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「人をつなぐ 未来へつなぐ」


 

市川市立須和田の丘支援学校 特別教室棟の供用開始について(教育施設課)


特別教室棟全景


多目的室内部

 須和田の丘支援学校の教室不足を解消するため、第二中学校の敷地内(テニスコートの一部)に須和田の丘支援学校特別教室棟を新たに建設しました。

 この特別教室棟は令和4年7月25日に完成、8月中の引越し作業を終え、9月1日から供用開始となりました。

 ●建設の経緯

 須和田の丘支援学校は生徒数の増加に伴い、教室不足が生じており、この課題への対応として、これまでは手工芸室や織物室などを転用し、普通教室を確保していました。

 しかし、今後、更に教室数が不足することが見込まれるため、新たに特別教室棟を建設し、主に特別教室を新校舎に移すこととしました。

 また、現在の須和田の丘支援学校内にある特別教室を改修し、普通教室や更衣室として使用し、通常授業では特別教室棟に移動する事が無いよう配慮しました。

 ●第二中学校部活動への配慮

 この特別教室棟は第二中学校のテニスコート1面を使用して設置していることから、須和田の丘支援学校の校庭を使用してテニスのできる環境を整えるなどの工事も併せて行っており、第二中学校の部活動ができる環境を整えています。

 ●特別教室棟の施設

 特別教室棟は重量鉄骨造2階建て、1階と2階は屋外階段と内部に設置のエレベーターで結ばれ、木工室、家庭科室、多目的室、相談室となっています。2階に配置された多目的室は、廊下との仕切りが可動式パーテーションになっており、多目的室と廊下の一体的な利用が可能となっています。トイレは1階2階に配置、全室にエアコンを完備するなど、学習環境についても配慮しています。

 建設工事中の5か月間は、須和田の丘支援学校や第二中学校の生徒の皆さんには大変ご迷惑をおかけしましたが、これからの学生生活を有意義なものとしていただけるよう願っております。

 (2022年11月26日)  

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地域の施設開放(学校地域連携推進課)




 教育委員会で行っている「学校施設開放事業」についてご紹介します。市川市では、市民のスポーツの推進及び文化活動の振興を図ることを目的として、法令に基づき、市内の小学校と中学校の運動場や体育館などの施設を、学校教育上支障のない範囲で開放しています。現在、約630の団体数、約2万人の団体員が登録されており、多くの市民の皆様に活用いただいています。

 市川市に在住・在勤・在学の5名以上で構成された団体が教育委員会に登録し、日程や使用方法については、活動する学校に登録された団体の代表者で構成された「学校施設開放委員会」で協議しています。

 学校施設開放の現状の課題として、利用登録を行っている団体が非常に多くなってきています。そのため、施設利用を希望する日程が重複し、各団体の利用日時の調整に大変苦慮しています。

 また、在校児童が中心となって活動している少年サッカーやミニバスケットボール等、当初は部活動として活動していた団体と、大人だけで構成された登録団体が並列しており、どちらを優先すべきかのバランスが大変難しい状況です。

 さらには、「市川市学校施設の開放に関する規則」における禁止事項である、「営利目的での使用」が想起されかねない団体があることです。

 今後は、部活動を地域へと移行するという情勢もありますことから、これらの受け皿となる学校施設開放に対する注目度や要求は大きくなることと思われます。

 次年度からは、新規団体登録の受け入れや、登録団体との連絡調整も行い、市民による自主的な運営を行っていけるよう準備をしています。

 団体の登録については、市内在住の団体員の割合を高くし、「青少年健全育成」や「地域活動の推進」また「学校行事や学校施設開放の運営への積極的な寄与」を推進する予定です。

 市川市では、「地域とともにある学校づくり」の取組と併せて、「学校を核とした地域づくり」にも一体的に取り組んでいます。学校施設開放をご利用の皆さんにも、ぜひ学校施設をより良く利用していただくようご協力をお願いいたします。
 
