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6月から約2か月半にわたって繰り広げられてきた市川市少年野球連盟と市川市主催の「第34回市川市少年野球夏季大会」(読売新聞東京本社、市川よみうり新聞社など後援)と「第16回市川市少年野球低学年大会」(同)の決勝戦が先月25日、国府台球場で行われた。夏季大会は、北方中央野球部が初優勝。準優勝が稲荷木イーグルス、3位が中国分ドリームスとなった。低学年大会は、高谷野球部Jrが4年ぶり3度目の優勝。準優勝が新井子ども会野球部、3位がみかどファイターズとなった。
夏季大会優勝の北方中央野球部 |
低学年大会優勝の高谷野球部Jr |
浦安市は先月23日~25日の3日間「うらやすこども大学」を市内の3大学で開校し、参加した市内の小学4~6年生90人が「人間ってふしぎ!」をメーンテーマに各大学の教授から学んだ。
うらやすこども大学は、ドイツの取り組みを参考に今年初めて開かれたもので、同市の「アンテナ職員」として国内外の事業を収集・研究する10人ほどの公募職員からの提案で実現した。初日は順天堂大学、2日目は明海大学、3日目は了徳寺大学で授業を行った。
子供たちは、人体の仕組みや英語でのコミュニケーションの仕方、バランスボールやマット運動による丈夫な体作りなど、「人」が持つ不思議な能力や機能についての授業を真剣に受講。5年生の平原愛理さんは「3日目に習った運動は家でも簡単にできるし、今後も継続していきたい。熱中症についてなど、ためになる授業が多かった」と話していた。
子供たちは授業を受けただけでなく、各大学のランチルームや教室、設備の整った実習室なども見学。大きな講堂では「大学生になった気分」と大はしゃぎだった。父親が明海大に通っていたという小学4年生の川口結菜さんは「お父さんがどんな環境で学んでいたのか体験できて良かった。将来は看護師になるのが夢。子供が生まれるまでの授業など勉強になった」と目を輝かせていた。
(2013年9月7日)
納税者一人一人が選択した市民団体に、自身の収めた市民税の1%相当額が市の財政から支援される市川市の市民活動団体支援制度(通称・1%支援制度)の、今年度の市民による選択結果がこのほどまとまった。今回は、支援対象団体を「不特定多数の利益の増進に寄与することを目的とする団体」に限定するなど、昨年9月に制度を改正して以来初の実施だったが、昨年度から特に変化は見られなかった。
今回は有効届出数が7929人、対象127団体と基金への支援総額が約1700万円で、いずれもここ数年の変化の範囲内。支援金が多く集まる団体の顔ぶれが固定化している状況にも変わりはなかった。
(2013年9月7日号)
市川市の都市計画道路3・4・18号の計画内容が違法であるとして、同道路建設のため県収用委員会に収用裁決された地権者2人が裁決取消を求めた訴訟の控訴審が先月22日に結審した。判決は10月23日に言い渡される。一審の千葉地裁では住民の訴えは退けられたが、今回の控訴審では同道路の一部区間が4車線から2車線に縮小されていたことをうかがわせる証拠資料を住民側が提出。一審判決では「当初から2車線で計画されていた」とする県の主張が採用されており、裁判の行方に大きく影響する可能性もある。
市川市内を東西に横断してなじみ深く、本社を京成八幡駅前に今月移転する京成電鉄の展覧会が10月14日まで、市川市芳澤ガーデンギャラリー(真間5の1の18)で開かれている。
同社は明治42年に設立され、今年創業104年。初代社長・本多貞次郎が市川に居を構えたことから、市川真間駅周辺には京成関連の施設も設けられたという。「京成電鉄展」は、同社が本社を東京・押上から京成八幡駅前に移転することを記念し開かれる。
