今週のNews
□ライトアップで来場者魅了 闇夜に浮かぶ千本公孫樹
□市川市内のごみ排出量 昨年度、8年ぶりに増加
□6年生の思い、化粧まわしに 浦安JCわんぱく相撲で制作
□PCR検査費用を一部助成 浦安市介護保険施設などの新規入所者に
ライトアップで来場者魅了 闇夜に浮かぶ千本公孫樹
ライトアップされた千本公孫樹
市川市八幡の葛飾八幡宮で先月28日と29日、ライトアップされた御神木「千本公孫樹」が闇夜に浮かび上がり、訪れた人々を魅了していた。
千本公孫樹は推定樹齢1200年で、樹高は約23㍍、幹囲は約11㍍。1931年に国の天然記念物に指定された。ライトアップは、同神社の氏子青年会などで組織する実行委員会が2012年から毎年実施。15年度には「市川市景観賞」を受賞している。
今年は新型コロナウイルスの影響で、10月に開催する予定だった同神社の八幡祭が延期になったことから、祭りで担がれるはずだった神輿もライトアップして展示。実行委の三谷昌明委員長は「神輿には疫病退散や五穀豊穣の願いが込められている。コロナが早く収まってくれれば」と話していた。
参道や境内には、地元の子ども会や近隣の幼稚園の子供たちが手作りした灯籠も約150個設置。灯籠には、「平穏な生活が早く送れますように」「早くコロナがおわりますように」など、コロナ収束を願うメッセージなどが書かれていた。
最終日に佐倉市から訪れていた高校3年の男子生徒は「(同神社には)何度も来ているが、ライトアップのときに来るのは初めて。散っておらず、見頃で良かった」と話していた。
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市川市内のごみ排出量 昨年度、8年ぶりに増加
市川市はこのほど、昨年度のごみ処理実績などをまとめた「令和2年度市川市じゅんかん白書」を発行した。昨年度の市内のごみの総排出量は、前年度比1・9%(2631㌧)増の13万9791㌧になり、8年ぶりに増加。大型ごみや燃やさないごみ、雑誌、段ボールなどが大きく増えており、市は通信販売の増加や、昨年10月の消費税増税前の買い替えなどが、ごみが増えた要因とみている。
同市は2015年に、一般廃棄物処理基本計画(いちかわじゅんかんプラン21)を改定。「一人一日当たりの排出量」「資源化率」「焼却処理量」「最終処分量」などについて、13年度を基準に24年度を目標年次とする数値目標を設定している。
一人一日当たりの排出量は、前年度比1・0%(8㌘)増の771㌘。増加は8年ぶりで、目標値「760㌘以下」まであと3㌘に迫っていた前年度から遠ざかった。
焼却処理量は同1・6%(1827㌧)増の11万7382㌧で、こちらは5年ぶりの増加。基準年度からは833㌧減少しているが、目標値「9万6千㌧以下」への進捗率はわずか3・7%で、達成にはあと2万㌧以上減らす必要がある。
最終処分量も同じく同1・6%(229㌧)増の1万4427㌧で5年ぶりの増加。こちらも基準年度の1万2199㌧から2228㌧も増えており、目標値「7200㌧以下」を達成するには、あと5年間で半減させる必要がある。
資源化率は前年度と同じ17・1%。「27%以上」の目標達成はおろか、基準年度の20・1%をも下回る状況が続いている。
「一日一人あたりの排出量」を除けば、目標達成は極めて厳しい状況。市は「さらなる分別の徹底と資源化、焼却灰の再資源化を進める」としている。
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6年生の思い、化粧まわしに 浦安JCわんぱく相撲で制作
(右から)飯塚大樹同JCわんぱく相撲実行委員長、化粧まわしをつけた山田さんと近藤君、高梨理事長
浦安青年会議所(浦安JC、高梨義成理事長)は先月1日、市中央公民館で「想いを繋げ・わんぱく相撲化粧まわし」の結果発表会と表彰披露会を開いた。
同JCは毎年、小学生を対象にした「わんぱく相撲浦安場所」を開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となった。そのため、最後の大会に出場できなかった6年生に、競技とは別な形で思い出に残してもらおうと、化粧まわしの制作を企画。市立小の6年生を対象に、わんぱく相撲に対する想いを表現した絵や文章と、4文字のスローガンを募集し、最優秀賞に選ばれたスローガンの刺しゅうが入った化粧まわしを作った。
男子の最優秀賞には近藤空君(南小)の「正々堂々」、女子の最優秀賞には山田智咲さん(入船小)の「不撓不屈」が選ばれた。近藤君は姉の影響で毎年出場しており、今年は優勝を狙っていた。「自分が(戦っていて)あと少しで負けそうなとき、特に思う言葉を書いた」という。山田さんはコロナ禍で日常生活が一変した中、「心が折れそうなときも不撓不屈の精神で頑張りたい。来年はわんぱく相撲が開催され、後輩たちの努力が報われれば」との思いを込め、四字熟語の辞書から探した。
表彰式では、高梨理事長が受賞者一人一人に賞状と記念品を授与。続いて2人の言葉が入った男子用の青と、女子用の赤の化粧まわしが披露され、2人が身につけた。近藤君は「相撲が中止になって残念だったが、最優秀作品に選ばれてうれしい」、山田さんは「この化粧まわしを後輩たちがつけてくれることを楽しみにしたい」と話した。
化粧まわしは、来年1月から4月までバルドラール浦安アリーナ(市総合体育館)で展示。また、来年以降の大会で6年生男女の優勝者につけてもらう予定。同JCは「わんぱく化粧まわしに託された思いをつなぎ、化粧まわしをつけることが子供たちの憧れになってくれれば」と願っている。
そのほかの受賞者は次のとおり。〈敬称略〉
▽協力団体賞=上川真夢(東野小)「桜梅桃李」
▽校長賞=若林侑愛(美浜北小)「逞しい心」
▽理事長特別賞=中川愛結音(舞浜小)「ほめ合い」
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PCR検査費用を一部助成 浦安市介護保険施設などの新規入所者に
浦安市は12月から、介護保険施設などに新規に入所する高齢者に、新型コロナウイルス感染症のPCR検査費用を1回に限り2万円まで助成する。重症化リスクの高い高齢者の感染の有無を入所前に把握することで、施設内での集団感染のリスク削減を図る。期間は来年3月末まで。
入所前の受検は、自治体が行っている行政検査とは異なるため、本来、費用は自己負担。それを国と市で2分の1ずつ最大2万円まで助成することにした。2万円を超えた分は自己負担となる。
対象は、市内の特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・有料老人ホーム・グループホームに新規に入所する65歳以上の市内在住者。受検希望者には入所手続きの際、市が指定した医療機関を施設が案内する。指定医療機関以外で検査した場合は補助対象外。入所予定日の14日前から受検可能で、検査結果が陽性だった場合、入所が延期になることがある。
問い合わせは市健康増進課(☎381・9059番)。
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