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嫁入り舟に乗る高田和彦さん(左)と優加里さん

新郎新婦に、おめでとう!
浦安で5組が「嫁入り舟」に乗船

 浦安市の境川で6日と7日、川に親しむイベント「カフェテラスin境川」(うらやす観光推進協議会主催)が開かれ、市内ホテルによる料理の出店や各種ステージショー、香取市の伝統行事「嫁入り舟」などでにぎわった。

 川沿いの会場では、ホテルのシェフが露店に立ち、グリーンカレーやステーキフォアグラ丼、スイーツなどをお手頃価格で販売。来場者は用意されたイスとテーブルで舌鼓を打ちながら、ステージで披露されるジャズや太鼓などの生演奏を楽しんだ。

 メーンイベントの「嫁入り舟」には、2日間で5組のカップルが参加。羽織袴と白無垢姿の新郎新婦が、サッパと呼ばれる木造の舟でイベント会場のしおかぜ歩道橋~江川橋付近を遊覧し、来場者から「おめでとう」の声と大きな拍手で祝福を受けた。

 嫁入り舟に乗った市内在住の新郎・高田和彦さん(22)は「協力してくれた人に感謝の言葉を伝えたい。最高の思い出になった」と喜んだ。新婦の優加里さん(21)は「いま生後3カ月の子供がいる。今後は3人で笑顔の絶えない家庭を築いていきたい」と目を輝かせていた。

 (2013年7月13日)  

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チーバくん生みの親・坂崎千春さんがデザインしたキャラクター

私たちに名前を付けて
市川ガーデニングキャラ

 市川市出身のイラストレーター・坂崎千春さんがこのほど、同市のガーデニングシティ事業を応援するキャラクター2体=イラスト=をデザインした。市は20日までこのキャラクターの名前を募集している。

 坂崎さんは、千葉県の公式マスコットキャラクター「チーバくん」をはじめ、JR東日本の「Suicaのペンギン」や、ダイハツムーブのキャラクター「カクカクシカジカ」など、さまざまなキャラクターを生み出した人気イラストレーター。

 今回坂崎さんがデザインしたキャラクターは、市の花「バラ」と市の木「クロマツ」をモチーフにした2体の妖精。「花やみどりで人の心をつなぐお手伝いをするために姿を現した」という。

 市の担当者は「チーバくんのようにみんなに愛される人気者になるような素敵な名前を付けてもらいたい」と期待している。

 応募は、20日までにはがきかファクスで住所・氏名(ふりがな)・年齢(学年)・電話番号(ファクス番号)、キャラクターの名称、命名の理由を市ガーデニング課に送付(同課に直接持参または、市ホームページからの応募も可能)。名称決定は10月頃を予定している。なお、名称採用者には抽選で賞状とオリジナルグッズが贈られる。

 問い合わせは同課(☎704・0003番)。

 (2013年7月13日)  

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災害時の相互応援協定
浦安など首都圏65市町村

 浦安市は5日、「廃棄物と環境を考える協議会」に加盟する同市など首都圏1都5県の65市町村で、災害時相互応援協定を締結すると発表した。これにより同市は、すでに災害時相互応援協定を単独で結んでいる茨城・北茨城市と群馬・高崎市を除く62市町村と新たに協定を結ぶことになる。

 同協定では、災害が発生または発生する恐れがあり、被災した自治体が独自に十分な応急措置が実施できない場合、加盟団体が協力して相互に災害応援を行う。相互応援の内容は▽応援物資および資機材の提供▽応急および復旧に必要な職員の派遣など。同市防災課は「加盟団体が広域で数も多いため、支援の形態や量が充実し、住民生活の早期安定が期待できる」という。

 同協議会は、北茨城市にごみの焼却残さを受け入れてもらっている市町村が今年2月1日、連携してごみの減量を進めることなどを目的に設立した組織。加盟団体は茨城県が25市村、栃木県が8市町、千葉県が15市町、東京都が1市、山梨県が8市町、群馬県が8市町。なお、市川市は、北茨城市が最終処分場ではないため対象外。

 (2013年7月13日号)  

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世代を超えた交流を育む参加者たち

児童と地域の大人が交流
市川よみっこ運動

 市川市文化振興財団の前理事長で作家の故・井上ひさしさんが提唱し、平成19年から毎年続けられている「市川よみっこ運動」(同運動実行委員会、活字文化推進会議、同財団主催。読売新聞東京本社、加藤新聞舗など協力)が今年も始まった。6日には今年の同運動に参加する子供と大人合わせて約90人のうちの約50人が市立菅野小で初めて顔を合わせ、世代を超えた交流を育んでいた。

 今年で7年目を迎えたよみっこ運動は、自分で選んだ課題図書の感想を夏休み終了前に発表した子供たちに、サポーターと呼ばれる大人たちが現金でご褒美をあげる仕組み。集まったご褒美は、子供たちが検討した社会貢献活動に使われる。地域の大人と子供が読書を通じて交流を深めると共に、社会貢献につなげようというもので、これまでには特別支援学校に学習教材や書籍を寄付したり、日本盲導犬協会に引退した盲導犬のケア用品を寄付したりするなど、さまざまな社会貢献につなげてきた。

