地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。
親子で本格ミニ門松作り
子供たちにプレゼント届ける
門松作りに励む男の子
市川市里見公園内の同市花と緑のまちづくり財団研修室で先月20日、同財団主催の「親子で木工工作体験講座」が開かれ、参加した親子5組が高さ約40㌢のミニ門松を作った。
参加者は、ボランティア団体・里山木工クラブのメンバーから丁寧に教わりながら、長さや角度を合わせて竹をノコギリで切ったり、松のバランスや長さを整えたりして門松を完成。子供たちは、残った材料で別の飾りを作るなど存分に工作を楽しんでいた。
6歳の直輝君と1歳の己晴君を連れて参加した母親の丸山恵梨子さんは「子供が工作が大好きなので参加した。本格的な素材でここまで作れるのはすごい」と大満足。小学4年生の男の子は「竹をノコギリで切るのが難しかったけど楽しかった。またやりたい」と話していた。
浦安市とチアチームが連携
ダンスで自転車の安全利用アピール
チアダンス部DAISYSのメンバーがダンスを披露
JR新浦安駅前広場で先月18日に開かれた冬の交通安全運動・歳末特別警戒活動合同団結式に、県立浦安高校野球部付属チアダンス部「DAISYS」(ディジーズ)のメンバー13人が登場し、ダンスを披露しながら市民に自転車の安全利用を呼びかけた。
この取り組みは、浦安市と同市施設利用振興公社、学校や地域のチアチームの共同事業「自転車ルール応援チアキャラバン」の一環。チアチームがポスターやイベントに登場し、自転車安全利用などを呼び掛ける。
この日は寒空の下、同ダンス部が終始笑顔で若さあふれるダンスを4曲披露。1曲終わるごとに「私たちは自転車のルールを守る人を応援します」と元気な声を響かせ、二重ロックや夜間のライト点灯、雨天時の雨具着用を呼びかけた。
ステージの周りには大勢の人が集まり、最後のダンスが終わると大きな拍手で称賛。同ダンス部の部長は「みんなにもっと交通安全について知ってもらい、ルールを守れるような環境になってほしい。特に傘さし運転は危険なのでやめてもらいたい」と話していた。
正月前に書き初め練習
浦安市の小学生40人
書き初めの練習に取り組む子供たち
浦安市青少年館で先月23日、小学3~6年生を対象とした恒例の書き初め教室が開かれ、子供たちが墨で手などを汚しながら取り組んでいた。
今回は約40人の児童が参加し、学校から冬休み中の課題に出された書き初めを練習。子供たちは、苦手な字を何度も練習したり、名前を小さな字で書くことに苦慮したりしながら、納得のいく一枚を書こうと練習を重ねていた。
今回の講師を担い、都内の高校で書道講師を務める白井麻莉子さんは「字を書く機会が減っているので、書くことの楽しさを味わってほしいと思い、指導した」と話していた。
市川市議会
2つの百条委設置
切手問題追及で大揺れ
大久保市長 外部監査実施でひとまず混乱回避
政務活動費を使った一部議員の切手大量購入問題に揺れる市川市議会に、切手の大量購入について調べる百条委員会と、この百条委の設置に賛成した議員の政務活動費全般について調べる百条委が設置された。2つの百条委が設置されるという異例の事態を受け、大久保博市長は両百条委による調査より先に、地方自治法に基づく外部監査を実施することを決断。議会側も了承し、ひとまず外部監査の結果を待つことになった。
切手購入問題のそもそもの発端は、市内在住の男性が書いたブログ。男性は市議会議員の政務活動費を独自に調査し、切手問題のほか「市政と関係ない資料を買っている」「原発停止に伴う自治体の調査をどう市政に生かすか疑問」などと疑義を指摘していた。
このうち切手問題に関しては、男性が8月に市に監査を請求。市監査委員は11月、「監査委員として調査した限りにおいては、政務活動費で購入した切手は全て政務活動等のために使われたものと判断する」と男性の請求を棄却した。
切手の購入を調査する百条委は14人が調査の対象。先月16日の12月定例市議会最終日に、越川雅史氏(無所属の会・市民ネット)から「監査の限界の中では真実が明らかになっていない」として設置を求める議案が提出されたが、議長が議場に現れずそのまま流会して廃案となったため、先月24日の臨時議会に改めて提出された。
すると切手購入側の議員は、この百条委設置に賛成した議員のうち公明党などを除く18人を対象に、政務活動費全般について調査する百条委設置の議案を臨時議会に提出。提出者の金子正氏(みらい)は「ブログに書かれた疑義は切手だけではないのに、切手だけが百条委の調査対象となるのは公平性に欠ける。政務活動費全般について調査すべき」としている。ただブログでは、政務活動費全般に関する百条委の設置を求めた議員も多くが切手以外の疑義を指摘されているが、調査の対象には含まれていない。逆に、調査の対象者の一部には、ブログで疑義を指摘されていない議員も含まれている。
