「料理」など14項目に分けられている。
 
 生活支援をする側の事業者や、社会参加を募る側の団体なども登録できる。登録には、市内で生活支援や社会参加に関わる活動をしていることや、構成員が5人以上であることなどの要件がある。
 
 ただ現状、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市から市民団体やNPOなどへの登録依頼ができておらず、初日の1日の時点で登録メニューに市民団体やNPOのサービスはなかった。市は今後、状況を見ながら市民団体などに登録を呼び掛けていく。 市の担当者は「将来的には、高齢者だけでなく市民の誰もが使いやすいアプリにしたい」と話している。 問い合わせは市地域支えあい課(☎712・8518番)。  

ホームページ
ページのトップ

人命救助などに災害用ドローン活用
浦安市消防本部が運用開始


人命救助用ドローン(奥)と情報収集用ドローン

 浦安市消防本部は1日から、災害用無人航空機(災害用ドローン)2機の運用を始めた。災害発生時にドローンを使って迅速に被害状況を把握することで、より効果的・効率的な活動を行い、被害の軽減を図る。
 
 今回導入したのは32・2㌢×24・2㌢×8・4㌢の小型の情報収集用ドローンと、166・8㌢×151・8㌢×75・9㌢の大型の人命救助用ドローンの2機。高度150㍍まで飛べ、操縦者や現場指揮者、消防本部、災害対策本部などのタブレット端末やスマートフォンに、上空からのリアルタイム映像を送れる。情報収集用ドローンには赤外線カメラを搭載。体温からも要救助者を感知できる。スピーカーも搭載され、音声で避難誘導や広報活動も可能だ。
 
 大型の人命救助用ドローンは5㌔まで荷物を搭載可能。救命浮環を投下することもできるため、三方を海と川に囲まれている浦安では、水難事故での活用も期待される。
 
 飛行可能時間は約20分。飛行開始後、ドローン本体が出発地点からの距離とバッテリー残量を計算し、バッテリーが切れる前に自動的に出発地点に戻るため、バッテリー切れにより途中で落下する危険性は低い。
 
 送電線や鉄塔などの近くは、電波障害で制御できなくなる可能性もあるため飛行は避ける。また、基本的には目視で周囲への安全確認をするため、飛行時間は日の出から日没まで。風の影響も受けやすいことから風速5㍍までの運用とする。
 
 飛行は1台につき操縦者と安全確保担当者、目視誘導担当者の3人一組で行う。2機は昨年度約170万円で購入。6人が操縦の適任証を取得し、市運動公園野球場で操縦練習を重ねてきた。
 
 ドローンは、大きな災害や生物兵器などによるテロなど、人が安易に近づけない現場などで、状況把握に大いに役立つと期待される。同本部は「ドローンからの情報で職員の身の安全も確保した上で、迅速かつ効率的な活動ができるようになる」と話している。  

ホームページ
ページのトップ

浦安市の公共施設、休館12日まで延長
屋外施設も再休止

 浦安市は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、先月31日まで休館としていた公共施設の休館期間を今月12日までに延長した。大人を対象にテニスコートや野球場など一部開放していた屋外スポーツ施設も、近隣市の状況を鑑み12日まで全面休止とした。
 
 また、1日から再開する予定だった市立中学校の部活動は春休みいっぱいまで休止とした。これに伴い、中学校の校庭開放は6日まで延長する。始業式(7日)と入学式(小学校8日、中学校9日)、幼稚園・認定こども園の入園式(10日)の日程は1日現在、当初の予定通り。時間と規模を縮小して行う。  

ホームページ
ページのトップ

浦安市、新型コロナ相談窓口設置
経営・生活支援対象

 浦安市は1日から、市役所10階の協働会議室に「新型コロナウイルス感染拡大による経営・生活支援緊急相談窓口」を開設した。受付時間は平日午前9時から午後4時まで。
 
 市内在住者または市内の事業者が対象で、①中小企業支援②事業資金の融資③生活の不安④生活福祉資金貸付制度――に関する相談に、担当課や浦安商工会議所、市社会福祉協議会の担当者がワンストップで対応する。  

ホームページ
ページのトップ

市川市図書館Webサービス再開
6図書館などで受け渡し

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため5月6日まで休館中の市川市立図書館で1日から、予約資料の受け渡しサービスとWebによる予約などのサービスが始まった。
 
 予約資料の受け渡しができるのは、①中央図書館②行徳図書館③市川駅南口図書館④信篤図書館⑤南行徳図書館⑥平田図書館の6図書館と⑦情報プラザ。⑧自動車図書館も通常のルート(一部未定)を巡回し、予約資料の受け渡しと、車外から見える書架の本の貸し出しを行う。公民館図書館(大野・西部・曽谷・東部)と市民図書館(塩焼・福栄・稲越・大柏)、ウィズ情報資料室、千葉商大付属図書館では受け渡しサービスは行われない。
 
 サービス時間は各施設の通常の開館時間と同じ。5月6日までの期間中、サービスが行われない日は①②③が月曜日と30日、④⑤⑥が29日と30日、5月3~6日、⑦が月曜日と26日、30日。⑧の巡回日程については、市立図書館のホームページを参照。
 
 問い合わせは中央図書館(☎320・3346番)。  

ホームページ
ページのトップ

道路や公園の遊具などの損傷
市川市が市民からオンライン投稿受け付け

 市川市は先月26日から、道路や公園の遊具などの損傷に関する情報を、市民がオンラインで投稿できるようにした。
 
 市のホームページで「道路・公園等の損傷」と検索し、「道路・公園等の損傷の投稿を受け付けます」を選択して投稿するか、同市公式LINEを友だち追加し、トーク画面の「道路・公園等の損傷箇所を投稿」から投稿する。対象は道路の舗装やカーブミラー、ガードレール、街路樹、公園の遊具やベンチ、トイレなど。損傷箇所の写真を撮り、場所とその説明、氏名・連絡先などとともに投稿する。
 
 市はこれまで同様、電話やファクスでの情報提供も受け付けており、緊急性が高い場合は電話での連絡を求めている。連絡先は次のとおり。
 
 ▽道路に関すること=道路安全課(☎712・6351番)▽公園に関すること=公園緑地課(☎712・6366番)▽水路に関すること=河川・下水道管管理課(☎712・6361番)  

ホームページ
ページのトップ