“ゴジラ”出現!?
浦安市郷土博で氷彫刻
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子供たちの目の前でゴジラの氷像を彫り上げる |
浦安市郷土博物館前の広場で1日、帝国ホテルで氷彫刻を専門に制作している平田謙三さん(66)が、恒例の氷彫刻の実演を行った。今年のモチーフは「ゴジラ」。集まった子供たちは、氷の塊から怪獣が出来上がる様子に目を輝かせていた。
平田さんの実演は、同館のボランティアが同じホテルに勤務していたことをきっかけに始め、今年で9回目を数える。モチーフは毎年話題の人物を選んでおり、昨年はメジャーリーグで活躍するイチロー選手の氷像を制作。今年は、135㌔㌘の氷柱6本を使って、メジャーリーガー・松井秀喜選手の愛称でもある「ゴジラ」の制作に挑んだ。
初夏の強い日差しのもと「時間との勝負」と作業を開始した平田さん。専用のチェーンソーやのこぎりを使って氷を切り落とすと、ノミやドリルで氷の表面に細かい筋(すじ)を入れ、ゴジラの皮膚を再現した。
作業を見守っていた子供たちは、飛び散る氷に大歓声。完成すると、大人の背丈ほどの氷像に駆け寄って、触ったり記念撮影をしたりして楽しんでいた。北栄に住む鮎原颯君(5)は「冷たいのが良い」と氷の感触がお気に入りのよう。母親の敦子さん(34)は「切り方が豪快。模様を細かく彫っていたのがすごい」と感心していた。
実演後、平田さんはしたたる汗を拭きながら、「屋外での作業は手早く仕上げるため大変だが、作品を見た子供たちの笑顔が良い」と、今年も満足そうな笑顔を見せていた。
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