両百条委設置の議案は、いずれも調査対象となった議員を除斥して可決。2つの百条委が同時に設置される異常事態となった。
これを受け、大久保市長は両百条委の調査より先に外部監査を実施する方針を決め、直後に開かれた各派代表者会議で報告。各派もこの方針を受け入れ、ひとまず外部監査の結果を待つことになった。大久保市長は「2つの百条委が設置されると、調査を行う議員がもう一方の委員会から調査を受けることになり、職務に影響しかねない。公正な調査になるのか市民から疑念を抱かれる恐れがある」と説明した。
岩井氏が議長辞職
「市川市議会を混乱させた」
市川市議会の岩井清郎氏は先月24日、12月定例市議会を流会にして混乱させたとして議長を辞職した。後任を選ぶ議長選挙は、1月上旬に臨時議会を開いて実施する予定。
ホームページ和洋国府台女子高ダンス部
全国コンクール高校生の部で初優勝
優勝報告後、大久保市長(前列中央)らと記念撮影する和洋国府台女子高ダンス部員
和洋国府台女子高(市川市国府台)のダンス部が、昨年11月23日に都内で開かれた「第67回全国中学校・高校ダンスコンクール高校の部」で初の優勝に輝いた。先月15日には同部の部員が市庁舎を訪れ、大久保博市長に優勝を報告した。
同部が披露したダンスは、「教科書だけでは学べない。もっと知りたい、感じたい、やってみないとわからない」という高校生の好奇心を表現した創作ダンスで、タイトルは「机上の空論」。1、2年生23人が18台の机を使って、机の上に乗ったり、飛び降りたり、持ち上げたりと激しいダンスを披露した。
高校生ダンスの全国大会は同大会と夏の大会の年2回。今年の夏の大会は、今回と同じ演目で挑んだが入賞止まりだった。
その悔しさをばねに、今大会前には、平日は放課後2時間、休日は朝9時から夕方5時まで毎日厳しい練習を重ね、体力作りのトレーニングも行った。練習中に肩を負傷し、大会前日まで固定していた部員もいたが、本番では見事に息のそろったダンスを披露。同部顧問の池田恵子教諭は「本番で見せた演技はとてもよかった。会場の雰囲気をがらりと変えた」ことが優勝につながったという。
報告会で同部部長の山口華澄さん(2年)は「今回の演技では、(練習中に)毎回顧問に注意されていたところがそろえられた」と演技を振り返り、「優勝と聞いた時はうれしさより驚きが先だったが、家に帰って改めてうれしさを実感した」と、大きなトロフィを抱きかかえながら喜びをかみしめていた。
市川にもあります「七福神めぐり」
ウオーキングにもぴったり
市川七福神のご朱印の台紙
新年、7人の神様がまつられている寺社を巡礼して一年の福を祈る七福神めぐり。市川市にも大野から国分、高谷までの範囲の寺を巡礼する市川七福神めぐりがある。
福をもたらす7人の神の七福神。日本とインド、中国を起源とする神のうち福の神として信仰されてきた神が7人に整えられたといわれている。
市川七福神の一覧は別表の通り。各寺に備えられた七福神の像は平成14年10月の建立。毘沙門天の寺が2つあり、福禄寿と寿老人が1つの寺にまつられている。
全て集めるとその年の守護の札になるご朱印を押す台紙は、七福神のイラストを中心に描いたオリジナルで、A3サイズ。料金は、一カ寺分のご朱印と合わせて千円。残りのご朱印代は志(一般的には300~500円といわれている)。本将寺と妙正寺のみ台紙500円。妙正寺は2神をまつっているためご朱印代は500円。国分寺では現在、台紙の取り扱いはない。
市川七福神めぐりは、ウオーキング団体のコースにも取り入れられている。高低差があり、全てを一日で回るのは骨が折れるが、市川市も「いちかわウオーキングマップ」の基本の10コースに加え、「もっと歩きたい人のために」のコースとしている。
行徳にはさらに、一カ寺で七福神を巡礼できる妙応寺がある。32年前の昭和58年に七福神像が安置された。七福神用のご朱印帳はない。
なお、七福神は寺のご本尊とは異なることがあるため、参拝はまず、ご本尊から行うのが礼儀といわれる。
【市川七福神】
浄光寺(毘沙門天、大野町3の1917)
本将寺(大黒天、大野町2の919の1)
所願寺 (恵比寿天、宮久保4の12の3)
国分寺(毘沙門天、国分3の20の1)
妙正寺(寿老人・福禄寿尊、北方町4 の2122)
奥之院(弁財天、若宮2の21の1)
安養寺(布袋尊、高谷2の16の35)
【行徳】
妙応寺(一カ寺で七福神めぐり、本行徳2の18)
ふれあい七社を巡ろう
