Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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優雅に咲くバラを楽しもう
里見公園と動植物園で開催
市川市の花がテーマのイベント

里見公園のバラ園ではすでに一部のバラが優雅に花を咲かせている=11日撮影

里見公園のバラ園ではすでに一部のバラが優雅に花を咲かせている=11日撮影

 市川市の里見公園(国府台3の9)と動植物園(大町284)のバラ園で23日、間もなく見ごろを迎える市の花・バラを楽しむイベントが開かれる。いずれも、優雅に咲く花やその香りのほか、園芸教室やバラの即売会、ステージイベントや有料の飲食物なども楽しめる。入場は無料。雨天時は翌24日に順延する。

ローズいちかわフェア

 里見公園のバラ園では午前10時から午後3時まで、市川市花と緑のまちづくり財団主催の「ローズいちかわフェア」が開かれる。

 見ごろを迎える約800本のバラを見ながら、バラの苗や朝どり野菜の即売会、フリーマーケット、生ビールやトッポギが食べられる飲食物の模擬店、オープンカフェなどを楽しめる。

 午前10時からは市消防音楽隊の演奏、正午からはバンド演奏やダンス、午前11時と午後1時からはジャグリングパフォーマンスが行われる。

 バラをこれから育ててみたいという人向けの無料バラ相談会も開催。ミニバラ鉢植え講習(午前10時半、先着60人、受講料500円)も開かれる。

 問い合わせは同財団(☎318・5760番)。

バラまつり

 動植物園の入場口から徒歩10分ほどの位置にあるバラ園では、午前10時から午後2時まで「バラまつり」が開かれる。

 同園には約100品種、約1100株のバラが植えられており、色とりどりのバラを楽しむことができる。会場では、バラの即売会やバルーンアート体験などを開催。市内の障害者福祉団体によるクッキーやビスケットなどの出店も登場する。

 午前11時半からは、京成バラ園の職員と一緒に園内を回りながらバラの種類などについて学べるバラガイドツアーを実施。午後1時からは、市内在住のバグパイプ奏者が演奏しながら園内を練り歩く。

 駐車場(500台)は1日500円。

 問い合わせは同園(☎338・1960番)。



優勝目指し子供力士が競う
わんぱく相撲 浦安場所
児童330人が参加

女の子も迫力ある試合を展開

女の子も迫力ある試合を展開

 浦安青年会議所(浦安JC、金子雅一理事長)は9日、小学生の相撲大会「わんぱく相撲浦安場所」を市総合体育館で開き、参加した小学1~6年生の330人が優勝を目指して競い合った。

 同大会は学年、男女別の個人戦。予選は一人3試合ほど戦い、上位4人が本戦のトーナメントに進出した。子供たちは同じ学年とはいえ、体格は異なる。どっしりとした体格で順当に勝ち進んでいく子供もいれば、小さい体で大きな体格の同級生を負かしたりする子供もおり、それぞれが熱戦を繰り広げた。

 6年生女子で優勝した斗ヶ澤紫雲さんは「東日本大震災で開かれなかった2年生の時以外、毎年出場している。勝つと褒められるのがうれしい」と優勝を喜び、周囲からおめでとうの声を掛けられていた。優勝は2年連続で、勝因については「剣道をやっていて、間合いの取り方が役に立った」と話していた。

 表彰式では各学年、男女別の3位以上の児童を表彰。保護者からは、参加者全員に頑張った成果として賞状が贈られた。

 なお、男子4~6年生の優勝者は6月20日に成田市で開かれる千葉県ブロック大会に浦安チームとして出場。同大会で3位までに入るか個人で選抜チームメンバーに選ばれれば、8月2日に両国国技館で開かれる全国大会に出場できる。

 優勝者は次のとおり。(敬称略)

 ▽1年男子=藍原基有(明海小)
 ▽同女子=原田ゆりか(東小)
 ▽2年男子=武田大志(南小)
 ▽同女子=植村ゆら(同)
 ▽3年男子=笠井大志(入船小)
 ▽同女子=渡邉うらん(明海南小)
 ▽4年男子=遠田竜司(舞浜小)
 ▽同女子=清水咲優(高洲北小)
 ▽5年男子=佐々木滋路(入船小)
 ▽同女子=山本妃菜子(明海南小)
 ▽6年男子=佐藤孝平(日の出小)
 ▽同女子=斗ヶ澤紫雲(高洲北小)  

