音色は「神様の声」
米国名門楽団員が演奏~市立五中
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名門の楽団員(ステージ上)とジョイント演奏する吹奏楽部の生徒たち |
市川市立五中(太田和誠校長、生徒数576人)で16日、「TDKアウトリーチミニコンサート」(TDK主催)が開かれた。生徒たちは米国のクリーブランド管弦楽団のトロンボーン奏者4人による演奏を堪能。同校吹奏楽部との合同演奏も行われた。
同社は、平成15年から社会貢献の一環として、世界的なオーケストラのメンバーを都内の公立学校に招いて合同演奏を実施。今年は、同社の研究開発センターが市川市内にあることから、都内以外で初めて同校で行った。
クリーブランド管弦楽団は、ボストン交響楽団などと米国の5大管弦楽団に数えられる実力を持つ名門楽団。この日は、トロンボーンを手にした4人の楽団員が同校を訪れ、「アベマリア」「トロンボーン四重奏曲」など8曲を披露した。
生徒たちは、会場に響きわたる柔らかな音色にうっとり。演奏後は、同校吹奏学部がお礼として「火の鳥フィナーレ」を演奏したほか、4人とのジョイントで「ウエストサイドストーリーメドレー」も披露した。吹奏楽部の部長で2年生の盛山真季さんは「トロンボーンは『神様の声』みたいな音が出せる楽器だと聞いていたけど、きょうその音が分かった気がした」とプロの音色に感動していた。
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