Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


市川市選挙区、民主議席復活
浦安は現職が2議席守る
県議選開票結果

 統一地方選の千葉県議選が12日に投開票された。
 
 市川市選挙区は民主が前回の選挙で失った議席を獲得。自民、公明、共産、無所属のプリティ長嶋氏(60)は議席を維持したが、みんなの党の解党に伴い、維新の党公認として挑んだ現職の水野文也氏(53)は議席を失った。
 
 浦安市選挙区は、現職の自民・内田悦嗣氏(50)と民主・矢崎堅太郎氏(47)が議席を守った。各地で支持を広げている共産党は元市議の新人・井原めぐみ氏(66)を送り込んだが、議席獲得には至らなかった。
 
 投票率は、市川市選挙区が前回より4・17㌽下がって32・98%で過去最低を記録。浦安市選挙区は、震災の影響で期日から1カ月後に実施された前回が31・27%(前回比7・07㌽減)に落ち込んだが、今回もほぼ同様の31・76%(0・49㌽増)にとどまった。

千葉県議会議員選挙2015の結果
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「ずっと見ていても飽きない」芝桜
見ごろは今月末まで
市川市郭沫若記念館

 見ごろを迎えた大柏側沿いの菜の花=22日撮影

見ごろを迎えた大柏側沿いの菜の花=22日撮影

 春の暖かな陽気の中、かれんに咲き誇る芝桜を堪能しませんか―。市川市郭沫若記念館(真間5の3の19)前の芝桜が満開になり、連日大勢の来場者を楽しませている。同館によると、見ごろは今月いっぱいで、来月以降は部分的に咲く花を楽しめるという。入場無料。
 
 この芝桜は、同市職員の吉野實さん(69)が「来館者を花で楽しませたい」と、平成18年からボランティアで植栽を始めた。失敗を繰り返しながらも毎年コツコツ作業を続けた結果、芝桜は約600平方㍍の敷地一面にじゅうたんのように咲き誇るまでに成長。赤や紫、白など色とりどりの芝桜がまるで天の川のように並び、敷地の周囲には黄色い菜の花が取り囲むように咲き誇っている。
 
 天候の良い日には大勢の人々が訪れ、敷地一面に咲く芝桜に「きれい」「ずっと見ていても飽きない」などと酔いしれていた。
 
 問い合わせは同館(☎372・5400番)。  

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市川市南大野から世界大会へ
チアダンスチーム「Shining Planets」

世界大会への出場を決めたチームのメンバー

世界大会への出場を決めたチームのメンバー

 市川市南大野を拠点に活動しているチアダンスチーム「Shining Planets」が、先月29日に幕張メッセで開かれたチアダンスの全国大会「All Star Nationals2015」のsenior pom small部門で3位入賞を果たし、今月24日~27日に米国フロリダで開かれる世界大会「Dance Worlds」への出場権を獲得した。
 
 同チームは、未就学児から高校生まで94人のメンバーが在籍。全国大会には5年連続出場中で、全米大会でも今年1月に4位入賞、2010年には優勝と実績を残している。
 
 今大会では、中学・高校生5~12人で主にポンポンを使った演技を披露するsenior pom small部門に出場した女子6人、男子1人の混合チームが14チーム中3位に入賞。Shining Planets初の世界大会出場を決めた。世界大会出場が決まった瞬間、同チームの信岡美紀統括コーチは「10年間の念願がかなった。信じられない」と喜びを爆発させたという。
 
 世界大会の出場チームは全30チームで、日本からは3チームが出場する。世界各国のチアダンスのDVDを見るなどして、同大会に向けた準備を進めている近藤祐人キャプテン(17)は「この大会を目標にやってきたので、悔いの残らないように頑張りたい」と闘志を燃やしている。  

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行徳駅前の歩道 駐輪ラック許可
市川市初 公道上の民間駐輪施設

 東西線行徳駅周辺に数多い放置自転車問題を解決しようと地元商店会で組織する行徳・自転車安全指導協議会(松本勝史会長)が計画してきた歩道上の自転車駐輪ラック事業に対して、このほど市川市が道路占用許可を出し、5月中旬をめどに同ラックの供用が開始される。市内では、公道と公共の土地に民間団体が設置する初めての駐輪場になる。市は「放置自転車問題の解決の一助になれば」と期待している。
 
