市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

今週のNews

 □名所を巡って写真撮影~フォトロゲinいちかわ
 □反対の声を受け整備保留~里見公園分園のテニスコート
 □2組が結婚を披露~カフェテラスin境川2017が盛況
 □浦安市堀江に防災機能持つ広場~地域住民と協働で検討
 □市川市を通じて熊本県に寄付金~秋山クラブ
 □惜しまれつつ閉店~イトーヨーカドー新浦安店
 □近隣住民が買い物と会話楽しむ~浦安市日の出「うららかマルシェ」
 □浦安市の新入消防団員に辞令を交付~少年消防団員は成果披露
 □消防団が消火の技術を競う~市川市消防団消防操法大会
 □不法係留防ぐブイ設置~浦安市境川の沈没船撤去完了
 □『春静』の原画を初お披露目~市川市東山魁夷記念館
 □広島、長崎に送る~市川市が平和の折り鶴を募集
 □障害者と一緒に作ろう~ミュージカル出演者募集
 □先生は卒寿、教え子は喜寿~市川小卒業生65回目の同窓会
 □これからのイベントなど


名所を巡って写真撮影
194人が「フォトロゲinいちかわ」楽しむ


チェックポイントとなった葛飾八幡宮の千本公孫樹で記念撮影する親子

 市川市内の江戸川以北で先月28日、チェックポイントの写真を撮って得点を競い合うイベント「フォトロゲinいちかわ」(千葉商科大学主催)が開かれ、親子や夫婦など194人の参加者がバスや電車、徒歩で市内の名所や名店を巡った。
 
 同イベントは「楽しみながら市川市の魅力を再発見してもらいたい」と昨年初めて開かれ、今年で2回目。同大を発着点に市内41カ所のチェックポイントを制限時間内に巡って写真を撮り、各チェックポイントに設けられた点数の合計を競い合った。
 
 参加者たちはランニングウェアなど動きやすい服装で、チェックポイントが書かれた地図を持って走ったり、ウオーキングをしたりしながら各チェックポイントで写真撮影。チェックポイントの一つ、八幡の葛飾八幡宮では、樹高23㍍、幹囲10・8㍍に及ぶ同神社の御神木「千本公孫樹」を見て「葛飾八幡宮には来たことがあったけど、こんなに大きな木があるなんて知らなかった」と、市内の新たな魅力を再発見していた。湊新田から参加していた市立新浜小3年生の男の子とその父親(39)は「市内の名所は以前に行ったことはあったけど、チェックポイントになっていた店には初めて行くことができて良かった」と笑顔だった。  

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反対の声を受け整備保留
里見公園分園のテニスコート

 市川市はこのほど、国府台2丁目の里見公園分園にテニスコートを整備する計画を当面保留すると決めた。同計画を巡っては、桜の木10本を含む50本の木を伐採することから、地元住民などから反発の声が上がっていた。先月17日に開かれた定例会見で、大久保博市長は「住民の声を受け止めてちょっと冷却期間を置いたほうがいい。反対の声を無視して強行するのは市民に対して失礼」と説明。市は暫定的な代替案として、近隣の学校のテニスコートを借りる方向で調整している。
 
 同分園近くの国府台スポーツセンターには9面のテニスコートが整備されているが、同センターは全面積に占める運動施設の割合(施設率)が66・3%で、都市公園法施行令が定める50%以下にする必要がある。そこで、市はテニスコート12面を備える北市川運動公園を柏井町に整備。7月の同園開園後に同センターのテニスコートを全て廃止し、同分園にテニスコート2面を整備する計画を立てていた。
 
 ただ、同分園は地元住民が毎年花見に訪れ、市川市観光協会のホームページでも「見事な枝ぶりの桜の木が多く、おすすめのお花見スポット」と紹介されている桜の名所。テニスコートができるとその風景は大きく変わるため、地元自治会や市民団体から計画の見直しを求める要望書が提出されるなど反発の声が上がり、市は当面の間計画を保留することを決めた。
 
