市川よみうり & 浦安よみうり online


18年ぶりの新浦安市長
内田悦嗣氏が当選


満面の笑みを浮かべて当選を喜ぶ内田氏(中央)

−−−− 浦安市長選 開票結果 −−−−
当 27,448 内田悦嗣 (52)無新
  16,312 折本ひとみ(59)無新
  14,600 岡野純子 (38)無新
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 18年ぶりに市長が代わる浦安市長選挙が先月26日に投開票され、無所属新人で前県議の内田悦嗣氏(52)=自民、公明推薦=が初当選した。「継続と刷新」を掲げ、ともに無所属新人で前市議の折本ひとみ氏(59)と岡野純子氏(38)を破った。投票率は45・20%で前回を4・66㌽上回った。内田氏の任期は平成21年3月25日までの4年間。
 
 内田氏の選挙事務所では、開票の始まる午後9時には支持者らが選挙事務所に入りきれないほど集まり、当選の吉報を待った。
 
 雨にもかかわらずその後も続々と詰めかける支持者たち。地元選出の衆議院議員、県議会議員、市議会議員らも大勢集まった。
 
 勝利を確信してか、事務所内では至る所で絶えず笑い声が起きる中、同10時の開票速報が同10時18分に発表されると、事務所内は割れんばかりの歓声と拍手が沸き上がった。
 
 歓喜の声に応えるように内田氏が姿を現し壇上で万歳三唱。内田氏は「これがゴールではなくスタート。継続と刷新を続けることで浦安はもっと輝く」と、満面の笑みで支持者に向け新市長としての第一声を上げた。
 
 さらに「震災被害に苦しんでいる人への対応をきちんとする。国・県とこれまで以上に親密な関係を築いてライフラインの強化を図っていく。市民が主役であり、私は脇役に徹して市民の皆さんをサポートしていきたい」と述べた。

敗れた立候補者

折本ひとみ氏
「次の人にバトンタッチ」


「志を継いでくれる人をバックアップしたい」と語る折本氏

 折本氏の選挙事務所では約30人の支持者が開票結果を待った。午後10時半過ぎ、「内田さんが2万5千票を超え、万歳している」との情報が入ると、「あーあ」とため息が漏れ、退出する人も。折本氏が支持者約20人の前に顔を出したのは同11時10分ごろ。
 
 「14年間の政治生活の集大成を支えていただきありがとう」と頭を下げ、「志は通じた。次の人にバトンタッチしたい」と敗戦の弁。支持者から贈られた花束を抱え、「反応は良いと思ったが…。高齢化が進む中で市音楽ホールの賃料負担は負の遺産になるとの訴えが届かなかった」などと語った。

岡野純子氏
「全力を尽くしたが残念」


涙をこらえながら支持者にあいさつする岡野氏

 岡野氏の選挙事務所では、約20人の支持者が集まった。午後10時半の開票結果を確認した岡野氏は同33分、選挙事務所に現れ、「全力を尽くしたが残念ながら落選した」と報告した。重ねて「原因は私にある。いの一番に手を挙げ、理想を実現したかった。私がやりたいと手を挙げ、それ支えてくれた多くの人に申し開きができない。(前市長の)松崎秀樹氏が思いを託して下さったが、まったく結果につながらなかった。松崎氏の18年の思いに応えられなかった。皆で夢を語ってきた私たちの方向は正しいと思う」とあいさつした。内田氏に対しては「新市長として浦安市をこれまで以上にしてほしい」と語った。

浦安市議の補欠選

−−− 浦安市議補欠選 開票結果 −−−
当 15,596 芦田由江(61) 無元②
当 13,575 芳井由美(47) 民新①
   9,258 斉藤哲 (36) 無新
   6,828 巖洋輔 (31) 無新
   6,200 小沢松彦(55) 無新
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 浦安市議補選(欠員2人)は同日、投開票が行われ、無所属で元市議の芦田由江氏(61)が2期目の当選、民進党で新人の芳井由美氏(47)が初当選を決めた。投票率は45・17%だった。  

 

ホームページ
ページのトップ