 この日は、大人との初の顔合わせに最初は戸惑いの表情を浮かべていた子供たちだったが、優しいサポーターの応対に徐々にリラックス。最終的には一緒に手遊びなどをして屈託のない笑顔を浮かべながら、地域の大人との交流を楽しんでいた。

 初顔合わせ終了後、今年初めて同運動に参加した子供たちは「地域の人と話ができて楽しかった」「いろんなことを学べた」などと、同運動の魅力を感じた様子。同様に初めて同運動にサポーターとして参加した蒲原厚子さんも「初めて会ったのに話が盛り上がってエネルギーがもらえた。これからが楽しみ」と今後の展開に期待していた。

 (2013年7月13日号)  

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災害・緊急時に向けて
浦安市職員、救急法学ぶ

 浦安市の部長級と次長級の職員が7日までに、災害時や緊急時にけが人などに必要な手当てを行えるよう、日本赤十字社の救急法救急員講座を受けた。今回受講した24人全員が検定に合格すると、現在の部次長級職員49人のうち過去の合格者を含め37人が認定証を取得することになる。特別職では、市長がすでに認定証を取得している。

 この取り組みは「災害時や緊急時に市民の命を守るため、『幹部職員が防災の要に!』を掲げて一丸となって取り組んでいる」(同市社会福祉課)もので、「全国的に見ても珍しく、先進事例」(同課)という。平成21年度が初年度で、今回の講座は2度目。3年で必要な更新は、現役職員と市長の14人全員が昨年度に完了している。

 同講座では、けが人や急病人を医師や救急隊員などに引き継ぐまでの救命・応急手当ての知識と技術を学ぶ。職員が受講したのは基礎(5時間)と養成(同16時間)で、基礎では心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)を使った除細動、気道異物除法を、養成では止血や包帯を使った傷の手当て、骨折の手当て、搬送などを学ぶ。

 (2013年7月13日号)  

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災害時対応型トイレ
浦安市が年度末まで検討

 浦安市は年度末までかけて、災害時に利用しやすいトイレのあり方について検討を進める。排せつという当たり前の行為が不自由になり、健康を害することにもつながる災害時。子供や女性、障害者など誰もが安心して使える災害時のトイレ環境について、トイレの種類だけではなく、市全体のトイレの配置についても検討する。災害時対応型トイレの整備は、検討結果を参考にして取り組んでいく考え。

2年前の東日本大震災時、浦安市では下水道が崩壊し使用制限がかかったことから、災害用トイレを市内112カ所に950基設置していた。災害時には食料や飲料水とともにトイレ環境は欠かせず、その環境整備の重要性が、同大震災で改めて浮かび上がった。震災後の市民アンケートでは「和式トイレが多くつらかった」「暗くて怖かった」「トイレに行く回数を減らした」などの意見があり、改善が求められた。市はそうした意見に基づき、女性職員による災害時のトイレのあり方の検討も行い、さまざまなグッズを備えたモデルトイレを昨年の市総合防災訓練で展示している。

 今回の災害時トイレ整備検討事業では、小・中学校や高校・大学、公民館などの避難所、公園などの一時避難場所において災害時対応型トイレの整備を進めるため、市外で用いられているトイレや新製品なども含め、有効なトイレの種類と配置、事業費などについて調査・検討を行う。特に配置については、地域の人口や住民の年代構成、施設など地域それぞれの実情に応じた配置が求められることから検討を進める。

 市は来年度以降、検討結果を参考にして、災害時対応型トイレの整備を順次行っていく方針。

 この災害時トイレ整備検討事業は現在、公募型プロポーザル方式で事業者の選考を行っており、今月中にも契約する予定。

 (2013年7月13日号)  

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事業説明会に参加した大学生

大学生の就業体験、受付
浦安JCと浦安市の協働

 浦安JC(浦安青年会議所、高梨健太郎理事長)は、8月20日~9月15日に実施する浦安市との協働事業「浦安で就業体験」の参加大学生の募集を開始した。このほど開いた事業説明セミナーには、約70人の大学生が参加し、熱心に耳を傾けていた。

 同事業は、浦安市内の参加企業で大学生に就業体験をしてもらうもの。1企業1週間の就業体験を4企業で行い、計1カ月間の長期にわたって体験できることが特徴。高梨理事長は「浦安で働くことを通じて、浦安市そのものの良さも感じてほしい」、松崎秀樹市長は「就業は人としての独立。皆さんに期待している」と学生たちに訴えていた。

 就業体験事業の定員は選考による大学生100人程度。8月7日の研修を経て、就業体験に入る。

 事業説明セミナーに参加した芝浦工大工学部3年生の伊藤航さんは「自分が想定していない職種を体験し、良い出合いがあるといい。工学部だが将来は技術職ではなく、技術営業職を希望している」、跡見学園女子大文学部2年生の天野京子さんは「アルバイトとは違う、正社員としての厳しさや楽しさを得たい」、同じく同学部2年生の浅野栞さんは「自分の良い所、悪い所を見つけ、良い所を伸ばせる経験ができたらうれしい。自分に向いている企業を見つけたい」と話していた。3人はいずれも、1カ月の長期間にわたって複数の企業で体験できることが、ほかの就業体験事業にはない魅力という。

