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VIVA!ゆめ半島 千葉国体
 開幕!

《終》
「アスリートの祭典、きょう開幕」

好調な仕上がりを見せる女子新体操の代表選手たち
 ついにきょう開幕するゆめ半島千葉国体。若潮国体以来、実に37 年ぶりに、国内最高峰のスポーツの祭典がここ千葉県に帰って来ました。4月から半年にわたり続けてきたこの連載も、今回が最終回になります。最終回は、選手たちはもちろん、ボランティアやスタッフなど、国体にかかわるすべての人の直前レポートをお届けします。

 市川市で30 日から行われるハンドボール競技には、成年男女と少年男女の4種目(少年男子は香取市)合わせて約50 人が代表に選ばれていますが、そのうちの約半数を市川市在住・在勤・在学者が占めています。選手たちは現在、ほぼ毎日会場となるコートなどを使って、厳しい練習に没頭。少年女子の笠原利宏監督は「一戦一戦を大事に、接戦に持ち込んでいい試合をしたい」と意気込んでいます。

 また、10 月3日と4日に千葉市で行われる体操競技の新体操少年女子には、昭和学院高(市川市東菅野)の生徒6人が選出されています。同校は、今年3月に行われた全国大会を制しているため、国体での飛躍にも期待がかかっています。注目は、国体のために新たに取り組んできたという団体の新プログラム。2分半の演技時間の中に、難易度が高く、危険を伴う連携技を多く組み込んだもので、壮大な音楽と、きめ細やかな5人の動きの連動性が、見る人に感動を与てくれることでしょう。同種目の塩屋恵美子監督が「悔いの残らない演技をすれば、国体制覇も見えてくる」と自信をのぞかせれば、選手たちも「必ず優勝します」と力強く語っています。

 浦安市の了徳寺学園からは、10 月1日から3日まで成田市で行われる柔道競技に多くの選手が選出されています。先日の世界柔道で金メダルを獲得した女子52㌔㌘級の西田優香、男子73㌔㌘級の秋本啓之両選手らには、国体にもその勢いを持ち込んでもらいたいところ。また、同大会で銅メダルの男子60㌔㌘級の平岡拓晃選手や、メダルを逃した同90㌔㌘級の小野卓志選手などには、雪辱の意味も込めていい試合を期待したいですね。

 そしてもちろん、選手たちの活躍の裏には運営を支えるボランティアとスタッフたちの奮闘があります。15 日には「県内一斉PR」と称し、競技が開催される26 市町で一斉に啓発イベントが行われたほか、18 日には県内全域で「まるごみ大作戦」が行われ、市民の国体機運を高めるとともに、千葉県にやって来る他県の人たちへのおもてなしの心を育みました。国体実行委員会の立ち上げや、会場の整備、100 回を超える啓発イベントの実施など、国体を成功に導くために3年前から活動してきた市川市の担当スタッフは「当初から市民総参加の国体を目指してきたので、市民一人一人が何らかの形で国体にかかわってくれたら」と、最後まで市民への協力を呼びかけています。

 国体は、開幕前にメディアが大きく取り上げていないためか、市民もどこか盛り上がりきれていない現実があります。ただ、選手たちはもちろん、その他国体にかかわる多くの人が、この国体を成功させるために真剣におのおのの活動に取り組んできました。私たちにとって、日本のトッププレーヤーの真剣勝負がこんなに近くで見られるチャンスはそう多くはありません。会場に足を運んで、日本の最高峰のプレーを肌で感じ、スポーツが生み出す感動の瞬間を、その場にいるすべての人と共有できたら幸せですね。

 (2010年9月25日号)TOP PAGE 


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 あと14日

《11》
「代表選手が決定」

市川市から国体に出場する選手たち
 国体開幕まであと2週間となり、県内のあちこちで啓発イベントが行われるなど、国体への気運もいよいよ高まってきました。そんな中、1日には国体代表選手がついに正式決定。千葉県からは約1,000 人にも及ぶ精鋭が出場し、男女総合優勝の天皇杯、女子総合優勝の皇后杯を目指します。連載もあと2回となりましたが、今回は代表選手に焦点を当てて特集します。

