今週のNews
□アートな暖簾を楽しもう
大門通り、手児奈通りなどでKUGURU展
□ひさしに亀裂10カ所以上
完成後間もない市川市新庁舎
□見事なソメイヨシノ、この春で見納め
浦安市猫実の熊川さん宅
□使用更新期間など設定
浦安市墓地公園条例の改正案を公開
□浦安三社祭は再延期
開催時期は未定
アートな暖簾を楽しもう
大門通り、手児奈通りなどでKUGURU展
大門通りで暖簾を鑑賞する来場者
市川市真間の大門通りや市川手児奈通りなどで、真間にちなんだ絵などが描かれた暖簾などを楽しめる「第1回KUGURU展 アートな暖簾の参道を歩こう」が開かれている。11日まで。
市川をアートが楽しめる都市にしようと、市内のアーティストや企業などで昨年発足した「ICHIKAWA ART CITY」実行委員会と市川市が主催。駅からのアクセスが良く、密にならずにアートを楽しめる会場として両通りを選び、店頭などに設置しやすい暖簾を展示することにしたという。
展示されている暖簾は、昨年12月に「あなたが真間を語るなら」をテーマに、全国から募集した作品。弘法寺と手児奈霊神堂を描いた作品や、弘法寺境内の樹齢400年の枝垂れ桜「伏姫桜」を描いた作品、真間をイメージした抽象的な作品など、個性豊かな暖簾41点が店舗や事業所の入口などに飾られている。
また、大門通りの先の弘法寺では立体作品4点が展示されており、一部は実際に触ることが可能。手児奈通りの手児奈橋付近にある真間ポンプ場の壁一面には、真間の四季をイメージした巨大な絵が描かれている。
先月26日に東京・阿佐ヶ谷から大門通りを訪れていた40代の女性は「暖簾がお店になじんでいて、見ていて楽しい」と笑顔。同実行委は「各作品を読み解くと『あなたが真間を語るなら』につながるので、想像しながら作品を見ていただきたい」と願っている。
詳細は「ICHIKAWA ART CITY」のホームページを参照。作品は同ページでも楽しめる。また、JR市川駅直結のシャポー市川内「むすぶば」では8日までの午前10時から午後3時まで、出展作品の原画やアーティストの作品などを展示・販売している。
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ひさしに亀裂10カ所以上
完成後間もない市川市新庁舎
コンクリート製ルーバーに発生した亀裂
市川市は、昨年7月に完成したばかりの市役所第1庁舎に亀裂や破損箇所が見つかったことを先月29日に市ホームページで公表した。少なくとも10カ所以上あり、いずれもひさしの役割を果たすコンクリート製ルーバーという2次的な部材で発生したという。本体構造には直接影響しない部材だが、人通りの多い国道14号に面して設置されている。現在は、庁舎の設計業者と施工業者が亀裂の正確な数や原因などを調査中。破片の落下によるけが人はいないという。
ルーバーは、庁舎の南側壁面のほぼ全面に、地面と平行に20段ほど設置。ルーバーの大きさや構造は2種類あるが、亀裂が生じているルーバーは長さ約5㍍、幅約70㌢、厚さ約30㌢のコンクリートブロックをつなぎ合わせたもので、亀裂はその接続部付近で生じているという。
亀裂の存在は、先月1日に通行人からの指摘で発覚。市は現在、剥がれかかった破片を除去したり、テープを貼ったりするなど応急処置をし、他の部分も含め定期的にチェックしているという。
完成後わずか7カ月でコンクリートに亀裂が生じる異例の事態。新たな亀裂が生じ、破片が落下するようなことがあれば人的被害も出かねないが、原因が調査中のため本格的な対応策はまだ決まっていない。
公表は、通行人の指摘から4週間後に行われた。市は「原因がはっきりしていないので、応急処置関係を優先していた」としている。
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見事なソメイヨシノ、この春で見納め
浦安市猫実の熊川さん宅
見事に育ち、咲くソメイヨシノ=3月31日撮影
