ホームページ >

シューアイスの開発をした子供たち自ら店頭で来店者にアピールする

「目標がどんどん大きくなる」
子供企画のシューアイス販売開始

 「僕たち、私たちが作ったシュークリームはいかがですか」―。中学1年生の子供たちが市川市立行徳小学校在籍時に米について学び開発した、米を使ったシューアイス「コメ・ミスコラーレ」が6日から、洋菓子のヒロタ全店で発売されている。

 このシューアイスは、行徳小学校で食について学ぶ中で「日本の食料自給率を高めたい」「米の消費量を上げたい」との思いを抱いた結果、NPO法人コヂカラ・ニッポンの協力も得て実現したもの。

 発売初日と2日目には、子供たちが2年間の学習の成果とシューアイスについてイオン市川妙典店でアピール。店頭で宣伝活動に参加した中学1年生の浅野華央さんと川城敦美さん、吉田理恵さんは「頑張って考えてきたものが形になって、お客さんが買ってくれるのを見ると達成感がある」と笑顔を見せるとともに、「いままでの授業は発表が終わるとホッとしたけど、今回の授業は一つでも多く買ってほしい、海外でも売りたいと目標がどんどん大きくなる」と、積極的に携わり続けている思いを話していた。当時の担任・土橋弥生教諭は「3年前から授業で〝食〟を扱ってきた。年度ごとに子供たちの関心は異なるため内容は細かに変えてきたが、子供たちが社会とつながる道筋をつけるよう努めてきた」という。

 同シューアイスの販売の期限は特になく、上位の売り上げになれば定番扱いとなり、販売は継続される。洋菓子のヒロタは「いま海外展開に向けて、業者と交渉を始めている」と話し、子供たちとのコラボ商品の積極的な展開を目指していた。

 市川市内でコメ・ミスコラーレを販売しているのはイオン市川妙典店と本八幡シャポー内。販売価格はほかの味と同じ120円(税込み)。

 (2013年7月27日)  

ホームページ
このページのTOP >


攻守ともに圧倒的な強さを見せた浦安ニューラッキーズの高学年チーム
シーソーゲームを制した浦安ニューラッキーズの低学年チーム

浦安ニューラッキーズ
よみうり旗戦を制す

 よみうり旗争奪戦・浦安市少年野球大会(読売新聞東京本社、市川よみうり新聞社主催)の決勝戦が21日、同市高洲中央公園の少年野球場で行われ、高学年、低学年ともに浦安ニューラッキーズが制した。高学年は、投打と守備で圧倒的な力を見せ、低学年はせめぎ合いを制した。準優勝は高学年が浦安キングスター、低学年が浦安ベイマリーンズ、3位は高学年が浦安ベイマリーンズとホワイトイーグルス、低学年はホワイトイーグルスと新浦安ドリームスター。

高学年

浦安ニューラッキーズ
410109|15
000000|0
浦安キングスター

 高学年リーグニューラッキーズは初回、キングスター先発・郡司の立ち上がりを攻め、一番・豊國が左前打で出塁すると、エラーや四死球、六番・青木の右中間エンタイトルツーベース、七番・吉村の中前打などで一挙4点を先取した。

 ニューラッキーズは二回にも、一番・豊國と二番・田中の連続二塁打で1点を追加。四回には、三回から登板した二番手・大戸から一番・豊國と二番・田中の連続長短打でさらに1点を追加した。

 一方、四回までニューラッキーズ先発の村田と二番手の左腕・天野にパーフェクトに抑え込まれていたキングスターは、五回裏に二死から六番・多喜がレフト線を抜ける二塁打で初出塁。ワイルドピッチと四球で1、3塁と攻め立てたが、後続が倒れ、無得点だった。

 昨秋、新人戦の関東大会で優勝したニューラッキーズはその後も手を緩めず、六回表には左へ右へのつるべ打ちで9点を追加し、15対0と引き離した。

 試合時間が1時間半を越えたため最後の攻撃となった六回裏、一矢報いたいキングスターは一死から一番・近藤が右中間を破る三塁打で出塁。三番・大戸は四球で2死1、3塁のチャンスを迎えたが、四番・郡司の一打はセンターのグラブに収まり、涙を飲んだ。

 ニューラッキーズの豊國成康監督は「低学年の時からバッティングを最優先に育ててきた。球拾いを通じて守備も強くなった。キングスターのピッチャーは積極的に向かってきてくれ、うちもしっかりとバットを振れていた」と試合を振り返った。