 忘れてしまった人や、初めてこの連載を読む人のためにもう一度国体の概要について説明しますと、国体は、競技ごとにメダルを争う五輪などとは違い、全正式競技の入賞者と入賞チームに与えられた得点を合計し、その総得点で都道府県同士が天皇杯と皇后杯を争います。今大会では正式競技として37 競技、公開競技として2競技が実施されますが、千葉県勢はその全ての競技に出場予定。前回千葉県で開催された37 年前の若潮国体では、天皇杯は取ったものの、皇后杯は僅差で東京都に持ち去られてしまったため、今回は雪辱の意味も込めて、両方のトロフィーを掲げたいですね。

 県代表選手団には、市川市から20競技に約100 人、浦安市から10 競技に約30 人が選出されました。中でも市川市で9月30 日―10 月4日に行われるハンドボール競技(少年男子は香取市)には、市川市から20 人以上が選出されているため、地元の熱い応援を力に変え、良い結果につなげてほしいですね。女子バスケットボール競技(船橋市・八千代市、9月26日―同30日)や女子体操競技(千葉市、9月26 日―同29 日、10 月3日、同4日)は、全国大会で優勝を争っている昭和学院高の生徒でメンバーの多くが構成されているため、国体でも好成績が期待されています。そのほか、浦安市から県内最多の10 人が選出された柔道競技(成田市、10 月1日―同3日)では、浦安市の了徳寺学園所属で北京五輪代表の平岡拓晃、小野卓志両選手などが出場します。

 結果も大事ですが、選手たちには悔いの残らないベストパフォーマンスを披露して、私たちに勇気と感動を与えてほしいですね。そのためにも私たちは、地元の選手たちの力になれるよう会場に赴き、力いっぱい応援しましょう。

 (2010年9月11日号)TOP PAGE 


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 あと28日

《10》
「1万人超のボランティア」

清掃やおもてなしの花の育成に取り組むボランティア
 国内最高峰のスポーツの祭典である国体の運営を支えるのは、総勢1万2000 人にも及ぶボランティアスタッフです。ボランティアの人たちは、国体を盛り上げるだけでなく、他県からの来場者たちに「千葉の良さを知り、また来てもらいたい」というおもてなしの心で大会運営をサポートします。連載10 回目は、国体に欠かせないボランティアの活躍について紹介します。

 国体に登録しているボランティアの多くは、当日の大会運営だけでなく、他県から来場する代表選手や応援の人たちが千葉県で気持ちよく過ごせるように、街の清掃や、おもてなしの花の管理・陳列など、さまざまな県民運動にも参加しています。約1年前にそれぞれの市や町で行われた国体のリハーサル大会でも活躍。現在は研修会などでおもてなしの心を育みながら、国体啓発イベントにも参加するなど、市民の国体気運を高めることにも協力しているそうです。

 今大会で特に注目なのが、選手たちの体をケアする「トレーナーステーション」の設置。国際武道大学の山本利春教授が発案し、国体史上初めて設置されるこのステーションは、養成講座を修了した約500 人の国体支援トレーナーが、選手の体調管理や事故によるケガなどに対応し、選手が競技に集中できる環境を整えます。トレーナーは、理学療法士や柔道整復師、将来スポーツトレーナーを目指す学生たちなどで構成されており、活動はもちろんボランティア。今大会ではトレーナーを全体の半数の会場に配置し、選手の安全面という部分から国体運営をサポートします。

 市川市でも約300 人、浦安市でも21 人の市民が、ボランティアスタッフに登録しています。両市ともすでにボランティアの募集は締め切っていますが、市川市ではハンドボールの選手団を応援する「チームいちかわ」の募集を今月31 日まで行っています。

 正式に登録されたボランティアではなくても、市民一人一人が国体に協力できることはまだまだあります。国体開幕1週間前に予定されている「県内一斉クリーンアップ」などへの参加のほか、千葉をよく知らない他県からの来場者に道を教えてあげることなども国体への1つの貢献と言えるかもしれません。国体期間中は、私たちもボランティアの人たちと同様におもてなしの心をもって人に接し、市民一人一人の力で国体を成功に導きたいですね。

