注目の若手バイオリニスト
 青木尚佳さんがN響と共演

 日出学園高3年のバイオリニスト・青木尚佳さん(17)=2面「人」欄紹介=とNHK交響楽団が共演するコンサート「NHK交響楽団in ICHIKAWA」の開催がおよそ一週間後に迫った。同楽団が高校生と共演するのは異例だという。
 
 青木さんは、2歳からバイオリンを始め、幼いころから国内外のコンクールやコンサート、テレビの音楽番組で活躍。小学校5年からN響コンサートマスター(当時)の堀正文さんに師事し、高校1年の時に桐朋学園大音楽部ソリスト・ディプロマコースに最年少合格すると、昨年、楽壇最高の登竜門といわれる「日本音楽コンクール」で1位を獲得した注目の若手バイオリニスト。
 
 今回のコンサートは、市川市文化会館(大和田1の1の5)で30日午後4時開催。日本を代表するオーケストラ・N響と共演し、日本音楽コンクールで演奏したパガニーニ「バイオリン協奏曲第一番」のほか、ベートーベン「エグモント序曲」などを披露。指揮は国内主要オーケストラや海外の歌劇場でタクトを振る沼尻竜典さん。
 
 現在、学校の勉強とバイオリンの練習の両方に取り組んでいる青木さんは「日本音楽コンクールよりも良い演奏をして、団員や観客の心に残るようにしたい」と本番に向けて意気込んでいる。
 
 チケット(全席自由)はS席5000円、A席4000円、B席3000円。高校生以下は各席1000円引き。同文化会館などで発売中。
 
 問い合わせは市文化振興財団(☎379・5111番)。

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