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28日に東京都の両国国技館(墨田区横網1の3の28)で開かれる「わんぱく相撲全国大会」(主催=日本相撲協会・東京青年会議所)に出場する市川市の清宮一翔君(市立南行徳小6年)と吉岡友大君(同曽谷小5年)、秋谷虹陽君(同新浜小4年)の3人が12日に市庁舎を訪れ、大久保博市長に全国大会への意気込みを語った。
3人は、5月に市信篤市民体育館で開かれた個人戦のわんぱく相撲市川場所でそれぞれ市川の代表に決定し、先月23日に柏市で開かれた千葉ブロック大会に出場。3人一組の団体戦で争われたブロック大会では、6勝2敗の成績で3位となり、全国大会への出場権を獲得した。全国大会は、市内大会と同じく学年ごとの個人戦となる。
市長室を訪れた3人を、大久保市長は「いい成績を残して、もう一度ここに来てほしい」と激励。3年連続の全国大会出場となる清宮君は「(過去最高となる)ベスト8以上の記録を残したい」と力強く宣誓。初出場の吉岡君は「押し相撲で優勝を目指す」、同じく初出場の秋谷君は「最後まで勝ち続けたい」と意気込んでいた。
(2013年7月20日)
市川市行徳地区の伝統行事「胡録神社の祭礼」(湊新田自治会=高橋茂雄会長=主催)が14日に開かれ、多くのお年寄りや小さな子供を連れた若い夫婦、子供たちが参拝していた。市内で最も規模の大きな約200件の露店も楽しんでいた。
この祭礼は、江戸時代、富津の男が江戸との商いをするため船に乗っていた時に大嵐に遭ったが、神様に祈ったところ、7月14日に行徳の浜辺にたどり着き、その後、毎年その日に行徳に来て花火を打ち上げて、救命の御礼をしたことが始まりといわれている。現在は、参拝すると笹にひとつまみの紅白のもちをつけた笹団子が配られ、厄病除けや縁結び、家内安全祈願のご利益があるとして親しまれている。
今回は夕刻に雷雨が発生したが、浴衣や甚平などを着た子供たちが傘をさしたりレインコートを着たりして同神社を訪れており、参拝の行列も例年同様に長かった。幸いなことに、雨は午後6時過ぎには止み、露店での飲食を楽しむ客も増えた。露店商の男性は「皆さんのお参りの結果でしょう。これで商売も何とかなる」と話していた。
(2013年7月20日)
色鉛筆画を楽しむサークル・レインボーは9日から14日まで、会員たちの作品展を市川市八幡市民談話室で開いた。来場者たちは、身近な色鉛筆で描かれた緻密な作品に見入っていた。
展示作品は、会員18人と講師・葛坂徳子さんが描いた約50点。描かれているのは、花や果物などの静物、ペット、ふるさとや旅先の風景、空想の世界などで、孫を描き続けている会員もいる。画材は幼いころに塗り絵などで使う道具というイメージの色鉛筆だが、来場者の増田理恵さんは「とても写実的で、光と影が緻密に描かれている」と感心していた。
色鉛筆画は、ただ描くだけではなく、細かく砕いた芯や水に溶ける水彩色鉛筆、指や手のひらを使うさまざまな技法を駆使しており、色鉛筆画とは思えない作品が数多い。色鉛筆画の特徴について葛坂さんは「空気感や透明感、奥行きなどが表れる。そして何ともいえないやわらかさがある」という。手軽な印象の色鉛筆だが、苦労もある。水彩画や油絵のように、描く前にパレット上で色を作り出すことはできず、紙に直接表現することになること。会員の山田千賀子さんと西口清子さんは「思い通り、またそれ以上の色が出せた時が何よりも一番うれしい」と話していた。
同会は毎月第1・3水曜日の午前10時~正午、同談話室で活動している。
(2013年7月20日号)
地方自治体の庁舎内に、年間200日以上も使用されていない施設がある。地方議会の本会議に使われる議場がそれだ。そこで、議会開催時以外は他の目的に使えるよう、議場を多目的用に設計した自治体もあるが、一方で運用課題も少なくない。市川、浦安両市は現在、庁舎の建て替えに向け計画を進めているが、市川市は「多目的化はこれから議論する」、浦安市は「基本設計の段階では議場は多目的利用を前提にしていない」としている。