 (2022年8月27日)  

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過去から未来へつなぐ文化財「式場隆三郎家住宅」(考古博物館)




 市内で18件目の登録有形文化財である「式場隆三郎家住宅」(令和3年10月14日登録)について、式場隆三郎(1898―1965)の市川での歩みを振り返りながら紹介します。同住宅は民藝運動を率いた柳宗悦、陶芸家の濱田庄司らが設計・建築(昭和14年竣工)したものです。

 ●式場隆三郎

 明治31年、現在の新潟県五泉市生まれ。昭和11年に市川に居を移し、国府台病院(現・式場病院)を創設し、従来の精神科病院にはない明るく文化的で和やかな療養環境の実現に取り組みました。

 その後もファン・ゴッホら芸術家の研究、出版業、画家・山下清の支援、国立西洋美術館の建設促進運動等の多彩な活動を展開し、各界への多大な貢献が評価され平成11年に市川市の名誉市民となりました。

 ●式場隆三郎と民藝運動との関わり

 大正末期から昭和初期にかけて、師と慕っていた柳宗悦が中心的役割を果たした民藝運動が起きたことにより、式場の人生は大きな影響を受けることになりました。「美術品」ではなく、それまで誰も顧みなかった無銘の日常の生活道具により豊かな美しさが宿るという考え方に基づくもので、式場は共感し運動の推進に加わりました。なお、令和4年4月30日から6月10日まで、市川市文学ミュージアムで企画展「式場隆三郎と民藝運動」(主催:市川市、市川市教育委員会、医療法人式場病院)を開催したところ、「民藝は決して貴族趣味のようなものでなく、物の背後にあるものを見つめて自分の生活を振り返ることの大切さを伝えてくれる」等、観覧者から多くの反響が寄せられ、式場の文化的・精神的遺産を今後どう活用するかについて考える機会となりました。

 ●「式場隆三郎家住宅」

 特徴は、洋風・和風・東洋風の要素を取り込んだ民藝建築で、朝鮮風の板張りや日本民家の意匠である箱階段等、現在も竣工当時の面影を色濃く留めています。式場の愛用した品々が数多く残されており、民藝運動が起こった時代の息吹を感じることができます。当文化財は、先入観に囚われず物を見て、その「声を聴く」ことの大切さ、そしてそのことが創造などの精神的営みにつながるという式場の教えを今に伝えてくれている気がします。
 
 (2022年7月23日)  

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いちかわ市民アカデミー講座を開講します(社会教育課)


令和元年度の講座の様子

 いちかわ市民アカデミー講座は、市内にキャンパスを有する昭和学院短期大学、和洋女子大学、千葉商科大学と連携し、各大学で設定した学習テーマに基づき、社会の諸問題や生活向上のための新しい知識の習得を目的として開講される生涯学習講座です。

 本講座は、平成15年度のスタート以来、多くの方に受講をいただき、受講者それぞれの生涯学習活動の入り口としてだけではなく、多くの方がリピーターとなるなど、市民の生きがいづくりのための機会としての役割も担ってきました。

 また、市川市教育振興基本計画における施策のひとつである「〝自分らしく輝くための学び〟の機会の充実」を図るための事業としても位置付けられています。

 【昨年度のアカデミー講座】

 一昨年より続くコロナ禍においては、本講座も大きな影響を受け、令和2年度には感染の急拡大を受け開講が中止となりました。

 しかし、昨年度は各大学の知見を踏まえ、昭和学院短期大学では人数を制限しての対面開催、和洋女子大学と千葉商科大学ではウェブ会議システムを用いてのオンライン開催とし、各校全6回の講座を開講、延べ295人の方に受講をいただきました。

 また、講座を実施する3つの大学が大学コンソーシアム市川に参加していることから、同じくコンソーシアム参加校である東京経営短期大学、東京医科歯科大学教養部からも講師を派遣いただき、より多角的な視点からテーマに関する講義を実施しています。

