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ビースティーレ舞浜美術館(浦安市舞浜2の46の6、JR舞浜駅北口徒歩約5分)で5月1日から21日まで、昨年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を揮毫したダウン症の書家・金澤翔子さんの展覧会「天才書家 金澤翔子展」が開かれる。入場無料。
金澤さんは昭和60年に東京都目黒区で誕生。書道家である母親・泰子さんの元で5歳から書道を始め、これまでに個展の開催や寺社での席上揮毫などで精力的に活動。その取り組みはテレビ番組などで取り上げられ、注目を集めた。
同展では躍動感あふれる15点の書と、数点の小品を展示。初日の5月1日(時間は未定)には、金澤さん親子も来館する予定。同館は「多くの人に生きる勇気と感動を与えてくれる作品をご覧ください」と多くの来館を期待している。
開館時間は午前11時から午後6時まで。休館日は月曜日と5月15日。
問い合わせは同美術館(☎304・8856番)。
(2013年4月27日)
浦安の〝食の台所〟浦安魚市場が今月、60周年を迎えた。その誕生は、大手スーパーなどがない昭和初期、堀江地区に数店の店が集まって市場を設けたことがきっかけ。目利きの店主たちが毎朝、東京・築地で仕入れる質の高い旬の鮮魚を購入できるとあって、地域の飲食店や住民、また、市外からも多くの人が早朝から通う。同市場は60周年を迎えたことを機に改めて、買い物の楽しさや鮮魚のおいしさを提供するため、さまざまな企画に取り組んでいる。
毎朝、旬の魚介類と威勢のよい掛け声で活気に満ち、漁師町や下町の風情をいまも色濃く残す浦安魚市場。昭和28年に同市場協同組合を結成し、浦安橋近くの浦安橋魚市場を経て、同46年から現在の地で営業を続ける。
同市場内で営業する店のうち約20店が鮮魚店。築地で働く人が多い浦安市民のネットワークを通じて質の高い鮮魚を仕入れている。「各店には専門性があり、扱う商品は、よそにはないものを1つや2つは必ず持っている」と話す池田実夫理事長は「スーパーにはなくても市場にはある。もしなかったら仕入れる。断りたくないし、喜んでもらいたいから」と、魚屋のプライドをのぞかせる。各店の一例としては、お食い初めや地鎮祭に使われる包丁を入れていないタイ、関東では少ない関西の棒ダラなどを扱ったという。
特ににぎわうのは土・日曜日の午前7時以降。店は昔ながらの対面販売で、目の前で新鮮な魚をさばき、貝をむく様子なども見られる。お金を入れるかごが下がる様は、中高年層の郷愁を誘う。会話も楽しめる店主は昔かたぎの目利きで、「それはいまいちかな、こっちの方がうまいよ」とおすすめ商品や、さばき方、料理の仕方なども教えてくれる。日曜日早朝に同市場を訪れていた市川市妙典在住の若い夫婦は「電車から見る看板が気になっていたし、友達からとっても安いし、おいしいと聞いて来た」と、さまざまな店で買い物を楽しんでいた。
日々の食材としてだけでなく、贈答品や土産品などを求めて利用する人も多い。また、市場内には鮮魚のほか、肉や卵、野菜、佃煮、ウナギ、焼き蛤などを売る店、てんぷらや魚介類の定食などが食べられる店もあり、買い物に加えて新鮮な食材を使った食事が楽しめるのも特徴。
60周年を迎え、今月からタイムセールとスタンプカードを開始。セールは毎週日曜日の午前9時と10時、11時。その日の朝に仕入れる市場だからこそ、どの店で何が出るかはお楽しみ。スタンプカードは買い物ごとに各店で押されるスタンプを10個集めて応募すると、6月まで月末締め切りで毎月抽選60人に同市場の商品券が当たる。メール会員と雨の日はスタンプ2倍。