 市は総合型地域スポーツクラブ「市川スポーツガーデン国府台」のテニス会場を確保するために「最低でも2面はスポーツセンターの近くに必要」としているが、現状では代替地はなく、暫定的に学校のテニスコートを借りる方向で調整中。借りられた場合でも、「指定された曜日と時間帯しか使えず、機能するか見極めないといけない」(大久保市長)と不確定要素は多い。
 
 同センターのテニスコートは、9面全てが年度内に順次廃止される予定という。  

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カフェテラスin境川2017が盛況
2組が結婚を披露
水郷地域の伝統行事・嫁入り舟


嫁入り舟で祝福を受ける晋太朗さんと瑠美さん

 浦安市の境川で先月27日と28日、カフェテラスin境川2017(同市など主催)が開かれ、日焼けしてしまうほど強い日差しの中、来場者たちは飲食をしたり、嫁入り舟やステージショーなどのイベントを見たりして楽しんでいた。
 
 嫁入り舟は、香取市など水郷地域の伝統行事。浦安市では香取市から借りたサッパ舟に公募した花嫁花婿を乗せて境川を運行し、門出を祝っている。
 
 今年度は2組が参加し、28日に嫁入り舟に乗り、豊受神社で結婚式を挙げた橘晋太朗さん(41)と瑠美さん(35)は「地元の浦安の皆さんに祝ってもらいたいと思って嫁入り舟に応募した。2人で穏やかで明るい家庭を築き、好きな浦安に貢献したい。祖父の代から続いた天ぷら屋を復活させたい」と話し、晴れの舞台を照れながら楽しんでいた。内田悦嗣市長は祝辞で「母なる川・境川で結婚式を挙げた2人は必ず幸せになれる。瑠美さん、晋太朗の亡きおやじさんに代わってよろしくお願いします。会場の皆さんは証人として、2人を祝福してほしい」と話し、会場の大きな拍手とともに2人の門出を祝っていた。
 
 境川ではEボートの乗船体験も行われた。片山恵梨さん(30)と真志ちゃん(2)親子と、中矢愛さん(30)と愛碧衣ちゃん(1)親子は市立富岡小出身の友達同士で、「とても気持ち良かった。子供たちも水が近くて、パドルをこぎたがっていて、楽しんでいた」と話し、充実した様子だった。
 
 両岸では市内のホテルや結婚式場、温浴施設、商業施設、自治会などによる13店が自慢の料理や飲み物を販売。30代のカップルは「全部食べられないのが残念だけど、いろんな料理を選んで食べられて楽しめた」と話していた。  

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浦安市堀江に防災機能持つ広場
密集市街地の解消と避難路の確保
地域住民と協働で機能などを検討

 浦安市は、境川にかかる新橋そばの堀江3丁目で防災機能を備えた多目的広場の整備と、住民の避難経路の確保を進める方針で、秋口をめどに地域住民と検討を始めたい考え。県内唯一の木造密集市街地の解消と防災機能の強化を進め、燃え広がらず、壊れにくく、逃げやすい地域づくりを目指す。
 
 猫実地区の一部と堀江地区の一部は、国が「地震時等に著しく危険な密集市街地」(重点密集市街地)と判断し、平成32年度末までに概ね解消することを目標に定めている。密集市街地は具体的には、木造住宅が高密度に建ち、道路や公園が少ないことから、火災の発生や延焼が起こりやすく、消火活動や避難経路の確保が難しいとされる。住宅建設の面では、幅員4㍍未満の道路に面した宅地では建て替えがしにくいなどの課題もある。
 
 新橋そばの多目的広場用地(1245平方㍍)は、市がより良い市街地を形成するために確保してきた土地。幹線道路の宮前通りに面していることから、防災機能を備えた一時避難場所とすることを検討している。
 
 市は秋口をめどに、地域住民とともに同広場の整備について、どのような防災機能を備えるのが望ましいかなどの検討を進め、今年度末を目標に基本構想をまとめたい考え。火災や地震のときなど被災時の避難経路の確保についても、住民と検討を進めていく。
 
 市は、密集市街地の解消を昭和40年代から進めてきており、その一環として、新中通りの整備も平成12年から進めてきた。市市街地開発課は「新中通りの整備にもめどが立ってきたことから、密集市街地の解消をさらに進めていきたい。地域住民の皆さんの同意を得て、時間をかけて進めていくため、今年度の骨格予算事業と位置づけている」とする。  

