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縁起のいいベンチに座る参加者

「いい出会い見つけた!」
市川市婚活支援セミナー好評

 独身男女に出会いの場を提供する市川市主催の「婚活支援セミナー」が12日と18日に市内で開かれ、参加した男女24人がさまざまなイベントを楽しみながら、意中の相手を探していた。

 同市は、市内の農業の後継者と、農業に興味のある女性に出会いの場を創出する婚活ツアー「アグリデート」を行っているが、農業従事者以外の市民を対象とした婚活イベントを行うのは初めて。12日は市男女共同参画センターでの調理実習、18日は市内各所の見どころ散策という企画を用意した同セミナーに、キャンセル待ちが出るほど申し込みがあったという。

 いちかわ案内人の会が先導した18日の企画では、I―Linkタウン展望施設や大門通り、弘法寺などを散策した後、和洋女子大の展望ラウンジで昼食をとり、里見公園のバラ園で解散するコースを参加者たちが徒歩で巡った。12日に1度顔を合わせているためか、男女2人組のカップルで行動したり、打ち解けた様子で会話を弾ませたりしながら自由に散策する参加者たち。解散後も公園に残ってバラを仲良く観賞したり、最近結婚した女優・菅野美穂さんがドラマで座ったという縁起のいいベンチで記念撮影したりしながら、イベントの余韻を楽しんでいた。

 こうした婚活イベントに初めて参加したという30代の男性は「婚活はお金がやたらとかかるイメージがあるが、このセミナーはその辺りが違っていてよかった。今後次第だが、いい出会いも見つけた」とご満悦。都内で開かれた民間主催の婚活イベントに参加したことがあるという女性は「都内で出会っても、相手が遠くに住んでいることもあって次に結びつきづらい。その点、市民が対象のこのセミナーはみんな近くに住んでいるので安心感がある」と話していた。

 (2013年5月25日)  

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本物そっくりの木彫りのヤマセミ

「剥製」の展覧会!?
実はバードカービング

 市川市文化振興財団主催の「てこなの森野鳥館江東バードカービング愛好会作品展」が、きょう25日~6月9日の午前9時半から午後4時半まで同市木内ギャラリー(真間4の11の4)で開かれる。入場無料。

 バードカービングは木片を用いて作られる鳥の彫刻のことで、実物大の作品は博物館などで剥製として展示されるほど本物と見分けがつきにくい。

 今回の展示作品は東京・江東区を拠点に活動する江東バードカービング愛好会(後藤雄次代表)の会員7人が作成した。作品数は55点。ほぼ実物大の54種類の鳥が、「水辺の鳥」と「野山の鳥」に分かれて展示されている。珍しい鳥も多く、ギャラリー内を歩くだけで図鑑の中にいるかのような感覚を味わえる。

 6月1日と8日の午前11時から正午までと午後1時から3時までは「制作実演」が行われ、実際に作品を作る過程を自由に見学できる。また、6月2日と9日の午前11時からと午後2時からはワークショップが開かれ、「石ガモと鳥のブローチの色付け」を体験することができる。各回定員5人で、前日までに事前予約が必要。参加費300円。

 ワークショップに関する問い合わせは市木内ギャラリー(☎371・4916番)。同展覧会に関する問い合わせは市芳澤ガーデンギャラリー・三須さん(☎374・7687番)。

 (2013年5月25日)  

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遠隔地との災害相互支援
浦安市と新潟・新発田市

 浦安市は21日、新潟・新発田市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。市町村との災害時協定の締結は、茨城・下妻市と北茨城市、愛知・弥富市、滋賀・豊郷町、長野・茅野市、群馬・高崎市に次いで7件目になった。

 災害対策基本法第67条第1項では、市町村長は災害発生時、他の市町村長などに応援を求めることができる―と定めている。同協定は、この市町村相互の応援を迅速かつ円滑に実施できるよう補完するもの。

 相互応援の内容はすでに協定を結んだ他市と同様で、▽食糧、飲料水、生活必需物資とその供給に必要な機材と車両の提供▽被災者の救出、医療、防疫、施設の応急復旧などに必要な物資と機材、車両の提供、被災家庭の児童生徒の受け入れ―など。

 新発田市との協定締結は、同市が浦安新潟県人会を通じて「浦安市民まつり」に参加したことや、東日本大震災直後に新発田市内の農事組合法人が物資の支援をしたことがきっかけ。

 新発田市は、新潟市に隣接する県北部の中核都市で、良質のコシヒカリ産地。人口は約10万人。浦安市からの距離は約260㌔㍍。

 (2013年5月25日号)  

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環境影響予測の説明会
外環事業者が29日に開催

 外環道路千葉県区間の事業者である国土交通省首都国道事務所と東日本高速道路(NEXCO東日本)は29日午後6時半から同8時まで、市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホールで同道路の環境影響予測に関する地元説明会を開く。申し込み不要。

 同区間の環境影響評価を巡っては、平成22年12月に県公害審査会調停委員会が、インターチェンジやジャンクションなど特殊部9か所について模型実験など指定した手法で実施するよう求める調停案を示したが、事業者は「旧基準に基づく予測・評価を求められており合理性に欠ける」として受諾を拒否。その上で「一部に環境への不安の声がある」として、最新の技術手法を用いた独自の環境影響予測を実施した。

