市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □自治会オリジナル料理に長蛇の列〜塩焼地区自治連の夏祭りにぎわう
 □市川市、ビッグデータを事業者に提供〜市民の利便性向上などに活用
 □漁師町時代の暮らしを体験〜浦安市郷土博で児童が宿泊体験
 □浦安市、那覇に災害コールセンター設置〜同時被災を回避、職員は復旧に注力
 □松戸のごみ一時受け入れ〜浦安市と市川市
 □夏休みの犯罪を防げ!〜南行徳駅周辺でパトロール
  


自治会オリジナル料理に長蛇の列〜塩焼地区自治連の夏祭りにぎわう


大勢の来場者でにぎわう会場

 市川市塩焼地区の自治会連絡協議会は先月27日、市川市立塩焼小で恒例の納涼夏祭りを開いた。会場には大勢の人たちが訪れ、露店や盆踊りなどを楽しんでいた。
 
 東行徳、塩焼2丁目、同3丁目、同5丁目、行徳ハイムの5つの自治会が合同で開く夏祭り。36回目の今回は、台風が心配されたが夏らしい晴天に恵まれ、夕方から夜にかけて約6千人(主催者発表)の人出でにぎわった。
 
 会場には、飲食物や子供向けおもちゃなどを販売する各自治会の露店が約50店舗並んだ。食べ物は、各自治会オリジナルの味付けやメニューが特徴で、東行徳は焼きそば、塩焼2丁目は新作のプルコギ、同3丁目はお好み焼き、同5丁目は焼き鳥や焼きトウモロコシ、行徳ハイムは出汁作りからこだわったきしめんなどを販売。各露店の前には長い行列ができていた。
 
 来場者は露店の食べ物を味わったり、ステージ上の歌や太鼓の演奏を聴いたり、盆踊りに参加したりして、夕風に涼みながら夏の宵を楽しんでいた。妙典から小学3年生の娘と一緒に訪れた母親は「毎年来ている。きしめんがおいしいので今年も食べたい」と話していた。  

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市川市、ビッグデータを事業者に提供〜市民の利便性向上などに活用

 市川市は先月から、市の保有する個人情報を個人が識別できないように加工した「非識別加工情報」(ビッグデータ)を事業者に提供する制度を導入した。提供する情報が、市民生活の利便性の向上や、新たな産業の創出などに資する事業に使用されることなどが条件。市によると、同様の制度を導入した自治体は県内では初めてで、全国でも6番目という。
 
 提供する情報は「市民税オンラインシステム」「介護保険システム」「子育て総合支援窓口システム」「健康管理システム」など、市の業務システムで使用している52の個人情報ファイルから、氏名や詳細な住所など個人を特定できる情報を除いた非識別加工情報。事業者は使用したいファイルを選び、実施する事業の提案書を市に提出して審査を受ける。
 
 審査が通れば、市は事業に必要な情報のみ抽出してデータ形式で事業者に提供。事業者は手数料2万1千円と、データ1人分につき1円を市に支払う。データの再利用や譲渡、公表などは禁止。一定期間後に市に返却する。
 
 提供できる52ファイルの一覧は市のホームページで公開されている。  

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漁師町時代の暮らしを体験〜浦安市郷土博で児童が宿泊体験


宿泊する住宅に蚊帳を張る子供たち

 浦安市郷土博物館で1、2の両日、市内の小学生を対象とした宿泊体験が開かれ、4~6年生12人が漁師町時代の浦安の暮らしを体験した。
 
 今年も定員の4倍以上の応募があった毎年人気のイベント。宿泊するだけでなく、市内の銭湯で入浴したり、星空を観察したり、朝の境川を散歩したりして楽しんだ。
 
 食事も、かまどでご飯を炊いたり、七輪をでふうかし(アサリのみそ汁)や焼き魚などを作ったりと自分たちで準備。アサリの貝むきもコツを教わりながら体験していた。
 
 子供たちは、屋外展示場にある市指定有形文化財住宅のたばこ屋と魚屋、漁師の家に分かれて宿泊。みんなで協力し、部屋いっぱいに蚊帳を張った。たばこ屋に泊まった6年の女子は「蚊帳を張るのが面白かった。階段や置いてあった招き猫は少し怖かった。いまはボタン1つで何でもできるけど、昔の人は苦労したことがよく分かった」と感想を話した。魚屋に寝泊まりした5年の男子は「2カ所蚊に刺されたけど、蚊帳が無かったらもっと刺されたかも」と振り返った。  