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市川市を通じて熊本県に寄付金
秋山クラブ


大久保市長(左)に寄付金を手渡す秋山クラブの秋山さん(中央)と藤原孝夫さん

 市川市行徳地区の住民を中心とするメンバーで活動するカラオケサークル「秋山クラブ」は先月25日、4月に同市南行徳市民センターで開いた「くまもと震災復興チャリティーコンサート」で集まった寄付金と入場料、同会会員による会費など合計5万円を、市を通じて熊本県へ寄付した。
 
 同クラブ会長の秋山隆さんは「今後も定期的にチャリティーコンサートを開き、被災者を支援していきたい」と話していた。  

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惜しまれつつ閉店
イトーヨーカドー新浦安店


多くの来店者に感謝する石渡店長

 イトーヨーカドー新浦安店が先月28日で閉店し、多くの利用者が閉店を惜しんでいた。
 
 同店は同日午後8時、平成12年10月のオープンから16年と7カ月間の営業に幕を閉じた。閉店に向け幾度ものセールを繰り返し、最終日の店内は商品も少なかったが、2割、5割と割り引きが行われる商品を目当てに、閉店まで大勢の客でにぎわっていた。
 
 中央吹き抜け部分は歴史ある赤と青と白で描くハトのマークや大きなリボンなどで飾られ、閉店を合図する『蛍の光』が流れ始めると、来店者は吹き抜けなど店内を記念に撮影していた。
 
 ファストフードのフードコートは、高校生など若者たちで満席。女子高校生グループは「ここでいつも過ごしてきた。友達といろんな話をした私たちの青春。とても居心地良かった」と話していた。友達とおしゃべりをしていた40代の女性2人は「お気に入りの店や商品があるが、近くの他の店には売っていない。他の店に行くバスを市に出してもらっても、この願いはかなわない」と残念がっていた。フードコートと駐車場、店内が広く、居心地の良さを指摘する人もいた。
 
 閉店後、全来店者を送り出した石渡小友理店長は、正面入り口の外に集まった数百人の来店者に「従業員と、これまで携わってきた全員を代表して、これまでのご愛顧、ありがとうございました」とあいさつ。来店者が書いた8千枚に及ぶ同店へのメッセージを読むことが日課だったと明かし、「買い物以外にも、家族や恋人との待ち合わせ、習い事などさまざまな利用のされ方をしてもらっていたのだと痛感した」と話すと、来店者から大きな拍手が送られた。
 
 同店跡地には今月28日から一定期間、イトーヨーカドー食品館新浦安店が開店する。
 
 イトーヨーカドー新浦安店で購入した商品の問い合わせは同葛西店(☎03・5675・1011番)。  

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近隣住民が買い物と会話楽しむ
浦安市日の出「うららかマルシェ」


市民らがお目当ての買い物を楽しみ、会話もはずむ縁日気分のマルシェ会場

 浦安市日の出6の戸建て住宅開発地区「THE ISLES(ジ・アイルズ)」のインフォメーションサロン周辺で先月13日と14日、「ローカル・エコ・オーガニック」をテーマにした小さな市場「うららかマルシェ×THE ISLES」が開かれた。
 
 同市内を中心に有機野菜を販売している小川江美さん(39)と、夫で建築設計事務所を経営する裕之さん(40)が、「埋立地にマンションの並ぶ新町地区で、遠くに出かけなくても住民が語らいながら、地元でゆっくりくつろげるにぎわい空間を」と宅地開発事業者3社の協賛を得て、平成27年11月から始めた。
 
 以来、不定期に開催し、5回目となった今回は13日が雨、14日も曇りとあいにくの天候だったが、両日とも市内外から約10店が出店。同サロンのテラスで無農薬の春野菜や北欧雑貨、パン、ハーブを使った小物などを販売したほか、カレーやコーヒー、ピザ店も並んだ。
 
 夫の赴任先のバンコクから一時帰国していた同市内の主婦(40)は「オーガニック食品が入手できるのがうれしい。欲しかった野菜が売り切れていたのは残念。また来たい」と話した。
 