 同協議会は、同駅北側のポニー行徳商業ビル周辺の歩道4カ所に延べ131台分の駐輪ラックを設ける。この歩道は幅員4・5㍍と十分な広さがある。ただし、道路法に基づく構造令の改正で歩道幅員の確保が強化されており、同歩道の場合は幅員3・5㍍を確保した上で、残りの約1㍍に自転車を収める(自転車の角度は歩道の縁から約30度)ことが検討されてきた。しかし、道路法施行令の一部改正のただし書きで、植樹帯間に設ける場合はそれまでの幅員が確保されていればよいことから、45度の角度で設置することになった。植樹のない場所や店舗の出入り口などがある場所には設置しない。
 
 ラックの間隔は通常35㌢だが、出し入れがしやすいように45㌢とする。また、1台おきにスロープのあるラックとし、ハンドルが干渉し合わないようにする。清算機は4カ所それぞれに設け、電動式空気入れも設置する。不具合などの問い合わせはフリーダイヤルで24時間365日受け付ける。
 
 利用料金は最初の2時間まで無料、その後は4時間ごとに100円がかかり、6時間で100円、10時間では200円となる。
 
 着工は今月下旬で、5月中旬をめどに供用開始する。なお、駐輪ラックの設置者は同協議会が複数の事業者の中から選定したベイサイド駐輪開発。
 
 同駅周辺の放置自転車は概ね280台前後で、市によると、そのほとんどが買い物などが目的の短時間放置。東西線高架下には無料と有料の市営駐輪場が2施設ずつあり、市は街頭指導員を導入して自転車を放置しないよう啓発・誘導しているが、現状では効果が表れていない。
 
 そうした状況を踏まえ、同協議会が駐輪場を整備。松本会長は「これで放置自転車ゼロにできるとは思わないが、放置自転車が原因の交通事故もなくなるよう、会員や近隣の事業者とともに、自転車利用者に利用を求めていきたい」、市は「放置自転車対策として、指導員を通じて駐輪ラックの利用も促していく。地元商店会による取り組みが問題解決の一助になればいい。今後の状況を見ていきたい」とする。  

有料化、民営化を踏まえ
駐輪場の運営手法見直し

 市川市は昨年度末から、市営駐輪場の全有料化と民営化を含めた運営の見直しの調査・検討を始めた。
 
 市長から「公の施設の経営効率化」について諮問を受けた市政戦略会議が「無料駐輪場の有料化」を短期的な経営効率化の手法として答申している。答申では、受益者負担の原則から、全ての駐輪場を有料化するよう提言している。
 
 調査・検討にあたり市は「有料化とともに民営化は、効率的な運営手法の一つとして検討している」という。
 
 有料化や民営化をする場合、条例改正案を9月あるいは12月議会に提出する。ただし、調査・検討の継続もあり得るという。  

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市川市初
小中一貫校・塩浜学園が開校

新たな校章が飾られた檀上で在校生にあいさつをする大久保市長

新たな校章が飾られた檀上で在校生にあいさつをする大久保市長

 市川市立塩浜小と同塩浜中を統合して今年度から誕生した小中一貫校「塩浜学園」(渡邉晴美校長、児童・生徒数279人)は9日、同校体育館で開校式を開いた。
 
 公立の小中一貫校は県内では4校目で、市内では初めて。9年間を見通して一貫した教育を行うことで、中学校進学時に環境の違いから不登校になる「中一ギャップ」の解消や、学力の向上につながると期待されている。
 
 開校式では、同校の生徒の保護者と県立市川工業高の生徒たちがデザインした新しい校章を披露。東京湾の青と大空の水色を使用し、ひし形の枠の中心に塩浜の頭文字「S」を描いたもので、ひし形の枠は、かつて塩浜が塩田だったことから、塩の結晶をイメージした。この校章には「さまざまな形を持つ塩の結晶のように、多彩な夢を持って輝いてほしい」という思いが込められているという。
 
