市川よみうり & 浦安よみうり online

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着付け、茶道など体験
独の女子学生

着物姿で写真撮影するローゼンハイム市の女子学生

着物姿で写真撮影するローゼンハイム市の女子学生

 先月24日から今月2日まで、市川市とパートナーシティを締結しているドイツ・ローゼンハイム市の13歳から16歳までの女子学生14人が市川市に滞在し、市内の中学生と交流したり日本文化を体験したりして見聞を広めた。

 女子学生たちは、市内でホームステイをしながら市内外を巡り、県立房総のむらで茶道の体験をしたり、市内の中学校で体験留学をしたりして楽しんだ。1日には着付けを体験し、八幡の葛飾八幡宮で記念撮影。「着物はきれいだけど、自分で着るのが難しいし、息苦しい」と、洋服との違いに少し戸惑いながらも笑顔で記念撮影を終え、「日本は何もかも素晴らしくきれいだった」「中学校の生徒たちはみんなとても親切で温かく迎えてくれた」「日本はゴミが無くてきれい」「寺や神社が美しかった」と、日本での滞在を振り返っていた。  

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「アンケート関わっていない」
「切手は後援会の会報に使った」
切手購入の青山氏 百条委で証言

 平成23~25年度に議員が政務活動費で大量購入した切手がアンケート調査に使用されたのか調査する市川市議会の特別委員会(百条委員会)は12日と13日、松永鉄兵市議と青山博一市議の証人尋問をそれぞれ行った。13日に証人として出席した青山氏は「切手は購入したが、アンケートには一切関わっていない。アンケート用紙も見たことはない」と証言。切手購入の経緯については「小泉(文人)市議に『切手を買って換金すればいい。みんなやっている』と言われた」と説明した。政務活動費の手引には、個人や後援会の会報に政務活動費は使えないことが明記されているが、青山氏は「切手は後援会の会報送付に使った。当時は政務活動費を熟知しておらず、そのように使っていいという認識だった。深く反省している」と述べた。

 青山氏は同24年度に政務活動費で切手を12万円分購入。小泉氏と鈴木啓一元市議が実施したとされるアンケートの回答用ハガキの見本でも返信先や実施者の一人になっていた。

 青山氏の証言によると、切手を購入して議会事務局に領収書を提出したところ、発送物の提出を求められたため小泉氏に伝えたという。同事務局には、アンケート用紙の見本と調査報告書が提出されているが、書式や設問内容、各設問の回答割合は、小泉氏が別のアンケートで提出した資料と全く同じ。アンケートの返信先は「市川市議会 会派・緑風会」になっていたが、当時の議会事務局の職員や緑風会所属議員にアンケート用紙を見たと証言する人はおらず、集計者がアンケート用紙を入手した経緯は謎に包まれている。青山氏は「私はパソコンも使えないし集計もできない。小泉氏が提出したと思う」と述べた。

 また、10月の証人尋問で小泉氏は「青山氏も(一緒に)アンケートをやる話だったが、やらないことになったので青山氏に(切手代の)実費24万円を渡した」と証言していたが、青山氏は「アンケートについては一切知らなかった。24万円も受け取っていない」と否定。「小泉氏から『先輩の分です』と15万円を預かったことはある。何のお金か聞かなかったが、切手代と一緒に返した」とも述べた。

 一方、12日に証人尋問が行われた松永氏は、平成24年度に行ったとするアンケート1回分の印刷費で、小泉氏が取締役を務める有限会社「クアン」の領収書を市議会事務局に提出していたが、10月の同委員会では小泉氏が、同社は休眠状態で印刷は別の会社がしていたと証言していた。証人尋問で松永氏は「日々の話で小泉氏がよく使っている会社があると知り、小泉氏に依頼した」と、クアンに印刷を発注した経緯を説明。見積書や納品書、請求書は受け取っておらず、発注や納品、支払いなど、やり取りの相手は全て小泉氏だったという。小泉氏が同社の取締役であることや、同社が休眠状態で実際の印刷をしていなかったことは「知らなかった」と証言。梱包されたアンケート用紙の形状や大きさ、支払いの場所や日時など詳細は「記憶していない」と述べた。

 なお、同委員会には9日、小泉氏と鈴木氏のアンケート用紙を実際に印刷したとする会社から、アンケート用紙の領収書と納品書の控えのコピーが提出された。もともと提出されていたクアンの領収書は小泉氏自身が発行したもので、同社は実際に印刷をしていないため、両氏がアンケート用紙を印刷した証拠は不明となっていた。