 (2010年8月28日号)TOP PAGE 


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 あと42日

《9》
「全国障害者スポーツ大会」

今年5月に行われたリハーサル大会の様子
 連載9回目は、国体閉幕後の10月23日から同25日まで、千葉市や船橋市、習志野市など7市の施設で開かれる全国障害者スポーツ大会「ゆめ半島千葉大会」について。この大会は、障害者スポーツのナンバーワンを決めると同時に、健常者が障害者に対しての理解を深めることを目的とした国内最大の障害者スポーツの祭典です。

 昭和40年に始まった全国身体障害スポーツ大会と、平成4年に始まった全国知的障害者スポーツ大会を同12年に統合し、今年で10年目。国内のトップ障害者スポーツ選手が一堂に会し、各種目の優勝目指して、日ごろの鍛錬の成果を発揮します。

 今大会では、陸上や水泳、卓球など6つの個人競技と、車イスバスケットボールやサッカー、フットベースボールなど7つの団体競技を正式競技として実施。そのほかライフル射撃や車イスレクダンス、車イスツインバスケットボールなどの4競技がオープン競技として行われます。種目ごとに順位はつけますが、国体のように都道府県対抗ではありません。各種目3位までにはメダルが授与されます。

 また、競技だけでなく、健常者と障害者の交流を図る「ふれあい広場」を各会場に設置。同広場では、障害者たちが作った製品の販売や、障害者の演技・演奏発表などが行われます。

 今大会には市川市から24人、浦安市から3人の精鋭が千葉県代表として出場します。中には昨年の新潟大会で金メダルを獲得した選手もおり、今大会でも多くのメダルの獲得に期待がかかっています。皆さんの声援が選手たちの活躍にもつながりますので、ぜひ直接会場に足を運んでみてくださいね。

 (2010年8月14日号)TOP PAGE 


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 あと63日

《8》
「“売れ筋”チーバくんグッズ」

チーバくんTシャツ
 連載8回目はちょっとブレイク。以前チーバくんを特集した際、読者の皆さんから「グッズを写真付きで紹介してほしい」との意見が届きましたので、今回、いくつかの売れ筋グッズを紹介します。

 まずはピンバッチ(158 円~=税込み。以下同)。オーソドックスな横向きのチーバくんや、各競技をモチーフとしたものなど計77 種類が販売されています。最近では、胸にこのピンバッチを着けたスーツ姿の男性も見かけることがありますが、素敵なアクセントになっていますよね。

 そして、やはり若者の必須アイテムとして人気の携帯ストラップ(263円~)。こちらも各競技別にプレートストラップが50 種類、そのほかにもテープやビーズのストラップ、千葉ロッテやジェフ千葉とコラボしたストラップなども販売されています。

チーバくんどらやき
 また、クリアファイル(200 円)やボールペン(350 円~)、下敷き(265 円)などの文房具も種類豊富です。そのほか、Tシャツ(2,100 円~)やネクタイ(1,000 円)などの衣料品から、和風サブレ(1枚140円)やどらやき(5個入り900 円)といった食料品まで幅広い商品が売り出されています。販売店舗は、ホームページ(http://kokutai-2010chiba.jp/room/goods.html)を参照するか、国体実行委員会(☎043・223・2233番)に問い合わせてみてください。

 なお、チーバくんグッズの売り上げのロイヤリティーとして県に入る収益は、国体に向けた県民運動やボランティアの活動資金など、国体を盛り上げるために使われます。お気に入りのチーバくんグッズを買って、国体に貢献するのも悪くないかもしれませんね!