展示は、同社の歴史、マスコットキャラクター「京成パンダ」、鉄道模型と京成に関する原画、鉄道風景を多く描く市川出身の画家・井上洋介さんの作品で構成する。延長約20㍍のNゲージ模型やプラレールも展示している。
関連イベントは、スカイライナーの2分の1サイズの模型との記念撮影や京成パンダとチーバくんの共演、鉄道音楽で名曲の旅を披露するSUGITETSUのミニコンサート、ギャラリートーク、ワークショップなど。
関連イベントの日時は次のとおり。料金の記載のないものは無料。
▽ギャラリートーク「京成電鉄と私」8日午後2時=トークは井上さん
▽「スカイライナーと一緒に記念撮影」14~16日午前9時半~午後4時=子供・大人用の制服と制帽で撮影
▽「京成パンダとチーバくんがやってくる!!」21~22日(時間は確定後、ホームページに記載)
▽ギャラリートーク「京成電鉄と市川」29日午後2時=トークは同社社員(当日先着50人)
▽ギャラリーコンサート「SUGITETSUミニコンサート」10月6日①午前11時~同11時半②午後2時~同2時半(入場料500円、チケットは市川市文化会館と同ギャラリーで発売中)
▽ワークショップ「作って、組み立てて、オリジナル電車を走らせよう!」10月12日午後1時半=ペーパークラフトに絵を描き、プラレール車両を使って走らせる=対象は4歳~小学6年生の電話申し込み先着15人(100円)
入場料は一般300円、友の会のローズメンバーズは240円、中学生以下は無料。障害者手帳を持つ人とその介護者1人は無料。
開館は午前9時半~午後4時半(入館は同4時まで)。休館は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)。なお、SUGITETSUミニコンサート中は入館不可なので注意。
問い合わせは同ギャラリー(☎374・7687番)。
(2013年9月7日号)
市川市立市川小で先月25日、恒例のお化け大会が開かれ、真っ暗な校舎の中で約450人の子供たちが叫び声をあげていた。
恐怖の館は校舎2階の教室。おどろおどろしい音楽や足を踏み鳴らす音、叫び声がする中を、子供たちだけや保護者と一緒のグループが恐る恐る歩を進めていた。途中、青白い顔の人形や生首が現れたり、壁から突然手が伸びてきたり、冷たい風が吹いてきたりと、教室内は身が縮み上がるものばかり。子供たちは身を寄せうずくまりながら「ヤダヤダ死ぬー」「いきなりやめてくださいー」などと叫んでいた。ただ、途中現れた妖怪の塗り壁だけは「ふなっしーだ!」と人気だった。数ある恐怖を跳ねのけた子供たちは「毎年来ているけど今年も怖かった」と話し、友達と怖かったものを興奮気味に挙げていた。
主催は市立一中ブロックコミュティクラブの同大会実行委員会で、メンバーはPTAや子ども会、青少年相談員などの団体、地域の小学校OBなど。実行委の一人は「自分が小学4年生の時から行われているので、地域で30年以上続く。市川小では15年以上」と話し、子供のための行事が多くの卒業生や住民の協力で続いている歴史を振り返った。ボランティアの中学生たちは「これまで怖がる側だった。皆に怖がって楽しんでほしくて参加した」と話していた。
(2013年9月7日号)
市川市大洲防災公園で同市の総合防災訓練(防災ひろば)が先月31日に行われ、子供から大人までの多くの来場者が訓練に真剣に取り組んでいた。
会場には、同市と災害時支援協定を結んでいる企業や団体、同市消防関連機関、ボランティア団体などによる火災時の煙の体験、消火器の使い方や簡易トイレの作り方を学ぶものなど、さまざまなブースが設置された。
煙を体験するブースでは、人体に無害の煙をビニールハウスに充満させ、火災現場を再現。来場者は「なるべく姿勢を低くする」「鼻と口をハンカチなどでふさぐ」「壁をつたいながら歩く」という注意事項を聞いてから体験した。30代の女性は「煙が充満するとこんなにも前が見えなくなるとは思わなかった」と恐怖心を抱いていた。
