市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

今週のNews

 □菊120点が来場者を魅了〜葛飾八幡宮で15日まで菊花展
 □市川市東消防署高谷出張所の新庁舎開所
 □地域性に合わせて防災訓練〜浦安市の自治会
 □歩車分離交差点化で渋滞解消へ〜13日から 浦安市運動公園前
 □市川ナンバープレート〜図柄決める投票受付
 □堀江ドックで清掃活動〜浦安遊漁船協同組合
 □日蓮宗の僧侶が修行開始〜法華経寺と遠壽院
 □これからのイベントなど


菊120点が来場者を魅了
葛飾八幡宮で15日まで菊花展


たくさんの菊が来場者を魅了

 葛飾八幡宮(市川市八幡4の2の1)境内で15日まで、同市菊花会主催の菊花展が開かれている。入場無料。
 
 同展は今年で60回目。同会の会員約20人が育てた厚物や管物、一文字菊など、およそ50種120点が展示されている。同会の会員によると「酷暑・台風の影響で、今年は展示数が少なくなったが、花・茎が大きい菊が育った」という。
 
 会場では連日、菊愛好家や通り掛かりの人、七五三の参詣者らが、足を止めてゆっくり眺めたり、写真を撮ったりして楽しんでいる。2日に訪れていた船橋市在住の男性(66)は「素晴らしい菊がたくさんあった。60回目ということなので、これからも続いてほしい」と話していた。
 
 開催時間は午前9時から午後3時半まで。
 
 問い合わせは同会・板橋さん(☎337・1426番)。  

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市川市東消防署
高谷出張所の新庁舎開所


高谷出張所の新庁舎

 市川市高谷の市東消防署高谷出張所の新庁舎がこのほど竣工し、1日に開所した。
 
 同出張所は、市内で最も海岸線に近い場所にあり、県内では千葉市と市川市の2艇しかない消防艇を備えるほか、化学消防ポンプ車や消防ポンプ車など消防車3台と高規格救急車1台を配備している。旧庁舎は昭和42年に建築されたが、平成8年に行われた耐震診断で耐震基準を満たしていないことが発覚し、新庁舎の建設を進めていた。
 
 新庁舎は、旧庁舎の裏手に建設。鉄筋コンクリート造3階建て、延床面積850・31平方㍍で、旧庁舎の約2・8倍になった。100㌧まで保存できる耐震性の貯水槽や自家発電設備を備え、災害時でも拠点施設としての機能を維持できる。女性専用の仮眠室やシャワー室などを設けており、女性職員でも当直ができるようになった。
 
 先月27日には開所式が開かれ、笠原智副市長が「高谷出張所は湾岸地域の安全を守る重要な拠点。新たな出張所を得て、職員が一丸となり、総力を挙げて市民の安全安心な暮らしを守っていきたい」と、村越祐民市長のあいさつを代読。本住敏消防局長は「高谷出張所は、石油コンビナート地区の沿岸区域や、首都高速湾岸線、外環自動車道など、主要な幹線道路を管轄区域としている大変重要な防災拠点。これからの皆さまの安全安心のために、一丸となり努力していきたい」と語った。  

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地域性に合わせて防災訓練
浦安市の自治会


建物内捜索で発見された負傷者役を搬送する住民たち


バケツリレーに取り組む住民たち

 浦安市内の複数の自治会でこのほど防災訓練が行われ、住民たちが地域特性に合わせた訓練に参加した。
 
 東野自治会は先月14日、市東野プールの駐輪場で防災訓練を行い、約200人の地域住民が参加した。
 
 住民は避難誘導や情報、消火、救出救護、給食給水の各担当を受け持ち、自宅から会場への避難誘導や簡易組立トイレの組み立て、毛布を使った簡易搬送などさまざまな訓練に取り組んだ。参加した女の子(6)は「(起震車による)地震が大きくて恐かった」、母親は「AED(自動体外式除細動器)の操作は見ただけだが、ためになった」と話した。今回初めて倒壊家屋からの搬出訓練を行ったことについて、同自治会の増山満会長(同自治会自主防災隊隊長)は「区域の約半分が戸建て住宅なので、自治会として取り組んだ」と説明した。
 
 猫実3丁目と4丁目、第8区の各自治会は4日、市立浦安小で合同防災訓練を行い、約230人の住民が参加した。
 
 同小周辺は木造密集市街地という地域性があるため、自宅から避難所への避難誘導とバケツリレーによる初期消火の訓練を実施。猫実3丁目自治会役員の熊川実さんは「役員は可搬消防ポンプの訓練をしているが、住民が担えて頼りになるのはバケツリレーなので訓練に取り入れている」と言う。参加した小学生の女の子たちは「水が入ったバケツは重いし、回って来るのが速くて大変だったけど頑張った」と話していた。住民たちは消防職員の指導で、食品ラップやレジ袋を三角布の代わりに使う方法や、竹ざおと毛布を使った担架の作り方も教わっていた。  

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歩車分離交差点化で渋滞解消へ
13日から 浦安市運動公園前


歩行者が多いため車両の左折が滞る運動公園前の丁字路交差点

 浦安警察署は13日の日中から、浦安市運動公園前にある丁字路交差点の信号機処理方法を、車両の通行と歩行者の横断が交わらないように青信号の時間帯を分ける歩車分離方式(歩行者専用現示方式)に変更する。
 
 歩車分離式のメリットは、右左折する車両による歩行者の事故を防ぐことや、車両が歩行者の通行を妨げないこと。デメリットは、待ち時間の増加や、通常の信号との勘違いによる見切り発車とそれを要因とする事故の発生などがある。
 
