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市川・浦安市内のイチオシ! 桜スポットは?
いよいよ桜の季節がやってきます。お隣、東京都内には全国的にも名の知れた場所がたくさんありますが、ここ市川や浦安にもきれいな所はいっぱいあります。皆さん、お花見の予定は決まりましたか? 今回は、「市川・浦安市内のイチオシ! 桜スポットは?」の結果を発表します。ぜひ、参考にしてみてください。
※写真は全て昨年以前のものです。
真間川沿い(市川市消防局前〜市浄水場北側)
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土手の緑や木調の橋とのコントラストも美しい |
川沿いに約2㌔㍍に渡って続く桜並木です。広い川幅のコンクリート護岸の両側から水面に花弁の桃色を映す景色(境橋公園=市川市消防局前=から市立冨貴島小前=大柏川との合流地点=まで)と、狭い川幅のコンクリート護岸の内側に設けられた土手の緑や木調の橋、和風の照明とのコントラスト、川面に枝垂れる桜が美しい風景(同小から市浄水場北側=国分川との合流地点=まで)の、違った趣の桜並木が見られます。桜のトンネルの下を通ること、また、川向こうの桜並木を眺めることの二通りの味わいも往復で楽しめます。読者は「ここを通る時はまさに至福の時。夜桜も妖艶(ようえん)です」(50代女性)、「花見の安近短の最適地です」(30代女性)とお薦めです。現在、工事中のため、川沿いの一部で通れない所があります。
地元住民が東京の隅田川沿いに憧れて要望したのが、桜並木が生まれたきっかけです。八方橋以南は市川市が昭和24年に市制15周年を記念して、同橋上流の宮久保橋までは同29年に市制20周年を記念して植樹しました。治水対策で真間川拡幅工事が行われた折には、延べ約170本が伐採されましたが、地域住民が桜並木を治水、水と緑の共存の象徴として取り組む「真間川の桜並木を守る市民の会」を結成し、百回以上の市や県との話し合いを経て、元の約360本に復元しました(現在413本)。事務局の鳥居雪子さんは「いまも枯れた桜の補植などを続けています」、同会会員の鈴木良子さんは「早いもので枝振りも4〜5㍍と立派になりました。多くの人に楽しんでほしい」と話しています。満開の時期は「開花から1週間後、東京の3、4日後(例年4月上旬)です」(鳥居さん)。開花期間中には満開キャンペーン(土曜日。日程未定)を開く予定です。
桜土手公園(文学の道、市川市真間3の3地先)
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桜と文学を同時に楽しめる |
「桜が咲くと朝晩通勤途中に遠回りしています」(60代女性)、「道路沿いに桜のトンネルができます。とても素敵です」(40代女性)、「4月は桜吹雪になっていてきれいです」(50代女性)と人気の桜土手公園は、国府台女子学院前の変則五差路―真間川間約400㍍を結ぶ「文学の道」に沿って設置されています。
公園の開設は昭和47年。翌48年から49年にかけて51本のソメイヨシノが植えられ、毎年春になると道行く人々の目を楽しませてくれています。
住宅街を抜ける小さな公園なので、飲食を楽しむ花見はちょっとムリ。でもそれが、「酔客もいなく、のんびり桜を堪能できます」(前出60代女性)と逆に利点にもなっているようです。
文学の道には、地元の真間史蹟保存会と市の協力により、市川ゆかりの作家23人とその作品などを紹介する説明板が設置されており、QRコードを読み込めば、さらに詳しい情報も入手できます。桜の花に包まれながら、市川の文学を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
見明川沿い(浦安市・堀江橋~伝平橋)
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桜のトンネルが見事に続く |
浦安市内に数ある桜の名所のなかでも、「最高の桜のトンネル」(50代女性)と、見明川沿いの風景に人気が集まりました。
見明川は市内西部を流れ、舞浜地区と、富士見・弁天地区を隔てています。桜が見られるのは、若潮通りにかかる伝平橋から、大三角線の堀江橋に近い市立舞浜小の前までの約1・2㌔㍍(舞浜側)と、その対岸で同じく伝平橋から首都高速湾岸線高架下までの約600㍍(弁天側)。植樹されているのはソメイヨシノで、両岸を合わせて約260本です。
満開時には桜のトンネルが出現し、「桜の枝が手をつないだみたいになる。散り始めると桜吹雪になり、車で走り抜けるとピンクの花びらが追いかけてくる」(60代女性)、「バスにゆられていると、ついうっとりして夢の中もピンク色」(50代女性)、とロマンチックな気分に。遊歩道も整備され、「桜吹雪を浴びながらの散歩は、とてもうれしくなる」(60代女性)と読者オススメの散歩コースにもなっています。
そんな地域自慢の桜の名所は、「わざわざ車で回り道をしたくなる」(50代女性)という人気ですが、残念ながら周囲に駐車場はありません。バスの場合は、JR舞浜駅と同新浦安駅を20分間隔で運行しているおさんぽバスで「大三角公園」か「舞浜小学校」下車、もしくは、新浦安駅のバスターミナルから東京ベイシティバス14番系統か舞浜駅から同6番系統で「見明川」下車。
弘法寺 ・伏姫桜(市川市真間4の9の1)
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人気の伏姫桜は樹齢推定400年 |
たった1本の桜で票を集めたのが、弘法寺の有名なしだれ桜。「伏姫桜」の呼び名で親しまれているこの桜には、「満開のしだれ桜を見ると感動する」(60代女性)、「見事なしだれ桜を心行くまで眺めたい」(60代女性)など、多くのファンから熱いメッセージが届けられています。
樹齢は推定400年。名前の由来は、『南総里見八犬伝』の「伏姫」とされています。足元まで長く垂れ下がる細枝が特徴的で、読者も「高いところを見上げるのに困難な高齢者も楽しめます」(70代女性)とおすすめしています。このほかにも同寺敷地内には、200本に及ぶソメイヨシノが植えられており、桜の時季には多くの参詣者でにぎわっています。
なお、同寺では4月4日午前11時から「手児奈人形供養」(1体1000円)、同8日と翌9日の2日間は「手児奈春季大祭」が行われます。
問い合わせは同寺社務所(☎371・2241番)。
里見公園(市川市国府台3の9)
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桜まつりでは夜桜も楽しめる |
約260本の桜を楽しめる市内最大級の花見スポット「里見公園」がランクイン。「公園全体が桜に包まれていて絶好のポイントです」(20代女性)、「提灯が出るので夜桜見学にはもってこい」(30代男性)など、男女問わず多くの読者がおすすめしています。
桜の開花に合わせて行われる「里見公園桜まつり」は、例年多くの人でにぎわっています。今年の実施期間は、27日から来月11日まで。期間中の土、日曜日には夜桜のライトアップが午後8時まで行われます。また、来月3日、4日には、草花の販売や花の種の無料配布(なくなり次第終了)、飲み物の販売なども予定されています。
江戸時代に里見氏と北条氏が戦った古戦場でもあり、「夜泣き石」や「羅漢の井」など歴史的価値の高いものも多く残っている同園。まつり期間中は、北原白秋の旧宅「紫烟草舎」の一般公開も行われます。
駐車場(午前9時―午後5時)は40台分ありますが、年末年始と桜まつり期間中は利用できません。
問い合わせは同公園事務所(☎372・0062番)。
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