all kinds of writing
![](14_shi_chuan_shiga_shou_yong_cai_jue_shen_qing_deno_yi_bu_qu_de_dou_shi_ji_hua_dao_lu18hao_files/shapeimage_1.png)
all kinds of writing
市川市の都市計画道路3・4・18号の建設に向け、市が権利取得と明け渡しを求め千葉県収用委員会に裁決を申請していた1件の土地について、市と地権者はさきごろ、市が同地の約6割を取得し、裁決の申請を取り下げることで合意が成立した。これにより、延長約50㍍にわたり残された幅約5㍍の用地を市が取得することは極めて難しくなったが、市は当該区間の道路幅を本来の20㍍から暫定的に15㍍に縮小させて整備する意向を示している。
今回市が取得した土地は、同地の地権者3人のうち、市への売却に合意した1人の所有分。売却合意に至らなかった2人の所有分は未取得のまま残った。
県収用委員会への裁決申請は、もともと任意交渉が成立しなかったため市が行ったという経緯を踏まえれば、今後、残された用地を市が取得する可能性は極めて低くなったと言える。ただ、市は当該区間については幅1・5㍍の植樹帯をなくし、幅1・5㍍の停車帯を0・5㍍の路肩に変更することで、片側2・5㍍、両側で合計5㍍幅員を縮小させて暫定的に開通させる意向。当該区間の前後がカーブになり、視認性が悪くなるとの指摘もあるが、市は「通行に支障はなく、全く問題はない」と否定している。
同道路に対しては、環境対策が不十分であるなどとして沿線住民が計画の撤回を求めており、一部地権者は同道路の違法性を巡り県と係争中。今回の合意に至った土地とは別に、県収用委員会が権利取得と明け渡しを裁決した2件の土地の所有者も、裁決の取り消しを求めて千葉地裁に提訴している。だが、市は平成27年度を開通目標に設定して次々と工事に着手。用地取得率は面積ベースで99%に達している。
※都市計画道路3・4・18号 浦安市境から鎌ヶ谷市境まで、京葉道路や国道14号などと接続しながら市川市内を南北に貫く重要幹線道路で、国道14号から本北方橋までの約1・6㌔㍍以外は昭和49年度までに大部分が開通。未開通区間については、平成7年に京成線の線路との交差方法を変えるなどの都市計画変更が行われ、現在、同27年度を開通目標に工事や用地買収が進められている。
市川市が収用裁決申請地の一部取得
都市計画道路3・4・18号
2012年4月14日土曜日