 (2010年7月24日号)TOP PAGE 


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 あと77日

《7》
「デモンストレーション競技(3)」

ペタンクの競技風景
 前々回から続けてきた市民参加型のデモンストレーション競技の紹介も今回が最後。今回は、柏・流山両市で行われる少し変わった競技を紹介します。

 まずは柏市で行われる「ペタンク」について。日本ではまだ馴染みの薄い競技ですが、歴史は100 年ほどと古く、発祥地のフランスなどでは、非常に身近で人気があります。ルールは、野球のボールより少し大きい金属性のボールを、ビュットと呼ばれる的球の近くに2チームが交互に投げあい、1セット終了時に、相手チームの最もビュットに近いボールよりビュットの近くにあるボールの数が、そのまま得点となります。これを繰り返し、規定の得点に早く到達したチームが勝ち。柏市では、3人1組で行う「大会の部」と、初心者も参加できる「体験の部」が用意されています。
ヘルスバレーの競技風景
 次に流山市で行われる「ヘルスバレーボール」。この競技は、平成5年に流山市生涯学習課によって主婦の運動不足解消を目的に考案されました。バドミントンコートを使い、ボールを相手チームのコートに落とすと1点が入る同競技。楕円形のビニールボールを使うことや、相手コートに返すまでにボールを2回~5回しか打てない点などがバレーボールと違います。流山市では「小学生の部」「一般交流の部」「選手権の部」の3部門が行われます。

 3回にわたって特集してきたデモンストレーション競技ですが、まだまだ紹介しきれていないさまざまなスポーツが県内各地で行われます。国体は、見るだけでなく、参加して楽しめる大会ですので、皆さんもぜひ参加してみてください。その他の競技についての問い合わせは、各市町村の担当課か、国体実行委員会(☎043・223・2233番)まで。

【ペタンク】〈所〉つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅近隣エリア「特設ペタンク会場」〈日時〉9月26日8時半―16 時半〈対象〉小学4年生以上の県内在住者(ただし、18歳未満は保護者の同意書、小学生は保護者の同伴が必要)〈申し込み締め切り〉7月15日〈料金〉1チーム3,000円〈問い合わせ〉柏市国体実行委員会事務局(☎04・7131・3223番)

【ヘルスバレーボール】〈所〉流山市民総合体育館(流山市野々下1の29 の4)〈日時〉9月26 日8時半―17 時20 分〈対象〉小学4年生以上の県内在住者(ただし、小学生は保護者同伴)〈申し込み締め切り〉7月30 日〈料金〉無料〈問い合わせ〉流山市生涯学習課(☎04・7150・6106番)
  
 (2010年7月10日号)TOP PAGE 


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 あと91日

《6》
「デモンストレーション競技(2)」

スポーツチャンバラの競技風景
  前回に引き続き、県民参加型のデモンストレーション競技を特集します。今回は県内最多の7競技が行われる千葉市の競技から「ゲートボール」「スポーツチャンバラ」「ウオーキング」の3競技を紹介します。
  
  ゲートボールは、高齢者の間で広く親しまれている印象が強いですが、実は戦後間もない北海道で、子供の遊びとして発祥しました。1チーム5人の対戦方式で行い、専用のスティックでボールを順番に打って3つのゲートを通過させ、ゴールポールに当てる「あがり」をチーム全員で目指します。ボールを相手チームのボールに当てて邪魔をしたり、味方を援護したりすることができるので、チームプレーが勝利のカギを握ります。
  
  スポーツチャンバラは、子供の遊びだったチャンバラに、正式ルールを設けたスポーツ。空気で膨らませた軟らかいウレタン製の剣を使い、相手に有効な打撃を加えた方が勝ちとなります。剣道とは違い、打撃は体のどこに与えても構いません。小太刀や長剣、二刀などさまざまな種目があり、種目ごとに行う個人戦のほか、種目を超えて行う異種格闘技戦、複数で一斉に戦う合戦など種類豊富。今大会は種目別、クラス別のトーナメント戦です。
  
  ウオーキングは「だれでも、いつでも、どこでも」できる生涯スポーツとして、幅広い世代に楽しまれています。記録や順位を争うわけではなく、健康増進や参加者同士のふれあいなどが目的です。千葉市では、幕張海浜公園を出発後、稲毛海浜公園や検見川の浜を巡り、幕張海浜公園に戻る約10㌔㍍のコースです。
  
