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市川と浦安の両市内で鯉のぼりが揚げられ、空で泳ぐ色とりどりの鯉が子供連れの家族などの目を楽しませている。
市川市北西部を流れる国分川の関下橋付近に鯉のぼりを掲げているのは、稲越自治会・国分7丁目自治会共催の「蘇れ清流 国分川鯉のぼりフェスティバル」。初夏の大型連休の風物詩になっており、今年で23回目。今年からボランティアで参加している県立国分高の生徒の協力を得て、約700匹を掲げた。きょう4日には午前10時から子供遊びコーナーやもちつき、演芸、模擬店などのイベントを開催。子供にはミニこいのぼりのプレゼントもある。
市川市北東部の南大野2丁目にあるこざと北公園の遊水池で123匹の鯉のぼりを掲げているのは「市川大野こいのぼり祭」。主催は地元の大野中央商店会。桜の時期の提灯祭と同様、地域の交流を目指して開いているイベントで、普段は静かな遊水池がカラフルに彩られている。あす5日午前10時から午後3時ごろまでは、同商店会による模擬店と同地区市民によるフリーマーケットが開かれる。
浦安市内唯一で、今年20周年を迎えた鯉のぼりイベントは「ゆめこいのぼり」。あす5日午前11時から午後4時ごろまで、若潮公園(同市美浜2の15)と隣接する境川沿岸(今川橋―境川中央歩道橋)で開かれる。
会場一帯には20周年を記念して、例年よりも多い約250匹の鯉のぼりを掲げる。同公園では、和太鼓演奏や紙芝居、子供がくぐって遊べる鯉のぼり、地域の幼稚園と保育園の園児が夢を書いた手作り鯉のぼりも飾り付けられる。当日参加者も、その場で自分の夢を書くことができる。
(2013年5月4日)
市川市中央図書館にこのほど、同市で長年暮らした哲学者・渡邊二郎氏の著書や研究資料などを集めたコーナーが誕生した。
渡邊氏は、『ハイデッガーの実存思想』や『自己を見つめる』などの著作のほか、訳書も多数手掛けた哲学研究の第一人者で、東京大学や放送大学の名誉教授などを歴任。市川市には昭和41年に転居し、他界した平成20年まで生活していた。
渡邊氏の妻・邦美さんが昨年、市川が大好きだった夫の思いを届けたいと、同市に渡邊氏の資料一式を寄付したことにより、今回のコーナー設置が実現。同コーナーでは、貸し出し可能な書籍に加え、研究に使っていた直筆のノートなども展示されている。
先月26日には、同館内で感謝状贈呈式が開かれ、田中庸惠市教育長が邦美さんに感謝状を手渡した。邦美さんは「すてきなコーナーができた。幅広い方に読んでいただいて、その人たちの生きる指標や考えるきっかけになれば」と話していた。
(2013年5月4日)
市川市はこのほど、つり天井が崩落する危険性があるとして4月から利用を停止していた市市民会館を、今後改修工事を行うか、新施設を建設する方向で検討していると発表した。
同館は、昨年12月に発生した中央自動車道笹子トンネルの天井崩落事故を受け、今年2月につり天井を調査したところ、「崩落の危険性がある」とされたため、4月から7月末までの利用停止が決まっていた。その後、庁内で今後の対応について検討してきたが、このほど改修工事か新たな施設建設に方針を決定した。
ただ、いずれにしても年度内の利用再開は困難となるため、8月以降の利用を予定していた約120団体にも他施設への振り替えなどを提案している。振り替えの方法として市は、利用予定者が市内の公共施設に振り替えた場合、市民会館の利用料金を超えた差額分を減免することを決定。また、公共施設以外への振り替えに対しても、市文化会館を同条件で使用した際の金額を上限に補償することや、ポスター制作費を補償することなどを検討している。
(2013年5月4日号)
市川市文化会館(大和田1の1の5)で6月2日午後3時から、アニメソング界のビッグスリーと呼ばれる水木一郎、堀江美都子、影山ヒロノブの3人が出演する「アニソンBIG3スーパーライブ2013 in ICHIKAWA」(市文化振興財団主催)が開かれる。
日本では、すでに一つのジャンルを確立したとも言われるほど、人気の高いアニメソング。近年では、日本のアニメソングのコンサートが世界中で開かれるなど、いまやその人気は国境を飛び越えている。
水木は、『マジンガーZ』『バビル二世』の主題歌などを歌う、言わずと知れたアニソン界の帝王。『キャンディキャンディ』『ひみつのアッコちゃん』などで知られる堀江もアニソン界の女王、『ドラゴンボールZ』の主題歌を歌う影山もアニソン界のプリンスと呼ばれており、3人とも日本を代表するアニソンシンガー。今回のライブでは、そんな3人がそれぞれの持ち歌や、往年のヒットソングを歌い上げる。同財団は「歌うもよし、踊るもよし、涙を流すもよし。老若男女誰でも楽しめるライブになる」と来場を呼び掛けている。
