太陽の恵たっぷり

 園児が緑のカーテン食べる

ゴーヤ入り擬製豆腐などを食べる園児たち

 市川市は地球温暖化対策事業の一環として、昨年から市内の一部施設でツル性の植物による緑のカーテンを育てている。そのうちの1か所、市立平田保育園(齊藤幸子園長、園児数115人)では先月20日の給食に、緑のカーテンから収穫したゴーヤを使ったメニューが登場。園児たちが笑顔でゴーヤ料理をほおばった。

 緑のカーテンは、ツル性の植物を建物の壁面やベランダなどに這わせて作るもので、室内への太陽光を遮ったり、葉の蒸散作用によって周辺の温度を下げたりする効果があるという。今年度、市は同園や公民館など18か所で緑のカーテンを育てている。

 同園は、「園児たちに自然の恵みやエコライフの大切さを学んでほしい」と、昨年に続いて取り組むことを決定。5月下旬に2階のベランダや事務室入り口など3か所にゴーヤを植えたコンテナを置き、園児と担任の教諭が水やりなどを行いながら高さ3㍍ほどに育成した。これまでに70個ほどのゴーヤの実を収穫し、園児の保護者や近隣住民に配布したという。

 20日の給食には、薄く切った実を入れた擬製豆腐が登場。園児たちは豆腐をほおばりながら「全然苦くないよ! おいしかった」と笑顔を見せていた。

市民の実践例を写真展で紹介
 緑のカーテンの普及を目指している市川市は、ニッケコルトンプラザ(鬼高1の1の1)センターモールで21日から27日までの午前10時から午後8時(土・日・祝日は同9時)まで、市民が育てた緑のカーテンの写真展を開く。

 会場に展示されるのは、今年の〝スーパー猛暑日〟の日差しを和らげてくれた市民自慢の緑のカーテンの写真。市は「気軽に取り組める実践例を見て、来年チャレンジしてほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは市緑のカーテン事務局(☎320・3976番)。

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