 同交差点は現状、テーマパークに向かう利用者や従業員が数多く横断しており、JR舞浜駅方面から同交差点を経由して同新浦安駅方面に向かう路線バスや一般車両の左折が滞り、渋滞が発生することが多い。特に、テーマパーク開園前に並ぶために来園する時間帯と、通勤などの時間帯が重なっている状況にもある。
 
 歩車分離方式には交差点を斜め横断できるスクランブル方式もあるが、同交差点では採用しない。同署交通課は「丁字路の交差点であり、横断者は無理をして斜めに渡ろうとはしないため、スクランブル化しなくても対応できる。また、歩行者の信号に待ち時間表示も設置しない」としている。
 
 同署はすでに、同交差点に看板を立てて信号処理方式変更の周知を図っている。同課は「変更直後は、通常の信号機だと勘違いすることによる見切り発車などの危険がある。信号灯火に従って、青信号をしっかりと確認したうえで動き出してほしい」と訴えている。
 
 問い合わせは同署(☎350・0110番)。  

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市川ナンバープレート 図柄決める投票受付






市川ナンバープレートのデザイン候補5案(上から順に①~⑤)

 市川市は、平成32年度から導入する車の「市川ナンバー」のデザイン案5作品の中から最優秀作品を決める投票を16日(消印有効)まで受け付けている。
 
 市川ナンバープレートは、モノクロの図柄入り、フルカラーの図柄入り(取得時に千円以上の寄付金が必要)、無地の3種類。市が8月から約1カ月間、図柄のデザイン案を募集したところ、全国から66作品の応募があり、デザインの専門家などによる審査で優秀な5作品を候補に選んだ。
 
 候補となっているのは、4本のしおりにバラと花火、梨、クロマツをそれぞれ描いた①「市川のしおり」と、市民の鳥であるウグイスが羽ばたく姿と花火などが描かれた②「元気に!新しい流れをつくる『市川市』!」、淡い色使いで梨を描いてナンバーの視認性を高めた③「おいしい『市川の梨』」、遠くからでも分かるインパクトのある梨と花火を描いた④「梨と花火」、市川の街並みや梨を描いた⑤「市川の梨と街と江戸川」の5点。最多得票のデザイン案はフルカラーとモノクロの図柄入りナンバーとして使用される。
 
 投票方法は、市ホームページ(「図柄入りナンバープレートデザイン投票」と検索)で投票するか、氏名・住所・作品番号(①~⑤)と、フルカラーの図柄入りナンバープレートの寄付金の用途(交通サービスの改善・観光振興・交通安全のいずれか)をハガキに書いて、市交通計画課(〒272―0033市川市市川南2の9の12)に郵便かファクス(712・6340番)で送る。対象は市内在住者。
 
 問い合わせは同課(☎712・6341番)。  

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浦安遊漁船協同組合
堀江ドックで清掃活動


堀江ドック内を掃除する組合員

 浦安遊漁船協同組合(西脇賢太郎理事長)は先月16日、浦安市堀江5丁目の旧江戸川沿いにある小型船の係留施設「堀江ドック」で清掃活動を行った。
 
 これまで他団体の呼び掛けなどで清掃活動に参加はしていたが、同組合主導での活動は今回が初めて。浮遊するごみが目立っていたため、市の協力を得て実施した。
 
 同施設は流木やヨシ、ペットボトルなどのごみが流入しやすく、特に台風シーズンの後はその量も増す。細かいヨシやビニール袋などは、船のエンジンを冷やすために水を取り込むフィルターに詰まると、エンジントラブルにもつながる。今回初めて清掃活動に参加できたという組合員も「ヨシが詰まるとオーバーヒートを起こしかねない。定期的にきれいにしていかないと」と、たも網で浮遊するごみを拾い、清掃活動に励んだ。
 
 組合員や小型船の所有者ら約30人で、水中だけでなく、施設内に捨てられていたごみも回収。2㌧トラック2台分もの量になった。西脇理事長は「今後も市と協力し、道具もそろえて定期的にこのような活動をしていければ」と、きれいになった堀江ドックに目を細めた。  

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日蓮宗の僧侶100人、100日間の修行開始
市川市中山の法華経寺と遠壽院


題目を唱えながら瑞門に向かって行進する修行僧たち

 市川市中山の法華経寺と遠壽院で1日、100日間の修行を積む日蓮宗の大荒行の入行会が行われ、全国から集まった合計100人の僧侶たちが修行に入った。
 
 大荒行は、毎年11月1日から翌年2月10日までの最も寒さが厳しい時期に行われる。睡眠は一日2時間で、食事は白かゆとみそ汁、梅干しを朝夕2回のみ。それ以外の時間は水行を1日7回行うほか、読経や写経などをして過ごす。過酷な修行内容から、天台宗の千日回峰行とインドのヨガと並ぶ世界三大荒行の一つと言われている。今年は法華経寺で88人、遠壽院で12人の僧侶が参加した。
 
 入行会では、家族や友人が見守る中、白い清浄衣をまとった修行僧たちが「南無妙法蓮華経」と題目を唱えながら、修行の場への入口である「瑞門」に行進。見守っていた人たちは、手を合わせて題目を唱えたり、「頑張れ!」と声援を送ったり、ハンカチで涙を抑えながら手を振ったりしていた。
 
 遠壽院で、入行する夫を子供と一緒に見送りに来たという女性は「無事に帰ってきてほしい」と話していた。  

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