レッサーパンダ赤ちゃん公開

市川市動植物園

公開が始まったレッサーパンダの三つ子の赤ちゃん=市川市動植物園提供

 市川市動植物園(大町284)で先月20日から、6月に生まれたレッサーパンダの三つ子の赤ちゃんが公開されている。
 
 9月に母親のメイファが死んでしまったため、その後は人工保育で育てられたこの3頭。一時はミルクを飲まずに体重が落ちてしまったというが、その後徐々にミルクにも慣れていき、現在は1600㌘から2200㌘までに成長した。
 
 現在は、放飼場と寝室を自由に行き来できる開放展示で、午後1時~同2時は休息時間としている。
 
 なお、同園はこの3頭の名前を、候補(①福福・喜喜・幸幸、②パフェ・メイプル・ホイップ、③優花・梨花・明登)の中から来園者に選んでもらうイベントを17日まで実施中で、24日に開く命名式で発表する予定。
 
 問い合わせは同園(☎338・1960番)。

市川手帳
 「洗濯物が汚れ、病気も怖い。もう、なんとかして」。ハトが人を悩ませる。農作物被害も1億8千万円(農林水産省、平成23年度)▼ハトの増加は、フン害や騒音、ぜんそくや死に至る感染症の原因にもなる。都市部ではエサを与えられ、雨風をしのげる場所も多いため生息環境が安定し、繁殖回数が年3回ほどから倍になったともいわれる。生態数が増加すると、さらに嫌われる▼その数を減らした事例は広島市。過去、平和公園でエサの販売を止めると5分の1に減ったという。ハトが自力で生きられるようにとの意図もある▼野生生物との共生、生態系の維持は人のためにも欠かせない。悩みの種は、人にとっての快適なまちづくりだけを追い求めた影響もあるだろう。

レッサーパンダ赤ちゃん公開
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