地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。
夏季大会、低学年大会開幕
市川市少年野球
市川市と市川市少年野球連盟主催の「第36回市川市少年野球夏季大会」(読売新聞東京本社・市川よみうり新聞社など後援)と「第18回市川市少年野球低学年大会」の開会式が14日、市川市国府台スポーツセンターで開かれ、少年たちの夏の熱い戦いが始まった。
開会式では、夏季大会出場の40チームと低学年大会出場の39チームが、音楽に合わせてグラウンドを行進。選手宣誓を任された曽谷ファイターズの久保暁寛主将と稲荷木イーグルス・ジュニアの田中篤利主将は「最高の仲間と野球ができる喜びと、日々練習してきた成果を十分に発揮できるようチーム一丸となって最後まで戦い抜く」と誓った。
建設費12億円増額
賃金物価上昇と汚染土壌処理などが要因
浦安市新庁舎
浦安市は、新庁舎の建設工事の契約金額を当初の107億5200万円から約11億8624万円増額の約119億3824万円とする議案を6月の市議会に提出した。
内訳は、賃金または物価の変動に基づき工事費が著しく変動した場合に金額を変更することを定めた契約書のインフレスライド条項による増額が約9億112万円、PCBやフッ素を検出した汚染土壌の運搬処分や、地中障害物の撤去、文書箱を収納する集密書架の現庁舎への設置、食堂厨房設備工事の追加などによる増額が2億8512万円。
竣工は2カ月間延び、来年5月になる見込み。
土壌汚染原因機器
新たに5基を発見
浦安市新庁舎建設地
浦安市は16日、新庁舎の建設地から土壌汚染の原因となるコンデンサ5基を追加発見していたことを市議会総務常任委員会で明らかにした。 市は今年2月、当初発見した2基のコンデンサから漏れたPCB(ポリ塩化ビフェニル)で周辺土壌が汚染されていたことをホームページで公表したが、同月末までに追加発見した5基については公表していない。市は5基について「汚染土壌の除去搬出開始後に発見した。すでに(土壌汚染対策法に基づき県が)形質変更時要届出区域に指定していた区域内だったため公表していなかった」という。
最初の2基はすでに専用の金属製保管箱に入れ、現庁舎地下の蓄電池室で保管。新たな5基も同様の処理を行う考え。ただ、現庁舎にも建設当時から使っているコンデンサなどがあり、最終処理が必要な機器は増える見込み。
また、最終処分施設は順番待ちの状態で、市は「最終処理ができるまで、新庁舎で保管することになる」とした。 ホームページ
さだまさしさんを紹介
芳澤&木内ギャラリー
歌手を目指して貧しい生活を送っていた部屋を細部まで再現
歌手やテレビ番組の司会、小説家など多方面で活躍するさだまさしさんを紹介する「さだまさしミュージアム」が、市川市芳澤ガーデンギャラリー(真間5の1の18)と同市木内ギャラリー(真間4の11の4)で7月26日まで開かれている。
さださんは、バイオリンの修行のため中学校入学時に単身上京。市川市は、その後中学3年生のときから約20年間生活し、歌手になる夢を実現させた場所で、さださんは「出身地の長崎に次ぐ第二の故郷」と話している。
芳澤ガーデンギャラリーでは「写真館」「美術館」「文学館」の3コーナーに、さださんが小学生の頃に書いた直筆の作文や、つい最近まで使っていたギター、小説の直筆原稿など貴重な資料が並ぶ。また、さださんが18歳頃、歌手を目指して貧しい生活を送っていた部屋も再現。当時と同じように、窓には何度も使うためにティーバッグが干され、キッチンには当時よく食べていたインスタントラーメンが置かれている。
木内ギャラリーには「映画館」「音楽館」の2コーナーを設置。さださんが映画『長江』を製作する際に撮影した映像によるドキュメンタリー番組『你好!中国』が1日4回上映されるほか、さださんの曲をレコードで聴ける。
また両館とも、さださんが20年間で訪れた市内の場所をまとめた地図を来館者に配布している。
観覧料は両館ともに一般500円、65歳以上400円、障害者手帳持参者とその介助者、中学生以下は無料。開館時間は午前9時半~午後4時半(入館は30分前)。月曜日(祝日の場合は翌日)休館。
問い合わせは芳澤ガーデンギャラリー(☎374・7687番)、木内ギャラリー(☎371・4916番)。
全対象団体に30万円まで半額補助
「1%」に替わる新支援制度案公表
