今週のNews
□日本画絵の具使う絵画教室 子供たち28人が楽しむ
□市川市立塩浜学園 9学年一体型の校舎完成
□読売新聞 元記者が出前授業 中学生が新聞の読み方学ぶ
□4月1日時点の待機児童数 浦安市34人 昨年から大幅減
□浦安市と浦安署が反射材配布 秋の交通安全運動
日本画絵の具使う絵画教室
子供たち28人が楽しむ
はけを上手に使い、箱にグラデーションを付ける女の子
子供たちが日本画絵の具を使って作品を作る絵画教室「市川こどもアートクラブ2020 楽しい日本画教室」が先月22日と23日に2回ずつ、市川市芳澤ガーデンギャラリーで開かれ、小学1年生~6年生の男女計28人が作品作りを楽しんだ。
同教室は、同市文化振興財団が「子供たちにアートに親しんでもらえる場を提供できれば」と毎年開催。22日は各辺約10㌢の箱に色や模様を付け、23日は日本画絵の具で庭園の植物を描いた。
22日の2回目の教室には7人が参加。貝殻などでできた粉状の「水干絵の具」や「胡粉」に、にかわと水を混ぜて絵の具を作るところから始めた。子供たちは「絵の具を作るのには力がいる」「ちょっと疲れた」などと言いながらも、小さなすり鉢や自分の指で絵の具を作成。出来上がった紫や青の絵の具をグラデーションを付けて塗ってから、その上に桜や角亀甲などの型紙を使って好きな模様をあしらい、個性豊かな力作を完成させた。
完成した箱を大切そうに袋に入れ、帰路につく子供たち。船橋市立塚田小3年の女子児童は「きれいな色になりそうだったから紫色にした。キーホルダーとかを入れたい」とほほ笑んでいた。
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市川市立塩浜学園
9学年一体型の校舎完成
新校舎の外観
新校舎2階の多目的共有スペース
市川市内唯一の市立小中一貫校(義務教育学校)「塩浜学園」(藤井義康校長、児童生徒数383人)の新校舎がこのほど完成し、2学期から供用が始まった。これまで2つに分かれていた校舎は一体型となり、9学年の全児童生徒が同じ校舎で学校生活を送れるようになった。
同校は塩浜小と塩浜中が統合し、小中一貫校として2015年度に設立。翌16年度に義務教育学校になった。9学年を、1~4年生の基礎期(Sブロック)、5~7年生(中学1年生)の充実期(Mブロック)、8~9年生(中学2~3年生)の発展期(Lブロック)の3つに区分し、一貫教育を行っている。
両校はもともと、校庭を挟んで向かい合って校舎があり、今年度1学期まではSブロックが旧小学校の校舎、MブロックとLブロックが旧中学校の校舎を使用。新校舎は、一昨年9月に建設に着手していた。
新校舎の建設場所は、旧小学校校舎の校庭側隣。地上4階建て、延床面積6810平方㍍で、旧小中学校の校舎の合計面積1万1090平方㍍の約6割になった。
校舎の内装は温かみのある木材を多く使用。1階には玄関や職員室などを配置し、2階はSブロック、3階はMブロック、4階はLブロックが主に使用する。
各フロア両端の行き止まり部分には、休み時間などに使う共有スペースを配置。ポスターや壁新聞など児童生徒の作品の展示、音楽などのステージ発表、自習、話し合い、図書閲覧や読み聞かせなど多目的に活用できる。主に使用する学年に応じて設計されているが、幅広い学年が交流するスペースとしても活用していくとしている。
2棟あった体育館も新たな1棟に集約し、校庭とは反対側の新校舎隣に建設。面積は2347平方㍍で、旧体育館2棟の合計2005平方㍍より広く、2クラスが同時に使うことができる。
同校では現在、旧校舎の解体工事が行われており、今後も解体工事と外構工事などが行われる予定。これらを含む総事業費は約43億3千万円となる見込み。
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読売新聞 元記者が出前授業
中学生が新聞の読み方学ぶ
新聞を広げ、見出しや記事の位置などを確認する生徒たち
東海大浦安高校中等部で5日、読売新聞の出前授業が行われ、生徒が新聞の特長や読み方などを学んだ。
