「市川浦安よみうり」は、読売新聞、日経新聞などを定期購読なさっているご家庭や事業所様などに、折り込みで毎週土曜日(月4回)にお届けしています。詳細は本紙をご覧ください。
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□子ヤギが新たに仲間入り
ヤギの「空中回廊」を建設
市川市制90周年記念 12月に披露
□浦安のオアシスで〝涼〟楽しむ
市営東野プール
□市川市、猫の飼育施設建設へ
「ねこ百態展」で市長表明
候補地は市鑑賞植物園
□「いちかわ景観100選」郭沫若記念館
芝桜の庭園、来春にも復活
子ヤギが新たに仲間入り ヤギの「空中回廊」を建設 市川市制90周年記念 12月に披露
アルパカの家畜舎の屋根(上)と同じくらいの高さに回廊が架かる
子ヤギが入る家畜舎(手前)からパドックへ
市川市動植物園が、ヤギが来場者の頭の上を歩く様子を見ることができる「空中回廊」の建設に着手することがわかった。家畜舎とパドックを結ぶ通路で、お披露目は11月の市制施行90周年を記念する形で12月初旬になる予定。市は動物園の魅力を高め、入場者数の増加につなげる。
空中回廊は、家畜舎のアルパカの左にある小屋を2・5㍍の高さで結ぶ。鉄骨製の5本の柱に、木製の角材2本で25㌢幅の橋を渡し、ヤギが歩けるようにする。 -->家畜舎の小屋側には、30㌢ずつ高くなるジグザクの8段の階段を設置し、2・5㍍の高さまで上がったヤギは、長さ13㍍の木製の橋をパドック側まで渡ることができる。
当初は、ポニーがいるパドック側に下りられる構造にはなっておらず、ヤギは家畜舎まで引き返すという。
ヤギは現在、なかよし広場に3頭いるが、空中回廊を渡れるオス1頭、メス2頭の子ヤギを新たに連れてきて飼育するという。
現在、入札など業者選定の手続き中で、実際の工事は10月下旬から行われ、11月末には完了し、動物園の新しい目玉になる。
水品繁和園長は「来園者だけでなく、動物にも楽しんでもらえる魅力ある動物園づくりを進めていきたい」と話す。
動物園の2023年度の来園者数は約22万人で、概ね22~23万人で推移している。
コツメカワウソの遊具「流しカワウソ」で人気を集めて以降も、21年にはアルパカ、22年にはマイクロブタが登場するなど、さまざまな魅力づくりを進めている。
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浦安のオアシスで〝涼〟楽しむ 市営東野プール
今年もオープンしたプールで涼し気にはしゃぐ人たち(7日)
浦安市営東野プールが6日、今シーズンの営業を始め、好天日は連日多くの人でにぎわっている。
7日午後2時の気温は日陰で34・8度で、家族連れ、小学生の男子や女子の友達同士、若いカップルなどが浮き輪やフロートなどを使って楽しんでいた。保護者は水に浸りながら、子供がはしゃぐ様子を見て楽しんでいる人が目立った。
8月7日には抽選やフロートを使った遊びなどのイベントあり。なお、底面の不具合で利用が中止された流水プールは、17日の時点で今週末の再開見込み。詳細は同プールのウェブサイトを参照。
営業は9月1日まで。利用は午前9時―午後4時半(最終入場は同4時)で、2時間制。使用料は390円(中学生以下130円)、コインロッカー1回10円。
問い合わせは同プール(☎352・6891番)。
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市川市、猫の飼育施設建設へ 「ねこ百態展」で市長表明 候補地は市鑑賞植物園
もらった色紙と作品をそれぞれ手にするネコガスキ―さん(左)と田中市長
田中甲市長は13日、猫のために役立ててほしいという市への寄付をもとに、市川市動植物園が管理する鑑賞植物園を候補地として、猫が安心して過ごせる飼育施設をつくる構想を明らかにした。
市川駅北口のIchikawa駅前ミュージアムで行われた「ねこ百態展」の対談イベントで表明した。
寄付額は3千万円で、野良猫や捨て猫などを保護して飼育し、猫好きの市民がふれ合える場所を建設する。
市は、市民主体で、野良猫に不妊手術などをして数を減らし、野良猫問題を解決する「地域猫活動」を推進しており、関連施策として位置づけられる。 市長の説明では当初、建設候補地として動物園を想定したが、「園内の動物への病気の感染などのリスクがある」ことから断念し、同じく大町公園の自然に恵まれた立地の鑑賞植物園が浮上した。
構想段階で運営主体などは固まっていないが、市の担当者とボランティアで運営したり、外部委託したりするなど今後、施設建設も含め、具体計画の検討に入る。
◇
市の主催で17日まで開かれた「ねこ百態展」は、市川美術会(渡辺成良理事長)などが後援し、市川市に住む彫刻家や絵本作家を中心に、猫にまつわる作品を展示した。
会場には、12人の作家が生み出した色とりどりの猫の作品60点以上が展示され、訪れる人の目を楽しませていた。
市内在住のマークン・ネコガスキーさん(アーティスト名)と、田中市長の対談は、猫談義で盛り上がり、田中市長が高校時代の寮生活で、猫を内緒で飼った話を披露。
ネコガスキーさんは、同じネコ科である「トラやライオンなどをモチーフにした大きな作品をつくりたい」と語り、市長は「これからも、もっと大きな活躍をしてくれるでしょう」とエールを送った。
同ミュージアムは、本を通じた学びと交流の場として開いていた市の学習交流施設「市本」がわずか1年5カ月で閉鎖された後、今年3月から新たに活用されている。
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「いちかわ景観100選」郭沫若記念館 芝桜の庭園、来春にも復活
2017年当時の芝桜
「いちかわ景観100選」に選ばれ、訪れる市民も多かった郭沫若記念館の庭の芝桜がなくなり、防草シートで覆われている問題で、市が会計年度任用職員として、芝桜を管理していた職員を再び採用し、苗植えから手入れまでを行うことが明らかになった。
本紙4月20日付1面の報道をきっかけに、芝桜の復活と、人員、コスト面も含めた維持管理の方策を検討していた。
当初は庭のすべてとはいかないが、2025年春には、美しい芝桜を楽しむことができる可能性が出てきた。
同記念館は建屋を市文化施設課が管理し、土地と庭は市公園緑地課というように、所管が縦割りになっていた。
その中で、建屋の管理を担当し、庭の芝桜に関してはボランティアで手入れしていた非常勤職員の退職などをきっかけに、2020年春を最後に庭の大部分が防草シートで覆われ、芝桜は消滅していた。来春に花を咲かせれば、5年ぶりになる。
ノウハウはこの職員が継承するが、土を耕し、苗植え、水やり、雑草取りなどの継続した作業が今後必要になる。このため、市は必要に応じて近隣からボランティアなどを募集し、対応していく考えだ。
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