今週のNews
□大蛇のにらみで地域安全~国府台地区で辻切り
□東京五輪で練習に使用~塩浜、国府台両市民体育館
□伝統の産業・海苔づくりを体験~浦安市郷土博物館
□全教科で全国平均上回る~浦安市の全国学力・学習状況調査
□浦安市、市民栄誉賞創設~第1号は巨人2軍監督・阿部慎之助氏
□市川市の罹災証明書~オンライン申請開始
大蛇のにらみで地域安全
国府台地区で辻切り
完成した大蛇
市川市の国府台天満宮で17日、毎年恒例の伝統行事「辻切り」が行われ、地域住民たちが1年間の安全を祈願した。
辻切りは、ワラで作った大蛇を国府台地域の四隅の「辻」に1年間祀り、悪霊・悪疫を追い払う伝統行事。同神社では室町時代から500年以上続くとされ、毎年1月17日に行われている。
大蛇は全長約3㍍。胴体と頭を組み上げてつなげ、目玉と耳を取り付ける。目玉には、一昨年地域を守った大蛇を灰にして半紙で包んだものを使用。耳にはビワの葉を使う。
当日は、地域住民や市立国府台小の児童、市内外からの見物客ら大勢が見守る中、国府台辻切り保存会のメンバーらが約1時間半かけて大蛇4体を作成。完成した大蛇は1体ずつ町の四隅に運び、1年間地域を見守った大蛇と入れ換えて木にくくり付けた。
初めて辻切りを見学に来たという船橋市在住の女性(78)は「前から興味があったので、きょうは見ることができて本当に良かった」と話していた。
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東京五輪で練習に使用
塩浜、国府台両市民体育館
市川市は15日、同市塩浜市民体育館が東京五輪バレーボール公式練習会場に決まったことと、ブルガリア新体操代表チームが同市国府台市民体育館で東京五輪の事前キャンプを行うことを発表した。設営・撤去期間を含む使用期間は、塩浜市民体育館が7月9日から8月15日まで、国府台市民体育館が7月30日から8月12日まで。いずれも期間中は体育館の利用が制限される。使用期間は、大会組織委員会との協議の中で変更される場合があるという。
市によると、バレーボールの五輪公式練習会場として承認されたのは、県内では塩浜市民体育館のみ。大会組織委員会からの要請を市が受諾して決まった。期間中は、男女各12枠の全出場国代表チームが使用。トレーニング室以外は一般の使用は不可となり、トレーニング室の使用や練習の見学については市と大会組織委員会が調整している。
国府台市民体育館は期間中、第1体育館と第2体育館が使用不可となり、それ以外の剣道場と柔道場、トレーニング室は使える予定。練習の見学については、ブルガリア新体操連盟と市で調整している。
ブルガリア新体操代表チームは、昨年と一昨年に同市を訪れている。同市は、同五輪における同国のホストタウン。同国新体操代表チームは、同じホストタウンの山形県村山市で五輪の事前合宿を行うことが以前から決まっており、市川市は五輪期間中などの練習場としての利用を打診していた。
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伝統の産業・海苔づくりを体験
浦安市郷土博物館
海苔すきを体験する小学生
浦安市郷土博物館は11日、「海苔すき体験」を行い、小学生ら13人が昔ながらの作り方で海苔づくりにチャレンジした。
同館の企画展「浦安の海苔養殖」(~3月8日)の関連行事。浦安がかつて「海苔のまち」と呼ばれていたことを知ってもらおうと毎年行っている。
海苔すきは、海苔を「切る」「すく」「干す」の工程で行われる。参加者は、「ひこうき包丁」と呼ばれる刃が2枚ある包丁で生海苔を細かく切ってから水と混ぜ、海苔簾の上に置いた木枠の中に均等に流し込んですいた。事前に水だけで練習していたが、本番になると海苔を均等に流し込めず、悪戦苦闘する姿も。子供の頃に海苔すきを手伝っていたというボランティアに「手首を返しながら一気に流し込んで」とアドバイスを受けたり、「昔は学校に行く前、朝3時頃から手伝っていた」など当時の話を聞いたりしながら海苔すきに励んだ。
この日は天候が悪く、乾燥は室内で行うことに。枠に海苔簾を一枚一枚掛けて、暖房器具と扇風機で乾燥させた。
初めて海苔すきを体験した一町紗良さん(市立見明川小3年)は「全部が楽しかった。できた海苔はご飯と一緒に食べたい」と、大好きな海苔をうれしそうに抱えていた。
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全教科で全国平均上回る
浦安市の全国学力・学習状況調査
