今週のNews
□家族で協力して田植え
市川米っ人くらぶ
□市川市 指定学校変更理由 「友人と同じ学校に」は不可
来年度から許可基準を改定
□子供らが体動かして楽しむ
浦安市運動公園でイベント
□浦安市 堀江・猫実の危険密集市街地
除却・不燃化に補助金
□410種1400株のバラ
市川市福栄の終末処理場で見頃
家族で協力して田植え 市川米っ人くらぶ
家族で協力して苗を植える
県立特別支援学校市川大野高等学園に隣接する小川再生親子ふれあい農園で14日、子供たちが約半年間にわたって農業・稲作を体験する「市川米っ人くらぶ」(市川市教育委員会主催)の田植えが行われ、市内在住・在学の小学生と家族58人が、3反の水田に稲の苗を植えた。
2001年度から続く同事業。今年も昨年同様、密にならないよう世帯ごとに区画を分け、隣り合う区画と田植えの時間をずらすなど、新型コロナウイルス感染症対策をして実施した。
この日は小雨がぱらついていたため、子供たちはかっぱを着用。転んで泥んこになってもにこにこしながら、親と協力して丁寧に苗を植えたり、虫を見つけたりして元気に楽しんでいた。
家族で参加した市立真間小2年の男の子は「初めての田植えで面白かった。2回、転んじゃった」と笑顔。母親は「当たり前のように農作物を食べられるありがたさを、実際に作ることで知ってほしくて参加した」と話していた。
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市川市 指定学校変更理由 「友人と同じ学校に」は不可 来年度から許可基準を改定
市川市教育委員会は、居住地によって指定されている通学先の小中学校を保護者の申請で変更する際の許可基準を来年度から改定する。現行の基準で認められている「友人関係」による変更は、いじめやトラブルなど特別な配慮を必要とする場合のみとし、「親しい友人と同じ学校に行きたい」という理由は認められなくなる。
市内の通学区域を巡っては、市教委が設定した適正規模に当てはまらない小規模校や大規模校が多いことや、小中学校の通学区域がそれぞれ一致していないため、小学校によっては卒業後に進学する中学校が分かれてしまうなどの課題がある。そこで市教委は、これから各小中学校で進められる校舎の建て替えに合わせてこうした課題を解決しようと、一昨年7月から市内全域の通学区域の見直しに着手している。
ただ、市川市は指定学校の変更件数が多い。昨年度は小中学校を合わせ、全新入生の13・7%にあたる956人が指定学校を変更しており、在学生も含めた数はここ数年1400人程度で推移している。市教委は、これが通学区域を巡る課題にも影響を及ぼしていると判断。指定学校の変更は、通学経路の問題や家庭の事情(兄弟姉妹一緒の学校を希望、転居後に従前の学校を希望など)、病気などの身体的理由、いじめなど教育上の理由、市教委が推進する義務教育学校への進学を希望する場合などに限定することにした。
昨年度、入学時に指定学校を変更した956人のうち、「友人関係」を理由とした人は4割以上の395人だった。この中には、いじめやトラブルなど特別な配慮が必要なケースも一部含まれているという。その他の主な理由は「兄弟姉妹一緒の学校に就学させたい」が231件、「希望する学校が指定学校より近い」が219件。また、在校生が指定学校を変更する理由は、「転居後に従前の学校を希望するため」が、毎年大半を占めているという。
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子供らが体動かして楽しむ 浦安市運動公園でイベント
フープ投げを楽しむ親子
浦安市運動公園を管理・運営するうらやす財団は3~5日、同公園内でイベント「うんどう公園‼ GWスペシャルDAYS‼」を開いた。多くの市民が訪れ、体操などを楽しんだ。
大型連休中も同公園を利用してもらおうと、今年初めて開催。芝生の上でマシンを使ったトレーニングができる青空ジムや、公園内にあるオブジェ「五大陸」周辺での花の植栽、公園内のポイントを回ってシールを集めるシールラリー、うろこに見立てた紙に夢を書いてこいのぼりに貼っていく「夢こいのぼり」などのイベントが行われた。
