市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □市川の梨を味わって〜市内でフェア
 □市川市、LINEで悩み相談〜中学生対象に実証実験
 □流しそうめん、水遊び楽しむ〜浦安市の七区・八区子ども会
 □浦安市「舞浜」の名称の由来、『マイアミ』から『浦安の舞』へ
 □下貝塚に防犯ボックス〜警察官OBが常駐
  


市川の梨を味わって〜市内でフェア


旬を迎えた梨を購入する来場者たち

 市川市とJAいちかわ、生産者で組織する市川市農産物等普及協議会は3日、道の駅いちかわで「市川のなしフェア」を開き、来場者に市川産の梨をPRした。
 
 この日は旬を迎えた幸水を、2個1セット400円の特別価格で販売。購入者には市内に約150カ所ある梨や野菜類、花などの直売所マップを配ったり、梨の特製キーホルダーをプレゼントしたりした。販売所には大勢の家族連れや夫婦が訪れ、用意していた200セットは約2時間で完売した。
 
 同フェアは24日に東西線行徳駅前広場、31日にJR市川駅南口駅前広場でもそれぞれ午前11時から開く。豊水3個セットを500円で販売する予定で、完売次第終了。天候によって中止の場合もある。
 
 担当者は「最近夏らしい気候になったので、豊水はこれからだんだん味が良くなり、フェアの頃にちょうど旬を迎えると思う。市川産の梨をぜひ味わってほしい」と話している。
 
 問い合わせは同協議会(☎711・1141番=市農業振興課内)。  

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市川市、LINEで悩み相談〜中学生対象に実証実験

 市川市は19日から9月13日まで、通信アプリ「LINE」で中学生の相談に対応する「悩み相談@いちかわ」の実証実験を行う。実証実験は、来年1月20日から同2月14日にかけても行う予定で、市は実証実験の結果を踏まえ、来年度の通年実施に向けて調整していく。LINEを使った悩み相談対応は、県内では千葉市でも実施されている。
 
 実証実験は、入札で決定した事業者に委託して実施。心理カウンセラーなどの資格を持つ専門相談員3人が、LINEのやり取りで相談に応じる。相談者が希望すれば、LINE通話を使った相談も可能。緊急性の高い相談と判断された場合は、市教委や警察など関係機関に連絡が入る。
 
 相談内容は、いじめや不登校、心身の健康、学校・家庭生活についてなど幅広く対応。同様の相談は、小学生~19歳の市内在住・在学者を対象に市少年センターが電話(320・3340番)やeメール(youngnet@city.ichikawa.chiba.jp)、面接で受け付けているが、若者のコミュニケーションツールとして浸透しているLINEを使うことで、気軽に相談してもらうことが今回の狙いだ。対象者は、身近な人に相談することに抵抗がある中学生に絞り、学校に行きたがらなくなる生徒が増える夏休み明けの前後と、受験によるストレスや悩みが増えるシーズンを実施時期に選んだ。
 
 市は夏休み前に、私立を含む市内の全中学校と特別支援学校(中学・高等部)の生徒に同相談の案内を配布。同案内に印刷されているQRコードをスマートフォンで読み取り、LINEの友達に追加すると、LINE上で相談できる。
 
 受付時間は午後5時から同10時(受付は同9時)まで。土・日曜日と祝日も受け付ける。
 
 市の担当者は「グチを言ったり、悩みを打ち明けたりするだけでも救われることがある。気軽に利用してほしい」と話している。  

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流しそうめん、水遊び楽しむ〜浦安市の七区・八区子ども会


水遊びを楽しむ七区の子供たち

流しそうめんを楽しむ八区の子供たち

 浦安市猫実4丁目の七区子ども会と同5丁目の八区子ども会で先月、流しそうめんや水遊びのイベントが開かれた。
 
 七区のイベントは流しそうめん大会。あいにくの雨だったが、親子約90人が参加。流しそうめん台は天然の竹を割って作った約15㍍の立派なものと、雨どいで作ったものの2本。子供たちは流れてくるそうめんを楽しそうに箸でつかみ、ハムやエビ、キュウリ、ミニトマトなどを添えておいしそうに食べていた。参加した女の子たちは「そうめんをすくうのが楽しかった」「すくえなかったから、一番下(のザル)まで行った。お腹いっぱい」などと笑顔で話していた。
 