5月4日と5日は、毎月恒例の第1土・日曜日の大売出し。さらに、メール会員向けに限定特売商品も用意。また、5日は午前8時から、小学生以下の子供(先着100人)に菓子をプレゼント。同様に12日は風船を、19日にはポップコーンを午前7時からプレゼントする。今後に向けて同市場は、手軽に素材のおいしさを味わえる企画も検討している。
営業は午前4時~正午ごろ。休場は月曜日と第3火曜日。東西線浦安駅からバイパスを行徳側に徒歩約2分。駐車場あり。詳細は同市場ホームページ。
(2013年4月27日)
地域の遺産を未来に伝えていこうとする市民活動を支援する事業「プロジェクト未来遺産」を実施している日本ユネスコ協会連盟(松田昌士会長)は、同事業に登録する活動を7月16日まで募集している。
登録されると、活動応援金として20万円が贈呈されるほか、同協会連盟のホームページで広報されるなど、さまざまなメリットがある。過去4回実施されてきた同事業では、延べ39の活動が登録されたという。
対象は、市民が主体となって地域の有形・無形文化や自然を守り継承しようとする活動や、東日本大震災からの文化復興や自然再生をテーマとする活動。活動を実施する団体が特定の宗教や政治に偏らない非営利団体であることや、2年以上の活動実績をもつことなどの条件があり、詳細は同協会連盟のホームページ(http://www.unesco.or.jp/)で確認できる。
応募は同ホームページからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、同協会連盟「未来遺産運動事務局」(〒150―0013東京都渋谷区恵比寿1の3の1、朝日生命恵比寿ビル12階)に郵送。選考結果は12月初旬に公表される。
問い合わせは同協会連盟(☎03・5424・1121番)。
(2013年4月27日号)
浦安青年会議所(浦安JC)は、大学生に浦安市内の企業などで就業体験をしてもらい、浦安を好きになって同市内の企業に就職してもらうことを目指す「人と地域をつなぐ就業体験」事業を開始する。浦安市との協働事業。現在、大学生と就業体験先の企業を募集している。
同事業のアイデアは東日本大震災時にさかのぼる。液状化の被害に遭った浦安市に多くの若者がボランティアとして参加。その姿を災害ボランティアの一員として目の当たりにした同JCに、人と地域をつなぐためには地域が率先して人を迎え入れることが必要―との思いが強くなったため。高梨健太郎理事長は「ボランティアに参加してくれた外国人に『なぜ』と問うと、『This is my home』と答えた。外国人も愛してくれる浦安。多くの若者にも、浦安を好きになってもらいたい。これは都市型の地域活性化事業」と企画の思いを話す。
大学生は、浦安と交流のある明海大と了德寺大、明治大、跡見学園女子大、千葉工大の5大学を中心に募集しているが、他大学からの参加も可能。対象は2、3年生だが、1、4年生も応募できる。募集の詳細は同JCホームページを参照。
今後は、応募定員約200人の大学生を対象に6月19日に講演会を開き、7月に就業体験に参加できる100人を選考。8月7日の東京ディズニーリゾートによる研修プログラム「ディズニー・ゲストサービス・フィロソフィ」と同19日の開校式での社会人マナー研修とホスピタリティ研修を経て、同20日~9月15日の就業体験に入る。就業は一人4社で、1社1週間従事。修了した学生は9月18日の閉校式、11月13日のフォローアップ研修に参加する。
なお、大学生を受け入れる企業などは4月17日現在、ホテル業や不動産業、製造業、サービス業、行政などの38社ほど。さらに参加企業を求めている同JCは「趣旨に賛同し、浦安の魅力を大学生に伝えてくれる企業であれば、ぜひ応募してほしい」と話している。
問い合わせは同JCLove Townうらやす委員会(☎050・3620・4020番)。
(2013年4月27日号)