市川市は6日、1%支援制度に替わる新たな市民活動支援制度案を市ホームページで公表した。現制度では、各団体への支援金額は納税者の選択結果で決まるが、同案では市民による選択は行わず、全支援対象団体に事業費の半額まで最大30万円を補助する。支援金の総額は現状より増加する可能性が高いが、市民による選択をなくしたことで事務経費も大幅に削減できるため、市の支出は現状より減る見通しという。ただ、支援対象事業の要件が現状と変わらなければ、「趣味に税金を使うべきではない」という市民の不満は一層高まりかねない。市ボランティア・NPO課は「審査にあたっては、その事業が必要か、支援することに市民の理解が得られるか、厳格に行う」としている。市は7月5日まで、同案に対する意見を市民から募集中。平成28年度からの実施を目指し、意見を踏まえた条例案を9月議会に提出したいとしている。
1%支援制度は、市民一人一人が選択した市民活動団体に、自身が納めた市民税の1%相当額が市の財源から交付されるもので、市川市が全国に先駆けて平成17年度から開始。支援金額に上限はなく、各団体は市民の選択結果に基づき、最大で事業費の2分の1まで補助を受けられる。昨年度は117団体と「市民活動団体支援基金」に合計約1650万円が支援された。
市民や市民団体からは「地域の活性化につながる」「この制度があるからできる事業がある」などと制度を評価する声もあるが、▽特定の団体に支援金が集まり、多くの団体は希望額に届かない▽趣味に税金が使われている▽選択する市民にとって手続きが複雑▽市の事務作業も煩雑で多額の費用がかかる――といった数々の問題点も浮上。さらに近年は、参加団体数や市民の届け出数も少しずつ減少し、事業内容も固定化していた。
新制度案では、支援対象となったすべての団体に、収入が支出を上回らない範囲で事業費の2分の1まで最大30万円を補助。内容に変更がない2年目と3年目の事業は審査を簡素化し、4年目は再審査のうえ支援額の上限を15万円に減額することで、新たな工夫や事業の自立を促すとしている。ただ、現制度で実際に補助された金額が30万円を上回る団体は毎年5~6団体、15万円を上回る団体も毎年20団体程度で、上限設定の影響は限定的となりそうだ。
支援対象となる団体や活動内容の要件は「社会貢献を主な目的とする」「不特定多数の市民の利益の増進に寄与する」「営利を目的としない」など現制度とほぼ同じだが、「補助金交付が客観的に見て必要か」「補助金交付に市民の理解が得られるか」といった審査項目も新たに加わる。ただし、こうした審査項目の具体的な判断基準は定められておらず、支援対象は実質的に現制度と変わらない可能性もある。
今回の案ではこのほか、市民活動全体へのサポートなどに活用する「市民活動サポート基金」を新設し、ふるさと納税を受け付けた際に示す寄付金活用方法の選択項目に加えるとともに、企業にも同基金への寄付を募るとしている。
小学生力士の熱戦に沸く
わんぱく相撲市川場所
土俵際で倒れ込む熱戦を繰り広げる子供たち
市川市塩浜市民体育館で6日、市川青年会議所(市川JC)主催の「わんぱく相撲市川場所」が行われ、小学生の男女約180人が熱い戦いを繰り広げた。
男子は学年別に行われ、小学1~3年は1チーム3人の団体戦によるトーナメント、4~6年は4~5人ずつに分かれた4グループ別総当たり戦の勝者4人による決勝トーナメントをそれぞれ実施。女子は1・2年と3・4年、5・6年の部に分かれてトーナメント形式の個人戦で優勝を争った。
同JCの会員たちは「土俵に上がる時は俵を踏まないように」「立ち合いの時はしっかり手をグーにして土俵について」と礼儀や決まりを指導。勝った子供たちはガッツポーズを見せたり声を上げたりせず、対戦相手を気遣っていた。会場は、1分を超える大相撲や、土俵際で起死回生の一本背負いを決める大逆転劇など、子供たちの粘り強い相撲に沸き上がっていた。
全取組が終わると、大相撲・大嶽部屋の力士2人が土俵に上がり、子供たちとぶつかり稽古を実施。子供たち10人が束になって必死に押しても力士は微動だにせず、会場には笑い声が響き渡っていた。
大会結果は次のとおり(敬称略)。小学4~6年の男子個人の優勝者はきょう20日に成田市で行われる県ブロック大会に出場する。
【1年男子団体】▽優勝=北国分さかえ▽準優勝=B▽3位=D
【2年男子団体】▽優勝=C▽準優勝=ほしぐみOB▽3位=B
【3年男子団体】▽優勝=飛塚JAPAN▽準優勝=新浜FCトリオ▽3位=C
【4年男子個人】▽優勝=星龍希▽準優勝=小澤楓太▽3位=大和久琉勢
【5年男子個人】▽優勝=小松海斗▽準優勝=杉本ムーサ▽3位=岩田成二
【6年男子個人】▽優勝=中澤晴哉▽準優勝=高橋友希▽3位=及川康之介
【1・2年女子個人】▽優勝=玉井美宇▽準優勝=西林希望▽3位=髙梨穂花
【3・4年女子個人】▽優勝=小田島さくら▽準優勝=及川華凜▽3位=加藤澪
【5・6年女子個人】▽優勝=中西涼子▽準優勝=石井彩楓▽3位=北窓璃乃
高校生による理科工作教室
国府台高校 小学生を募集
県立国府台高校(本城学校長)は、夏休み期間の7月22日に開く「高校生による理科工作教室」に参加する小学生を募集している。