 新町地区では先月28日に大型スーパーが撤退。日の出在住の会社役員・高嶋成豪さん(52)は「ここは祭りの屋台のようで非日常的な楽しさがある。近くにあった良い店を発見できるのも楽しみ。大規模小売店にコントロールされてきた消費を住民主体で成熟させることができるのでは」と期待する。
 
 江美さんは「海外のマルシェには鮮魚店の出店やレコードフェアの併設など面白いものもある。そんな新たな要素も取り入れ、皆さんが毎回楽しめるマルシェを作りたい」と話していた。  

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浦安市の新入消防団員に辞令を交付
少年消防団員は2年間の成果を披露


2年間で学んだ救命法を披露する子供たち

 浦安市消防団の辞令交付式と少年消防団卒入団式が先ごろ、市文化会館で開かれた。団員数は、消防団は8人が退団、10人が入団して計144人、少年消防団は4期生(新中学1年生)60人が卒団し、6期生(新小学5年生)41人が入団して計86人となった。
 
 式典で内田悦嗣市長は「消防団員は、仕事を持ちながら市民のために献身的に取り組み、第一線で活躍している。火災以外の災害対応にも期待が高まっている。だが、団員は減少傾向で、人員確保は厳しい状況。入団促進に全面的に協力したい」とあいさつした。平林清重団長は「各種災害対応と救命、火災予防啓発などに向けて団員確保に努めたい」と決意を語った。
 
 女性消防団員は2人が入団。オリエンタルランド社系のホテル経営企業・ミリアルリゾートに勤務する西未雲さん(22)は、同社の事業所自衛消防隊の2番員として平成26年度の第24回浦安市事業所自衛消防隊屋内消火栓操法大会に出場して優勝し、個人賞にも選ばれた。西さんは「消防の活動は楽しく、これからも続けたいと思った。まだまだ分からないことは多いが、訓練に励み、貢献したい」と話した。障害者が過ごす市内のグループホームで世話人を務める女性団員(32)は「いざというときのため、救命法を身に付けておきたい」と言う。
 
 式典後、少年消防団4期生は、小学5、6年の2年間のカリキュラムで身に付けた救命実技を披露。大型トラック事故で負傷者が多数出たという想定で行われ、リーダーの指揮で分担して▽119番通報▽止血▽骨折応急手当▽AEDによる処置▽毛布を使った応急担架での移動を行った。
 
 少年消防団代表を務める大川三敏市消防団副団長は「学校では習えない2年間の訓練の集大成を今後も生かし、友情も大切にしてほしい」と話し、子供たちのこれまでの努力をたたえた。卒団に際して大野光輝君(中学1年)は「火を消し、人を助けられることは格好いい。少年消防団では団結力と規律を身に付けられた。めっちゃ楽しかった」と、元気に話していた。  

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消防団が消火の技術を競う
市川市消防団消防操法大会


ポンプ車の部最優秀賞の第6分団


小型ポンプの部最優秀賞の第20分団

 市川市大野消防訓練場で先月28日、同市消防局と同市消防団共催の「市川市消防団消防操法大会」が行われ、市内23の消防団が訓練の成果を競った。
 
 同大会では、各隊がポンプで水槽の水をくみ上げると同時にホースを伸ばして放水するまでの一連の作業を行い、タイムや操作要領、行動・動作の正確性を競い合う。今大会は、5人1組のポンプ車の部に6分団、4人1組の小型ポンプの部に17分団が参加。消防団員たちは、場内に大きな号令を響かせながらホースを伸ばす作業や放水する作業に全力で取り組んでいた。
 
 最優秀賞に輝いたのは、ポンプ車の部が八幡と南八幡を管轄する第6分団、小型ポンプの部が妙典や本行徳、塩焼などを管轄する第20分団。両団は、25日に浦安市で開かれる「県消防協会東葛飾支部消防操法大会」に出場する。
 
 第6分団の三谷昌秀さんは「タイムを重視して勢いを出したことが勝因。みんなが実力を出し切った。東葛大会では、以前出場して悔しい思いをしているので、2位以内に入って県大会を目指したい」、第20分団の門倉規之さんは「約20年ぶりに最優秀賞を取れてうれしい。東葛大会では、市川市の代表としてベストを尽くしたい」とそれぞれ喜んでいた。
 