市川市はこのほど、昨年から流行し、今年に入ってから激増している風疹への緊急措置として、妊娠を予定している女性やその夫などが今年度中に受けた風疹のワクチン接種費用の一部を助成することを決めた。助成額は風疹ワクチンが3千円、麻疹風疹混合ワクチンが5千円。
市によると、昨年1年間に県内で風疹にかかった人数は112人だったが、今年は3月末までにすでに139人と激増。市川保健所管内の市川・浦安両市内でも、昨年1年間で38人だった患者数が今年は3月末までに21人となっている。こうした状況を受け、市はさらなる感染拡大を防ごうと、ワクチン接種費用の助成を決めた。
対象は、妊娠を予定または希望している女性と、その夫または妊娠中の女性の夫(未婚者も含む)。ただし、市川市に住民登録されている18歳以上で、これまでに風疹にかかったことがなく、両ワクチンを未接種か、接種していても抗体価が低下している人に限る。
助成希望者は、ワクチン接種後に、市ホームページからダウンロードした交付申請書に必要事項を記入し、医療機関で受け取った領収書の原本とともに市保健センター(〒272―0026東大和田1の2の10)に郵送か持参。申請は来年3月31日まで受け付ける。
問い合わせは市疾病予防課(☎377・4511番)。
(2013年4月27日号)
市川市は昨年度、同市の将来人口推計の見直しを行い、平成37年の人口を約43万7千人と、従来の推計から約3万人、下方修正した。同市では、平成22年8月から人口減少が続いており、今回はその要因についても分析。国全体の人口減少や、都内の堅調な住宅需給など中長期的な要因に、東日本大震災や原発事故によるイメージ悪化という一時的な要因が加わったとみている。
これまでの推計は、市川市総合計画第2次基本計画の策定にあたり平成22年度に実施。この推計では、同市の人口は同28年以降に減少に転じると予測されていたが、実際には同22年8月から減少に転じたため、急遽見直しを行った。
同市の毎年10月1日時点の人口は、平成21年の47万5751人がピーク。以降は毎年減少が続き、昨年は46万9224人となった。
その主な理由は同市への転入者の減少にある。市川市の1年間の転入出者数をみると、平成21年は転出者数3万5642人、転入者数3万5835人とほぼ同数。ところがここ3年間は、転出者数が毎年3万4千人超と大きく変化していないのに対し、転入者数は昨年3万人割れが目前に迫るなど減少が続いている。
その原因について市は、都内で働く世帯の都心回帰や、市内の住宅開発動向の沈静化、団塊ジュニア世代を中心とする世帯の分離といった中長期的な要因に、震災や原発事故に伴うイメージ悪化という一時的な要因も加わったとみる。同市ではこれまで、18歳~23歳の就学・就職世代の転入が多く、小さな子供を持つ30歳前後の世帯の転出傾向が強かったが、震災以降は就学・就職世代の転入が減り、子育て世代の転出傾向はより強まるといった変化がみられるという。
出生数と死亡数を比較した自然動態は、依然としてプラスを維持しているが、ここ数年は死亡者数が増加し、出生数が緩やかに減少する傾向が続く。自然増加数は平成7年に3千人を下回ると、同20年には2千人を切り、昨年は1200人弱にまで減少している。
今回の推計では、人口減少傾向は今後も続き、平成37年の人口はピーク時より約3万9千人少ない43万7千人程度になると予測。また、同22年に18・2%だった高齢化率も27・3%にまで上昇し、年少人口の割合も同22年の11・5%から8・6%に減少するとみている。
市は昨年度から、浦安市と船橋市とともに広域的な人口動態を2年計画で分析中。今回の結果についても、各種事業計画に反映させる意向だが、従来から市の人口は長期的には減少すると予測されており、大きな変更ではないという。
(2013年4月27日号)
市川市自然博物館(大町284、動植物園内)で12月1日まで、昆虫や植物、爬虫類、両生類など、さまざまな生物を飼育しながらその成長過程を紹介する企画展「いきものの成長」が開かれている。無料。