 また同委員会は13日、松永氏が平成24年度と同25年度に実施したとされるアンケートに関することを調査項目に加える決議案を賛成多数で可決した。本会議で可決されると調査項目に加わる。現在は、平成23~25年度に小泉氏と鈴木氏が実施したとされるアンケートが調査項目。  

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泥だらけ、びしょ濡れ だから楽しい!
浦安市こどもの広場がオープン

開場を待ちわびた大勢の子供たちが一斉に入場

開場を待ちわびた大勢の子供たちが一斉に入場

 浦安市こどもの広場(高洲2の4の10)が先月24日にオープンした。初日は広場を埋め尽くすほどの大勢の子供たちが来場し、泥や水、段ボールなどを使って思い思いの方法で遊んでいた。

 同広場は、子供が自由に遊ぶプレーパークの専用施設。芝生広場や築山、じゃぶじゃぶ池、泥あそび場、管理棟などを設けているが、ブランコなどの遊具はなく、火と水、木、土を使って自由にのびのびと遊ぶことがコンセプト。

 開場とともに走って入場した子供たちは、泥や落ち葉だらけになったり、築山から滑り下りたり、池で水を浴びたり、また、段ボールでトンネルや基地などを作ったり、工作や落書きなどをしたりして楽しんでいた。市立東野小児童の内田菜緒さんと根本さやさん、北村萌笑さん、来栖明佳さんは「泥とか段ボールとかいろんな遊びができる所は少ないので楽しい」と話していた。園児の母親たちは「自由に水遊びできるのがいい。毎日でも来たい。でも、子供たちのそばで私たち母親がのんびり過ごせる日陰の場所がないのが残念」と話していた。

 同広場の整備のために1億円の寄付をしたオリエンタルランド社の高橋渉執行役員は「これまでと違う地域貢献を考えていたところ、市からこども広場の構想を聞いた。子供たちのためになる施設に貢献することは、将来への地域貢献になる。子供たちには何の制約もないこの広場で、ありのままの自分を出して楽しんでほしい」と話していた。

 子供たちの遊びを見守るプレイリーダーは子育て支援活動をしている団体と、野外教育活動などに取り組む団体の職員が務めている。

 開場時間は平日が午前10時から午後5時、土日曜日と祝日は午前9時から午後5時まで。休場日は12月29日から翌年1月3日まで(その他臨時休場あり)。利用料は無料。対象は市内在住の13歳未満の子供とその保護者。未就学児は保護者同伴。利用には窓口での利用届出書の記入が必要。市内の公民館などを巡回する送迎バスは土日曜日と祝日のみ、4系統で3便ずつ運行。駐車場の収容台数は約60台。

 問い合わせは同広場(☎350・1010 番)。  

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入船中に「植物工場」
農地のない浦安 野菜の成長を可視化
来年1月に導入

 浦安市教委は来年1月以降、市立入船中学校で植物工場を導入する。植物を人工的に育てられる装置を校舎内に設けて植物の成長過程を可視化し、理科や環境教育、食育などの授業に生かす。市教委によると、学校教育に植物工場を導入する例は珍しいという。

 植物工場は、太陽光と土が不要な、主に野菜を育てる装置。LEDなどによる光、肥料の入った水溶液、CO2で野菜を育てる。すでに植物工場で育てた野菜を販売する事業者や農協もある。ほぼ無菌の状態で育てるため、飲食店などでは洗わず、そのまま食材として使えるなどのメリットがあるという。

 市教委が植物工場を導入した理由は、季節や天候に左右されず、植物が育つ様子を子供たちがいつでも間近で見られること。異なる生育環境による植物の成長の比較実験ができることもある。

 導入する施設は小型植物工場(1基)とワゴン型植物工場(6台)の2種類。小型は、普通教室の2分の1ほどの大きさで、その半分が植物を育成させるショーケース、もう半分がエアシャワーや作業台などがあるバックヤード。ショーケース内は縦に4段、横に12列のパネルがあり、パネルごとに複数の野菜を育てられる。

 ワゴン型は小型の冷蔵庫のような形態で、窓があって中が見える。全てがネットワークでつながり、温度やCO2、光や水溶液などの条件が異なる生育環境を制御し、理科の比較実験が行える。

 育てるのはレタスなどの葉物類で、イチゴやミニトマトなども想定。花の苗も育てる。世話は全学年に携わらせる。食育、家庭科の面では自分たちで育てた野菜を食べる。環境教育の面は、今後活用方法を検討していく。

 「すでに生産農地がなく、農業が失われた浦安で、野菜が育つ様子を見たり、採ったりする経験がない子供が多い。タネを見たことがない子供もいるかもしれない」と事業の背景を説明する市教委は、「土で育てればいいという考え方もあり、検討もしたが、育つ過程、様子が見られない浦安だから可視化できる植物工場が適している。生き物である植物の素晴らしさを感じさせ、愛する気持ちを育てたい」とする。