 大会結果は次のとおり。
 
 【ポンプ車の部】
 ▽最優秀賞=第6分団▽優秀賞=第8分団▽優良賞=第22分団
 
 【小型ポンプの部】
 ▽最優秀賞=第20分団▽優秀賞=第3分団▽優良賞=第4分団  

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不法係留防ぐブイ設置
浦安市境川の沈没船撤去完了


境川の東野地区から富岡地区までの区間に設置された不法係留防止ブイ

 浦安市の境川に沈没したまま放置されて景観破壊や事故の危険が指摘されていたプレジャーボートなどの撤去工事は、5月中旬までに予定された船体撤去と不法係留防止ブイの設置を終えた。
 
 工事は3月上旬に今川橋から上流の東水門までの両岸約1㌔の漁港区域で始まり、確認されていた沈没船45隻分と、河口に漂着した所有者不明のプレジャーボート1隻などを引き揚げ撤去した。
 
 このうち所有者が判明した7隻は所有者側が処分。所有者不明の沈没船などは境川河口の市物揚げ場に集められ、市が産業廃棄物として最終処分を進める一方、所有者特定作業を続けている。
 
 工事は「みらい建設工業」(本社・東京都港区)が落札。沈没船はいずれも十数年以上の水没で鉄板部分は腐食が進み、船体には牡蠣殻がびっしりと張り付いてた。水を抜き、ヘドロを除去しても十数㌧にもなる船もあり、クレーンで釣り上げた際に割れるなど作業は難航。3月末までの予定だった工期は5月初めまでかかった。
 
 プレジャーボートなどの不法係留が船体の放置、沈船につながるため、残骸撤去後に東水門下流の東野から富岡の湾岸道路までの右岸堤防際に約300㍍と、左岸の市営桟橋未利用スペースに不法係留防止ブイの敷設工事も実施。先月末の市による検査で撤去工事は完了した。工期は延びたが、工事費7020万円(税込み)は、契約時と同額だった。  

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『春静』の原画を初お披露目
市川市東山魁夷記念館
通常展特別企画「心象の風景」


関主税の『山湖』(右)と東山魁夷の『春静』を鑑賞する来館者

 市川市東山魁夷記念館(中山1の16の2)で7月2日まで、所有者から寄贈・寄託された作品をメーンに展示する通常展特別企画「心象の風景」が開かれている。
 
 同展では、同館に開設から12年間で寄贈・寄託された作品のうち約20点を展示。特に注目なのが、初お披露目となる魁夷の『春静』の原画(紙本彩色)と、魁夷と共に結城素明に師事した日本画家・関主税が描いた『山湖』の原画(同)。『春静』は、薄暗い色調で湖畔と湖面に映る木々が描かれており、静寂さが感じられる。『山湖』は、湖の中心にある小さな島に色とりどりの木々が描かれている幻想的な作品だ。
 
 先月17日に八千代市から訪れていた男性(57)は「『春静』の湖面に映る木が素敵」、中山から来ていた40代の女性は「引き込まれる美しさ。自分の思いを素直に描いているように感じる」と感動していた様子。同館学芸員は「自然との触れ合いの中に美の本質を追い求めるという崇高な魂から生まれた東山魁夷の心象の世界を、詩情豊かな新収蔵作品と併せてお楽しみください」と来場を呼び掛けている。
 
 きょう3日を含む今月の毎週土・日曜日午後2時からはギャラリートークが開かれる。
 
 観覧料は一般510円、65歳以上400円、高校・大学生250円、障害者手帳持参者と介助者1人、中学生以下は無料。市文学ミュージアムの利用済みチケット提示者とチーパス提示者、和装での来館者は一般料金から2割引き(65歳以上は絵葉書をプレゼント)。15日の千葉県民の日は全員無料。
 
 開館時間は午前10時から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜日休館。
 
 問い合わせは同記念館(☎333・2011番)。  

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広島、長崎に送る
市川市が平和の折り鶴を募集

 市川市は、8月に広島市と長崎市で開かれる平和記念式典に送る折り鶴を募集している。集まった折り鶴は、両市に送る前の7月6日から20日まで、市生涯学習センター(鬼高1の1の4)エントランスホールで展示される。
 