子供たちには防火、防災時に役立つ技術を楽しみながら体験できる「防災運動会」が人気で、三角巾の代わりにレジ袋で腕をつる方法や段ボール製の簡易式非常用トイレの作り方、緊急時用浄水装置の操作方法などを学びながらゴールを目指していた。子供と同運動会に参加した女性は「大人はいざという時には自分で身を守れるが、子供にはできない。きょうは楽しみながら体験でき、子供たちも学べたと思う」と満足していた。
(2013年9月7日号)
「八幡の街をもっと知ってほしい!」と、市川市八幡の住民が開く「第11回 回遊展in八幡」(同回遊展実行委員会主催)が15日と16日の午前10時~午後5時(会場ごとに異なる)、JR本八幡駅と京成八幡駅の周辺で開かれる。
同回遊展は「再発見! 八幡のまち」をテーマに、公共施設や文化施設、店舗などでさまざまなイベントを開催。参加者に八幡の魅力を伝え、街の発展と活性化につなげたいと、住民たちが11年前から行っている。
今回は、同市出身の写真家・冒険家の星野道夫さんの冒険の足跡をたどったドキュメンタリー映画『地球交響曲ガイアシンフォニー第三番』を16日午後2時~同3時半、メディアパーク市川2階の文学ミュージアム内グリーンスタジオで上映(先着220人)。洋菓子店・ドルチアは、市特産の「梨」を使ったパイ作り教室(申し込み先着15人)を両日とも正午~午後2時、へーベルハウスPLAT(八幡3の29の20)で実施。同市市民会館では、JAいちかわ果樹部会研究部による「市川の梨」試食・販売(15日午前10時、玄関前)や紙を使ったブーメラン作り(両日とも午前10時、2階ロビー。参加自由)なども開催される。地域の古い地名「字」(あざ)をたどるスタンプラリーも実施され、字ごとの店舗にあるスタンプを全て集めると景品がもらえる。
同実行委・伊藤知子さんは「今回も多くの人の協力があり、さまざまな場所で催しができる。ぜひ、八幡を回って、いろいろな発見をしてほしい」と来場を呼び掛けている。
パイ作り教室の申し込みはドルチア本店(☎326・9429番)。回遊展の問い合わせは同実行委(☎090・7013・8780番)。
(2013年9月7日号)
市川市立福栄小でこのほど、保護者や地域住民、県立行徳高の生徒などが講師を務める「コミサポ寺子屋サマースクール」が初開催され、同校の児童たちが地域の人から勉強を教わりながら、地域交流を深めていた。
同校では、1~3年生を対象に同校コミュニティサポート委員などが講師を務める学習講座「コミサポ寺子屋」が毎週火曜日の放課後に開かれている。今回のサマースクールは、この学習講座に参加できない4~6年生の希望者を対象に開催。8月21~23日に国語、同26~28日に算数のスクールを開いたところ、合計約40人が参加した。
子供たちは期間中、夏休みの宿題や、家で分からなかった問題などを学校に持ち寄り、講師に質問したりしながら自由に学習。子供たちと講師は一緒になって問題に取り組んだりしながら、世代を超えた交流を育んでいた。女子児童は「家では兄弟に邪魔されるけど、ここでは友達と一緒に楽しみながら勉強できる。教え方も優しくて分かりやすい」など、同スクールの意義を実感していた。
一方、講師として参加した保護者も「自分がちゃんと教えられるか不安だったが、自分自身案外楽しんでいる。自分の子供が普段どんな環境で勉強しているのかを知るいい機会にもなった」と講師の立場を楽しんでいる様子。行徳高1年の川島未希さんと佐野明日香さんの2人は「教えることの難しさが分かった。ただ、子供たちが素直に聞いてくれるので、やっていて楽しかった」と笑顔を見せていた。
(2013年9月7日号)