市川、浦安両市の現議場は、机が固定式で床もひな壇状になっており、基本的に議会以外の使用は難しい。議場が使われるのは、毎年2~3月と6月、9月、12月の定例会と、不定期に開かれる臨時議会の期間中だけで、合計日数は土・日曜日や本会議の開かれない日を含めても年間90~120日にとどまる。
こうした中、議場を多目的施設として設計した自治体もある。
北海道・大空町の議場は、議員席や観覧席がスイッチで動く電動式。床は、議会開催時はほぼ段差のないフラット状で、コンサートや講演会の開催時は階段状の観覧席になる。県内の東庄町や東京・千代田区の議場は、机やイスを手で動かして傍聴席の下や周囲に収納できる。いずれも床はフラット状。代わりの席を配置して傍聴席も活用すれば、コンサートや講演会も開ける。
しかし、その活用状況は活発とまでは言い難い。千代田区の議場はオープンから6年間で、議会以外の使用は区や区議会主催事業の3件のみ。東庄町の多目的利用は近年、講演会や講習会など年間約10件にとどまる。大空町では昨年度、コンサートや講演会などでの貸し出しが5件で、審議会や式典など役場の利用を合わせ32件の多目的利用があった。
多目的利用が増えない要因は、他に利用可能な施設がある点や、議場が庁舎内にあるため週末や夜間に利用できない点などが共通している。人口も市川市の約47万人、浦安市の約16万人に対し、千代田区は約4万8千人、東庄町は約1万5千人、大空町は約8千人。千代田区では、各席に取り付けられているマイクの接続や机の移動など会場設営作業が困難で、貸し出し中や会場設営中にケーブルや機械を破損すると議会運営に支障が出ることも、多目的利用が進んでいない要因という。
ただ、机を可動式にするだけなら、建設や維持管理に特別な費用はかからないとの声もある。東庄町は「建設費やランニングコストを大いに抑制して、公民館の補完的な役割が果たせている」という。
県内でも、今年度から新庁舎建設工事を始めた一宮町は、新庁舎4階の議場を津波も考慮した災害時の避難所として活用することを想定している。床はフラット、机は可動式で、他の具体的な用途も今後検討する予定。近く庁舎を建て替える習志野市も、基本計画の段階で多目的利用を検討しているという。
一方、浦安市は基本設計の段階で新議場を多目的化する考えは無く、床はひな壇状で机も固定式。現在、庁舎建て替えの基本構想を作成中の市川市は、議員席をひな壇状にした新議場の図面を議員に提示しているが、その上で「議場の多目的化についてはこれから議会と調整しながら検討する」としている。
(2013年7月20日号)
浦安市は11日、新潟・小千谷市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。市町村との災害時協定の締結は8件目。
災害対策基本法第67条第1項では、市町村長は災害発生時、他の市町村長などに応援を求めることができる―と定められている。同協定は、この相互応援の迅速、円滑化を補完するもの。
協定内容はすでに協定を結んだ他市と同様で▽食糧、飲料水、生活必需物資とその供給に必要な機材と車両の提供▽被災者の救出、医療、防疫、施設の応急復旧などに必要な物資と機材、車両の提供、被災家庭の児童生徒の受け入れ―など。
浦安市は新潟県中越地震の時、小千谷市は東日本大震災の時、被災した相手側に支援を行った。
(2013年7月20日号)
市川市稲越町の県立国分高校(山中克男校長)は先月27日、さまざまな職歴をもつ同校卒業生が3年生約320人に仕事や人生について講義する授業「社会人講話」を開いた。
この授業は、日頃から「在校生の力になりたい」と考えていた同窓会が、同校からの依頼を快諾して今回初めて開催。大手外食チェーンの現役社員や、出版社の元編集員、大手スーパーの元販売員などの卒業生8人が、これから社会へと羽ばたく3年生に自身の高校時代の思い出や職場での経験などを話した。
外食チェーン勤務の岩井正人さんは「お金を払ってもらった上に、〝ありがとう〟と感謝されることほどうれしいことはない」などと、仕事のやりがいを紹介。仕事のパートナーというチワワを連れて講義した編み物の手作り作家・杉田優子さんは「未来の自分が輝いているために、いまできることを必死でやるべき」などと、いまの生活を無駄にしないよう訴えていた。