低学年

浦安ベイマリーンズ
213101|8
222102|9
浦安ニューラッキーズ
〈特別延長〉

低学年の試合は、両者一歩も譲らない好ゲームとなった。

 初回、ベイマリーンズは三番・平田(未)の左中間二塁打などで2点を先制するが、その裏ニューラッキーズも四番・前田のランニング本塁打などですかさず同点。2回には、ベイマリーンズが1点を奪って再びリードするがニューラッキーズは相手のエラーで4対3と逆転に成功した。

 すると続く3回、ベイマリーンズは6番・田中がライト線を破る適時三塁打を放つなどこの回3点を奪い、6対4と再逆転。しかし、ニューラッキーズもその裏、無死一、二塁から5番・田中がセンターの頭上を越える2点適時三塁打を放ち再び同点に追いついた。

 4回、ベイマリーンズは9番・河内の中前適時打で1点リードするが、ニューラッキーも一死三塁から内野ゴロでまたしても同点に。試合は7―7のまま規定の五回を終え、六回から両チームとも一死満塁の状態から始める特別延長に入った。

 先攻のベイマリーンズは、相手チームのワイルドピッチによる1点止まり。その裏、ニューラッキーズは先頭の8番・田島が右前打を放つと一気に2者がかえり、逆転サヨナラ勝ちとなった。

 ニューラッキーズの前田剛臣監督は「常に次に何をするのか、チームワークを保つにはどうするのかを考えさせてやってきた。本当に野球が好きな子が多く、今回は円陣を組む時から気合が入っていた。勝てて良かった」と話した。村田晃尚主将は「勝因は相手に点を入れられても諦めなかったことだと思う。みんなで協力して満足いく試合ができた」と喜んでいた。

 (2013年7月27日)  

ホームページ
このページのTOP >


川口総監督(中央)らが40周年を祝い鏡開き

結団40周年を祝う
浦安レッドシャークス

 結団40周年を迎えた浦安レッドシャークス(川口信一総監督、部員数26人)の記念祝賀会が先月22日に浦安市内のホテルで開かれ、約200人の卒団生や現部員、保護者、来賓などが長年の歴史を祝い、今後の活躍を願った。

 「チームがあるのに監督がいない」―。結団前の同チームの児童は、普段は浦安町立浦安小学校の校庭で野球を楽しんでいたが、ある時に駄菓子屋で遊んでいたのを見た川口総監督が声を掛けて指導をし始め、昭和49年に結団。チーム名と「RS」のロゴマークは、当時の子供たちが決め、いまに続く。結団後すぐの町内少年野球大会では優勝。その後も市制記念大会優勝や県大会優勝などの成績を残してきた。

 同チームは、川口総監督をはじめ監督やコーチ、保護者らが昨年度末までに延べ339人の子供たちを育成。高校で野球を続ける卒団生も多く、甲子園での全国大会に出場した選手も5人いる。祝賀会会場には、日に焼けたたくましい体つきの若者など数多くの卒団生が出席し、監督やコーチと握手を交わしたりしながら現状報告や懐かしい昔話を楽しんでいた。現役の大塚誉君(3年生)の父親で、自身もかつて同チームでプレーした恒樹さんは「自分が所属していたチームがいまも続き、成績を出している。そのチームで息子が野球を楽しんでいるのはうれしい」と話していた。

 式典では、川口総監督について、記念式典実行委員長の泉澤浩一さんが「40年間、土・日曜日、平日も子供たちを指導してくれた情熱的な人」、浦安市少年野球連盟会長の野崎実さんは「野球を取ったら何もないと言えるほど、野球と子供たちが好き。厳しい監督だが、40年間続けることは並大抵のことではない」と長年の功績をねぎらった。初代部員の金子義則さんと大塚孝一さんは「当時は皆豊かではなかったので統一のユニフォームはなかったが、川口総監督が刺しゅうロゴ入りの帽子を作ってくれたことがうれしかった。いまもチームの結果はどうなのかと、新聞をつい見てしまう」、佐藤昇さんは「試合に勝つと、大人でもなかなか食べられない洋食屋のとんかつを食べさせてくれた。いまもこのチームが続き子供たちが野球をできるのは、総監督と監督、コーチ、父兄が支えてきてくれているから」と感謝していた。

 (2013年7月27日号)  