市川第二地区社会福祉協議会は24日午前9時から午後1時ごろまで、「ふれあい七社めぐり」を開く。雨天中止。集合場所は、JR市川駅南口のI-linkタウンいちかわザタワーズウエスト3階広場。
宝神社(市川南)と春日神社(新田)、胡録神社(同)、諏訪神社(平田)、甲大神社(大和田)、稲荷大神社(稲荷木)、大洲神社(大洲)の7社を巡る。行程は8.6㌔。
定員は申し込み先着100人。参加費は100円。飲み物を持参。
希望者は地域ケアシステム市川第二(☎376・8343番=平日午前10時―午後4時)に申し込む。
浦安三社を巡ろう
市民団体・浦安介護予防アカデミアは8日午前9時半から午後0時半まで、ウオーキング「浦安三社巡り・初詣2015」を開く。雨天時は翌9日に延期。
市健康センター(猫実1の2の5)前広場に集合し、無病息災の豊受神社(同3の13の1)、海路安全の清瀧神社(堀江4の1の5)、商売繁盛と病気平癒の稲荷神社(当代島3の11の1)を巡り、東西線浦安駅で解散。行程は約6㌔。
事前申し込みは不要。当日、集合場所で受け付け。参加費は無料。飲み物を持参。
問い合わせは同団体・小林(☎351・1034番)か猫実地域包括支援センター(☎381・9037番)。
3世代で伝統の行事を楽しむ
浦安・第八区自治会もちつき大会
おじいちゃん世代が孫世代と一緒にもちつきを楽しむら
浦安市猫実5丁目の第八区自治会は先月21日、もちつき大会を同区自治会館で開き、地域の3世代が伝統の行事を楽しんでいた。
もち米は多古産の新米を110㌔用意し、自治会と祭の会・猫実五丁目会、市立浦安小PTAのメンバーが3基の臼でもちをついた。児童の父親世代にあたる30~40代の若手の男性が目立ち、気合いの入った「ヨイショー」の声が数多く聞かれた。ただ、腰の入っていないつき手には「(杵をつく)音が悪りぃぞ、もちになんねぇぞ」など、祖父母世代の先輩たちがはっぱをかけていた。
また先輩たちは、「あれお米じゃない?」「どうやるの?」などと話してもちつきを見守っていた子供たちにももちをつかせ、未経験の父親にも指導して交流を深めていた。
もちはA4サイズほどののしもちを300円、こぶしサイズのあんこもち、きな粉もちを100円で販売。行列ができて「もちが足んねぇよ」と声がかかると、母親世代の女性が気合いの入った杵つきを見せていた。
同自治会の坂倉勇会長は「年寄りから父親世代、孫までが一緒に地域で、伝統の行事を楽しめるのはとても幸せなこと。一体感がうちの自慢」と話していた。
子供たちによる標語を表彰
浦安市青少年健全育成連絡会
会長賞の表彰を受ける清水さん(右)と佐藤君(中央)
浦安市青少年健全育成連絡会はさきごろ、市内全29の小中学校の児童・生徒を対象とした標語コンクールを開き、会長賞に清水美香さん(市立日の出中3年)の「声かけで 救える命は 無限大」と、佐藤光君(同東野小5年)の「考えて 使う言葉と その意味を」を選んだ。
同コンクールは、子供たち自身に青少年の健全育成について考えてほしい―と始まって今回で20回目。標語作りを通して、あいさつや思いやりの大切さ、非行防止、世界平和などを考えてもらおうと行われている。今回は私立を含む中学校11校と小学校18校の計29校の小学5年生から中学3年生までの児童・生徒から作品を募集し、8160点が寄せられた。各校の最優秀賞の全29作品の中から、会長賞2点と市長特別賞1点を選んだ。
同連絡会の永井通会長は「今回は、声かけやあいさつに関する作品が目立った。皆さんの標語には素直さや優しさがこもっている。そうした気持ちを忘れることなく、素敵な大人になってほしい」と話した。
標語に込めた思いについて、会長賞を受賞した清水美香さんは「お互いに声かけをすることで、自分や相手の中の嫌な気持ちが解放されると思う」、佐藤君は「言われて嫌な言葉を言ってはいけないし、言ってほしくない。相手を傷つける言葉は良くない」と話していた。
市川手帳
一年の計は元旦にあり。そうは言っていられないのが受験生。これまでの一年、また、それ以上の年月をかけて準備してきた成果が今月から問われる▼よく聞くのは「満点の必要はない、合格できる最低点を取れればいい」。力を注ぐべきは難問対策ではなく、基礎基本を徹底して身に付けること▼基礎基本は、簡単だからこそ身に付けた気になりやすい。結果、いざという時に泣くことになる。入試対策だけではない。社会に出てからも大事なことは基礎基本。これがなければ、評価以前の問題▼皆、テレビも見ず、新聞すら読まないほどにラストスパートに没頭していることだろう。健康管理も基礎基本なのは言うまでもない。ごあいさつが遅れました。謹賀新年。
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