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和洋女子大(市川市国府台)ボランティアチーム(通称・わよ♥ボラ)に参加している学生約40人が先月27日、江戸川河川敷や里見公園、大門通りなど同大周辺でゴミ拾いを行った。
わよ♥ボラは、ボランティアを通じた学生たちのステップアップを目的に2年前に発足。昨年度は約200人の学生たちが登録した。登録した学生は、大学内外の清掃活動や募金活動、大学敷地内での自転車整備、あいさつ運動などの定期的な活動のほか、外部から依頼を受けたり、各自が独自に提案したりしたボランティア活動にも参加。2年前から参加しているという3年生の近藤友紀子さんは「夏祭りの手伝いなどで地域の人と接し、地元のことが分かるようになった。4年間続けたい」と、活動にやりがいを見いだしている。
この日のゴミ拾いは、今年度のわよ♥ボラの最初の活動。ピンクのベストと帽子を身に付けた学生約40人が4班に分かれ、吸い殻や紙くずなどのゴミをおよそ2時間にわたって拾い歩いた。全4班が集めたゴミは90㍑の袋7枚分。参加した学生たちは「街を歩いて地域を知ることができて良かった」「自分たちの手できれいにできて気持ちいい。ポイ捨てはいけないと改めて思った」と充実した表情で話していた。
(2013年5月11日)
晴天に恵まれた大型連休中の4日、市川市東国分3丁目の国分川にかかる関下橋付近で「蘇れ清流! 国分川鯉のぼりフェスティバル」(稲越自治会・国分七丁目自治会主催)が開かれ、親子や祖父母と孫など大勢の来場者でにぎわった。
国分川とその隣接地に揚げられた鯉のぼりは約700匹。大きなものから小さなものまでが青い空を背景にゆうゆうと泳ぎ、子供たちは「屋根より高い鯉のぼり」と繰り返し歌い、保護者たちは鯉のぼりと子供の写真を撮って楽しんでいた。子供を連れて訪れた男性は「家ではこんなに大きな鯉のぼりは揚げられない。子供が小さなうちは毎年来て子供たちに見せ、子供の成長とともに楽しみたい」と話していた。
稲越自治会の服部英信会長は「約20年間、連休にどこにも行かず、手弁当で開き続けてきた。それはなんといっても、地域の子供たちに夢を与えたいから。子供たちにいずれ『あの地域に育ってよかった』と、ふるさとを大事に思ってもらいたい。それが地域の和、つながりになる。連休の中、若いパパやママが子供と一緒にこんなにたくさん来てくれてうれしい」と、子供たちの姿を見ながら話していた。地域の人たちが協力して手作りの行事を続け、地域の人たちの楽しみを支え続けている。
同イベントは、自治会有志の親睦をきっかけに始まって23回目。いまも全国から毎年、鯉のぼりの寄付が20匹ほどずつ集まる。近隣の鯉のぼりイベント主催者や、大小5千匹以上の鯉のぼりを揚げて平成17年に掲揚数でギネスブック記録に認定された群馬・館林の「こいのぼりの里フェスティバル」主催者も国分川鯉のぼりフェスティバルを視察し、参考にしている。
(2013年5月11日)
田植えや稲刈り、収穫祭など、稲作の一連の流れが体験できる市川市教委の主催事業「市川米っ人くらぶ」の活動が先月27日、今年も市川市大野町の小川再生親子ふれあい農園内のこども水田でスタートした。
子供たちに自然と触れ合いながら農業の大変さや、収穫の喜びなどを知ってもらおうと、毎年行われている同事業。リピーターも多く、今年は未就学児から70代までの市民約150人が参加している。
ぽかぽか陽気に包まれた先月27日には、クワやトンボなどで土を軟らかくして田植えに備える「代掻き」を実施。子供から大人まで参加した約120人が、額に汗をにじませ、体を泥だらけにしながら作業に没頭していた。泥でいくら服を汚しても怒られないその場所は、子供たちにとってまるで夢の世界。わざと転んでみたり、友達と追いかけっこをしたりして顔まで泥まみれになりながら、自然との触れ合いを楽しんでいた。
6年連続で参加しているという市立妙典小6年の新宅すずさんは「友達もできるし、代掻きも稲刈りも全部楽しいけど、一番面白いのは達成感がある収穫祭。いまから楽しみ」と、収穫を待ちきれない様子。昨年から参加しているという男子児童の母親は「最初は服の汚れが気になったが、子供も喜んでいるし、気にしてもしょうがない。こういう機会はなかなかないのでいい経験になる」と、無邪気に泥にまみれる息子の姿に目を細めていた。
