今週のNews
□稲越小・曽谷小・東国分中 来年度から併設型の一貫校に
□「北千葉道路の早期事業化を」 沿線市長らが決議
□浦安南高から高洲地区高齢者施設へ 手作りマスクやメッセージ贈る
□浦安市美浜公民館リニューアル 来月7日にオープン
□「国際平和デー」の21日 浦安市、大蓮寺などで鐘鳴らす
稲越小・曽谷小・東国分中
来年度から併設型の一貫校に
市川市教委 12月に決定へ
市川市教委は、市立東国分中と同曽谷小、同稲越小の3校を来年度から併設型の小中一貫校として運営するための準備を進めている。11月に、3校の保護者や関係者、教職員らで構成する検討委員会で合意が得られ、12月の市教委の定例会議で議決されれば正式に決定する。一貫校になっても通う学校は変わらないが、東国分中の教師が曽谷小や稲越小で授業をしたりできるようになる。
市教委は昨年11月に「市川市立義務教育学校の設置に関する方針」を策定。小中一貫教育を行う義務教育学校の設置を推進することを明確にした。
同月からは、当該3校の東国分中ブロックと、市立高谷中、同二俣小、同信篤小3校の高谷中ブロックでそれぞれ検討委員会を立ち上げ、義務教育学校設置の検討を開始。高谷中ブロックについてはまだ方向性が決まっていないが、東国分中ブロックについては来年度から併設型の小中一貫校にし、2030年度から一体型の義務教育学校にする方向で検討を進めている。
義務教育学校は、一つの学校で一貫した教育を9年間行うもので、市川市の市立校では16年度に義務教育学校になった塩浜学園がある。これに対して併設型は、別々の小中学校が一貫した教育を9年間行うもので、実現すれば市内の市立校では初めてになる。
併設型の小中一貫校になっても、児童・生徒はいままでと同じ学校に通うが、行事を合同で行ったり、中学校の教師が小学校に来て授業を行ったり、6年間と3年間に分ける通常のカリキュラムを5年間と4年間などに変えたりできる。東国分中ブロックについては、合同行事やカリキュラムの分け方など運営方法は未定で、実際に一貫校としてスタートしてから、3校で実情を見ながら検討していく方針。30年度の義務教育学校化についても引き続き検討を続け、一体型校舎の設計・建設期間などを考慮して24年度までに判断するとしている。一体型校舎の建設場所も未定。
地元や卒業生から通称名を募集中
市教委は、東国分中と曽谷小、稲越小の併設型小中一貫校の通称名を23日まで募集している。
対象は地元住民や3校の在校生、保護者、卒業生など。考えた名称とその理由・コンセプト、3校の卒業生の場合は卒業年度を書いて、市教委学校環境調整課にファクス(383・9203番)またはeメール(gakkokankyo-tyosei@city.ichikawa.lg.jp)で送るか、各校の事務室に持参する。
問い合わせは同課(☎702・5355番)。
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「北千葉道路の早期事業化を」
沿線市長らが決議
市川市など、北千葉道路の沿線7市の市長と議長で構成する「北千葉道路建設促進期成同盟」と県は先月28日、千葉市内のホテルで「北千葉道路建設促進大会」を開いた=写真。各市の市長や商工団体代表、地元選出国会議員、森田健作知事ら約70人が出席し、同道路の早期事業化を図ることなどを決議した。
同道路は、市川市北部の外環道路から、千葉ニュータウンを経て成田空港までを結ぶ延長約43㌔の幹線道路。このうち、外環道路から鎌ケ谷市内の県道船橋我孫子線までの約9㌔区間は事業化されておらず、その他の区間は建設工事中の成田市押畑以東約3・7㌔を除いて開通している。
市川市区間を含む船橋市小室以西の約15㌔区間は、一般道(国道464号)を整備するとして1969年に都市計画決定されたが、県は現在、一般道と自動車専用道路を一体整備する計画に変更する手続きを進めており、環境影響評価も並行して行っている。
この日は、冒頭で森田知事があいさつに立ち、「北千葉道路は首都圏と成田空港を結ぶ最短距離であると同時に、災害時の緊急輸送道路、そしてまた渋滞の緩和と、大変役割は大きい。これは千葉県だけでなく首都圏、日本国の最重要課題と認識している」と、その重要性を強調。最後は▽市川市~船橋市間は、国による令和3年度の新規事業化を図ること▽長期安定的に道路整備・管理を推進するため、新たな財源の創設を検討するとともに、令和3年度は道路予算全体を増額し、必要な予算を確保すること――などを決議した。
決議内容は、大会出席者の連名で作成された要望書に盛り込まれ、11日に国土交通省や財務省、関係国会議員らに提出された。