 なお、施設の導入は入船中のみ。小中連携一貫教育の入船小は共同で使う。市内の他校では、同工場の植物を定点撮影する画像や動画を使っていく計画。  

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イルミネーションで3駅周辺彩る
北国分&妙典&市川

緑色に染まる妙典駅南口のイルミネーション

緑色に染まる妙典駅南口のイルミネーション

 JR市川駅南口と東西線妙典駅南口、北総線北国分駅ロータリーが、イルミネーションで飾られた街路樹で彩られている。点灯は来年2月14日までの午後5時~同11時。

 このイルミネーションは市川市が実施しているもので、昨年市文化会館周辺で実施したイルミネーションが市民から好評だったことから、今年は同館周辺に加えて3駅の周辺でも実施することになった。市川駅では青、妙典駅では緑、北国分駅ではオレンジと、それぞれ違った魅力あるイルミネーションを楽しめる。市まち並み景観整備課は「色々なバリエーションのイルミネーションを楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。

コンテストの参加者募集

市川市は、「イルミネーションコンテスト」の参加者を募集している。

 応募者が取り組んでいるイルミネーションの写真をパネルにしてメディアパーク市川とアイ・リンクタウン展望施設で12月19日から同23日まで展示し、来場者による投票で各部門の大賞を決める。展示の写真は市のスタッフが事前に撮影する。大賞受賞者には記念品、応募者全員に参加賞が贈られる。

 対象は、市内でイルミネーションに取り組んでいる個人または団体で、一般住宅が対象の個人部門、商店会や自治会などが対象の団体部門がある。応募用紙は市役所や行徳支所、公民館などで入手できる。締め切りは12月7日(消印有効)。

 問い合わせは市まち並み景観整備課(☎704・0067番)。  

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全国中学校剣道大会男子団体
東京学館浦安中が3位入賞
浦安市長に結果報告

松崎市長(中央)と記念撮影する剣道部員ら

松崎市長(中央)と記念撮影する剣道部員ら

 8月に秋田県で開かれた第45回全国中学校剣道大会男子団体で3位入賞した東京学館浦安中学校剣道部の部員たちが、先月22日に浦安市の松崎秀樹市長を表敬訪問し、大会結果を報告した。

 同大会は、1チーム5人で勝者が多いチームの勝ちとなる方式で行われ、同校は1グループ3チームによる予選で連勝して16チームによる決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでは、優勝した熊本・九州学院中に準決勝で敗れたが、創部以来の最高成績となる3位入賞を果たした。

 市長室で、松崎市長は「私も空手を経験していたので武道の報告が一番うれしい。市民を代表して心から敬意を表したい。また来年来ていただけるよう頑張ってもらいたい」と部員たちを祝福。主将の岩崎蓮君は「全国優勝を目指していたので今回の結果に満足していない。高校進学後は全国大会で優勝したい」と今後の抱負を語った。  

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救助犬の新たな訓練場
浦安市高洲に開設

新たな施設で救助犬の訓練を披露

新たな施設で救助犬の訓練を披露

 救助犬や訪問活動犬の訓練を浦安市内や東京都内で行っているNPO法人日本救助犬協会(青山佾会長)はこのほど、同市高洲海浜公園の東側隣接地(高洲9の1)に新たな訓練所を開設した。

 救助犬は、倒壊した建物や土砂崩れの現場などで、においを頼りに中にいる人を見つけ出す。同協会は、これまで東日本大震災や新潟県中越地震などの現場にも救助犬を派遣している。

 これまで、浦安での訓練は公園の一角で行っていたが、今後は新しい訓練所で行う。段ボールなどで災害現場を再現していた訓練設備も、大きな木箱やロッカー、板を使ったものに一新した。

 先月18日には開所式が開かれ、出席した松崎秀樹市長は「これからは大勢の市民にも訓練の様子を見てもらい、これまで以上に災害時に活躍できる救助犬の育成に力を入れてほしい」とあいさつ。日本救助犬協会の会員は「こうした場所で訓練できるのはうれしい。今後もいざという時に出動できるよう、地道な訓練を重ねていきたい」と話した。

 式典の最後には、実際の訓練の様子を披露。板やロッカーなどの下に隠れていた人を救助犬が探し出すと、出席者から感嘆の声が上がっていた。  

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市川3・4丁目の文化情報誌「市川細見記」発行
千葉商大 朽木ゼミ学生

