市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □行徳鳥獣保護区にツルシギ飛来~野鳥観察舎友の会が17年ぶり確認
 □市川市コミュニティバス北国分ルート~実証実験運行をスタート
 □豪のラグビーチームと交流~浦安の高校生、日本文化も紹介
 □浦安市美浜公民館~大規模改修で来年7月まで休館
 □ディズニーリゾートライン~来春から新型車両を導入
  


行徳鳥獣保護区にツルシギ飛来
野鳥観察舎友の会が17年ぶり確認


行徳鳥獣保護区に飛来したツルシギ=行徳野鳥観察舎友の会提供

 日本で絶滅の恐れがあるとされている渡り鳥ツルシギが、先月14日から20日にかけてのうち4日間、市川市新浜の県行徳鳥獣保護区に飛来しているのを、同保護区の管理に携わるNPO法人行徳野鳥観察舎友の会のスタッフが確認した。同保護区では17年ぶりの記録という。
 
 ツルシギは、春と秋に日本を経由する渡り鳥。特に春は早くから湿地に可憐な姿を現し、「蓮田の春告げ鳥」として親しまれていた。しかし、高度経済成長期以降は全国的に激減。環境省のレッドリストで絶滅危惧種(Ⅱ類)に指定された。
 
 同保護区は、かつて行徳地域に広がっていた湿地が復元されている場所で、同会によると、ツルシギと近縁のアオアシシギやクサシギなどが少数ながら毎年飛来しているが、ツルシギの飛来を確認したのは2002年以来という。同会は「行徳鳥獣保護区の湿地は市川市の水鳥にとって最後のとりでの一つ。温かく見守ってほしい。ツルシギがまた来てくれたらとてもうれしい」と話している。  

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市川市コミュニティバス北国分ルート
実証実験運行をスタート


北国分ルートの実証実験運行に導入されているワゴンタイプの車両

 市川市は1日から、コミュニティバス北国分ルートの実証実験運行を始めた。期間は来年3月末までで、半年間の実績を基に本格運行への移行を判断する。
 
 同地域は、駅やバス停から300㍍以上離れた交通不便地。坂道も多く、住民からはかねてよりコミバス導入の要望が上がっていた。2015年からは、コミバス導入を目指す住民組織と市、警察、バス事業者らで協議を開始。需要や運行ルート、バス停の位置などを検討していた。
 
 実証実験運行では、北国分1~3丁目や堀之内3丁目などを通りながら、北総線北国分駅~矢切駅間を約25分間で結ぶ。運行は平日のみで、便数は午前9時20分北国分駅発の便から、午後4時同駅着の便まで10本(5往復)。道路が狭いため、定員12人のワゴンタイプの車両を使う。運賃は大人・小学生とも200円に設定した。
 
 本格運行に移行するための基準は、市のコミバス運行指針で規定。実証実験期間中の採算率が30%以上になり、住民アンケートで回収率35%以上、コミバスを「利用している」「今後利用する」と答えた人の合計が回答者の65%以上という条件をクリアする必要がある。
 
 同市のコミバスは現在、メディアパーク市川~北総線松飛台駅間を結ぶ北東部ルート(梨丸号)と、メディアパーク市川~東京ベイ・浦安市川医療センター間を結ぶ南部ルート(わくわくバス)がある。運賃は、現金払いの場合はいずれも大人160円、小学生100円。両ルート合計の利用者数は、毎年50万人近くで推移している。  

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豪のラグビーチームと交流
浦安の高校生、日本文化も紹介



 オーストラリアのラグビーアカデミー「キャバリアーズ」に所属する12~16歳の男女19人が先月29日、浦安市を訪れ、同市の高校生と7人制ラグビーの交流戦を行った。
 
 キャバリアーズは国際交流のため、ワールドカップ(W杯)開催中の日本を訪問。W杯を観戦して自国を応援したほか、オーストラリア代表の公認キャンプ地の同市で交流した。
 
 男子は東京学館浦安高ラグビー部の1、2年生と東海大浦安高ラグビー部の1年生、女子は関東高校女子選抜の「浦安girl′s」が、キャバリアーズと対戦。ラグビー強豪国の子供たちがスペースをうまく使い、速い集散でうまさを見せれば、浦安の高校生たちも激しくタックルしたり、軽快なステップでディフェンスの間を抜けたりと負けじと戦った。
 
 試合後は両国の選手がプレゼントを交換したり、浦安girl′sがよさこいソーランを踊って見せたりして交流。東京学館浦安高の山元冬舞選手(2年)は「スクラムでわざと高く組んでボールをかきやすくしたり、寄りや判断が早かったりと、7人制の戦い方を知っている感じだった」と振り返った。市内在住の古市和彩選手(昭和学院秀英高1年)は「体格差と迫力がすごかった。タックルされても倒れない体幹を自分も身に付けたい」と話した。  

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浦安市美浜公民館
大規模改修で来年7月まで休館

日本の高校生と7人制ラグビーで戦うオーストラリアの選手たち

 浦安市美浜公民館(浦安警察署北側隣接)が、大規模改修工事のため先月23日から休館に入った。館内の市立図書館美浜分館も休館。休館は来年7月20日までを予定。工事費の当初予算は4億4369万円。市内の公民館の大規模改修工事は今回の工事で一段落となり、当面は行われない見込みだ。
 
 改修工事では、建設から32年が経過して老朽化した建物を改修。屋根材や屋上防水層、各部屋の内装などを全面改修する。駐車場は現在より9台増の34台分を設置。駐輪場は40台分を設置する。
 
 トイレは全て洋式に変えるほか、1階のみだった多機能トイレを2、3階にも新設する。1階には授乳室と学習コーナーを設置。また、3階の工芸工作室と調理実習室を入れ替える。
 
 1階の図書館美浜分館の東側外部には、木調のテラスを新設。読書スペースや読み聞かせスペースなどに利用する予定だ。
 
 屋上には10㌔ワットの太陽光発電設備を設置する。LEDライトになる館内の全電灯の消費電力を賄えるとしているが、蓄電システムは設けない。
 
 工事期間中、美浜公民館の事務所は富岡公民館内に移転。休館中の利用者の登録更新や利用申請、サークル活動などは他の公民館でできる。予約資料の受け取りやブックポストの使用はできない。
 
 問い合わせは美浜公民館事務所(☎352・8811番)。  

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ディズニーリゾートライン
来春から新型車両を導入


新型車両のイメージⓒDisney

 東京ディズニーリゾートの各施設を結ぶモノレール・ディズニーリゾートラインに来年春、新型車両「リゾートライナー(Type―C)」が導入される。先月25日、運営会社の舞浜リゾートラインが発表した。
 
 2001年の開業以来、初めての新型車両の導入。24年度末までに5編成を導入予定で、総投資額は約125億円。
 
 新型車両はこれまで同様1編成6両。外装のアクセントカラーは現行の5色を踏襲した上で、やわらかく揺らめく波をイメージしてグラデーションを付ける。ミッキー型の窓はこれまでより10%大きくなる。
 
 車内は高さ、幅ともに広くなり、シートの形状をロングシートにして利便性を向上。3、4両目にシートを置かないスペースを設けるなどバリアフリー化も充実させた。カラーもディズニーの世界観を表現。ミッキー型のつり革は、高さを3段階にする。
 
 問い合わせは東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンター(☎0570・00・8632番=午前9時~午後5時)、一部のPHS、IP電話、国際電話は(☎045・330・5211番)。  

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