 【令和4年度の講座について】

 今年度は、昭和学院短期大学では「令和の時代を楽しく生きる partⅡ」、和洋女子大学では「今、変化の時代のなかで」、千葉商科大学では「サステナビリティ時代の暮らし・地域・社会partⅢ~コロナ禍を生き抜く~」をテーマにそれぞれ全6回の講座を実施します。開催方法についても、昨年度同様に昭和学院短期大学では人数を制限しての対面開催、和洋女子大学と千葉商科大学ではオンライン開催となります。

 生活や行動が変化してきている時代ではありますが、自分に合った方法で生涯学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。7月より募集を開始しますので、是非参加をご検討ください。
 
 (2022年6月25日)  

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温かい関わりを作る「学校支援実践講座」(学校地域連携推進課)


交流会に参加する地域支援者

地域支援者が各班に入り、話し合いを行う

 学校支援実践講座は、学校を含めた地域全体で「いじめの未然防止」を図ることを目的とした市川市独自の取組で、平成25年度から始まりました。「子どもたちの健全な育成を支援することに興味・関心があり、子どもたちや先生、学校の力になりたい」という市民を対象に、人権に関する講座を行います。講座の受講者は学校に対する「地域支援者」となり、小中学校で行われる交流会に参加します。

 交流会では、人権侵害など学校内で起こりうる人間関係のトラブルについて、架空の事例を基に話し合います。地域支援者は、子どもたちの多様な意見を受容的・共感的に聴きながら、話し合いの進行役を務めます。温かい雰囲気の中で自由に発言し合うことで、異なる意見を認め合い、自他を尊重する態度を養うことを目指しています。

 昨年度は、市内小中学校14校55学級で交流会を実施。最初は緊張した面持ちの子も、打ち解けると少しずつ自分の意見を話し出します。感想からは、「家族以外の大人の方とあまりしゃべったことがなかった私にとって、今回の交流会は新しい考えや自分の考えを広げられる機会となりました」「地域の方が意見に対して『いいね』とほめてくれたので、自分の意見に自信が持てました」など、じっくり自分の意見に耳を傾けてもらえた嬉しさが伝わってきます。

 また子どもたちが積極的に発言したり、自分とは違う意見を聞いて柔軟に考えを変化させたりする姿は、地域支援者にとって関わってよかったと思える瞬間です。「子どもたちにたくさんエネルギーをいただきました」「子どもたちの満足げな表情を見ることができ、私もとても嬉しく思います」と語るなど、地域支援者自身の喜びにもつながっています。

 今年度、さらに多くの学校で交流会を行うため、地域支援者を募集中です。新型コロナウイルスの影響で、他者と接したり話し合ったりする機会が減っている子どもたちに、温かい関わりを届けてみませんか? 詳しくは市公式ホームページ「学校支援実践講座」をご覧ください。
 
 (2022年5月28日)  

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生きる力・夢や希望を育む学校図書館(教育センター)


図書資料を活用した授業の様子

 市川市の読書教育の歴史は古く、1950年代より行ってきました。これまで、学校・地域・行政が一体となり、児童生徒の「豊かな心」「主体的に学ぶ力」の育成を目指し、学校図書館活用の充実に向けた様々な取組を行っています。

 市川市の特色の一つに、「学校と公共図書館を結ぶネットワークシステム」があります。このシステムの構築により、公共図書館と学校間で、図書資料の貸出が可能となりました。どの学校にどのような図書資料が蔵書されているか検索でき、授業で必要な図書資料を必要な冊数集められます。

 このシステムの円滑な運営には、各学校に勤務する学校司書と公共図書館の司書の方々の力が必要です。「どのような学習で図書資料を活用したいのか」「子どもたちにどのような力をつけたいか」など、先生方と相談しながら学校司書が選書し、図書資料をそろえていきます。自校で足りない場合はネットワークシステムを利用し、各学校、公共図書館に貸出の依頼をして、図書資料を集めます。このように、市内の学校司書が先生方の授業を支えています。

