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市川市動植物園(大町284)で先月20日から、6月に生まれたレッサーパンダの三つ子の赤ちゃんが公開されている。
9月に母親のメイファが死んでしまったため、その後は人工保育で育てられたこの3頭。一時はミルクを飲まずに体重が落ちてしまったというが、その後徐々にミルクにも慣れていき、現在は1600㌘から2200㌘までに成長した。
現在は、放飼場と寝室を自由に行き来できる開放展示で、午後1時~同2時は休息時間としている。
なお、同園はこの3頭の名前を、候補(①福福・喜喜・幸幸、②パフェ・メイプル・ホイップ、③優花・梨花・明登)の中から来園者に選んでもらうイベントを17日まで実施中で、24日に開く命名式で発表する予定。
問い合わせは同園(☎338・1960番)。
(2013年11月2日)
市川市の宮久保・下貝塚地区自治会連合はこのほど、地区内のバス停3カ所(宮久保坂下と貝塚入口、曽谷)と下貝塚第2児童公園(下貝塚3の5)、スーパー・ベルクス宮久保店に木製のベンチとプランターを設置した。同連合が目指す優しいまちづくりの一環。ベンチを通じて、すでに住民同士の会話も生まれているという。
2人掛けのベンチは天然ヒノキ製。座面は高めで、地域のお年寄りから「座りやすく立ち上がりやすい」と好評。背もたれ最上部は寄りかかっても体に当たらないよう後ろに傾斜しており、手間がかけられている。プランターも同じ材質。
こうしたベンチとプランターを設置したのは「この地区に住んでよかったと思ってもらえるような取り組みをしたい」(塚越てい子同自治会連合会長)という考えから。今後プランターに花を置く予定で、ベンチと併せて「バスを待つ時間、気軽に休んでもらえる場になれば」(岩松昭三宮久保台自治会長)という思いやりがある。公園には子供と遊びに来た母親や祖母が落ち着いて座れるようにと設置。スーパーは地域に住む買い物利用客が休憩できる場所が増えるといいと、店内に設置してもらった。
塚越会長は「プランターを置いたら、花の手入れをしますよと、住民が声をかけてくれた。会話や触れ合いが生まれるベンチを、地域の声を聞いて設置していきたい」という。
両製品は、県立特別支援学校市川大野学園の工業技術科木工コースの生徒が製作・販売しているもので、木製テーブルベンチセットや木製コンポストなどとともに好評。加藤憲三教諭は「生徒たちが、自分で作った製品を通じて地域社会とつながっていくことを目指しているので、バス停や公園など地域で使ってもらえることはとてもうれしい」という。ベンチの価格は4千円、プランター(大)は700円。
なお、同学園は16日午前9時~午後1時半に学園祭を開き、木工製品や園芸品、布製品、食品など、生徒たちが制作したものを展示・販売する予定。
問い合わせは同学園(☎303・8011番)。
(2013年11月2日)
市川市は1日から、公民館など市の公共施設に使用済み小型家電の回収ボックスを設置している。
今年4月の「小型家電リサイクル法」施行に伴う取り組み。小型家電には金や銀などの貴金属が多く含まれており、これらを原材料として家電などに再利用できる。
回収対象製品は▽携帯電話▽デジタルカメラ▽ICレコーダー▽ビデオカメラ▽小型ゲーム機などで、サイズは15㌢×30㌢まで。個人情報などのデータが記録されているものは、あらかじめ消去してから回収ボックスに投入すること。
回収場所は、市川市役所と行徳支所、メディアパーク市川、リサイクルプラザ、市川駅行政サービスセンター、各公民館など市の施設。詳細は同市のホームページに掲載。
問い合わせは同市循環型社会推進課(☎320・3971番)。
市川市の都市計画道路3・4・18号の計画内容が違法であるとして、同道路建設のため県収用委員会に収用裁決された地権者2人が裁決取消を求めた訴訟の控訴審判決が先月23日に東京高裁であった。鈴木健太裁判長は、道路の違法性を否定した一審判決を支持し、原告の控訴を棄却した。
同道路は、浦安市境から鎌ヶ谷市境まで市川市内を縦断する幹線道路で、市消防局前の国道14号から中山団地付近の本北方橋までの約1・6㌔以外は、大部分が昭和40年代に開通している。未開通区間については、平成7年に京成線との交差方法を変えるなどの都市計画変更が行われ、市が同27年度を開通目標に整備を進めている。
現在の法令では、幅員20㍍の道路は4車線にできないが、昭和40年代は4車線が標準。実際、すでに開通している同道路の幅員18~20㍍区間はすべて4車線で整備されている。
未開通区間は幅員20㍍以上だが、計画交通量が1万2千台以下の9800台のため2車線で設計。この計画交通量は、市が平成6年に予測した「同22年の交通量」でありながら、現在でも完成の見込みが立たない多数の都市計画道路や広域幹線道路に交通量を分散させて算出している。
こうしたことから、裁判で原告は、平成7年の都市計画変更は適切な交通量調査に基づかずに4車線計画を2車線にしたと主張。都市施設は、交通量などの基礎調査の結果に基づき適切に配置すると定めた都市計画法に反すると訴えた。
しかし判決では、都市施設の規模や配置等に関する判断は「行政庁の広範な裁量に委ねられている」とし、変更の理由・内容・程度を考慮して「社会通念に照らし著しく妥当性を欠くものと認められる場合に限り、裁量権を逸脱、濫用したものとして違法」との見解を示した。