 29日に開かれるのは、その独自に実施した環境影響予測の説明会。結果はすでに事業者のホームページなどで公表しており、「二酸化窒素及び浮遊粒子状物質については環境基準を満足し、騒音については遮音壁を設置することにより環境基準を満足する」と結論づけている。

 問い合わせは国土交通省首都国道事務所(☎362・4111番)。

 (2013年5月25日号)  

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「過去の名作もう一度」
映像コン・セレクション

 メディアパーク市川(鬼高1の1の4)2階グリーンスタジオで6月1日午後2時から、「映像コンクールセレクション上映会」が開かれる。無料。定員は当日先着220人。

 同上映会は、毎年文化の日に市民を対象に行っている「市川市映像コンクール」の近年の受賞作品の中から、テーマに合った作品を再上映。昨年初めて開いたところ、「もう一度見たかった作品が上映されて良かった」「自分も映像作品を作ってみたくなった」など、来場者の反響が良かったため、今年も継続することになった。

 今年のテーマは「市川の文学や名所を訪ねて」。近年の受賞作品の中から、ドキュメンタリー作品など5分~15分程度の6~7作品を上映する予定。

 問い合わせは市映像文化センター(☎320・3334番)。

 (2013年5月25日号)  

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防災ラジオの導入を検討
浦安市が500台で調査

 浦安市は秋から、市内一斉放送する防災行政用無線の内容を市民に正確に伝える補完対策として検討中している防災ラジオのモニタリング調査を実施する。市内全域での導入効果を計るため、自治会の協力を得て500台で実施。効果の確認は年度内には終える。

 防災行政用無線は、放送塔が市内107カ所に設置されており、行政からの災害情報などを市内全域に一斉放送し、迅速かつ広範囲に周知している。公民館や学校、幼稚園などほとんどの公共施設と、延べ床面積千平方㍍以上の商業施設などには同無線を受信する個別受信機が設置されており、情報が正確に伝わる。しかし、屋外や一般住宅では、雨や風などの気象条件、共鳴が発生し得るマンションが建ち並ぶ状況、機密性が高くなった住宅事情などもあって、高齢者だけでなく若者でも聞こえづらいという声がある。東日本大震災の時も、情報伝達手段としての効果を疑問視する声が各地であがっていた。

 こうしたことを背景に浦安市は、防災行政用無線の内容そのものを聞くことができる防災ラジオの導入を検討し、効果を計るモニタリング調査を行うこととした。

 調査は、500台の防災ラジオと外部アンテナを導入し、秋から開始。市内81自治会を通じて市民の協力を得て、防災ラジオの受信状況や使用効果を確認する。調査は年内に終え、回答を得た後、年度末までに報告書をまとめる。効果が確認された場合は、できるだけ早期に導入する意向。

 市が導入する防災ラジオはリズム時計工業製で、防災行政用無線とAM、FM波を受信できる。市の防災行政用無線が送信された場合は自動で切り替わる。音量は自動的に一定程度に上がる。電源はACアダプターとアルカリ乾電池の2方式。LEDライトも備える。行政区域単位の周波数専用のため、受注生産製品。

 (2013年5月25日号)  

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互いに譲らない大一番に会場は大盛り上がり

優勝目指し150人参加
わんぱく相撲市川場所

 市川市信篤体育館で11日、市川青年会議所(市川JC)主催の「2013年度わんぱく相撲~市川場所~」が開かれ、参加した小学生約150人が、男女別、学年別の各クラスで、優勝目指して熱戦を繰り広げた。

 予選と決勝トーナメントが実施されたこの市川場所では、会場に詰めかけた多くの保護者たちの声援を受けながら、子供たちが真剣勝負。優勝すると6月の県大会に出場できる男子高学年の決勝トーナメントは、特に手に汗握る大一番の連続となった。

 5年生男子の決勝戦は、毎年この大会の優勝を争っている七日市康士君と吉岡友大君のライバル対決。昨年は七日市君が勝利しており、互いのプライドをぶつけ合う名勝負に会場は大いに盛り上がった。今回は吉岡君が意地の勝利。一年前の悔しさを晴らした吉岡君は「自分の形に持って行けた。(勝った瞬間は)うれしくて興奮し過ぎた」と、まぶたを赤く腫らしながら喜びを噛みしめていた。

 (2013年5月25日号)  

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決勝戦でトライを決める国府台女子学院の選手

タックルないラグビー
県タッチラグビー大会

 タックルのないラグビーのタッチラグビー。第11回千葉県タッチラグビー大会が4日、市川市国府台の市スポーツセンター陸上競技場で開かれ、子供から大人までの多くの男女が晴天の下、ラグビーを楽しんだ。

 同大会は、女子部門とタッチラグビーを楽しんでもらうためのエンジョイ部門で実施。女子部門には中学2年生から成人までの約90人が参加。国府台女子学院と日体大のチームのほか、社会人と大学生の混合チームの全8チームが優勝を目指した。エンジョイ部門には中学生以下の子供40人を含む210人が参加し、楕円形のボールをつないでラグビーの魅力を味わっていた。