 この募集は、市民が作った折り鶴が「平和へのかけはし」となることを願って平成9年から毎年行われており、これまでに延べ363万羽を送っている。市総務課は「平和の願いを込めた折り鶴をお待ちしています」と呼び掛けている。
 
 折り鶴の大きさは、つなげた状態で長さ150㌢、幅25㌢以内。市は30日まで、市役所仮本庁舎と行徳支所、大柏出張所、市川駅行政サービスセンター、南行徳市民センターの各窓口に、折り鶴を入れる専用箱を設置している。
 
 問い合わせは市総務課(☎712・8643番)。  

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障害者と一緒に作ろう
ミュージカル出演者募集

 NPO法人いちかわ市民文化ネットワークは、障害のある人とない人で一緒に作る「チャレンジド・ミュージカル」の公演「歌舞伎迷作面白双六」の出演者を募集している。
 
 同ミュージカルは、平成17年に初めて行われ、今年で11回目。今回の作品は、歌舞伎の名作をミュージカル風にアレンジしている。公演は、12月10日に市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホール、同16日に県文化会館(千葉市中央区市場町11の2)大ホールで行われる。稽古は7月9日から毎週日曜日を中心に市川市内の公民館や市立須和田の丘支援学校などで行う予定。
 
 出演者の対象は、障害がある人とその家族、一緒にミュージカルを作り上げたい人で、定員は合計100人。舞台スタッフや稽古補助などのボランティアサポーターも20人程度募集している。参加費は1人2万円(家族で参加の場合は2人目以降1万7千円)と保険料500円。ボランティアサポーターは保険料のみ。
 
 参加希望者は、氏名(ふりがな)・性別・年齢(学年)・住所(〒)・電話番号・一言メッセージ・出演者かサポーターのどちらで参加するかを書いて、eメール(ichi_bun_net@yahoo.co.jp)かファクス(369・7522番=兼☎)で申し込む。  

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先生は卒寿、教え子は喜寿
市川小卒業生、65回目の同窓会


花束を受け取る関さん(左)と妻・静江さん

 市川市立市川小を昭和28年3月に卒業したクラスが、卒業以来毎年欠かさずクラス会を開いている。先月10日には65回目のクラス会を開催。当時クラスを受け持っていた関徳太郎さんは4月に卒寿(90歳)を迎え、教え子たちは今年度中に喜寿(77歳)を迎える記念の年となった。
 
 50人が在籍していたクラスで、分かっているだけで11人が亡くなっているものの、今年も15人が元気に顔をそろえた。「中1の時、生徒たちが自主的に開いたのがクラス会のきっかけ。関先生に対する感謝だと思う。我々の孫たちも小中学生になった。孫たちが良い先生に巡り合うことができたら幸せ」と幹事を務めた川田順平さん。転勤で数年欠席したものの、それ以外は全て出席しているという。
 
 65回全てに出席してきた関さんは「毎年、クラス会に呼んでいただき、若さと知恵と健康を学んでいる。皆さんもより健康に気を遣って、これからの人生を送ってほしい。傘寿、米寿と元気でいてくれることを願っています」と、喜寿を迎える教え子たちに健康で長生きすることを願ってエールを送った。  