その上で、同道路を含む複数の都市計画道路に4車線から2車線に減少された区間があることを示す原告提出の県資料について、「必ずしも本件道路について示したものとみることはできない」と退け、一審判決のとおり、当初計画されていた京成線をまたぐ橋の幅員が12㍍で4車線は困難だったため、車線数を変更する変更決定だったとは認められないと判断。変更の内容と程度が交通量の増減をもたらさないことから、一審同様、計画交通量9800台の算出資料を参照して行った変更決定に「裁量の逸脱・濫用があったとは認められない」とした。
原告側は、市が実測に基づき計画交通量を大きく上回る交通量を予測した平成2年の資料を発見し、弁論終結時に設けられた期日内に裁判所に提出していたが、判決ではこの資料について触れられていなかった。原告側の弁護団は「行政が再三にわたる要求に応じず開示しなかった文書を住民がやっと発見し、裁判の場に提出したにもかかわらず、考慮しないまま判決しており承服できるものではない」としている。
(2013年11月2日号)
11月1日の「寿司の日」にちなみ、市川市の行徳漁港で水揚げされた高級魚のスズキを使ったメニューが、市内のすし店39店舗で4日まで販売されている(無くなり次第終了)。
市川市は、地元の貴重な資源である市川産の魚を市民に知ってもらうとともに、地域ブランドとして広く発信するキャンペーンを平成23年度から実施している。今回は「『市川のおさかな』を食べにお寿司屋さんに行こう!」と題し、行徳漁港で水揚げされたスズキを市内のすし店に無料で配布。店舗ごとに趣向を凝らしたメニューが格安で提供される。
参加店は、市川鮨商組合に加盟するすし店39店で、「市川の魚」と書かれたのぼりが目印。各店舗の住所や電話番号などの詳細は、市ホームページ(http://www.city.ichikawa.lg.jp/eco01/1111000073.html)で確認できる。
キャンペーンは、各店でスズキが無くなり次第終了する。天候により出漁が順延となる可能性もある。入荷状況は、各店舗に直接確認。
問い合わせは市商工振興課(☎711・1140番)。
(2013年11月2日号)
浦安市災害ボランティアセンターは9~10日に行う福島県いわき市への復興支援バスツアーの参加者を募集している。申し込み締め切りは5日午後5時。
いわき市での視察・研修活動を通じて被災地の現状を理解し、観光地などを巡って側面から復興支援を行う。初日は同市社協職員から大震災時の対応などを聞いた後、同市内など被災地を視察。2日目はアクアマリンふくしま、いわき・ら・ら・ミュウ、同市石炭・化石館ほるるを巡る。
対象は浦安市内在住・在勤の18歳以上。参加費は9千円(バス代、高速道路代、宿泊費、初日昼食~2日目朝食の食事代、施設入館料、保険代)。出発は9日午前6時半に同市総合福祉センター(東野1の7の1)、解散は10日午後6時に同センター。詳細は災害ボランティアセンターのホームページ。
希望者は、4日までの休日は同センターにファクス(355・5277番)で、5日は電話(355・5520番)で申し込む。
(2013年11月2日号)
市川市東山魁夷記念館(中山1の16の2)できょう2日から12月1日まで、特別展「芸術創生のあゆみ―『新潮』表紙絵の世界」が開かれる。
同展覧会は、1階を第一章「『新潮』表紙絵の世界」、2階を第二章「芸術創生のあゆみ」に分けて展示する。
第一章では、魁夷が日本画家として脚光を浴び始めた昭和29年と同30年、同34年に手掛けた雑誌『新潮』の表紙絵の原画36点(一部複製)や、装丁本、関連資料などを展示する。
第二章では、代表的な日本画や木版画を中心に、自然を愛した魁夷独自の芸術性が確立するまでの歩みを前期(2日〜17日)と後期(19日〜最終日)に分けて紹介する。前期では『雪降る』や『樹根』など8作品、後期では、『深秋』や『樹』など7作品が展示される。
観覧料一般800円、65歳以上640円、高校・大学生400円、障害者手帳持参者とその介護者1人、中学生以下は無料。開館時間は午前10時から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜日休館(祝日の場合は翌日)。
前期の展覧会に来場した使用済みチケットを後期の展覧会時に提示すると入館料が2割引きになる。既に割引になっている65歳以上の来館者には割引きの代わりに絵葉書がプレゼントされる。
問い合わせは同記念館(☎333・2011番)。
9日と10日の午前10時~午後4時、市川市妙典地区で街の魅力を再発見してもらうイベント『妙典街回遊展』が開かれる。
回遊展は市内の各地域の魅力を知ってもらおうと市が各地を巡回して開いているもの。16回目の今回は、古くて新しい街・妙典にスポットを当てる。
両日共通のイベントは、イオン市川妙典店2階サークルデッキでのミュージック&ダンスライブ、同店1番街1階展示室での今昔写真展、妙典お宝自慢展、八幡神社での神輿展示、篠田邸茶室での茶席(1人300円)、妙典1丁目公民館での展覧会「墓石から見た妙典と妙好寺の歴史」と見学ツアー、春日神社での獅子頭展示とお囃子、東西線妙典駅前広場での和太鼓演奏など。両日とも妙典ガイドツアーとスタンプラリーもある。9日のみは、清壽寺での立川志の春の落語、妙典3丁目自治会館での妙典の昔話と講演会「妙典の昔はどんな土地」。10日のみは、妙典保育園での子供向けペットボトル金魚すくい、清壽寺でのマンドリン演奏などがある。
問い合わせは市川市文化振興課(☎300・8020番)。
(2013年11月2日号)