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「野草の天ぷら」に病みつき!
緑のみずがき隊イベントに大勢が参加

食べられそうな野草を探して次々に摘んでいく参加者

食べられそうな野草を探して次々に摘んでいく参加者

 市川市市民プールに隣接する北方ミニ自然園で米作りや自然体験イベントなどを行っている市民団体・緑のみずがき隊は先月18日、イベント「野草を食べて見よう!」を同園で開いた。子供たちや保護者など65人が参加し、天ぷらにして味わいながら、野草についての知識を深めていた。

 イベントが始まると、まず同団体の会員が参加者にヨモギやセリ、タンポポなどの食べられる野草や、毒性のある野草を紹介。「セリに似ているムラサキケマンやトリカブトなど、毒性のある野草は市内にも自生しているので、摘む時には細心の注意が必要」と注意を促した。

 それでも、実際に野草を摘み始めると判断が難しいようで、集めた野草を会員がチェックしてみると、毒性のある野草が見つかった。食べられる野草は、会員たちがその場で天ぷらに調理。参加者は皆、意外なおいしさに病みつきになっていた。

 南八幡から参加していた坂下智さん(40)は「雑草と考えていたものが食べられるなんて考えもしなかった。野草に対する考え方が変わった」と充足した様子。県立国府台高1年の横塚匠さんは「食べられる野草と食べられない野草があることを知れてよかった。高校の文化祭で野草を使った料理を作りたい」と笑顔で話していた。  

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全線開通、平成28年秋に延期
市川市都市計画道路3・4・18号

 市川市は11日、今年度末を開通目標に整備を進めていた都市計画道路3・4・18号の全線開通時期が、用地取得の遅れにより平成28年秋になると発表した。

 同道路は、市消防局前の国道14号から中山団地付近の本北方橋までの区間約1・6㌔が整備中で、それ以外の区間はすでに開通している。全区間が開通すると、浦安市境から鎌ヶ谷市境まで市川市内を縦断する全長11・8㌔の幹線道路となり、市内の道路整備状況が現状のまま全線開通すると、新規開通区間の交通量は一日3万台になると予測されている。

 しかし、同区間は上下線合わせてわずか2車線という設計。道路の外側に環境施設帯も設けられておらず、遮音壁も交差点や駐車場前には設置されないため途切れ途切れになる。そのため、一部地権者や沿線住民は「沿線に環境被害をもたらす」と長年にわたり主張。一部地権者は用地買収に応じず、道路計画が違法であるとして2件の訴訟を提起したが、いずれも敗訴した。

 こうした中、県収用委員会は平成22年7月、市の申請に基づき、買収に応じない車道部分の土地・建物2件について明け渡し期限などを裁決。昨年7月には、この2件について市が土地収用法に基づく行政代執行を県知事に申請したため、県は居住者が戒告に応じず明け渡さない場合、建物を強制的に移転・撤去して土地を市に引き渡すことになった。戒告を受け、2件のうち1件はすでに明け渡しが完了。もう1件も、今年7月1日までに明け渡しが終わる見通しとなっている。

 未開通区間にはこのほか、市が権利取得と明け渡しを求めて県収用委に裁決を申請後、一部を取得して申請を取り下げた用地が残っているが、当該箇所は路肩を狭めて植樹帯をなくし、道路を少し蛇行させる形で整備。未開通区間にはほかにも3件の未取得用地があるが、いずれも歩道部分のため開通に支障はないとしている。  

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故菱田義宣さんの絵画5点
久代夫人が浦安市に寄贈

『レッスン』をバックに松崎市長の感謝の言葉を受ける久代さん

『レッスン』をバックに松崎市長の感謝の言葉を受ける久代さん

 平成25年に亡くなった日展会員で洋画家の故菱田義宣さんの妻・久代さん(76)が7日、菱田さんの作品5点を浦安市に寄贈した。作品はJR新浦安駅前に建設されるビル内の音楽ホールに掲示する。