 流しそうめんの後は、ビニール製の大きな簡易プールで水遊び。ジャンプして飛び込んだり、バタ足をしたり、水鉄砲で大人に水をかけたりして楽しんでいた。
 
 同会の坂口輝哉会長は「子供たちに楽しんでもらうのが子ども会。大人たちは自発的に動いてくれてありがたい」と話し、充実した様子だった。
 
 八区子ども会のイベントは夏まつり。子供たちは、大人たちが用意した射的やヨーヨーすくい、かき氷、フランクフルト、自分で作る綿あめなどを順番に楽しんだ。その後は、子供たち待望の流しそうめん。鉄パイプの骨組みに付けられた雨どいの前で、子供たちはわれ先にと箸を持って構え、そうめんを手皿いっぱいにすくっていた。勢い余って箸を流してしまう子供もいた。参加した女の子は「家で食べるよりもおいしい」、男の子は「毎日ここで食べたい」と楽しそうに話していた。お腹いっぱいになった子供たちはその後、子供用ビニールプールに入ったり、水を掛け合ったりするなど、思い思いに遊んでいた。
 
 同会の八子拓也会長は「子供たちと元気にみんなで遊び、楽しんでいる。子ども会を通じて、子供にも親御さんにも、地域との触れ合いを楽しみ、大事にしてほしい」、同会相談役の金子重則さんは「子供たちと過ごせる子ども会からは、なかなか離れられない。自治会とも連携して、子供もお年寄りも集える地域になってほしい」と願っていた。  

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浦安市「舞浜」の名称の由来、『マイアミ』から『浦安の舞』へ

 浦安市は、「舞浜」という地区名の由来について、これまでの「米国フロリダ州マイアミビーチにちなんで名付けられた」という説明を、「神楽『浦安の舞』にちなんで名付けられた」と改めた。市史編さん事業(現在中断中)で同地区名の由来を再検証する中、当時の町議会議事録で確認できたためという。
 
 市史編さん事業で確認されたのは、1975年12月臨時会の議事録。当時の熊川好生町長が「字の名称は『浦安の舞』にちなんで『舞浜』と名付けた」と説明したことが記録されている。内田悦嗣市長は、今年4月末に放送された地上波テレビ局のバラエティ番組の取材に『浦安の舞』由来を説明。市はホームページの市プロフィールにある「地域名の由来」で、舞浜の由来を『浦安の舞』に改める。
 
 『浦安の舞』は1940年、皇紀(神武天皇即位紀元)二千六百年奉祝会に合わせて作られた、巫女が舞う神楽。「浦安」という言葉は、日本書紀に「日本者浦安」と記され、日本の別称といわれている。「うら」は古語で「心」を指し、「うらやす」で「心の平穏」「国の平穏」を表しているとされている。
 
 舞浜の地区名を『浦安の舞』から発案したのは、同地区の埋め立て事業者で、ディズニーリゾートを誘致、運営しているオリエンタルランド。当時の浦安町が同社に名称の提案を依頼した。
 
 浦安青年会議所(JC)の元理事長・高梨健太郎さんは、東京ディズニーランド開園時の総合プロデューサー・堀貞一郎氏が生前の2013年に講師を務めたJCの講話で「舞浜の地区名にはもっと深い意味がある。『浦安の舞』を舞う浜から決定した」と、『浦安の舞』由来について聞いたという。
 
 オリエンタルランドは社史に「『舞浜』を提案し、『舞』は雅楽の『浦安の舞』からとり、舞を舞いたくなるような楽しい海浜となって、当地が将来にわたって国際色豊かな地域として発展するように願いを込めた」と記載している。ただ、「マイアミビーチの名前から『舞浜』という由縁もあり、これらの要素を総合して命名された」とも記載。同社での検討過程も踏まえると、「マイアミビーチ」由来は間違いとまでは言えないようだ。  

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下貝塚に防犯ボックス〜警察官OBが常駐


テープカットを行う森田知事(右から3人目)、村越市長(同4人目)ら

 市川市は先月25日、大野中央病院(下貝塚3の19)敷地内に防犯ボックスを設置した。警察官OBの市職員「セーフティアドバイザー」が年末年始を除く毎日、午後2時から同10時まで常駐。交番のない同地区で、帰宅時間の見守り活動や地域のパトロールなどを通して地域の犯罪抑止に努める。
 
 防犯ボックスの設置は県内13カ所目。市内では2013年、県がモデル事業として大野町のコンビニ敷地内にも設置していたが、店舗の閉店に伴い今年3月に撤収していた。
 
 今回の防犯ボックスは市が設置し、県が運営費の一部を補助。セーフティアドバイザー3人が配置され、1~2人が常駐する。
 
 同日には同地で開所式が開かれ、森田健作知事や村越祐民市長、近隣の小中学生や住民らが参加した。森田知事は「防犯ボックスを設置した場所では、泥棒の犯罪件数が60%減少した地域もある」と、効果をアピール。その後はテープカットが行われた。最後は市立大野小6年の川上結心さんと同3年の川上恵未さんの姉妹が、一緒に「私たちの安心安全を見守ってください」と言いながら、セーフティアドバイザーに花束を手渡した。  

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