  【ゲートボール】〈所〉青葉の森スポーツプラザ陸上競技場(中央区青葉町654)〈日時〉9月26 日午前9時(受付は40 分前~)〈対象〉県内の愛好者〈申込〉~8月16 日〈料金〉1チーム3,000 円〈☎〉県ゲートボール連盟事務局043・265・1411番
  
  【スポーツチャンバラ】〈所〉花島公園スポーツ施設体育館(花見川区花島308)〈日時〉9月26 日午前9時半(受付は30 分前~)〈対象〉県内在住・在勤・在道場者(18 歳未満は保護者の同意書、中学生以下は保護者の同伴が必要)〈申込〉~7月30 日=先着〈料金〉1人1,000 円(新人は500 円)〈☎〉県スポーツチャンバラ協会事務局・平山090・7222・2740番
  
  【ウオーキング】〈所〉幕張海浜公園(美浜区ひび野2の116)〈日時〉9月26 日午前10 時(受付は1時間前)〈対象〉県民(18 歳未満は保護者の同意書、中学生以下は保護者の同伴が必要)〈申込〉~7月31日〈料金〉1人300 円(小学生以下無料)〈☎〉NPO法人千葉県ウオーキング協会043・255・0141番、県ユースホステル協会043・252・7060番
  
 (2010年6月26日号)TOP PAGE 


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 あと105日

《5》
「デモンストレーション競技(1)」

昨年のリハーサル大会でボールを使って元気に3B体操をする子供たち
  国体連載5回目の今回からは、県内各地で行われる県民参加型のデモンストレーション競技について数回に分けて特集します。
  
  デモンストレーション競技は、都道府県の代表選手が競い合う正式競技とは違い、県民が気軽に参加できるスポーツ行事です。国体は、日本最高峰のスポーツの祭典ですが、デモンストレーション競技を行うことにより、スポーツの普及や振興にも努めています。
  
  千葉国体では、26種類のデモンストレーション競技が用意されており、参加資格や日程は競技により異なります。本欄では近隣市などで行われる競技について紹介します。
  
  市川市ではデモンストレーション競技の開催がないため、まずは浦安市から。浦安市では「3B体操」と「ビリヤード」が行われます。
  
昨年行われたビリヤードのリハーサル大会の様子
  3B体操は、赤ちゃんや高齢者、障害をもつ人などでも楽しめる健康体操。ボール、ベル、ベルターという独自の道具を使い、音楽に合わせて集団で体を動かします。曲間などにインターバルはありますが、約1時間半に及ぶ1クールの間は基本的に動き続けます。若さの維持や、持久力、基礎体力の向上などに効果があるとされています。
  
  ビリヤードは、起源が中世ヨーロッパと古く、現在では日本でもおなじみ。体力的な差が優劣に関係しにくいため、男女問わず、幅広い年齢層に親しまれています。今回はテーブルのポケットに的球を入れて争う「ポケット競技」を実施。予選を勝ち抜いた計40 人が出場する本戦は、A、B、女子の3クラスごとにトーナメント戦を行い、クラスごとの優勝を競います。
  
  【3B体操】〈所〉浦安市運動公園総合体育館(舞浜2の23)〈日時〉9月12 日午前10時―午後3時半〈対象〉県民なら誰でも参加可能〈申し込み〉6月30日締め切り〈問い合わせ〉日本3B体操協会関東本部(☎03・5600・0239番)
  
  【ビリヤード】〈所〉PoolNext(浦安市北栄4の21の2、正中北栄マンション2階)〈日時〉9月26日午前9時―午後5時(※ただし8月15日に別会場で予選あり)〈対象〉日本ビリヤード協会発行のCSカード(2,000 円、当日購入可)を所持する県民〈申し込み〉7月1日―同31日〈問い合わせ〉千葉県ビリヤード協会事務局(☎043・223・7112番)
  