 菱田さんは昭和3年に兵庫県で生まれ、同29年から洋画団体・一水会に所属し、安井賞展に2回出品。一水会の文部大臣奨励賞や会員優勝、日展特選などを受賞し、平成10年に日展会員になった。同元年と16年には紺綬褒章を受章。浦安では同3年に市美術協会を設立し、会長や顧問を歴任してきた。市は昨年度、市の文化振興への貢献に対し、市教育功労賞を贈った。

 今回、市に寄贈された作品はいずれも音楽に関わるもので、日展や一水会展に出品された。久代さんは「制作中はいつもクラシックやシャンソンなどを流していて、音楽がないとダメだった。毎年元日や2日にキャンバスを張り、秋の展覧会に向けてデッサンを始め、3~4月に取り掛かっていた。同じ色を出せないから、途中で制作を止めたがらなかった」と、菱田さんの制作の様子を紹介し、「大変おこがましいが、寄贈は本人の意志でもある」と話していた。松崎秀樹市長は「若い音楽家念願の音楽ホールで人々の心を和ませることになる」と感謝を表した。

 寄贈作品は『レッスン』『モーツァルト通りの午后』『ロマンス(カーニバル)』『ファミリー・シネマ』『プライベート・タイム』。なお、以前に受贈・購入した作品は6作品で、市所有は延べ11作品となった。  

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「クスっと笑って心癒して」
全盲の荒谷英二さんの人形展
ユーモラスなカッパ人形40体展示

お気に入りの作品を前にする荒谷さん

お気に入りの作品を前にする荒谷さん

 市川市在住で全盲の荒谷英二さん(65)が23日と24日、29日から31日までの5日間、人形展「第2回すずめと遊ぶカッパ展」を市清華園(中山4の14の1)で開く。「人を楽しませるのが好き」で落語家としても活動する荒谷さんの手によるユーモラスなカッパ人形が約40体並ぶ。入場無料。

 荒谷さんは東京・深川生まれ。生まれた時から左目が見えず、40歳の時に毛膜剥離で全盲になった。盲学校では落語研究会に属し、その後、卒業生と落語サークルを結成し、「遊べ家すずめ」の名で落語ボランティアをしている。

 子供のころからもの作りが好き。だが、全盲になって色付けができなくなった。その後、肝臓病で余命5年と宣告されたが、生体肝移植が成功。再出発にあたり、もの作りをしたいという気持ちが湧き、さまざまな手法やテーマを経て、新聞紙のこよりと軽量紙粘土で作り、色の付いた和紙を貼るカッパの人形に行きついた。「ひょうきんで、いたずら好きで憎めない存在のカッパ。想像上の動物だから、頭の皿と背中の甲羅があり、痩せていて口がとがっていればカッパになる。自由な発想で作ることができる」と制作し続けて10年になる。

 作品は毎月の行事をモチーフにした歳時記、カッパに関係の深い相撲やキュウリ、龍との作品、歌舞伎や錦絵を取り入れたものなど幅広い。制作については「アイデアが浮かぶと寝ていられない。勢いで作り上げる」と言い、作品数はすでに250になった。

 今回出展するのは約40体で、歳時記とキュウリ、龍などをモチーフにした作品。「あくまで自分が楽しむために作ってきた人形だが、前回は250人もの皆さんに喜んでもらえ、予想もしなかったことでうれしい。私の思いは『和み請負人』。落語と同じ。クスッと笑って心を癒してほしい」と、来場を願っている。

 開催時間は午前10時―午後4時で、荒谷さんが常駐し、「来てくれるだけでもうれしいが、質問してくれたら喜んで解説したい」という。24日と30日の午後1時からは、荒谷さんが遊べ家すずめとして高座を披露する。