 女子部門の試合では、国府台女子学院と日体大のチームが活躍し、決勝戦はA組とB組でいずれも3戦全勝した国府台女子学院の高校生チームと日体大のSUN BODY TOUCH Aが対戦。2対2で延長戦になり、時間経過とともに互いに選手を一人ずつ減らして戦うドロップオフに突入。その激戦で、日体大がトライを決め、3対2で優勝をもぎ取った。

 大会結果は次のとおり。

 【女子部門】▽優勝=SUN BODY TOUCH A▽準優勝=国府台女子学院▽3位=SUN BODY TOUCH B
 【エンジョイ部門】▽リーグA優勝=城南ジョーカーズ▽同B=コラブリッズRED▽同C=コラブリッズBLUE

人気・実力高めるタッチ
国府台女子学院


 「ディフェンスを抜いてトライすることが最大の魅力」―。タックルがないため、子供や女性でも危険なく楽しめるタッチラグビー。まだ愛好者は多くはないが、中高生の部活動では全国唯一といわれる国府台女子学院のタッチラグビー部(古屋暁顧問)では7年ほど前と比べ、部員が約4倍の68人に増えたほど、その魅力は広がっている。

 同部は全日本選手権で何度も優勝するほどの実力。2年前には英国エディンバラで開かれた第7回タッチラグビーワールドカップの全日本女子代表16人のうち11人を占めた。日本女子は3度目の出場だったが、それまでは勝ったことがなく、1引き分けが最高の戦績。しかし、高校生主体の若いチームは8~13位のボウルグループで優勝し、世界8位に輝いた。当時、同部所属で代表選手として出場し、現在は日体大で大学公認のタッチラグビーサークルに所属する辻裕美さん(19)は「世界を相手に戦えて楽しかった。世界は広く、厳しかったが、戦法などたくさん学べた」と、経験を大事にしている。同学院中学部の時からタッチラグビーを始めた辻さんは、体育教師を目指して進学先を選ぶ中、タッチラグビーができる日体大に進んだ。将来は「教師になり、タッチラグビー部や地域で子供たちに魅力を伝えたい」との夢を抱く。

 国府台女子学院のタッチラグビー部には今年度、中学1年生15人と高校1年生3人が入部。中学生15人は「姉が入っていて、泥だらけになりながらトライするのが格好よく、楽しそうだった」「タグラグビーをしたことがあり、楽しかった。もう一度やりたかった」「父が社会人チームの選手だったので、私もあこがれて、小さな時からやりたかった」などと入部の思いを話す。高校生の雲野ウェンディーさんと加藤真美さん、加藤圭織さんは「ほかの学校にはない新しい種目に挑戦してみたかった」と入部した。

 部活動として取り入れている学校が同校しかないため、他校の生徒が一人、練習に参加している。兄の影響で4歳の時に東京の葛飾ラグビースクールでタッチラグビーを始めた船橋市立旭中2年生の南友梨奈さんは「技を使ってディフェンスを抜いて、トライする達成感が楽しい」と、昨年から週に一度、同部の練習に参加し続けている。

 なお、同学院タッチラグビー部と市川タッチ、市川RUSH RFCが指導協力するタッチラグビーの初心者向け講習会が6月15日と9月21日、来年2月15日と3月1日の各土曜日午後2時~午後4時45分、市川市スポーツセンターの陸上競技場で開かれる。参加は無料。詳細は県タッチラグビー協会ブログ。

 (2013年5月25日号)  

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ドイツやEUの歴史について講義するドミニクさん

EUの理念と自由
高校生、外交官から学ぶ

 市川市稲越町の県立国分高校(山中克男校長)で13日、日本に駐在する欧州連合(EU)加盟国の外交官がEUの歴史などについて講義する出張授業「EUがあなたの学校にやってくる」(駐日EU代表部主催)が開かれた。

 同授業は、日本の生徒たちにEUへの理解と興味を深めてもらおうと、同代表部が全国の学校を対象に行っている。今回は、昨年度からユネスコスクールの加盟校になるなど、日ごろから国際教育に力を入れている同校が応募して実現した。

 同校を訪れたドイツ大使館のドミニク・ボーネンさんは、まず「2回の世界大戦はどちらもドイツが侵攻することで始まった」など、ドイツの歴史について当時の写真などを用いながら説明。その後、「二度と戦争を起こしたくないという思いからEUが発足した」「当初6カ国だった加盟国は現在27カ国になった」「加盟国間はパスポートなしで自由に行き来できる」など、EUの歴史や特徴についても紹介した。

 参加した1年生と2年生約640人は、ドミニクさんの講義に興味深く耳を傾けていた。終了後、1年生の吉武和希君は「全然知らなかったEUやドイツの歴史を学べてよかった。ヨーロッパへの興味が湧いた」と関心を深めた様子。2年生の時田優菜さんは「EU加盟国同士だと自由に行き来できることがすごいと思った。アジアでもできるようになれば」と大いなる夢を膨らませていた。

 (2013年5月25日号)  

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