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これからのイベントなど

講座・講演会

ゆかた講習会と着物無料相談会
9日㈮午前10時半―正午(申し込み締め切りは8日)
♣市川市行徳公民館(末広1の1の31)3階第1和室
900円(定員は申し込み先着20人)
☎和の会(090・8176・9855)
 初心者を対象に、浴衣の着付けや浴衣に関する相談に応じる。持ち物は浴衣と半幅帯、筆記用具など。
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市川稲門会総会講演会
10日㈯午前11時10分―午後0時10分
♣市川グランドホテル(市川市市川1の3の18、JR市川駅北口から徒歩約3分)7階楓の間
無料(申し込み不要)
☎同会・芳川(327・2900)
 市川環境エンジニアリング社長で市川商工会議所会頭の石井邦夫さんが「循環型社会の現状と今後の展望」をテーマに話す。会員以外でも誰でも聴講できる。
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講演会「障がい者福祉について」
11日㈰午後1時半―同3時半
♣浦安市総合福祉センター(東野1の7の1)2階第2会議室
無料(申し込み不要)
☎NPO法人千葉県中途失聴者難聴者協会浦安友の会・石田(352・3925)
 聞こえない人や聞こえづらい人とその家族が対象の講演会。文字による通訳が付く。
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花育ワークショップ「カンタン! おしゃれなお花のかべ飾り(スワッグ)作り」
13日㈫午前10時―正午
♣浦安市市民活動センター(浦安市役所1階)
材料費1,500円(定員は申し込み先着8人)
☎花育・マリス・日高(080・5041・7046)、eメール(mari@hidice.jp)
 暮らしに生花を取り入れることで気持ちが華やいだり、癒しを感じたり、元気になったりしてもらうための市民活動。リースよりも簡単な、花束の壁飾り「スワッグ」を作る。「みんなでおしゃべりをしながら楽しい時間を過ごしましょう」と主催者。
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歴史ロマンの会 第12回講座「北条氏と上杉謙信②同盟から再び対立へ」
13日㈫午後2時半―同4時半
♣浦安市当代島公民館(当代島2の14の1)第1会議室
入会金500円、1回会費1,000円、非会員1,500円、テキスト代200円
☎同会・清水(354・2590か080・3450・7947)
 関東の覇者・北条氏と、関東管領の後継者たる上杉謙信との関係がテーマ。9月に行う静岡県三島市の山中城跡の見学を前に解説する。講師は藤井尚夫さん。講座は毎月第2火曜日に開催。
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父の日ギフトフラワーアレンジメント講習会
16日㈮午後7時―同9時
♣市川市中央公民館(八幡4の2の1)
4,000円(定員は申し込み先着10人)
☎フラワーパレット・村越(090・9854・2041)、eメール(annys-hanasakihpy@i.softbank.jp)
 持ち物ははさみ、木工用ボンド、新聞紙、持ち帰り用の袋。
・・・・・・・・・・・・・・・
手話奉仕員養成講座(前期課程)
7月4日~平成30年1月23日(毎週火曜日。全27回。8月15日、12月26日、1月2日を除く)午後6時45分―同8時45分
♣浦安市総合福祉センター(東野1の7の1)
テキスト代4,320円、日本聴力障害新聞代3,900円(振込手数料別)
☎浦安市社会福祉協議会・佐久間(355・5271)
 耳の不自由な人のコミュニケーションを手話でサポートするために手話の技術を学び、理解を深め、将来の手話通訳者を目指す講座。対象は手話を初めて学ぶ18~60歳の市内在住者。定員は申し込み抽選20人程度。持ち物は筆記用具。受講希望者は、15日までに同社協に電話かファクス、eメールで希望講座名・住所・氏名・年齢・電話番号を伝える。
・・・・・・・・・・・・・・・
海外旅行で使える英会話
毎月3回土曜日午前10時―同11時(上級クラス)、同11時―正午(初級クラス)
♣市川市男女共同参画センター(市川1の24の2、西消防署上階=JR市川駅または京成市川真間駅から徒歩約5分)
月会費3,000円(教材費別途)
☎アニーズ英会話・倉田(323・0520)、eメール(kurata-family@san.hi-ho.ne.jp)
 海外旅行のさまざまなシーンで使える英会話を習得する。

