浦安舞台の音楽劇コンサート
「カルテット!」来月18日に公演
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7月に市内で行われたコンサートの様子 |
浦安市文化会館(猫実1の1の2)で来月18日午後2時からと同6時からの2回、浦安を舞台にした小説「カルテット!」(河出書房新社)の音楽劇コンサートが開かれる。 今年1月に発売された同小説の作者は、作家のエージェント会社社長でもある鬼塚忠さん。
ストーリーは、浦安に住む崩壊寸前の永江家の4人(父・直樹、母ひろみ、長女・美咲、長男・開)がカルテット(四重奏)を組み、演奏を通じて再び家族のきずなを取り戻していく感動の物語。作中には「浦安市文化会館」などが実名で登場しており、市民にはたまらない演出のひとつでもある。今年6月からは市内外で小説を舞台化したコンサートを開いてきた。
今回のコンサートは、小説のクライマックスとなる浦安市文化会館でのシーンを同会場で再現。ステージでは、先月末に行われた「日本音楽コンクール」のバイオリン部門で中学生ながら1位を獲得した山根一仁君(開役)や、映画「おくりびと」などで演奏しているチェリスト・諸岡由美子さん(ひろみ役)、浦安在住の音大生・吉田里奈さん(美咲役)たちが、劇の合間に「タイスの瞑めいそう想曲」「チャールダッシュ」などのクラシック曲を披露する。
「音楽」と「浦安」という自身が好きなテーマを盛り込んだ同小説は、鬼塚さんにとっても思い入れたっぷり。鬼塚さんは「出演者は一流の音楽家たち。演奏と演技のコラボレーションを楽しんで」と呼びかけている。
チケット(全席指定)は一般3千円(さくらメイト200円引き)高校生以下2千円。同館や市中央武道館、すばる書店さくら通り店、同南行徳店などで販売中。
問い合わせは同館(☎353・1121)またはベルカントジャパン(☎042・325・3325番)。
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