出前授業は、同中2年生(153人)の「総合的な学習の時間」に4つの選択授業の1つとして行われ、38人が選択した。
授業では、元記者で、同社教育ネットワーク事務局の石橋大祐主任(44)が「社会の一員として、膨大な情報の中から必要な情報を選び取ることが大切。新聞は記者が聞いていないこと、見ていないこと、うそは書かない。『五輪は開かれるのか』『ステイホームは必要だったのか』など答えはないが、人々が判断するために必要な情報を書いている」と新聞の特長を説明した。
情報を読み取るコツについては「記事が載っている場所と大きさ、見出しをよく見ること。見出しは少ない文字で大事なこと、伝えたいことが書かれている」と説明。「大人だって新聞を全部は読んでいない。ぱらぱらとで良いので毎日開いてほしい。中高生向けの新聞から読むなど簡単な方法から慣れていくのも良い」とアドバイスした。
授業後、女子生徒は「社会科が苦手なので、勉強のプラスになるかもしれないと思って選択した」、男子生徒は「うそは書かれていないこと、書き方にルールがあること、見出しや記事の場所を見ることで読みやすくなることを教わった」と話した。福島章喜副校長代行は「新聞を活用した授業は行っていないが、きょうの授業をきっかけに教員が力を入れ、読売新聞の協力も得て、子供たちの学びを深めていきたい」と語った。
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4月1日時点の待機児童数
浦安市34人 昨年から大幅減
今年4月1日時点における県内の保育所などの入所待機児童数がこのほど発表され、浦安市は前年同期比108人減の34人だった。昨年は市町村別で県内最多だったが、今年は9番目に多い自治体になった。県全体の待機児童数は同187人減の833人だった。
同市の待機児童数は2015年には29人だったが、18年には県内で2番目に多い168人となるなど毎年増加。19年には26人減って142人となったが、県内で最多となっていた。
市は昨年度、待機児童が集中する元町地域に認可保育所や小規模保育所を積極的に誘致。今年4月には、元町地域に民間の認可保育所7園、元町・中町・新町地域に同じく民間の小規模保育所1園ずつが開園し、定員は前年から444人増の4319人となった。
ただ、昨年10月からスタートした幼児教育・保育の無償化などにより希望者も増加。待機児童数は1歳児が21人、2歳児が13人となり、解消とはならなかった。
同市では、来年4月までに元町地域で4園の認可保育所が新設され、認証保育所1園が小規模保育所に移行することで、定員は290人増える。市は「数は確保できているが、元町地域は3歳児が入園しにくいなど地域の実情もある。今後は数の確保だけでなく、さらなる質の確保もしていきたい」と話している。
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浦安市と浦安署が反射材配布
秋の交通安全運動
反射材を付けてもらう児童たち
『夕暮れの 一番星は 反射材』をスローガンに21日から30日まで行われている秋の全国交通安全運動を前に、浦安市と浦安警察署、浦安交通安全協会は18日、全市立小17校の1、2年生2701人にチーバくん型の夜光反射材を配り、学校近くの交差点で安全誘導を行った。
市内では今年1月から8月までに人身事故が158件(前年同期比73件減)発生。このうち自転車の事故は55件(同15件減)で全体の35%を占めており、県全体に比べて割合が高い。幼児~中学生の交通事故は7件(同5件減)で15人(同9人減)がけがをしており、このうち自転車の事故によるけが人は8人と半分以上を占める。
同署は運動期間中、署員が学校近くの大きな交差点に立ち、市民に交通安全を呼び掛けるほか、市と協力して自転車の交通事故防止もさらに呼び掛ける。
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