 続いて壇上に立った大久保博市長は「9年間の教育の中で子供たちの能力を最大限に引き出してほしい。塩浜学園が市内で一番勉強がしやすい学校になるよう目指してほしい」とあいさつ。渡邉校長は「一人一人の個性や能力を最大限生かせるような教育を進めていく。塩浜小・中の伝統を引き継ぎつつ、新たな塩浜学園としての伝統を作っていきたい」と抱負を語った。
 
 生徒会長の冨澤太陽君は「上下関係でもめることのないよう、上級生が引っ張っていきたい。小学生と中学生が一緒になることで行事が盛り上がったり、部活で団結できるのは楽しみ」と、新たに始まる学校生活に希望を抱いていた。  

通学可能な区域拡大
子供たちの安全大丈夫?

歩行者と自転車は水色の動線を通る=塩浜橋北側の交差点(水色の線は本紙が加筆)

歩行者と自転車は水色の動線を通る=塩浜橋北側の交差点(水色の線は本紙が加筆)

 市川市教委は、居住地によって通学する市立小中学校を指定しているが、塩浜学園については本来の通学区域だけでなく、行徳支所管内なら特別な事情がなくても指定校を変更して通えるよう、通学可能な区域を拡大している。中でも、指定校が小学校は富美浜小、中学校は塩浜中だった南行徳3、4丁目は、今年度から小学校を富美浜小か塩浜学園か自由に選べるよう変更されている。
 
 しかし、南行徳3、4丁目は、平成22年度に市教委が小学校の指定校を塩浜小に変更しようとした際、通学区域審議会から「通学路に危険箇所がある」などとして「変更は適当ではない」と判断され、変更を見送った地域だ。
 
 「危険箇所」とされたのは、片側3車線の大通りの塩浜橋北側に隣接する小さな交差点。交差する小さな道を境に大通りの歩道が左右に数㍍ずれている場所で、歩行者と自転車はS字状に通行する形になる。「スピードを出した自転車と歩行者が接触する恐れがあり、自転車の交通量が多いため現場での指導も難しい」。これが、同地が「危険箇所」と判断された主な理由だった。
 
 同地の状況は現在も変わっていないが、今回の通学区域変更は南行徳3、4丁目の児童を塩浜学園へと積極的に呼び込む狙いがある。同審議会も当時からメンバーの大半が入れ替わり、変更をそのまま認めた。
 
 市教委は、安全対策として道路の歩行者スペースを塗装し、朝の通学時間帯に教職員が現場で指導する考えを同審議会で示したが、いずれも「決定的な対策ではない」と認めている。しかも、道路の塗装は学校が始まったいまになっても行われていない。市教委は「近日中に行うことは決まっている」としている。
 
 同学園には初年度、新小学1年生10人が本来の通学区域外から通学。塩浜橋は、このうちの4人を含む6人の小学生が通る。  

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市川産トマトをアピール!
新しいメニューや商品を開発
28日には試食会を開催

新たに考案された「市川トマトの和風ゼリー」

新たに考案された「市川トマトの和風ゼリー」

 市川市内の飲食店など18店舗(予定)がそれぞれ市川産のトマトを使って発案したメニューや商品が5月1日から約1カ月間、各店舗で販売される。販売に先駆けて、28日正午から午後0時半まで、京葉ガス市川ショールーム(南八幡3の14の1)で一般向けの試食会が開かれる。
 
 この企画は、市川商工会議所や市川市商店会連合会などで構成する市川地域ブランド協議会が「市川産のトマトを多くの人に食べてもらうことで地産地消につなげたい」と、市内の和・洋菓子店やラーメン店、フランス料理店などに協力を呼びかけて実現。市内のトマト農家全3軒が柏井町で生産したトマトを使用し、「市川トマトの和風ゼリー」「トマトタルト」「トマトとまぐろの浅漬け」「クリームチーズと市川トマトのPIZZA」など、趣向を凝らした商品・メニューを開発した。
 