最終日の「こどもの日」の5日は、「こどもウキウキ広場」やプール遊びなど子供向けのイベントを開催。「こどもウキウキ広場」では、モルックや靴飛ばし、フープ投げなど全5種目を体験するとプレゼントされる参加賞の缶バッジを、子供たちがうれしそうにもらっていた。
猫実在住の4歳の女児は「靴飛ばしで一番遠くに飛ばせた」と笑顔。一緒に訪れた3歳の女児は「輪投げ(フープ投げ)が楽しかった」と話した。
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浦安市 堀江・猫実の危険密集市街地 除却・不燃化に補助金
浦安市は今年度から、堀江2、3丁目と猫実3丁目の「地震等に著しく危険な密集市街地」(危険密集市街地。約8㌶)の一部で行われる木造建築物等の除却に最大50万円、建物の不燃化に最大100万円を補助している。補助金を交付することで、同区域内の不燃化と防災性の向上を促す。
危険密集市街地は、老朽化した木造家屋が密集し、地震時の倒壊や火災による延焼の危険性が高いとして、2012年に国が全国197地区を公表。20年の国の調査では、浦安を含め全国に111地区(約2200㌶)あり、昨年3月に閣議決定した「住生活基本計画(全国計画)」では30年までの解消を目標としている。
浦安市は、危険密集市街地を含む猫実・堀江地区で08年から土地区画整理事業を進め、今年3月には耐火建築物と準耐火建築物のみ新築・増改築可能とする防災街区整備地区計画を施行するなど、課題解決に取り組んできた。そして今回は、危険密集市街地の解消目標である30年度末までの期間限定で、危険密集市街地のうち、土地区画整理事業区域を除く約7㌶、約700棟を対象に市独自の不燃化促進補助金制度を設けた。
木造建築物等の除却に対する補助金は、耐火・準耐火建築物を除く延べ床面積10平方㍍超の建築物を除却する場合が対象となる。建物の不燃化に対する補助金は、建築主が居住する新築等の耐火・準耐火建築物が対象。ただし、密集化を防ぐため、4月1日時点の敷地形状を100平方㍍未満に分割した場合は対象にならない。
補助金額は、いずれも延べ床面積1平方㍍あたり1万円。除却と不燃化の両方を申請することもできる。市は「未接道などで建て替えができない所では、空地にしようにも費用がかさんで解体すらできないという話を聞く。建て替えるだけでなく除却も支援することで、防災性を高めていきたい」としている。
補助を受けるには、着工の約1カ月前までに申請し、承認を得る必要がある。市は今後、対象者に個別に案内していくという。
問い合わせは市都市計画課(☎712・6542番)。
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410種1400株のバラ 市川市福栄の終末処理場で見頃
見頃を迎えているバラたち
市川市福栄4丁目の県江戸川第二終末処理場の散策路で、410種1400株のバラが順次見ごろを迎えており=写真、花の美しさと香り高さで多くの人たちを楽しませている。
バラが植えられている場所は、同処理場のいこいの広場内で、2階への階段を上がらずに左手に進んだ先の水鳥の池と観察デッキの周辺。同処理場の事業所長だった畠山義人さん(68)が四半世紀前から同処理場の事務所の周囲で職員向けにバラを育て、その後、行徳芝桜の会の会員として散策路にも広げてきた。品種・株数ともにこの2年間で倍増。そのほとんどに品種の名札も付けた。
品種は、ハイブリッドティーなど一般的なエレガントなものだけでなく、原種に近いオールドローズ、最近人気が高く、一株で数多くのかわいらしくロマンチックな花を咲かせるものまで幅広く、ヨーロッパの家庭の庭をモチーフに植えられている。畠山さんは「家庭的で親しみやすい雰囲気の中で、いろいろなバラの花を見て、香りをかいで癒やされてほしい。見頃は、今月末ごろまで続く」と言う。
同広場の開場時間は午前9時から午後5時まで。30日は休場。
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