ホームページ
このページのTOP >



平成27年度供用、厳しい
外環道路千葉県区間

 市川市議会の東京外郭環状道路特別委員会が22日に開かれ、事業者の国土交通省首都国道事務所は、目標とする平成27年度末の開通について「予定通りの供用は厳しい」との見通しを示した。

 用地取得に想定外の時間を費やしたことや、鉄道との交差部の工事が難航していることが要因という。同事務所は今後、用地取得と並行して進めることが可能な工程や、鉄道との交差部の工事手法などを早急に精査していくとしており、「引き続き、目標年次の達成に向け最大限努力する」と述べた。

 同道路の未買収用地は残り6件。いずれも県収用委員会で引き渡し時期や補償額が裁決されており、所有者と事業者が協議を続けている。

 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >



「収用裁決は不当」
外環連合が審査請求

 市川市・松戸市外環道路対策協議会連合は12日、松戸市内の外環道路建設予定地内に設置している同連合所有の看板の明け渡しを命じた県収用委員会の裁決が不当であるとして、同裁決の取消を求める審査請求を国土交通大臣に行った。

 審査請求書では、同裁決が不当な理由として▽同道路の便益が事業費を上回る可能性が小さい▽環境影響予測再実施の必要性などを柱とする調停案の受諾を、県公害審査会調停委員会が事業者に勧告している▽高速道路部分の建設費に占める料金収入の割合(投資限度額比率)が低く、民間会社が事業を担当することに無理がある▽収用委員会の委員の氏名や経歴が一般に公表されていないため、法の定める委員の任命条件や罷免条件を社会的に確認できない―などを挙げている。

 国交大臣は、審査請求書と県収用委からの弁明書、それに対する請求人からの反論書を基に公害等調整委員会から意見を聞き、請求内容を認めるかどうか判断する。

 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >


タブノキの実を植える参加者たち

絆の森、親子で苗づくり
弁天ふれあいの森公園

 浦安市の弁天ふれあいの森公園(弁天4の13)で13日、「浦安絆の森」を市と市民団体が協働で育てるプロジェクト「生命と育ちの森」の苗作り体験が行われ、参加した親子が炎天下で汗をかきながらプランターにタブノキの実を植えるなどして楽しんでいた。

 浦安絆の森事業は、高潮など水害被害の軽減などを目指した森造りで、平成23年度から高洲海浜公園などで植樹を実施。今年度からは生命と育ちの森プロジェクトが始まり、市民団体が苗木づくりから参加している。

 この日行われたのはタブノキの苗作り。参加した親子はまず、公園内でタブノキの実を拾い集め、水の入ったバケツの中に投入。「なぜ水につけるの?」と驚く子供たちに、同公園の管理を担っているふれあいの森公園を育む会(後藤隆代表)の会員は「一晩置いて水に沈んだ実は、栄養がたっぷりつまっている証拠。芽が生えやすい実を選ぶためだよ」と答えていた。子供たちは続いて、あらかじめ一晩つけておいた実500個をプランターに植えて肥料を与え、一人ずつホースで水をまいた。

 後藤代表は「皆が植えてくれた実は約1カ月後に芽が出て、3年後には苗になって植樹ができる」と説明。3歳の子供と参加した母親は「マンション暮らしで、なかなか自然に触れる機会がないので、参加して良かった。子供が植えた実が、長い年月をかけて子供と一緒に成長すると思うと楽しみ」と目を輝かせていた。

 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >


フォトフレームやタッチパネルが設置された通常展示フロア

市川ゆかりの文学者紹介
文学ミュージアム、開館

 市川市ゆかりの文学者や作品などを紹介する「市川市文学ミュージアム」が20日、メディアパーク市川にオープンした。市によると、県内の文学館は我孫子市の白樺文学館に次いで2件目という。オープン前日の19日には記念式典と内覧会が開かれ、永井荷風の孫・壮一郎さん(57)や、井上ひさしの三女・麻矢さん(46)、大久保博市長ら多数の関係者が出席。壮一郎さんは「第二、第三の荷風が生まれてくるきっかけになれば本人も本望だと思う」、麻矢さんは「大きな資料をここに持ってこられるように、私自身も微力ながら市川市民として支えていきたい」と、それぞれ今後の発展を願っていた。

 同ミュージアムは、旧映像文化センターと旧文学プラザを改修して整備。2階に通常展示フロアと企画展示室を設け、3階の旧文学プラザは図書や雑誌、ファイリング資料などを閲覧する資料室に特化した。