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浦安南高から高洲地区高齢者施設へ
手作りマスクやメッセージ贈る
副島総園長(右端)にマスクや千羽鶴などを手渡す部員ら
県立浦安南高(勝田幸裕校長)のボランティア部は先月17日、手作りの布製マスク50枚と千羽鶴、大きなメッセージボードを、隣接する市高洲地区高齢者福祉施設に贈った。
同校と同施設は例年、施設の祭りや同校の体育祭などで交流。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で直接触れ合うことができないため、マスクを同施設に贈ることにした。マスクは、生徒の保護者が縫ったもので、部員と生徒有志がひもを通したり、手書きのメッセージカードを添えたりして仕上げた。
同日には勝田校長と教員2人、部員ら生徒7人が施設を訪れ、副島克行総園長にマスクを手渡した。副島総園長は「過去のように交流はできないが、気持ちはつながっている。皆さんの気持ちは入居者の皆さんにも伝えたい」と感謝。同部の安田羽奈部長(2年)は「近い距離で接することはできないが、このマスクで心の距離が近づけば」と願った。
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浦安市美浜公民館リニューアル
来月7日にオープン
美浜公園側に新設された図書館美浜分館のテラス
昨年9月から大規模改修工事のため休館となっていた浦安市美浜公民館(浦安警察署北側隣接)が来月7日、リニューアルオープンする。当初は7月の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で工事が遅れていた。約1年ぶりのオープンを前に、早くも10月分の予約が入っているという。
総工費は7億1700万円。老朽化した内装や屋根材などを改修し、館内の照明は全てLEDライトにした。
トイレは全て洋式に変更し、1階のみだった多機能トイレは全フロアに設置。1階には授乳室と学習コーナーを新設した。学習コーナーは10人の定員だが、感染症対策のため、当面の間は半分程度に制限するという。
3階の調理実習室はこれまでより10平方㍍広い58平方㍍に拡張。調理台だけでなくテーブルも設置した。
1階の図書館美浜分館の東側(美浜公園側)外部には、自由に動かせるベンチとテーブルが3台ずつあるウッドデッキ調のテラスを新設。読書スペースとしてだけでなく、読み聞かせなどにも利用できる。
駐車場は以前より9台多い34台分、駐輪場は40台分を確保。屋上には10㌔ワットの太陽光発電設備を設置し、1階ロビーにあるモニターで発電量を確認できるようにしている。
オープン記念コンサートも
市は供用開始前の4日午前9時から、オープニングセレモニーを開く。終了後から午後4時までと、5日午前9時から午後4時までは館内を内覧できる。
4日午後2時から同3時半までは、大集会室でオープン記念イベントのホールコンサートを開催。アコースティックギタリストの堀尾和孝さんと、ウクレレ奏者のウルルJUNさんが演奏を披露する。定員は抽選50人。希望者は、往復はがきの往信用裏面に住所・氏名・電話番号・「コンサート希望」、返信用表面に自分の住所と名前を書いて同館(〒279―0011美浜5の13の1)に28日必着で送る。はがき1枚につき入場は1人。
問い合わせは同館(☎352・8811番)。
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「国際平和デー」の21日
浦安市、大蓮寺などで鐘鳴らす
浦安市は大蓮寺(堀江4の14の2)で21日午後0時半から、平和を願って鐘を突く記念行事を行う。
同日は、国連が定めた「国際平和デー」で、米ニューヨークの国連本部では毎年、日本から贈られた「平和の鐘」を鳴らす記念行事が行われている。市は、国際平和デーに鐘を鳴らしている岐阜県高山市の呼び掛けを受け、今年初めて実施する。
同日は、内田悦嗣市長が同寺で1分間にわたり鐘を突くほか、オリエンタルホテル東京ベイ、浦安ブライトンホテル東京ベイ、ヒルトン東京ベイの各ホテルも同時刻にチャペルの鐘を鳴らす。市は「市民にも家にある鐘などを鳴らしてもらえれば。何かアクションすることで、改めて平和について考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
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