プロと演じるミュージカル

 「クリスマス★マウス」


 メディアパーク市川(鬼高1の1の4、JR本八幡駅と同下総中山駅から徒歩約15分)2階の映像文化センター・グリーンスタジオで23日と24日の午前11時と午後3時から、子供を中心とした市民が演じるミュージカル「クリスマウス★プレゼント」が開かれる。入場無料。定員は各回先着220人。

 同ミュージカルは、同センターの事業運営を受託するキルトの一部門「劇団ヒラガナ」の団員8人と、子供を中心とした公募市民20人が共演するミュージカル。10月中旬から1日4時間の練習を週3日行い、先月からはさらに時間を拡大し、本公演に向けて真剣なまなざしで練習に励んでいる=写真。

 物語の舞台はネズミの世界。1匹のハツカネズミが、大好きな人間の母親からのクリスマスカードを大人になった息子に届けるオリジナルストーリーで、出会いと別れ、ネコとの対決など、優しさと勇気があふれている。物語のテーマは「平等」という脚本・演出の矢代順さんは「強い者、弱い者、どちらでもない者、また、姿形や生き方が違っても願いや勇気は同じ。クリスマスの楽しいエッセンスの中、大人に向けたシュールさ、はかなさ、切なさも散りばめている」と物語の魅力を話す。

 同センター主催で参加費も不要の上、プロの劇団員と共演できるのが特徴の同ミュージカルは、今回で3回目。同センターは「芝居の面白さを伝えたい、一つのことをやり遂げる大切さを味わってもらいたい」と願っており、「参加した子供たちは責任感と他人のために頑張る奉仕の熱意が芽生えているようだ」とみている。

 練習に励んでいる子供たちは「芝居が好きで参加した。みんなと一緒に歌うのが楽しい。知らなかった人たちと仲よく演じられるのがいい」、同劇団員の子供は「劇団員じゃない人も演技がうまかったり、セリフ覚えがよかったりしてビックリする。たくさんの人たちに私たちの舞台を見てほしい」と多くの来場を心待ちにしている。

 問い合わせは同センター(☎320・3334番)。

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