 (2010年6月12日号)TOP PAGE 


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 あと126日

《4》
「かわいらしく人気のチーバくん」

  これまで国体の概要や、市川・浦安両市で行われる競技の詳細を紹介してきましたが、今回はちょっとひと呼吸置く意味も込めて、大会マスコットのチーバくんについて特集します。
  
  県内各地で毎日のように登場しては、愛らしい姿や、愛嬌ある立ち居振る舞いから、多くの人に愛されているチーバくん。横から見ると千葉県の形をしており、好奇心旺盛で、未知のものに立ち向かうほど勇気と情熱が湧く“ 正体不明の生き物”です。
  
  デザインしたのは、イラストレーターや絵本作家として活躍している市川市出身の坂崎千春さん。坂崎さんはJR東日本の「Suicaのペンギン」なども手掛けるなど、かわいらしいキャラクターを世に数多く輩出しています。以前、県のインタビューで坂崎さんはチーバくんについて「国体を離れてもみんなの気になるキャラクターであってほしい」と制作者としての思いを語っています。
  
  この坂崎さんの言葉で気になった人もいるかもしれません。そう、国体後にチーバくんはどうなるのか? この質問を県の担当者に投げかけると、「いまのところ未定」との回答でした。しかし、近年の国体開催県では、国体マスコットが後に県の正式マスコットになることが多いようです。チーバくんファンの皆さん、千葉県でもその例に倣うよう、声を上げてはいかがでしょうか。
  
  チーバくんは人気の高さから、人形やストラップ、Tシャツなどの雑貨・服飾品から、サブレーやどら焼き、落花生などの食品に至るまで、さまざまな関連グッズに使われ、販売されています。グッズの詳細や販売店については専用ホームページ「チーバくんの部屋」(http://www.kokutai-2010chiba.jp/room/index.html)を参照してください。
  
 (2010年5月22日号)TOP PAGE 


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 あと140日

《3》
「〈浦安市で開催〉
空手道とは?」

昨年のリハーサル大会の様子
  連載3回目は、浦安市で行われる空手道について特集します。
  
  空手道は、琉球王国時代の沖縄で発祥したとされる打撃主体の武道・格闘技です。寸止めの技を繰り出しポイントを争う伝統派空手と、実際に打撃を打ち合い相手にダメージを与えるフルコンタクト空手に大別されますが、国体では伝統派空手の組手と形(かた)が行われます。
  
  一対一で行われる組手は、頭部・顔面部・頸(けい)部・胸部・腹部・背部・わき腹の各部位に、突きや蹴りなどの技を正確に決めるとポイントが加算され、8ポイント差を付けるか、競技時間終了時にポイントが多い方の勝利となります。相手を倒すことが目的ではないため、雑な技をいくら繰り返してもポイントにはなりません。
  
  また、誤って技が相手に当たってしまった場合や、股間、関節といった禁止部位への攻撃などは減点の対象となります。技の正確性やスピード、タイミングなど、基本的技術の高さが勝敗を分けることになります。
  
  試合では、目にも止まらぬ速さで技の応酬が繰り広げられます。そのスピード感やダイナミックな大技の数々には、素人目で見ても興奮を覚えるでしょう。
  
  一方の形は、流派で継承されている形を演武し、その錬度や正確さ、緩急などの要素を総合的に競うものです。こちらも対戦相手との優劣を競いますが、相手に攻撃をするのではなく1人ずつ舞台に上がり、それぞれが目に見えない多数の敵と相対したことを想定し、攻防の手順を1つの流れの中で表現します。審査は呼吸の乱れや目線、指先の使い方などにまで及ぶため、レベルの高い試合となると、まるで芸術を見ているようにも思えます。
  
  浦安市は全国や世界のチャンピオンを輩出するなど、空手道の盛んな地域です。地元選手の活躍や、世界レベルの戦いが地元で見られる数少ないチャンスですので、ぜひ皆さん会場に足を運んでみてください。
  
  見るだけでなく、体験してみたいという人は同市空手道連盟が毎週末に無料講習会を開いています。興味がある人は同連盟(☎353・9388番)に問い合わせてみてくださいね。
  
