市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □市川市鬼越の神明社  昨年の台風で破損した拝殿  地元の義援金などで修復
 □市川市の学校給食費  来年度から市が徴収・管理
 □東京五輪聖火リレー  浦安は来年7月3日
 □浦安市、コロナ検査医療機関に補助金  インフルエンザ流行に備え
 □よみうり旗争奪戦、あす4日開幕  浦安市少年野球大会
 □昭和学院中・高の保護者会  通学ルートで美化作業
  


市川市鬼越の神明社
昨年の台風で破損した拝殿
地元の義援金などで修復


修復を終えた拝殿前で記念撮影する氏子総代ら

 昨年9月の台風15号で一部損壊した市川市鬼越の神明社で拝殿の修復工事がさきごろ完了し、地域住民らによる竣工式が行われた。
 
 同神社は創建400年以上と伝えられている鬼越・鬼高地域の鎮守。昨年の台風15号で、境内の高さ約20㍍のイチョウの幹が地上7㍍ほどのところから折れ、拝殿の屋根に落ちて屋根瓦を壊したり、ひさしに刺さったりした。御神木の松も直径10~20㌢の枝が複数折れ、拝殿の屋根を破損させた。
 
 修復費は本殿と拝殿、手水場の合計で約2300万円。ほとんどは損害保険金で賄ったが、地域住民162人と7団体、1社から寄せられた義援金計約450万円も充てた。竣工式後、氏子の一人、山田隆雄さん(85)は「これだけの寄付が鬼越・鬼高地区で集まり、修復を行えた。とてもありがたい」と感謝していた。修復工事を担った神社仏閣建築業者の役員は「拝殿と祝詞殿、本殿がいずれも大切に残されている。私たちもしっかりと修復させていただいた。これからも大切にしていってほしい」と話していた。
 
 なお、本殿の修復は10月10日に完了し、18日に遷座式を行う予定。  

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市川市の学校給食費
来年度から市が徴収・管理




 市川市は来年度から、市立の小中学校と義務教育学校、特別支援学校の給食費を市の一般会計に組み入れ(公会計化)、各学校が実施している徴収・管理も市が一括して行う。各学校の教員や保護者らの負担を軽減することが狙い。9月定例市議会で条例案が可決した。給食費の公会計化は国も促進しており、すでに県内のほとんどの自治体が行っている。
 
原則口座振替に
 
 現在、市内のほとんどの市立学校では、毎月の集金日に児童・生徒が提出した給食費をPTAの保護者らが集計。大金を扱う作業は保護者らの負担になっている。
 
 来年度からは公会計化により、給食費の支払いは基本的に口座振替になる。児童・生徒約3万人分の振替手数料や、新たに構築するシステム経費などで費用はかかるが、子供たちが現金を持参するリスクや保護者らの負担は軽減される。また、市の予算に計上することで、予算執行の透明性向上と不正防止などの効果もあるという。
 
 なお市教委は、同じくほとんどが学校で集金されている副教材費や校外学習費についても、来年度中に口座振替に切り換える予定。  

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東京五輪聖火リレー
浦安は来年7月3日

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年に延期となっていた東京五輪の聖火リレーが、浦安市では来年7月3日に行われる。東京五輪の大会組織委員会が先月28日、聖火リレーの実施概要を発表した。
 
 日程は、従前スケジュールの1日前倒し(曜日は同じ)。3月25日に福島県のJヴィレッジをスタートし、全国を駆け巡る。実施する市区町村や走行ルートは変更しない予定。ランナーは延期前に決定していたランナー優先だが、候補者の辞退などで変更がある場合は今後調整する。また、感染症対策のため、聖火リレー隊列のスリム化など準備や実施内容を簡素化するという。
 
 千葉県は来年7月1日~3日の予定で、浦安市は最終日の第1区間。午前9時ごろ、市総合公園バス停付近の交流広場からシンボルロードをJR新浦安駅方面へ進み、県道西浦安停車場線(通称・第2湾岸道路)の交差点を左折して、入船橋バス停先を左折。市立高洲北小や市高洲中央公園、同高洲小の前を通って左折し、同明海南小・明海中前で右折して総合公園でゴールする。
 
 行程は約5㌔。24組のランナーが、約200㍍ずつトーチを持ってリレーする。  

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浦安市、コロナ検査医療機関に補助金
インフルエンザ流行に備え

 浦安市は、来年1~3月のインフルエンザの流行期に備え、新型コロナウイルス感染症のPCR検査などの行政検査を行う市内の医療機関に対し、消毒液や空気清浄機などの購入費、発熱外来コンテナのレンタル料などを20万円補助する。市のホームページに検査実施の医療機関として公表できることが条件。申請は12月末まで。
 
 市内では約20の医療機関が、合計週最大700件のPCR検査や抗原検査をできるよう体制を整えている。ただ、今後のインフルエンザ流行期には、より多くの発熱患者が医療機関を訪れることが懸念されることから、備品購入費などの一部を補助することにした。
 
 また、二次救急医療機関の浦安病院と浦安中央病院には各50万円、三次救急の順天堂大付属浦安病院と東京ベイ・浦安市川医療センターには各100万円を補助する。
 
 財源は救急医療体制維持確保臨時基金から繰り入れる。繰り入れ後の基金残高は、2億2300万円になる見込み。  

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よみうり旗争奪戦、あす4日開幕
浦安市少年野球大会

 第38回よみうり旗争奪戦浦安市少年野球大会(読売新聞東京本社、市川よみうり新聞社主催)があす4日に開幕する。
 
 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見ながら開催時期を検討。状況が落ち着いていることから、感染対策をしっかり行った上で開催することとした。〝密〟を避けるために開・閉会式は行わず、試合は1部と2部で期間を分けて行う。
 
 1部には11チーム、2部には連合を含む8チームが参加する。
 
 決勝は、1部が25日、2部が11月8日のそれぞれ午前9時から、J:COM浦安少年野球場(同市高洲中央公園内)で行われる。  

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昭和学院中・高の保護者会
通学ルートで美化作業


本八幡駅北口前の通りでごみを拾う保護者ら

 市川市東菅野の昭和学院中・高(大井俊博校長、生徒数1392人)の保護者会「奨学会」が8月から月に一度、JR本八幡駅から同校までの通学ルートの美化作業を行っている。
 
 「地域に支えられて子供たちが学校に通えているので、その恩返しを」と今年度初めて実施。来年3月まで、1月を除いて計7回の活動を予定している。
 
 2回目の活動となった先月26日には、24人の保護者が参加。4グループに分かれ、同駅北口から同校までのバス通りと、同駅南口を出て京成八幡駅西側の踏切を通る通学ルートで、タバコの吸い殻や細かなごみなどを約1時間かけて丹念に拾った。
 
 同校の担当教諭は「来年度以降も行えれば。(奨学会の協力で)こうした活動ができ、ありがたい」と、保護者らに感謝。同校中学3年生の父親(48)は「子供の学校・地域に貢献したいという思いで参加した」と話していた。  

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