浦安市教委はこのほど、小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力・学習状況調査と、小学4年生と中学2年生を対象とした浦安市学力調査の今年度の結果を公表した。浦安市学力調査では小学4年生の算数が全国平均を下回ったが、両調査を通じ、その他の科目は全て全国平均を上回った。全国学力・学習状況調査は昨年4月に実施。国語、算数・数学、英語(中学生のみ)の学力と、生活習慣や学校環境を調査した。
今年度の浦安市の小学6年生の平均正答率は、国語が68%で全国平均63・8%を約4㌽、算数が72%で同66・6%を約5㌽上回った。中学3年生は国語が77%で同72・8%を約4㌽、数学が63%で同59・8%を約3㌽、英語が60%で同56・0%を約4㌽上回った。
生活習慣や学校環境に関する調査では、「先生は、あなたのよいところを認めてくれると思う」という質問に肯定的に回答した児童・生徒が小学生で83・7%(全国平均86・1%)、中学生で77・3%(同81・5%)と全国平均を下回っており、市教委は児童・生徒の自己有用感の育成が重要としている。「家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしますか」の設問でも、肯定的な回答が小学生で49・8%(同50・1%)、中学生で42・4%(同46・4%)と全国平均を下回り、市教委は保護者からの働き掛けを呼び掛けている。
浦安市学力調査は昨年6月に実施。国語、算数・数学、英語(中学生のみ)の学力を調査し、同じ事業者のテストを受けた全国の自治体のデータと比較した。
小学4年生の正答率は算数が72・4%と全国平均74・9%を2・5㌽下回ったが、国語は74・7%で同70・2%を4・5㌽上回った。中学2年生は国語が77・0%で同72・9%を4・1㌽、数学は66・9%で同62・1%を4・8㌽、英語は71・7%で同62・3%を9・4㌽上回った。
「国語、算数・数学、英語の授業は分かっている(理解している)」という設問では、正答率が低い児童・生徒に「分かっていない(理解していない)」という回答が多かった。市教委は、授業で身に付けさせたいことを毎回明確にして達成できたか確認し、下位層の底上げにさらに力を入れていくとしている。 ホームページ
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浦安市、市民栄誉賞創設
第1号は巨人2軍監督・阿部慎之助氏
浦安市は昨年12月に市民栄誉賞を創設し、第1号として、浦安市出身でプロ野球巨人の阿部慎之助・2軍監督を表彰することを決めた。表彰式は27日午前10時半から、市役所1階市民ホールで行われる。
市民栄誉賞は、文化芸術や学術研究、スポーツなどさまざまな分野で高い評価を得たことで、広く市民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに浦安市の名を高めたと認められるものを表彰する。
阿部氏は、2000年にドラフト1位で巨人入り。日本代表入りも果たし、アマチュア時代を含め2度の五輪とワールド・ベースボール・クラッシクにも出場した。17年にはNPB史上49人目の通算2千安打を達成し、昨年惜しまれながら現役を引退した。
受賞に対し、阿部氏は「生まれ育った浦安市から素晴らしい賞を頂けることになり、大変うれしく誇りに思う。これまで市民の方々から温かい声援を頂き心強く思っていた。今後も賞の名に恥じないよう精進していく」とコメントを寄せている。
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市川市の罹災証明書
オンライン申請開始
市川市は17日から、罹災証明書を通信アプリ「LINE」やパソコンでオンライン申請できるサービスを始めた。市によると、罹災証明書のオンライン申請サービスは県内の自治体で初めて。
罹災証明書は、地震や台風などの風水害による被害を市が証明するもので、各種被災者支援策の適用の判断材料として活用される。従来どおり、市の窓口や郵送で申請することもできる。
オンライン申請では、必要事項を書き、申請に必要な本人確認書類の写真と被害場所の写真をデータで添付する。LINEの場合は市公式アカウントを友だち追加し、「オンライン申請」から「り災証明書申請」を選択して申請。パソコンの場合は、市公式WEBサイトの「り災証明書の申請について(地震等・風水害)」のページから申請する。
申請以降の流れは従来と同じ。発行された証明書は郵送で送られる。
市は、LINEを使った各種申請や手続きのオンライン化を進めており、昨年から住民票の申請と駐輪場使用許可申請、大型ごみの申し込みがLINEやパソコンでできるようになった。LINEのキャッシュレス決済システム「LINE Pay」で固定資産税や保育園保育料などを支払えるサービスも行っている。
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