チケットは、全席指定で高校生以上3500円(ローズメンバー500円引き、中学生以下千円引き)。同館などで販売中。
問い合わせは同財団(☎379・5111番)。
(2013年5月4日号)
東京電力福島第一原子力発電所の事故発生から2年以上が経過し、市川市が計測している市内の大気中の放射線量は当初と比べて大きく下がっている。これに伴い、市の放射線に関する業務も減少。今年度から、放射能対策課を危機管理課内の放射能対策担当に縮小した。市民からの問い合わせや、市民への簡易式空間放射線量測定器の貸し出し件数も当初と比べると大きく減っており、市民も不安が解消されたとは言えないまでも、落ち着きは取り戻してきているようだ。
浦安市は先月24日、道路などの公共施設と宅地の一体的な液状化対策事業の住民説明会を開き、工法は格子状地中壁工法とし、一戸あたりの平均費用を100万円~200万円と示した。市が国と行った調整の結果と市の補助によって住民負担が4分の1となったため、参加した市民からは高評価が示された。一方、100戸単位の全戸合意という条件は変わらず、国の復興交付金を活用するには平成28年3月までの事業着手が必要なため、実現へのハードルはなお高い。
12日は看護の日、12日から18日までは看護週間―。日本看護協会(坂本すが会長)は、全国各地で看護に関するフォーラムや相談コーナー、ふれあい看護体験などを開く。
看護の日は、看護の心やケアの心、助け合いの心を分かち合い、誰もがその心を育むきっかけになるよう、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に因んで定められた。
県内での看護の日イベントは12日正午から午後4時半まで、アパホテル&リゾート(千葉市美浜区ひび野2の3)で開かれる。県看護功労者知事表彰や看護体験記の表彰と発表、特別講演「ストレス社会を笑顔で生きる~こころと体を解き放そう」(女優・音無美紀子さん、事前申し込みは5月7日まで)などを行う。
会場では相談や体験、ふれあい看護体験の申し込みなどができる。サブ会場のプレナ幕張(JR海浜幕張駅前)では午前10時~午後3時、「まちの保健室」として血圧や体脂肪、骨密度の測定、栄養・健康相談ができる。
なお、市川市中央図書館1階ロビーでは午前11時~午後3時に血圧・体脂肪測定や健康相談ができる。
詳細は県看護協会ホームページ(http://www.cna.or.jp/)。
(2013年5月4日号)
市川市里見公園(国府台3の9)のバラ園で25日午前10時から午後3時まで、市川市花と緑のまちづくり財団主催の「ローズいちかわフェア」が開かれる。雨天時は翌26日に順延。
見ごろになったバラに囲まれながら、消防音楽隊による演奏やフリーマーケット、バラの苗や野菜の即売会などを楽しめる。今年は、市内の人気店5店が市川産のトマトを使用した「いちかわぐるめ」を販売。バラをモチーフにした新しい市川土産の和洋菓子「いちかわバラ物語」の販売会も行われる。バラの即売会では、平成19年に市民投票で「市民のバラ」となったオリジナルのバラ「ローズいちかわ」の苗を、通常価格の半額の千円で申し込み抽選250人に販売する。
ローズいちかわ購入とフリーマーケット出店の希望者は、往復はがきに①住所②氏名(ふりがな)③日中連絡可能な電話番号④出店内容(フリーマーケット希望者のみ)を書いて、同財団(〒272―0827市川市国府台3の9の1、里見公園内)「ローズいちかわ係」または「フリーマーケット係」に郵送。締め切りはローズいちかわが13日必着、フリーマーケットが10日必着。フリーマーケットは先着20組で、飲食物の販売は不可。
問い合わせは同財団(☎318・5760番)。
(2013年5月4日号)
爽快な青空が広がった先月28日、恒例の「万葉の里 春の史蹟まつり」(真間史蹟保存会主催)が市川市真間の手児奈霊堂で開かれた。
講演や万葉集歌の朗唱、市内で出土した土器の展示などの文化行事を通じて、同地の歴史や文化を広く伝える同まつり。毎年、こうした文化行事だけでなく、藤棚の下での野だてや、手児奈太鼓の演奏、ソプラノ歌手による独唱など、さまざまなイベントも行われている。
今年も、暖かくにぎやかな会場に導かれるようにやってきた来場者たちは、それぞれ各種イベントを満喫。見ごろを迎えた藤棚の下でおいしそうに抹茶を味わったり、太鼓のリズムに体を揺らしたりしながら、ゴールデンウイーク2日目の一日を楽しんでいた。
(2013年5月4日号)