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浦安市、那覇に災害コールセンター設置〜同時被災を回避、職員は復旧に注力

 浦安市は1日、大規模災害に備えた「災害コールセンター」(0120・723・242番)を那覇市に設置した。遠隔地に設置することで同時被災を避け、市民に必要な情報を円滑かつ正確に提供することが狙い。遠隔地に災害コールセンターを構えるのは県内で初めて。
 
 2011年の東日本大震災時、浦安市は液状化現象など大規模な災害が発生。市役所には市民から問い合わせの電話が殺到し、職員も電話対応に追われた。ただその内容は緊急を要さないものも多かったという。
 
 コールセンターは、こうした教訓を踏まえて設置。生命に関わることなど、緊急性の高いものに関しては市に通報してもらい、緊急度は低いものの、市民生活に直結する情報については、災害コールセンターに問い合わせてもらう。
 
 コールセンターで対応する問い合わせは、発災直後が避難所や交通規制、被害状況、医療・救護所、二次被害防止などに関すること。その後は時期に応じて、生活必需品やライフライン、交通機関、仮設住宅、ごみ処理などに関する問い合わせに対応する。
 
 コールセンターの運用は発災時のみ。発災後、市の災害対策本部が被害の状況を把握し、運用を判断する。運用開始は市のホームページ(HP)などで知らせるという。
 
 運営業務は事業者に委託。運用時には、市がコールセンターに随時情報を提供し、事前に市の情報や災害発生時応対のマニュアルについて研修を受けた10人のオペレーターが、市民の問い合わせに対応する。
 
 市は「コールセンターで対応することで、職員がいち早く復旧復興に取り掛かることができる」と考える。コールセンターの電話番号は市のHPや広報などで周知を図る。  

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松戸のごみ一時受け入れ〜浦安市と市川市

 浦安市と市川市は、松戸市のごみ処理施設(クリーンセンター)の建て替えに伴い、来年4月から同市の家庭系ごみの処理を一時的に受け入れる。
 
 松戸市では現在、2つのクリーンセンターが稼働しているが、このうちの一つが老朽化による建て替えのため、今年度末に稼働を停止。それに伴い、同市は近隣の自治体に対し、1施設では処理できない日量70㌧の家庭系燃やせるごみの処理を依頼。市川市が日量50㌧、浦安市が同20㌧を受け入れることを決め、先月22日に協定を締結した。
 
 期間は来年4月1日から、新たな処理施設が稼働するまでの10年間だが、市川市はクリーンセンターの建て替えを計画しており、現センターの稼働が終わるまでとしている。受け入れは有料で、金額は今後協議する。  

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夏休みの犯罪を防げ!〜南行徳駅周辺でパトロール


パトロールする参加者たち

 市川市行徳防犯協会は先月29日、東西線南行徳駅周辺で「夏期防犯パトロール」を行い、空き巣やひったくりなどへの注意を市民に呼び掛けた。
 
 同パトロールは、夏休み期間中の若者の犯罪や非行を防ぐとともに、空き巣や振り込め詐欺などの犯罪を減らそうと2009年から毎年実施。今年は同協会や自治会の会員、行徳署の警察官など129人が参加した。
 
 参加者たちは3班に分かれ、駅周辺を約1・2㌔歩いてパトロール。駅前ではチラシなどを配りながら、「ひったくりや空き巣などの被害に遭わないように気を付けましょう」「日頃から防犯対策を意識しましょう」などと道行く人々に呼び掛けていた。
 
 同署によると、行徳地区で今年1月~6月に発生した犯罪は483件(暫定値)。昨年とほぼ同数だが、忍び込み犯罪が増加傾向で、自転車の盗難や車上狙い、止めてある自転車の前かごから荷物を盗まれる事例も多いという。振り込め詐欺は減ってはいるものの、先月も発生しており、同署は引き続き注意を促している。  

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