(2013年5月11日号)
浦安市が東西線浦安駅周辺の元町再整備事業に活用する用地として取得した市有地を大手スーパーのダイエーに賃貸する定期借地権の予約契約を1月に結んだことに対して、市議会や商店主などが目的外使用や地域商業への影響、同社側に有利な条件などを問題視し、地域への配慮や契約破棄を求めている。元町にはない広い公園の整備を求める声もある。市は本契約を5月末までに結ぶ。
同地はやなぎ通り沿いの北栄3丁目で、市営駐輪場と民間事業者の駐車場がある。元町再整備事業は進んでおらず、保育園などをスーパーに併設する開発・土地活用計画を提出した同社に、市は随意契約で賃貸する。
予約契約書によると、土地引き渡しは6月1日。同月中に着工し、8月に市営駐輪場を敷地北側に移転・運用。来年3月にスーパーが開業、同4月から市立猫実保育園が大規模改修工事を行う際の代替施設として1年間入居、翌平成27年4月から民間事業者が保育園を開園。定期借地権の期間は20年間でスーパー営業期間が対象だが、開業準備と土地返却までの期間を含めると最短約21年間。
同地の面積は5288・9平方㍍(1600坪)で、同社が支払う賃料は営業期間中が月額420万円。駐車場として現在賃借中の事業者の賃料同310万円よりは高額だが、市場価格に比べれば安価。開業準備期間約9カ月間の賃料はさらに安い同120万円。市は「営業前で、建設費がかかるため、固定資産税相当額とした」と、同社への配慮を示す。土地返還の期限と、その間の賃料の記載はない。
対して、猫実保育園が入居する1年間、市が支払う賃料は同388万円。同園の賃料は、市場価格と地域の民間保育園が支払っている賃料を考慮して決定。相殺すると、同社は月32万円で市有地を賃借できることになる。
市が同市有地の賃貸を決めた理由は、大規模改修を行う同園の代替施設になることと、待機児童対策として保育園の設置計画があるため。市は「代替施設をリースすれば5~10年の契約が必要で、費用は1億円から1億5千万円ほどかかる。猫実保育園の改修は長年の懸案事項。その課題を解決できる」と説明する。
商店主と市民が元町の活性化を目的に組織した元町発展委員会は同契約に反対。「税金で購入した市有地の目的外使用。第3者に転貸できることと、市が譲渡する際の第1位優先交渉権を同社に与えていることは不自然で、ダイエー側に有利。元町の活性化、被災時の避難場所として、緑あふれる市民公園を整備してほしい」という。
元町の商店会8会なども反対し、「内容に疑義がある。予約契約の破棄を求める」とする陳情書を松崎秀樹市長に提出。「周辺の商業者に著しく悪影響を与える。地元商店への配慮が見えない」と訴える。
市議会が全会一致で議決した意見書では「再整備と地域への影響を十分検証し、関係団体などの意見を尊重し、結論を出すよう強く要望する」という。
市は騒音や交通渋滞の懸念については「施設整備で進めたい」、地域商業への対応については「扱う商品が地域商店の営業に悪影響を与えないよう、ダイエーと協議している」とする。
(2013年5月11日号)
ゴールデンウイーク中、行徳署は市川市内2カ所で防犯意識を高めるキャンペーンを開いた。
3日には、妙典のイオン市川妙典店で「市民ふれあいキャンペーン」を開催。子供たちが、普段触れる機会の少ない白バイにまたがって記念撮影をしたり、警察官に白バイの機能について質問をしたりしながら、ゴールデンウイークの一日を家族とともに楽しんでいた。
こどもの日の5月5日には、湊の法伝寺で開かれた明徳祭りで、全国的に見て件数が多い県内の振り込め詐欺被害や交通死亡事故の防止を啓発するキャンペーンを実施。一日移動交番係に任命された地元在住の古館千鶴さん(9)、増田柚月さん(7)、増田瑞人君(5)の3人が警察官の制服に身を包み、高齢者などに振り込め詐欺防止を啓発するチラシやグッズを配布して回った。その後3人はそろって「皆さん振り込め詐欺や交通事故に気をつけてください」と元気に発表し、来場者に注意を促していた。
(2013年5月11日号)