 問い合わせは荒谷さん(☎397・3390番)。  

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キエフ国立バレエ学校が指導
市川市でワークショップ

 市川市文化振興財団は7月27日、29日、30日の3日間、ウクライナの「キエフ国立バレエ学校」の指導者がバレエの基礎や技術を直接教えるワークショップを同市文化会館(大和田1の1の5)で開く。

 同校はこれまで、キエフ・バレエ(ウクライナ国立バレエ)や英国ロイヤル・バレエ団、ミラノ・スカラ座など世界最高峰の劇場で活躍するトップバレリーナを数多く輩出している。

 同ワークショップでは、キエフ・バレエで25年間ソリストを務めた同校教師のイリーナ・スクリプニクさんが指導。経験・年齢別に「初級」「中級」「ポワント」の3クラスに分かれ、1日1時間半のレッスンを3日間集中的に行う。

 対象は、初級クラスがバレエ経験2年以上の7歳~10歳の男女、中級クラスがバレエ経験4年以上の11歳~16歳の男女、ポワントクラスがポワント・シューズ経験1年以上の中級クラス対象者。中級クラスとポワントクラスに両方申し込むこともできる。

 いずれのクラスも定員は30人程度で、受講料は1万6200円。希望者は同財団のホームページや同会館で取得した申し込み用紙に必要事項を書いて同会館に直接持参するか、ファクス(370・0180番)または郵送(〒272―0025大和田1の1の5)で送る。締め切りは6月30日必着。なお、同財団は12月25日に同会館で行われるサンクトペテルブルク・アカデミー・バレエのリハーサルに応募者を招待する。

 問い合わせは同財団(☎379・5111番)。  

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知って! 食べて! 市川産トマト
トマトフェアでPR

市川産のトマトを求めて行列を作る来場者たち

市川産のトマトを求めて行列を作る来場者たち

 JAいちかわは先月23日、市川市内の複合商業施設で「市川トマトフェア&即売会」を開き、市内で生産されたトマトを大勢の来場者にPRした。

 同市で生産する良質なトマトを市民に知ってもらい、地産地消を推進するイベントで、今回で4回目の開催。会場には、地元産のトマトを求めて開始から大勢の人があふれ、常に行列ができていた。南八幡から来た女性(82)は「物がしっかりしている。私たちが購入することで地産地消になる」と10個購入していた。

 会場では品評会も開かれ、形状や色沢などを基準に市内のトマト農家11軒のトマトを県職員ら4人が審査。市長賞には岡本好夫さん、県東葛飾農業事務所長賞には石井誠さん、市農業協同組合長賞には岡﨑浩一さんがそれぞれ選ばれた。岡﨑さんは「特別なことはしていないが、基本に忠実にトマトを育ててきた。賞を頂けて光栄」と受賞の喜びを語っていた。

トマトメニュー試食
今月まで各店舗で発売

新たに開発された商品に舌鼓を打つ参加者たち

新たに開発された商品に舌鼓を打つ参加者たち

 市川市内の飲食店など19店舗がそれぞれ市川産のトマトを使って開発した商品の試食会が先月28日に市内で開かれ、事前申し込みの市民41人が、トマトのタルトやゼリーなど新たな〝市川の味〟に舌鼓を打っていた。

 参加者は「市川産トマトの和風ぜりー」「トマトのタルト」「とんこつとトマトの冷しカレーつけ麺」など16種類の新商品をバイキング方式で一つ一つじっくりと堪能。柏井町でトマト農家を営む岡本好夫さん(65)は「自分は直売なのでこの企画には参加していないが、こうしてトマトをたくさん消費してもらえるのはうれしい」、妻の光子さん(64)は「自宅でもトマトを使った料理はほぼ毎日作るが、カクテルなどにする発想はなかった。これからレパートリーが増えそう」と楽しんでいた。

 新商品は今月まで各店舗で発売。店舗名などを掲載したチラシは市川商工会議所のホームページでダウンロードするか、いちかわ観光・物産案内所(JR市川駅北口すぐ)、アイ・リンクタウン展望施設(同駅南口直結)、市内の公民館などで入手できる。

 問い合わせは市川地域ブランド協議会(☎377・1011番)。  

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猫40匹、飼い主引っ越しで置き去り
動物愛護団体が里親、支援金募集

