市川市の新型コロナワクチン接種
高齢者施設は26日から

　市川市は26日から、高齢者施設の入所者を対象に新型コロナウイルスワクチンの接種を始める。65歳以上の人は５月中旬から、基礎疾患のある人と高齢者施設などの職員は８月初旬から接種を始め、来年２月末までに16歳以上の全市民への接種を終える予定。いずれも、国からのワクチン供給が遅延なく行われることが大前提という。
　
　接種場所は、65歳以上の人についてはかかりつけ医などの医療機関で、64歳以下の人については検討中。接種券は75歳以上の人には今月15日、65～74歳の人には20日に発送する。64歳以下の人の発送時期は未定。接種の予約開始時期も未定で、今後市のホームページや広報紙などで周知する。
　
　ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナワクチン接種市川市コールセンター（☎０１２０・９２３・１１８番）。 　

浦安市の新型コロナワクチン集団接種
５月８、９日に400人

　浦安市は、75歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を５月８日に市文化会館と市中央公民館で、同９日に市富岡公民館と市日の出公民館で、各会場１００人計４００人分行うと、12日に発表した。高齢者施設の入所者約１４００人には４月中に接種を行う予定。これ以外の接種スケジュールは未定。
　
　市は同日、市内の75歳以上の高齢者約１万５千人に新型コロナウイルスのワクチン接種券を発送。19日午前８時半から、市のコールセンター（☎７０７・２９３６番）か、接種券に同封されているお知らせにあるＱＲコードの専用フォームや市のホームぺージで４００人分の接種予約を受け付ける。65歳～74歳までの高齢者約１万６千人の接種券は、19日に発送する。
　
　その後のスケジュールは未定で、決まり次第、市のホームページや広報紙で知らせる。
　
　問い合わせは同コールセンター。 　

浦安で免許証返納の高齢者に割引など特典

　浦安市は１日から、「高齢者運転免許証自主返納サポート事業」をスタートさせた。運転免許証を自主返納した市内の高齢者が、協賛店舗利用時に運転経歴証明書を提示すると、特典やサービスを受けられる。
　
　運転経歴証明書は、運転免許証の自主返納または失効後５年以内に警察署などで交付を申請できる。運転免許証と同じサイズで、運転免許証と同様に身分証としても使用できる。
　
　今回の事業は、高齢運転者の運転誤操作による事故が全国的に多発する中、市が浦安警察署などと協力し、「高齢運転者が運転免許証を自主返納しやすい環境を作ろう」と始めた。
　
　協賛店舗は、店頭に掲示されているステッカーが目印で、市のホームページでも確認できる。13日現在の登録数は飲食店や小売店、歯科医院、カルチャースクールなど13店舗。市は、さらなる拡大を目指しており、市内に事業所や店舗のある協賛店舗を随時募集している。
　
　各店舗で受けられる特典は、料金の割引やお菓子のプレゼントなど。特典としてかつお節をプレゼントしている堀江の鮮魚店・泉銀は「協賛することで、自主返納の後押しができればいい」という。
　
　先月25日に、自主返納をしに同署を訪れていた今川在住の70代の女性は「浦安に住んで車を運転しなくなったので返納しにきた。飲食店などでサービスが受けられたらうれしい」と話していた。
　
　市は「運転に不安を持つ高齢者も多いと思う。事故を起こす前に返納してほしい」と呼び掛けている。
　
　協賛店舗の申し込みは、市のホームページにある申込用紙で可能。
　
　問い合わせは市民安全課（☎７１２・６５９０番）。 　

行徳パスポートセンター開設
イオン市川妙典店に

　市川市は９日、イオン市川妙典店（妙典５の３の１）１番街の３階に行徳パスポートセンター＝写真＝を開設した。市川駅行政サービスセンター（ＪＲ市川駅南口直結）内の市川市パスポートセンターに続き、市内２カ所目のパスポートセンターとなる。
　
　これまで、行徳地域の市民がパスポートの手続きをする際は、市川市パスポートセンターや浦安市役所に足を運ぶ必要があった。市は、市川市パスポートセンターに駐車場がないことも考慮し、駅から近く駐車場がある同店内への設置を決めた。市の担当者は「大きな通りから近いので、市内北部の方にも来ていただきやすいのでは」と話している。
　
　開館時間は午前９時から午後４時半まで。日曜日は受け取りのみ対応する。土曜日と第４日曜日、祝日、振替休日、年末年始は休館。
　
　問い合わせは行徳パスポートセンター（☎７１１・０４５１番）。 　

葛飾八幡宮で25日まで
さくら草展示会

　市川さくら草会（菊地英夫会長）は、きょう17日から25日まで、葛飾八幡宮境内（市川市八幡４の２の１）で「第51回さくら草展示会」を開く。開催時間は午前９時（初日は同10時）から午後４時（最終日は同３時）まで。入場無料。
　
　昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、２年ぶりの開催。今回は、会員20人が育てたおよそ２５０鉢のさくら草を展示する予定。期間中は会員が常駐し、さくら草の解説や質問に対応する。１鉢（４本）千円で苗の販売も行う。
　
　問い合わせは同会・新倉さん（☎０９０・１２５１・６７７１番）。 　

浦安で「春の全国交通安全運動」

　６～15日の春の全国交通安全運動期間中の９日、浦安警察署と浦安市、関係団体などが、ＪＲ新浦安駅前広場で団結式とキャンペーンを行った。
　
　この日は、関東サッカーリーグ１部のブリオベッカ浦安の都並敏史監督が、一日署長に委嘱された。有賀隆署長は「全ての人が事故に遭わないディフェンス力を高めることが大事。都並監督のディフェンス力を頂いて事故を無くしていきたい」とあいさつ。都並監督は「普段の生活から守る気持ちを持つことが大事。サッカーでも安心しているとボールを取られてしまう。常に周りを見て、危機管理の意識を持って事故を無くしましょう」と呼び掛けた。
　
　その後は、都並監督の「出動」の合図とともに白バイやパトカーが市内各地へ警戒に出発。都並監督は、選手４人とともにチラシなどを配って「交通事故に気をつけて」と訴えていた。
　
　同署管内では昨年１年間、２４５件（前年比１１９件減）の人身事故が発生した。人身事故に占める自転車事故の割合は36・７％（90件）。県内全体の25％より高い。一日署長として自転車事故防止も強く訴えた都並監督は「自分も自転車によく乗るが、スピードを出して危ないと思ったこともある。便利な乗り物だが、歩行者への思いやりを持った運転をしていきたい」と、改めて安全運転を誓った。