 教育センターは、学校図書館支援センター事業を担っており、関係機関と連携し、学校図書館運営に関わる支援や学校図書館の有効的な活用についての調査研究を進めています。

 昨年度は、曽谷小学校に協力いただき、国語科を中心に学校図書館の機能を活かした授業づくりを推進しました。国語科の学習では、教科書に掲載されている教材に関連する図書を集めて、読みました。子どもたちは、一つの作品だけでなく複数の作品を読み、多様な考え方に触れることで、自分の考えを広げ、深めることができ、読む力を育むことにつながりました。

 また、曽谷小学校では、GIGAスクール構想の実現に向けて一人一台配付されたタブレットの活用も積極的に行いました。タブレットで最新の情報を調べたり、表現活動の場面で活用したりするなど、今まで行ってきた学校図書館の活用に、ICT機器が加わりました。

 教育センターでは、今後も、学校図書館とICT機器の併用を考えながら、子どもたちの「言語力」「情報活用能力」の育成のために、学校図書館の更なる充実に向けて調査研究を進めていきます。
 
 (2022年4月23日)  

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令和4年度成人式実行委員募集(社会教育課)


令和2年1月の式典で壇上に上がる実行委員

 年の始まりとともに、全国各地で「成人式」が執り行われ、新成人の門出が祝われます。

 奈良時代には既に、成人としての自覚を促す通過儀礼として「元服の儀」が行われていました。

 これが「成人式」として現在の形になったのは、終戦直後、未来を担う若者たちに希望をもってもらうために企画されたのが始まりと言われています。

 市川市においても、「新成人の門出を祝い、大人の自覚を促す」という趣旨のもと、昭和31年より成人式を開催しています。

 【市川市成人式について】

 市川市では、新成人の自主性を尊重し、また、式典に「その時代の新成人らしさ」を取り入れるため、その年度に20歳を迎える方とその1歳下の世代で実行委員会を立ち上げ、式典の企画運営を行っています。

 実行委員がそれぞれアイデアを出し合い、半年以上かけて準備をします。なお、市川市では今後も20歳の方を対象に成人式を開催します。

 【令和3年度の成人式について】

 令和3年度は、令和2年度同様、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、式典をオンラインで配信し、市内16か所に家族や友人と記念写真が撮れるフォトスポットを開設しました。これまでのように一堂に会する成人式ではありませんでしたが、当日は晴れ着やスーツに身を包んだ新成人の皆さんが、母校の中学校などで友人と再会し、旧交を温めながら成人式という晴れの日を楽しんでいました。

 式典では、市長からの祝辞や市川市ゆかりのゲストからのお祝いメッセージを配信しました。また、小中学校時代の恩師からのビデオメッセージも配信され、多くの方にご視聴をいただきました。

 【成人式実行委員募集】

 本年も令和5年1月開催予定の成人式に向けて実行委員を募集します。

 令和4年度は4月2日にリニューアルオープンする市川市文化会館で式典を行う予定です。

 集まった仲間とともに、自分たちの成人式を作り上げる一生に一度しかない経験をしてみませんか。

 詳しくは市公式ウェブサイト、または生涯学習部社会教育課までお問い合わせください。  
 
 (2022年3月26日)  

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今年度新たに設置した特別支援学級・通級指導教室を紹介します!(義務教育課)

 市川市教育委員会では、平成31年4月から5年間を計画期間とする「第3期市川市教育振興基本計画」に基づき、特別支援教育の充実に向けた具体的な取組を進めています。

 この計画では「通級による指導、特別支援学級、特別支援学校において、それぞれ子どもの学びの環境を整えるとともに、一人一人の抱える困難や課題を把握し、発達の段階に応じた組織的・継続的な指導や支援を一層充実させていくこと」を目標の一つとして揚げています。