 試食会では、約15店舗が開発した商品とメニューを試食できる。参加費無料。定員は抽選30人。参加希望者は住所・氏名・連絡先・参加人数(2人まで可)をファクス(377・1048番)かeメール(shishida-w@ichikawa-cci.or.jp)で伝える。23日締め切り。
 
 参加店や商品などの詳細は23日以降、チラシとインターネットで掲載。チラシは同商議所(南八幡2の21の1)やいちかわ観光・物産案内所(JR市川駅北口すぐ)、アイ・リンクタウン展望施設(同駅南口直結)、市内の公民館などで入手できる。
 
 問い合わせは同商議所(☎377・1011番)。  

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大勢が地域の文化を体験
寺のまち回遊展にぎわう

来場者が団扇太鼓をたたく体験に参加=本久寺

来場者が団扇太鼓をたたく体験に参加=本久寺

 地域の寺や住民ら主催の「寺のまち回遊展」が先月28日、東西線妙典駅から旧江戸川沿いにある常夜灯公園付近までの区域で開かれ、園児から高齢者までの幅広い世代が寺のまち・行徳に親しんでいた。
 
 街回遊展は一つの街の歴史と文化を歩きながら肌で感じてもらう企画。今回は、区域の寺と神社、歴史ある住宅などを会場に、日ごろ目にすることができない寺宝の公開と仏教に関する体験、音がよく響く本堂や境内の特徴を生かしたイベントなどが開かれた。
 
 神輿の町・行徳を象徴する中台神輿店では、小型神輿の解体・組み立ての実演が行われ、小学生たちが興味津々。本久寺では団扇太鼓、長松禅寺では座禅の体験が行われ、地元でできる特殊な体験に、50代の女性は「お隣さんみたいなものなのに全然知らない世界」と話していた。
 
 神社では、3年に一度神輿が出される行徳の本祭を盛り上げるお囃子を子供たちが体験。上田爽良さん(当時小学3年)と陽向ちゃん(同幼稚園年長)姉妹は「(お囃子の太鼓は)初めてたたいた。大きな太鼓は(拍子が)少し難しかったけど、楽しかった」と話していた。春日神社では江戸時代の彫り物師・後藤弥太郎一派による彫刻が施された貴重な本殿が公開され、妙典3丁目自治会長・後関正さんの解説に、歴史好きの女性たちが聞き入っていた。  

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浦安市立入船小学校が開校
2校の統合で誕生

永田紗戀さんが入船小に直筆の作品をプレゼント

永田紗戀さんが入船小に直筆の作品をプレゼント

 新学期が始まった7日、浦安市立入船小学校(鞠山誠人校長、児童数484人)で開校式が開かれ、児童や教員たちがより良い学校作りに向け心を新たにしていた。
 
 同小は入船北小と入船南小が統合して誕生。校舎と校庭は旧入船南小のものをそのまま使用している。
 
 鞠山校長は「これからお互いの良い部分を認め合い、それらを高めてもらいたい。みんながわくわくするような最高の小学校にしよう」とあいさつ。松崎秀樹市長は「全員一丸となって大きくたくましくなることを望む」と激励した。
 
 続いて浦安市出身の書道家・永田紗戀さんが登場し、「夢」「希望」「未来」と書かれた直筆の作品を同小にプレゼント。児童代表の誓いの言葉として、6年生の古市優梨那さんは「いじめを無くすことやみんなで夢を叶えることができる学校にしたい」と発表した。  

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市川手帳

 インターネットを見る度に表示される広告がいつの間にか同じようなものばかり。それはインターネット閲覧ソフトの仕業▼ソフトは、入力キーワードや閲覧履歴などから個人情報を分析。性別や年齢、興味・関心などの推定プロフィールを作り、広告表示に使う▼スマートフォンのアプリでは、使用条件に「クレジットカード番号を収集する可能性がある」と、堂々と記している大企業もいる。それでも利用者は数百万人▼いつの世も、人の動向や個人情報は商売のタネ。不正なソフトやアプリもあり、なりすましや詐欺など悪用もされる。情報は知られているはずだから―などと安易に「利用する」をクリックせず、便利さと悪用される可能性を天秤にかけてほしい。

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