春の青空に映える淡い桜色と菜の花の黄色、エンドウの葉の緑色――。毎年、近隣住民や通行人の目を楽しませてきた熊川正明さん宅(猫実2の20の27、猫実東自治会集会所隣り)にあるソメイヨシノ4本が、今年で見納めとなる。住居のマンションへの建て替えに伴い、伐採されるため。最後の姿を見ようと訪れる人も多い。
この4本は、1973年に植えた苗木から育てた3本と、2年後に出てきた若芽から育てた1本。当初は1・5㍍ほどの高さだったが、熊川さん家族の歴史を見守りながらぐんぐん成長し、最も大きいものは高さ約10㍍になった。幹回りは大人4人が手を広げてやっと届く太さ。約20年前からは自らの設営でライトアップし、夜桜も楽しんできた。
だがその姿も今年が最後。惜しむ声ばかりが熊川さんに届く。残すことも考えたが、毛虫などの害虫対策や剪定に手間が掛かることから断念。大きく成長し過ぎたため移植もかなわなかった。それでも最後の姿を多くの人に見てもらおうと、工事の開始時期は桜が終わるまで遅らせた。
ライトアップは午後6時ごろから同10時ごろまで。「切ると決まって家族が一番悲しんだ。せっかくだから最後にたくさんの人に見てほしい」。熊川さんが丹精込めて育てた桜が、きょうも華麗に咲き誇る。
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使用更新期間など設定
浦安市墓地公園条例の改正案を公開
浦安市墓地公園の使用者が来年7月から順次、30年の墓所使用期間の満了を迎えることから、市は更新期間を30年と10年の2種類とし、墓所の返還希望者には費用的に支援することを盛り込んだ条例改正案を作成した。26日までパブリックコメントを行っている。
来年で開園30年を迎える同公園の墓所は墓石建立型で、1区画3・0平方㍍の通常墓所約8300区画と、同1・5平方㍍の小型墓所約1100区画があり、来年7月には約560人の通常墓所使用者が使用期間満了を迎える。しかし、使用期間満了後については条例に定められていないため、内田悦嗣市長が昨年8月、その対応について市墓地公園運営審議会(喜多村悦史会長)に諮問していた。
今年1月の答申を受け、市は条例改正案を作成。墓所使用の更新期間は30年か10年を選べるようにする。必要な運営経費相当額として算出したという更新使用料は、通常墓所が30年更新で18万円(10年更新は6万円)、小型墓所が同9万円(同3万円)で、市外在住者はそれぞれ1・5倍としている。
墓所を返還する場合、現条例では使用者が墓石を撤去するなど原状回復をしなければならないと定められているが、費用負担を避けた使用者の墓所が無縁化するのを防ぐため、改正案では埋蔵されている遺骨を市が無償で合祀室に埋葬する制度や、墓石の撤去費用を助成する制度を設けている。
改正案の概要は、市ホームページや市情報公開室で閲覧可能。市は市民の意見を踏まえた改正案を6月の市議会定例会に上程し、使用者が期間満了を迎える1年前には、対象者に案内していく考え。
問い合わせは市環境衛生課(☎712・6495番)。
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浦安三社祭は再延期
開催時期は未定
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて昨年から1年延期されていた浦安三社祭が先月28日、さらに延期されることが決まった。開催時期は未定。
三社を構成する豊受神社、清瀧神社、稲荷神社とそれぞれの総代による三社総代会の会合が同日開かれ、満場一致で決定した。事前に意向を確認した各地域の神輿愛好会・睦会も全てが延期を望んだ。
三社総代会は「4年に一度、浦安が盛大に盛り上がる浦安三社祭。コロナ禍の中、とても残念だが、感染拡大に戦々恐々としながら開催することはできない。経済状況を踏まえると、開催に欠かせないご寄付を募ることもままならないだろう。楽しみにしてきた皆さんには、三社祭の開催のためにも、これからしばらく、感染症の拡大防止に努めていただきたい」としている。
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