 この目標の実現に向けて、市川市では障がい種や地域のバランスなどを勘案して、特別支援学級及び通級指導教室を計画的に設置しています。

 今年度は、特別支援学級(知的障がい)を国府台小学校に、通級指導教室(自閉症・情緒障がい/LD・ADHD)を義務教育学校の塩浜学園に設置しました。そこで今回は、新たに設置した学級や教室の様子をご紹介します。

 【国府台小学校】

 特別支援学級「5組」では、進んで学ぶ意欲や態度を育てること、相手を思いやる気持ちや伝え合う力を育むこと、より良い食習慣を身に付けること、体力の向上を図ることに重点を置いてきました。用務員さんと一緒に花の世話をしたり、音楽の専門家と一緒に学習をしたりしています。様々な人との関わりを楽しみ幅広い交流を通して、社会性を身に付けています。

 【塩浜学園】

 通級指導教室「そよかぜ教室」は、新浜小学校の教員が週1回巡回指導する形で開設されました。1年生から9年生までを対象に個別での指導を行っています。具体的には、個々の児童生徒の抱える困り感に応じることや、感情や行動のコントロールの仕方、集団生活のルールやマナー、友達や周囲の人との関わり方などの学習を行っています。塩浜学園の児童生徒にとっては、自校通級できるようなったことで通級への負担が軽減され、在籍学級で担任と安心して過ごすことができるようになりました。

 令和4年度には新たに、曽谷小学校と柏井小学校に特別支援学級(知的障がい)を設置する予定です。

 市川市教育委員会では、引き続き多様な学びの場を整備し、子どもの様々な教育的ニーズに応えられるよう、取り組んでまいります。

 (2022年2月26日)  

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デジタル教科書が学びを変える(指導課)


指導者用デジタル教科書(啓林館 中学校数学1)を用いた授業の様子

 市川市教育委員会では国のGIGAスクール構想に基づき、2021年9月に市内の公立小学校4年生から公立中学校3年生までの児童生徒に学習用端末(タブレット)を配付しました。また、小学校3年生までの児童にも年度内に配付予定です。こうした動きを背景に各学校でデジタル教科書の活用が始まっています。

 デジタル教科書は、教科用図書を発行している出版社が紙の教科書と同一の内容をデジタル化したもので、教師向けの「指導者用デジタル教科書」と児童生徒が利用する「学習者用デジタル教科書」が提供されています。

 現在、市内の公立小学校には算数の指導者用デジタル教科書を、公立中学校には数学・国語・理科・社会・外国語の5教科の指導者用デジタル教科書を導入しました。

 デジタル教科書は紙の教科書と違い、簡単な操作で写真や挿絵を拡大表示したり、文字や背景に色を付けたりすることができます。また、学習内容に関連した音声や動画が挿入されており、授業展開の適切なタイミングで再生をすることができます。

 これにより教師は児童生徒にとってわかりやすい授業を展開することができます。加えて授業の流れにより直接文字を書き込んだり、色を付けたりできることもデジタル教科書のメリットです。

 さらに、デジタル教科書には音声読み上げ機能がついており、特別な支援が必要な児童生徒にとっても使いやすいものとなっています。

 これらデジタル教科書のメリットを最大限に生かすためには、紙の教科書にはない機能や活用方法を教師がよく知り、教師のICT活用指導力の向上を図ることが必要です。

 一方、文部科学省は2022年度から、外国語(英語)の学習者用デジタル教科書を無償提供することを決めました。また希望する自治体には、算数・数学、理科や音楽、図画工作・美術、技術、家庭、体育・保健体育の中から1教科を追加で配信し、学習者用のデジタル教科書の教育効果の検証を予定しています。

 市川市教育委員会としても、学習者用デジタル教科書の導入について検討を進めていくとともに、指導者用デジタル教科書の効果的な指導方法の実践をさらに積み重ねていきます。

 (2022年1月22日)  

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