イベント

浦安市交通公園ふれあい祭り
4日㈰午前10時―午後4時
♣同公園(美浜2の15の1)
☎同公園(351・4083)
 同公園で飼育されている動物のほか、さまざまな動物と触れ合える。ステージではオットセイ調教実演、人と犬のパフォーマンス、ハリスホークフライング実演、ミニブタレースを開催。どうぶつひろばではイヌ、ヤギ、メンヨウ、ミミナガヤギ、ウサギ、モルモット、ヒヨコ、ハムスター、ポニーと触れ合い、アルパカ、陸ガメ、ハリスホーク、カピバラを見られる。
・・・・・・・・・・・・・・・
トビハゼ祭り
10日㈯午前10時―午後3時(雨天中止)
♣県行徳野鳥保護区(市川市新浜3丁目)
入場無料
☎県行徳野鳥観察舎(397・9046)
 普段は入れない同保護区を一部開放し、泥干潟に生息するトビハゼを自由に観察する。オリジナルのトビハゼマスコットの色塗り(1個100円)、トビハゼのバンダナ作り(200円。先着30人)、スタンプラリーも楽しめる。
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浦安市ヘルシーライフカムカムフェア
10日㈯午後1時―同4時
♣浦安市民プラザWave101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)
入場無料
☎市健康増進課(381・9058)
 「健康は歯から8020推進キャンペーン」の一環イベント。歯科健診(80歳以上で20本以上の歯がある人には景品を進呈)・相談・矯正相談、歯垢染め出し&歯磨きレッスン、むし歯・歯周病菌の顕微鏡観察、スポーツ吹き矢体験、健康や栄養などの個別相談ができる。先着1,000人にプラスチック製歯科用ミラー(大人用)や歯ブラシなどをプレゼント。歯科医師がボーカルを務めるカントリー&ウエスタンバンド「足利陽一and Yellow Roses」(午後1時半)と市内幼稚園教諭による人気ユニット「モーニングティーチャー」(同2時半)のミニコンサートあり。小中学生口腔保健図画・ポスター展、口(歯)の健康標語入賞作品表彰式を同時開催。
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平成28年度浦安景観まちづくり賞応募案件展示会
―15日㈭午前8時半―午後5時(初日は正午から。最終日は午後4時まで)
♣浦安市役所1階市民ホール
無料(定員は当日先着50人)
☎うらやす景観まちづくりフォーラム・浅川(090・1764・9868)、FAX(712・6862)、eメール(office@urayasu-kmf.org)
 良好な景観形成や地域の魅力あるまちづくりに寄与し、人々の営みをより活発にする「まちなみ建築」「景観まちづくり活動」に取り組む個人・団体を表彰する同賞の全応募案件を展示する。表彰式は11日午前10時から同11時45分まで、浦安市民プラザWave101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)小ホールで開く。

自然観察

行徳(新浜)自然観察会
11日㈰①午前10時―午後1時半ごろ②午前10時―午後3時半ごろ
♣東西線行徳駅の北口広場集合
200円(保険代。学生以下は無料。②は別途バス代400円が必要)
☎千葉県野鳥の会・田久保(047・434・9824)
 ①は行徳保護区内をゆっくり回り、②は江戸川放水路と保護区を巡る。オオヨシキリやセッカ、カワウ、カルガモなどを観察する。持ち物は観察用具と弁当、飲み物、雨具、観察用具。

子育て

東2支部社協 子育てサロン
14日㈬午前10時―正午
♣海楽菜の花クラブ(県立浦安高校南側に隣接する海楽公園内の海楽老人会館内)
無料(申し込み不要)
☎浦安市社会福祉協議会・大塚(355・5271)
 広い公園や40畳ある広い和室で、親子で自由にのびのびと過ごせる。対象は海楽全域と、猫実1・2丁目、北栄4丁目在住の3歳以下の子供とその保護者。

募集
子育て応援メッセ2017出展団体
9月30日㈯午前11時―午後4時(申し込みは6月8日―30日)
♣浦安市民プラザWave101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)
無料(企業出展は協賛金が必要な場合あり)
☎子育て応援メッセ実行委員会(350・8615=NPO法人i-net内)
 行政、民間、子育て世代の交流を通じて子育て支援を盛り上げる目的で開催する同メッセ。出展の対象は、イベントの趣旨に賛同し、協力できる個人、団体。選考あり。出展内容は、ライブやサークル発表、シンポジウム、映画発表などステージ、サークル体験や講習会などワークショップ、団体活動紹介やサービス体験、講習会、物販などブース出展。詳細は、市こども課や各公民館で配布している応募ガイド、または同メッセ実行委ホームページを参照。出展希望者は同メッセホームページの申し込みフォームから申し込む。
フリーマーケット

出店者募集
11日㈰午前9時―午後2時(雨天中止)
♣県立行田公園西広場(船橋市行田3の5の1)
出店料1,500円(要事前申し込み)
☎船橋リサイクル市民の会・杉本(043・489・6114)

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