昭和学院高・新体操で全国制覇

  県内の高校で初

全国を制した昭和学院高女子新体操部のメンバー
 市川市東菅野の昭和学院高女子新体操部が、先月行われた第25回全国高校新体操選抜大会の女子団体で初優勝した。千葉県の高校による新体操の全国制覇は史上初。9日にはチームのメンバーが市長室を訪れ、大久保博市長に優勝の喜びを報告した。

 同大会は、北海道恵庭市で行われ、全国各地の予選を勝ち抜いた1チーム5人の20チームが出場。各チームがフープを用いた2分半の演技を披露し、得点を競い合った。

 優勝候補のチームがミスをするなど苦戦を強いられる中、同校はほぼノーミスの演技を披露。2位と0・25点差の接戦を制し、見事全国の頂点に立った。

 元々全国でも上位の実力をもつ同校新体操部。これまでにも全国準優勝や3位などの経験はあったものの、あと一歩優勝には及ばなかった。

 そんな中、現2年生5人、現3年生3人で構成するこのチームは、早い段階から全国制覇を目標に設定し、厳しい練習に励んできたという。大会の2か月前にはミスが出たり、5人の動きが合わなかったりとスランプに陥ったが、毎日の練習の中で一つ一つ課題をクリアし、念願の全国初制覇につなげた。

 キャプテンの渡邊奈々さん(17)は「自分たちが頑張ってやってきたことをすべて出し切れた」と充実の笑み。また、9月に千葉県で行われる国体にこのチームからも代表選手が派遣されることから、「見ている人に千葉の良さを知ってもらえるような演技をして、優勝したい」と国体への意気込みを語った。

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