 同事業への参加に関する問い合わせは、浦安JC・LoveTownうらやす委員会(☎050・3397・5393番)。ホームページあり。

 (2013年7月13日号)  

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趣向凝らしたメニューがズラリ

オリジナル料理を調理
市川市小学校朝食選手権

 市川市東菅野の昭和学院短大で先月16日、市川シビックロータリークラブ(RC)主催の「第3回市川市小学生朝食選手権」が開かれ、参加した各チームがオリジナルの朝食を作りながら、食育について学んでいた。

 同選手権は「市内の小学生に朝食の大切さを知ってもらうとともに、自ら朝食を作れるようになってもらいたい」(同RC)と、平成23年から毎年開かれている。今年は書類選考を通過した24チーム中23チームがこの日の本戦に出場。同大の調理室で4人1組のチームごとに朝食を調理し、味や栄養バランス、チームワークなどの総合力を競い合った。

 一人一人の役割をあらかじめ決めていた各チームは、それぞれ手際よく調理。中には、「この大会への出場が決まるまでほとんど包丁を使ったことがなかった」という児童もいたが、各自が当日まで練習した成果を発揮し、仲間同士で助け合ったり、相談し合ったりしながら、さまざまな朝食を作り上げていった。

 ウサギの形をしたオムライスや星型のマフィンなど形にこだわった朝食や、マヨネーズやドレッシングも手作りしたというヘルシーな朝食など、各チームが作り上げた料理はどれも趣向を凝らしたものばかり。調理を終えて会食が始まると、各チームからは「思っていたより上手にできた」「普段家で食べている朝食よりもおいしい」「友達と一緒に頑張って作った分おいしく感じる」など、納得の声が上がっていた。

 食の専門家など6人の審査員による審査の結果、最優秀の同RC会長賞は、市立真間小6年の砂山麻貴さん、小川晴子さん、安部恵理子さん、山﨑みちるさんのチーム「スティックポリポリチーム」が受賞。4人は「6年生なので最後の思い出作りにと思って参加したが、受賞は頭が真っ白になるくらいうれしい。本当に一生忘れられない最高の思い出になった」と受賞の喜びを語っていた。

 受賞チームは次のとおり。

▽市川シビックロータリークラブ会長賞(金賞)=「スティックポリポリチーム」(市立真間小6年)
▽市長賞(銀賞)=「笑顔いっぱいチーム」(同冨貴島小5年)
▽市教育長賞(銅賞)=「ロイヤルクローバー」(同北方小6年)
▽市川商工会議所会頭賞(銅賞)=「モーニングスマイル」(同真間小6年)
▽昭和学院理事長賞=「ハッピーフルーツ」(同若宮小5年)

 (2013年7月13日号)  

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ベンチから戦況を見守る女子選手たち

悔しさと楽しさ
市川市少年野球初の女子試合

 都道府県単位の選抜チームで争う女子小学生野球の全国大会「NPBガールズトーナメント」(日本野球機構、全日本軟式野球連盟主催)の千葉県大会が先月15日に船橋市高瀬町運動広場で行われ、市川市など3市の選抜チームが巴戦で優勝を争った。女子チームが対外試合を行うのは、市川市少年野球連盟にとって初めて。結果は2戦2敗で初勝利はお預けとなったが、選手たちは悔しさだけでなく、野球の楽しさも存分に味わえたようだ。

市川市少年野球連盟内では、現在50人ほどの女子選手がプレー。男子選手に混じってチームのレギュラーとして活躍する選手もいるが、なかなか出場機会に恵まれない選手も少なくない。

 ガールズトーナメントは、そんな女子選手に野球の楽しさを体験する機会を提供するとともに、女子野球のレベルアップと競技人口拡大を図ることなどを目的に今年初めて開催。千葉県大会では市川、船橋、八千代の3市が、それぞれ20人の選抜チームを結成して優勝を目指した。

 ただ女子選手たちは、通常の所属チームでは外野を守っていることが多く、女子チームで守るポジションは先発メンバーでさえ、それまでほとんど経験がないという選手が少なくない。そんな中、市川市選抜は十分な準備期間がなく、練習もほとんどできないまま大会に臨んだ。

 こうした影響もあってか、市川市選抜は2試合とも大差で完敗。選手たちも優勝を目指していただけに試合後は悔しさもにじませていたが、「女子チームで友達がいっぱいできた」「女子だけで野球ができるのがいつもと違って楽しい」「いつもより緊張もなく楽しめた」と、充実感ものぞかせていた。

 市川市少年野球連盟では、昨年9月に行われたブロック対抗戦のエキシビションとして、女子選手で作った2チームによる試合を初めて行うなど、女子野球の取り組みはまだ始まったばかり。来年のガールズトーナメントでは事前にしっかりと準備を整え、今年の雪辱を果たすつもりだ。

 (2013年7月13日号)  

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