同展は、大町自然観察園内に生息している生物を中心に、オタマジャクシやオニヤンマのヤゴ、サワガニ、トカゲ、発芽したドングリなど現在約20種を展示中で、今後も種類を増やしていく予定。各生物のこれまでの成長記録や飼育方法などのパネルも併せて紹介している。日々生物が成長していくため、何度来ても楽しめることが特徴。近年、家で昆虫などを飼育する家庭が少なくなり、生物に触れる機会が減少していることから、子供たちに生物の成長過程と飼育方法を知ってもらいたいと企画された。
3月2日から始まった同展にはすでに約1万8千人が訪れており、リピーターも多いという。同館は「都市化が進んだ市内にもいろんな生き物がいることを知ってもらいたい。ここの展示だけでなく、周りの自然にも目を向けてもらえるようになれば」と多くの来場を心待ちにしている。
開館時間は午前9時半から午後4時半(入館は同4時)まで。月曜日(休日の場合は翌日)休館。ゴールデンウイーク中は30日のみ休館。
問い合わせは同館(☎339・0477番)。
(2013年4月27日号)
浦安市で障害者の就労支援などに取り組んでいるNPO法人なゆた(今川4の2の10、井手上用子代表)の運営する就労継続支援B型事業所「なゆたぐりん」はこのほど、カステラとラスクの製造・販売を始めた。同NPOは「子供のおやつや手土産にぴったり。1人でも多くの人にリピーターになってもらえたら」と、気軽な購入を呼び掛けている。
「食べた人が、ほっこり笑顔になるように」という願いで、「えがおのおやつ」と命名したこのブランドには、カステラの「ゆるふわ」(大480円、小250円)と、ラスクの「さくさく」(200円)がある。「ゆるふわ」は、沖縄産のサトウキビで作られたミネラルとうまみたっぷりの砂糖「ほんわか糖」を使用した優しい味。カステラ生地を焼いた「さくさく」は、プレーン・シナモン・メープル・ほんわか糖の4種類を用意した。パッケージデザインはプロに依頼し、利用者が描いた笑顔のマークを目印にした。
販売は、同NPO事務所に新設したログハウス風の店舗で平日午前10時~午後3時半(不定休)、浦安市市民活動センター(東西線浦安駅から徒歩約5分)で火曜日午後2時~同3時半、浦安市老人福祉センター(東野1の9の1)で金曜日同時刻に行う。店頭には他に北海道産リンゴジャム(500円)、ポリフェノールが多いという果実・アロニアのジャム(580円)、一風変わった水出し紅茶(280円)も並ぶ。
菓子の製造は職員が担当し、20代前後の利用者たちはラベル張りや販売員を務める。同NPOは「重い障害を持っていてもできることを増やしたい。まずはこの菓子を市内に浸透させたい」と展望している。
問い合わせは同NPO(☎721・4510番)。
(2013年4月27日号)
78歳の父親・ティーチャとその娘・サッチィーによる〝若手〟お笑いコンビ「めいどのみやげ」=写真=は5月18日午後7時から、市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホールでチャリティーお笑いライブ「生前騒! ティーチャ78歳」を開く。
市川市内の中学・高校で定年まで教師を務めたティーチャとその娘が、4年半ほど前に結成したお笑いコンビ「めいどのみやげ」。デビュー以来、テレビやラジオなどへの出演を重ねながら、地元・市川市でもライブを開催したり、市の振り込め詐欺防止啓発DVDに出演したりするなど精力的に活動している。
今回のライブには、めいどのみやげを含む21組のお笑い芸人が出演し、会場に笑いを届ける。終了後、東日本大震災被災地支援の募金活動あり。
入場料は千円で、70歳以上と高校生以下は無料。チケットは市文化会館(☎379・5111番)と市市民会館(☎335・1542番)で発売中。
(2013年4月27日号)