理科研究部の生徒から指導を受け、主に天体望遠鏡などに使われているケプラー式望遠鏡を作り、望遠鏡の仕組みなどについて学ぶ。
時間は午前9時~同10時半と、同11時~午後0時半、同1時~同2時半、同3時~同4時半の計4回。対象は市川市内の小学4年生~6年生で、定員は各回抽選10人。当日は上履き・飲み物・筆記用具を持参。
参加希望者は、希望時間・氏名・学校名・学年・電話番号を書いて、同校に往復はがき(〒272―0827国府台2の4の1)、またはファクス(373・7902番)で申し込む。締め切りは7月8日(消印有効)。参加費は300円。
問い合わせは同校・高根教諭(☎373・2141番)。
自転車の無灯火・盗難「ゼロ」に
浦安市と浦安署がキャンペーン
学生やボランティアも呼びかけ
駅利用者に注意を促す浦安市学生防犯委員会V5のメンバー(右)
浦安市と浦安警察署は10日、無灯火自転車ゼロと自転車無盗難を呼び掛けるキャンペーンをJR新浦安駅前で行った。
このキャンペーンは、同市が「無灯火自転車ゼロの日」「自転車無盗難の日」と定めた6月10日に毎年実施。今年は、自転車の安全利用を呼び掛けるボランティア団体・浦安市自転車安全利用推進隊や、市内の高校・大学の生徒・学生で構成する浦安市学生防犯委員会V5のメンバー、市や警察の職員など約100人が参加し、「無灯火運転はやめましょう」「カギの二重ロックをしましょう」などと呼びかけながら、自転車のチェーンロックや反射リストバンドなどの啓発物資を配った。
学生防犯委員会V5メンバーの長谷川龍成さん(了徳寺大3年)は「市民に啓発することで、自分たちにとっても改めて自転車ルールを見つめ直すいい機会になった」と話していた。浦安市の自転車安全利用指導員は「自転車利用者は歩行者ではなく自動車を運転している気持ちでしっかりとルールを守ってもらいたい」と願っていた。
太陽光発電などに補助金
浦安市エコホーム事業
浦安市は、地球温暖化など環境問題の解決策の一つとして、太陽光発電や家庭用燃料電池などの設置費の一部を補助する浦安市エコホーム事業に取り組んでいる。今年度の予算額は約2400万円。
対象設備は▽住宅用太陽光発電システム=補助上限額10万円▽家庭用燃料電池システム(エネファーム)=同▽リチウムイオン蓄電システム=同▽エネルギー管理システム(HEMS)=同1万円▽雨水貯留タンク=同▽太陽熱利用システム=同5万円―の6つ。
同事業は、県の住宅用省エネルギー設備等導入促進事業補助金を基に同25年度から始まった。昨年度の補助金交付実績は太陽光発電115件(約918万円)、エネファーム49件(490万円)、リチウムイオン7件(70万円)、HEMS62件(62万円)、雨水貯留タンク29件(約29万円)の合計262件(1568万933円)。
交付条件は、既存の自宅あるいは新築住宅への設置、設備が設置された新築住宅の購入の場合で、中古の設備は対象外。事業完了までに同市に住民登録があることも必要。
交付申請は、設備設置工事あるいは住宅建築工事の着工前に行う。設備設置後や住宅の引き渡し後の申請は不可。詳細は市ホームページ。
市は「スマートライフは電力エネルギーを作って、ためて、賢く使うライフスタイル。災害時には、ある程度の非常用電源としても利用できる」という。
問い合わせは市環境保全課(☎351・1111)。
省エネなど学ぼう!
浦安市環境フェア
浦安市は28日午前10時から午後4時まで、JR新浦安駅前広場で環境フェアを開く(荒天中止)。 体験・参加型の各ブースで、限りあるエネルギーを大切に使う省エネ、環境に優しい再生可能エネルギーの技術、資源の有効活用につながるごみの分別と減量などを体験できる。
ステージでは、学生たちの吹奏楽演奏やダンスなどが楽しめる。会場で販売する飲食物の容器は、使い捨てではないリユース食器を使う。
問い合わせは市環境保全課(☎351・1111番)。 ホームページ
市川手帳
「落ちても洗えば食べられる」と食べ物を粗末にしない戦中戦後を知る世代に育てられ、友人とは「3秒以内なら大丈夫」が合い言葉。そうした身としては、最近の「除菌」「殺菌」の文字が気になる▼確かに子供は何でも口に入れる。ニュースではさまざまなウイルス感染が取り上げられている。ウイルスへの抵抗力が低い子供や高齢者のことを考えれば、意識が向くのもうなずける▼ただ、無菌室のような環境になると、人間の免疫力自体が低下してしまうだろう。たわいもないウイルスで命を落とさないかと妄想してしまう▼といっても、除菌、殺菌商品の効果についての判断はさまざまらしい。むしろ、「除菌、殺菌しなければいられない」という強迫観念こそが心配。
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