市川市大町の空き家に以前の住民の飼い猫約40匹が置き去りにされ、保護している動物愛護団体「ねこひげハウス」が里親と餌代などのための支援金、同地でのボランティアを募集している。

 猫が置き去りにされたのは3月ごろ。近隣に住む女性が見つけて1人で世話をしていたが、負担が大きいため知り合いを通じてねこひげハウスに連絡し、支援を要請した。前の住人がいた時から猫の世話を手伝っていたというこの女性は「前の住人が不妊手術を全くしていなかったため、現在の状況を生んだ。猫を増やし過ぎて手に負えなくなり、自分だけが引っ越してしまった」と憤りをあらわにしている。

 約40匹はほとんどが成猫で、不妊手術が施されている。初対面でも人懐っこい猫が多いという。大半が白血病やエイズなどの病気を持っているとみられるが、人間に感染することはない。

 この空き家は、今年中に取り壊される予定。ねこひげハウスの石川砂美子さんは「この猫たちがすみかを離れると、市内の他の健康な猫たちに病気をうつしてしまう恐れがある。早急に一匹でも飼ってくれる人を探している」と支援を呼びかけている。

 問い合わせはねこひげハウス(☎090・1839・1726番)。詳細はねこひげハウスのブログ(http://ameblo.jp/nekohigehouse/)で確認できる。  

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「家族や介護を考えるきっかけに」
介護シンガー・小子内智佳子さん
6月7日に講演型ライブ

イベントで歌う小子内さん

イベントで歌う小子内さん

 浦安市を中心に、歌を交えて介護や認知症予防の啓発活動に取り組んでいる同市在住の小子内智佳子さん(30)が6月7日午後6時半から、未来志向型レストランライブと銘打つイベント「おこナイト」を浦安に隣接する妙見島のマリーナ・レストラン・トリム(東京都江戸川区東葛西3の17の16、ニューポート江戸川2階。東西線浦安駅から徒歩約15分)で開く。

 このイベントは講演型ライブで、家族や介護を取り巻く環境について、小子内さんが浦安市内の特別養護老人ホームで介護士として働いてきた経験などを元に紹介。また、〝介護シンガー〟の肩書で、高齢者施設やイベントなどで披露している、昭和の歌謡曲や、年齢を重ねていくことをたたえるオリジナルソング『皺皺に輝け』なども歌う。

 同ライブは今回で4回目。介護について「誰にとっても、いつ必要になってもおかしくない。介護の質にとって重要なのは、どれだけ家族でコミュニケーションを取ってきたか、家族や本人にとっての喜びを家族がどれだけ把握しているか」という小子内さん。同ライブについては「介護が必要になる前から、未来を見据えていまできることがある。音楽を交えることで、つい自分にとってまだ先と思ってしまう介護の世界への入り口を広げたい。ライブを通じて、家族のことや介護について、皆さんがこれからのことを考えるきっかけになってほしい」と願っている。

 ライブ(軽食付き)の入場料は2800円とドリンク代。小学生以下はドリンク代のみ。

 申し込みは小子内さん(☎090・4889・4467番、eメールnatural_born_sangstar@hotmail.co.jp)。ブログ(介護デザインプロジェクト)あり。  

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市川手帳

 12~13日、例年よりも早い台風が日本列島を通り過ぎた。12日の夜には、壊れて捨てられたと思われる傘が大風で飛んできた▼台風に限らず雨の日は危険が多い。東京都が一昨年行った調査「降雨時の身の回りの危険」では、傘と履物、自転車などで危害に遭ったり、ヒヤリまたはハッとしたりした事例の経験者が79%もいた▼日ごろの経験でも、すれ違いざまに傘の骨の先が頭に当たったり、階段などで腕の動きに合わせて前後に振られる傘に突かれそうになったりしたことがある。滑りやすい道や店舗の床にも出くわす▼大人でもそうなのだから、子供やお年寄りには危険度が増す雨の日。両手がふさがれるなど不自由だが、ささやかな配慮が事故やヒヤリ!を防ぐ。

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