卒業生から日本庭園...

  県立国府台高

国府台高の中庭に整備された日本庭園
 平成20年度から校内敷地の緑化など教育環境整備に取り組んでいる県立国府台高(鬼島正和校長)の中庭にこのほど、市川市在住の同校卒業生から寄贈された庭石や灯ろうを活用した枯山水が整備された。

 これまで、同校の中庭は雑草に覆われていることも多かったが、群馬の三波石など大きな自然石や、灯ろう3基、ツバキ、アベリアの花などを配した立派な日本庭園に生まれ変わった。

 こうした石材一式を寄贈したのは、同校9期生で市川市八幡在住の青木利男さん(71)。京成八幡駅前の再開発事業で自宅が取り壊されることになり、「長年慣れ親しんだ木や石だから何かの形で生きながらえてほしい」と思案していたところ、母校が緑化に取り組んでいることを知り寄贈を申し出た。

 工事は先月までに無事終わり、「1、2年生の教室から観賞できる良い景観になった」と同校も大満足。青木さんも「残してもらえて非常にありがたい」と何度も感謝の言葉を口にしていた。

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