 (2010年5月8日号)TOP PAGE 


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 あと154日

《2》
「〈市川市で開催〉
ハンドボールとは?」

昨年のリハーサル大会の様子
  連載2回目となる今回は、市川市で行われるハンドボール競技について紹介します。
  
  ハンドボールは、キーパーを含む7人ずつの2チームが、ボールを相手のゴールに投げ入れて得点を争う競技です。バスケットボールと同じようにドリブルとパスで相手陣内に攻め込み、サッカーの約3分の1の大きさのゴールにシュートをして得点を奪います。
  
  コートは40㍍× 20㍍の長方形で、ゴールの大きさは幅3㍍×高さ2㍍。ゴールから6㍍の半円がゴールラインで、このラインの中にキーパー以外の選手が侵入すると反則となります。
  
  試合時間は前後半それぞれ30 分ずつで、1試合平均20 点ほど入るといわれているため、サッカーや野球などと比べても得点シーンが多く、必然的に見どころも増えます。
  
  運動の基本3要素といわれる「走」「跳」「投」のすべてが求められるほか、選手同士の激しいボディコンタクトなどもあるため、生で見ると、スピード感溢れるパス回しや、アクロバティックなシュート、選手同士の激しいぶつかり合いなどに息をのむことでしょう。
  
  日本では競技人口も少なく、まだまだマイナーなスポーツとしての印象がありますが、本場・欧州での歴史は100 年以上と古く、サッカーに次ぐ人気をもつ国もあります。
  
  市川市は、市川高や昭和学院高など全国的にも強豪として知られているチームがあります。昨年、国体のリハーサル大会として行われたジャパン・オープン・ハンドボール・トーナメントでも、同市に練習拠点をもつ社会人チーム・FOGが準優勝しており、ハンドボールが盛んな地域であると言えるでしょう。国体には、各チームから優秀な選手を選出した県の代表チームが、他の都道府県代表チームと死闘を繰り広げることになります。
  
  そんな中、市川市は市民にハンドボールをより身近に感じてもらおうと、さまざまな企画を実施します。
  
  興味のある人は、市国体推進課(☎704・0268番)に問い合わせてみてくださいね。
  
 (2010年4月24日号)TOP PAGE 


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 あと168日

《1》
「国体ってどんな大会?」

ゆめ半島ゆめ半島千葉国体のマスコットキャラクター・チーバくん
  世界中のアスリートが集うスポーツの祭典「バンクーバー五輪」が先ごろ終わりました。日本代表選手たちの熱い戦いぶり、想像を超えた活躍、敗戦の涙などで日本中が感動に包まれましたね。
  
  その興奮がまだ記憶に新しいうちに、今度は日本中のアスリートが集う国内最大のスポーツの祭典「第65 回国民体育大会」が9 月25 日から、ここ千葉県で開催されます。本欄では、開幕まで月2回、国体の魅力を紹介します。連載第1回は、国体の概要や歴史などについて解説します。
  
  国体は、男女がそれぞれ成年の部と少年の部に分かれて競技を行い、入賞した選手やチームに与えられる得点の合計で、各都道府県が男女総合優勝の天皇杯、女子総合優勝の皇后杯を争う大会です。個人や団体が競技ごとに順位を争うインターハイや五輪などとはこの点で大きく違います。
  
  出場選手は、日本プロスポーツ協会に非加盟の選手を対象とし、全国を9ブロックに分けて行われる予選大会などで選考。ただし、開催県は予選を免除され、全競技に出場することができます。
  
  前回千葉県で開催された若潮国体から37 年ぶりとなる今回の「ゆめ半島千葉国体」では、37 の正式競技と、2つの公開競技を実施。市町村ごとに実施競技が分かれており、市川市ではハンドボール、浦安市では空手道がそれぞれ開催されます。
  
  選手たちは、いまなお同大会出場を目指して日々研さんを重ねています。選手たちの真剣勝負が生み出す感動の瞬間を分かち合うために、ぜひ会場に足を運んでください。
  
 (2010年4月10日号)TOP PAGE