『市川細見記』を手にする千葉商科大学の学生

『市川細見記』を手にする千葉商科大学の学生

 千葉商科大学はこのほど、市川市市川3・4丁目周辺を紹介する地域文化情報誌『市川細見記』を制作し、先月17日に地域で開かれた市川街回遊展で配布した。

 同地区の周辺には京成国府台駅や市川関所跡などがある。いまは住宅地だが、明治38年に初めて橋が架かり、国府台に帝国陸軍基地があった当時は各種店舗が建ち並び、市川の中心地としてにぎわいがあったという。

 情報誌の制作に携わったのは、文化施策で街の活性化を図ることを研究している朽木量教授のゼミの学生44人。学生たちは地域の歴史や文化、人物について、地区に詳しい人物にインタビューをして内容を充実させていった。その結果、普段公開していない日本福音ルーテル市川教会内の防空壕や、山崎製パンが工場のあった地に建設中の中央研究所の完成イメージパースなども掲載。春日神社で見つかった明治時代の人形師・横山朝之作の武内宿禰人形についても詳細にまとめている。

 ゼミ長の榎本勝道さん(3年生)は「取材を断られたり、聞いても分からない歴史的なこともあったが、地元の人でも知らないようなことを掲載できたと思う」と胸を張る、朽木教授は「特にお膳立てはせず、学生が自主的に取材対象を広げた。内容は充実している」と評価している。

 体裁はB5版、34ページ。同大地域連携推進センター(☎320・8667番)と市川市文化振興課(☎334・1111番)で配布中。  

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「有料化」「収集回数削減」「戸別収集」
市川市ごみ減量・資源化3プラン
導入に向け、きょうから意見交換会

 市川市はきょう21日から29日にかけて計4回、ごみの減量・資源化を目指す3つのプラン「家庭ごみの有料化」「ごみ収集回数の削減」「戸別収集」の導入に向け、意見交換会を市内の公民館などで開く。

 市は現在、市民が出すごみの量に応じて処理費用の一部を負担する「家庭ごみの有料化」と、ゴミ収集日を週3日から2日に変更する「ごみ収集回数削減」、建物ごとにごみを収集する「戸別収集」の3つのプランを検討。8月には市民説明会を市内5カ所で開き、市が抱えるごみ問題の現状や新プランの検討に至った経緯などを説明している。

 今回の意見交換会では、3つのプランを導入している他の自治体の実例や効果などを紹介した上で、同市に合ったプランの具体的な意見を募集するという。市は「より多くの市民の意見を聞くことで、市川市に合った3つのプランを検討していきたい。今後は意見交換会のほかにも市民アンケートなどを行い、年度末までに計画案を作成したい」と話している。

 開催日時と会場は次のとおり(申し込み不要)。

 ▽21日午後6時~同7時半=市川市勤労福祉センター(南八幡2の20の1)▽24日同7時~同8時半=同市行徳公民館(末広1の1の31)▽28日午前10時~同11時半=市川南仮設庁舎(市川南2の9の12)▽29日同10時~同11時半=同市大野公民館(南大野2の3の19)

 問い合わせは市循環型社会推進課(☎712・6317番)。  

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災害時、飲料水を有償で提供
浦安市とサントリーフーズが協定締結

協定書を交わした松崎市長(左)と杉山首都圏支社長

協定書を交わした松崎市長(左)と杉山首都圏支社長

 浦安市は先月20日、災害時における飲料水の提供に関する協定をサントリーフーズと締結した。この協定により、同社は災害発生時や災害の恐れがある場合などに同市に飲料水を提供。代金の支払いは復旧後に行われる。

 同日には市長室で締結式が開かれ、松崎秀樹市長は「東日本大震災で水のありがたみがよく分かった。この協定の締結をしていただき、ありがとうございます」と感謝の意を表した。出席した同社の杉山勝首都圏支社長(50)は「これまでお世話になってきたので、これからは恩返ししていきたい」と話していた。  

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市川手帳

 手軽な運動のランニング。腕立て伏せや腹筋運動などと同様に費用も大して掛からずにできる。寒いくらいの季節が心地いい▼昨今のランナーの人気アイテムは音楽プレーヤー。より楽しくランニングに取り組めるらしい。ランニングを始めるきっかけになればと、試しにイヤホンをつけて走ってみたら、それはそれは「危険」▼歩道を走っていても信号のない交差点はある。後ろからは自転車も追い抜いてくる。普段なら聞こえる、迫りくる音が全く聞こえない▼公園や河川敷、車がほぼ走らない所を走ればいいと思いきや、そうした所では女性を狙った暴行事件が起きているという。暗くなるのも早くなった。イヤホンはせめて片耳に、そして防犯ブザーも身に付けて。

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