 メーンは、約300平方㍍の通常展示フロア。「映画」「演劇」「小説」などジャンルごとにフォトフレームを設置し、水木洋子や井上ひさし、永井荷風ら市川市ゆかりの作家や作品などを写真や映像で紹介している。水木のコーナーと荷風のコーナーには、60㌅のタッチパネルを設置。来場者が日付を選ぶと、荷風の日記文学作品『断腸亭日乗』でその日に書かれていたワンフレーズと関係資料が表示されるなど、来場者が自由に操作して情報を得られる。

 井上ひさしが「小説」ではなく、「演劇」にジャンル分けされているのも、同ミュージアムの特徴の一つ。麻矢さんは「父は、みんなで一つのものを作る演劇の過程が好きだった。劇作家として評価されることはうれしいと思う」という。井上ひさしは、約20年間市川市に居を構えただけでなく、平成16年から亡くなる同22年まで市川市文化振興財団の理事長を務めていた。麻矢さんは「生きていた時の父をよく分かっている人たちが(ミュージアムを)作っているということが何よりも素晴らしい」と喜んでいた。

 同ミュージアムの開館は午前10時からで、閉館時間は平日が午後7時半(企画展示室の入室は閉館30分前)まで、土・日曜日と祝日が同6時(同)まで、資料室が同5時まで。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と毎月最終平日(8月と12月は除く)、年末年始。通常展示フロアと資料室は入場無料。企画展示室は展覧会により異なる。

 問い合わせは同ミュージアム(☎320・3334番)。
 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >



資料配送サービスを再開
市川市中央図書館

 市川市はこのほど、図書館資料を利用者の自宅や勤務先に届けるサービスを再開した。

 市は、平成18年10月から同様のサービスを行っていたが、同23年度からは提携先の業者と配送料が折り合わなかったために停止。その後、業者よりも安価に宅配できるという市シルバー人材センターからの申し出を受け、再開を決めた。

 配送料金は、重さ5㌔以内の1梱包につき500円で、返却も同額。一度に2梱包まで依頼できる。料金の支払い方法は、利用者が図書を受け取る際と送る際に同センター会員に直接支払う。貸し出し期間は、通常の2週間よりも長い20日間。

 対象は、市中央図書館に利用登録をしている市内在住・在勤者。配送が可能な場所は、市内の自宅か勤務先。

 申し込みは、中央図書館のホームページ(http://www.city.ichikawa.lg.jp/library/)か窓口から行う。

 問い合わせは同図書館(☎320・3346番)。

 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >


机や火鉢などすべて実物を使って再現した荷風の書斎

荷風の書斎を再現
文学ミュージアム

 市川市文学ミュージアム2階の企画展示室で、開館記念特別展「永井荷風―『断腸亭日乗』と『遺品』でたどる365日―」が開かれている。10月14日まで。

 日記文学の最高峰とも言われる『断腸亭日乗』の貴重な直筆原本を、2週間ごとに紹介ページを替えながら展示する。荷風が使用していた文具や日用品、衣類など貴重な遺品も、一部入れ替えを行いながら、『断腸亭日乗』の中の関連記述とともに延べ約300点紹介。市川で一時期荷風と同居していたフランス文学者・小西茂也が当時の荷風との関わりを書いた手帳や、葛飾八幡宮の前宮司が撮影した荷風の葬儀記録映像(約5分)も初めて公開されている。

 また企画展示室の一角には、荷風が使用していた書斎の一部が再現されている。畳と書棚を除き、ふすまや火鉢、机、座布団など使用されている物は全て荷風が使っていた実物。荷風が最後に住んでいた家はその後も親族が居住し続けているが、荷風の養子・永光さんは家屋を増築した時も、書斎は当時のまま残し続けたという。永光さんは昨年、荷風と同じ歳で同じ書斎で亡くなった。永光さんの長男・壮一郎さんは「父は展示してほしくて遺品や書斎を保管していたので、喜んでいると思う」と、文学ミュージアムの誕生や企画展の開催に感謝していた。

 観覧料は一般400円(25人以上の団体320円)、65歳以上320円、高校・大学生200円(同160円)、障害者手帳を持っている人と付き添い1人、中学生以下は無料。

 問い合わせは同ミュージアム(☎320・3334番)。

 (2013年7月27日号)  

 ホームページ
 このページのTOP >