放置自転車撤去に便利!
元気!市川会が移動器具を寄贈
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実演して放置自転車簡易移動器具の利便性を説明する田平会長(右) |
JR市川駅周辺の街づくりに取り組んでいる「元気!市川会」(田平和精会長)は2日、同会に所属する県立市川工業高の教諭と生徒が製作した放置自転車簡易移動器具2台を市川市に寄贈した。この器具は、鍵がかかっている自転車でも車輪を器具の穴にはめるだけで簡単に移動できるという便利器具。放置自転車の撤去などを行う街頭業務従事者たちの「自転車を移動させるのが腰にきて大変」という苦労話を聞いた同校の鈴木祐弘校長が機械科の教諭と生徒に相談し、2週間ほどで1号機を完成させた。
材料には使わなくなった机の天板などを使っているため、コストパフォーマンスは高い。1号機はすでに実用化されており、使用者の間でも「自転車を片手でも動かせて便利」と好評を得ている。
市長室で行われた寄贈式で大久保博市長は「(生徒とともにという)市川工業高の教育姿勢に感心している。こうしたアイデア製品の製作を今後も期待している」と感謝していた。
なお、同校は同器具の製作を現在行っていないが、今後については「要望があれば応じる」としている。
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