あらかじめ受けたい授業を選択していた生徒たちは、それぞれ熱心に受講。岩井さんの授業を受けた橋新巧一君は「期待と体験がイコールで結ばれた時に満足が生まれ、体験が期待を上回った時の最上級が感謝という話が勉強になった」とOBの話に感銘を受けた様子。杉田さんの授業を受けた熊木琴音さんは「出会いの大切さについての話が胸に響いた。私もいまある出会いを大切にしたいと思う」と話していた。
(2013年7月20日号)
市川市市民プール(北方町4の2270の3)が13日にオープンし、約2600人が同プールでの初泳ぎを楽しんでいた。
ここ数日の猛暑もあり、オープン初日には家族連れやカップル、友人同士など大勢が来場し、待ちに待った初泳ぎを堪能。友人同士はしゃぎまわったり、親子で泳ぎの特訓をしたり、流れるプールで浮き輪につかまってのんびり浮かんだりと、思い思いの初泳ぎを楽しんでいた。
鎌ヶ谷市から自転車で約30分かけて来たという男子児童2人は「大きなプールに入るのは今年初めてだったので気持ち良い。来たかいがあった」と満面の笑み。10歳の子供と訪れた市内在住の菊池智春さんは「子供も喜んでいるし、家族サービスができて良かった。ずっと家にいるより、こうして体を動かすのもいい」と話していた。
同プールは「ここはコンパクトにまとまっていて家族で来やすいと思う。家の節電にもつながるので、家族で来てもらえれば」と大勢の来場を願っている。
開場時間は午前9時から午後5時まで。入場料は大学生以上730円、高校生490円、小中学生240円、幼児無料。今年は9月1日まで利用できる。
問い合わせは同プール(☎338・7346番)。
(2013年7月20日号)
外環道路千葉県区間の事業者である国土交通省首都国道事務所と東日本高速道路(NEXCO東日本)は28日から来月2日にかけて、市内6カ所で同道路一般部(国道298号)の設計に関する説明会を開く。
それぞれの会場で、当該地区の国道298号や副道、接続道路などの設計について事業者が説明する。同様の説明会は平成12年から13年にかけても行われたが、今回はその後に地元から寄せられた要望を設計に反映しているという。
事業者は、今回の説明会の会場や外環相談所などで住民の意見を聞き、来年春頃までに最終的な設計を決めたいとしている。
説明会の開催場所と日時は次のとおり。
問い合わせは同省首都国道事務所(☎362・4111番)。
▽北国分・堀之内・中国分地区=28日午前10時、市立中国分小
▽国分地区=同日午後3時、同東国分中
▽須和田・菅野地区=29日午後7時、同菅野小
▽平田・新田・大和田地区=30日午後7時、同平田小
▽稲荷木・鬼高地区=31日午後7時、同稲荷木小
▽田尻・高谷地区=8月2日午後7時、同信篤小
(2013年7月20日号)
昨年10月に市川市とパートナーシティを結んだフランスのイッシー・レ・ムリノー市の市民15人と公式代表団7人が10日、市川市内のホテルで開かれたイベント「日本文化体験」に参加し、浴衣の着付けや茶道、書道などを楽しんだ。
このイベントは市川市国際交流協会(笹本瞭会長)が開いたもので、会場には書道やお手玉、茶道、折り紙などの各ブースが並んだ。イッシー市の市民らは、初めに同協会会員に浴衣を着せてもらい、そのまま各ブースで思い思いに日本文化を体験。初めて浴衣を着たという女性は「おなか周り(帯)がとてもきつくて、これでは食事したら苦しい」と困惑気味だった。書道のブースでは、みんな真剣な眼差しで和紙と向き合い、慣れない筆と漢字に悪戦苦闘しながらも、なんとか書き上げていた。
日本文化に興味があり参加したというサンドリーヌ・ローランさん(47)は「日本人は美意識が高いと思う。書道はまるでデッサンする感覚。着物は女性的でとても気品がある」と日本文化を満喫。市川市については「高い建物が少なく、1軒1軒が小さな造りで住みやすいと思った。人もとても親切で、心が落ち着いて安らぎを感じた」と話していた。
(2013年7月20日号)