Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

 今週は4ページです。


浦安にサンタクロース登場
子供たちにプレゼント届ける

子供たちにプレゼントを手渡すサンタクロース

子供たちにプレゼントを手渡すサンタクロース

 真っ赤な衣装を身にまとい、長く白いひげをたくわえたサンタクロースが12日から25日にかけて、浦安市内の幼・保育園と個人宅を回り、子供たちにプレゼントを届けていた。
 
 浦安市立堀江幼稚園(園児数158人)では19日、同園のクリスマスイベントの最中、かすかに聞こえる鈴の音がだんだん大きくなり、大きな白い袋を担いだサンタクロースが登場。園児たちは「サンタさんだー!」と声を上げて喜んでいた。サンタクロースは「プレゼントはどうやって作るの?」と園児から質問を受けると、「友達のサンタクロースと一緒に作るんだよ」と保育士を通じて答え、その後、袋から出したプレゼントを一人一人に手渡していた。
 
 このサンタクロースは市内在住の吉野輝信さん(70)で、サンタ歴53年の大ベテラン。今年は延べ約700人の子供たちにプレゼントを手渡した。  

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介護と子育て 地域で支え合い25年
NPO法人たすけあい はとぽっぽ

市協働事業での買い物サポートの様子

市協働事業での買い物サポートの様子

 浦安市内で高齢者や病気の人などの日常生活を支える活動を続けている「NPO法人たすけあい はとぽっぽ」(内田香代表)が今年、設立から25年を迎えた。「安心して暮らせるまちを願い活動を続けてきた」と、行政サービスでは支えきれない、日常のささやかではあっても困ったことに手を差し伸べている。  同NPOは、介護保険制度がまだなかった平成元年に発足。家庭は核家族化が進み、いまでいうホームヘルパーも限られていた時代で、親の介護と子育ての両立は家族、特に女性には大きな負担だった。そこで、介護と子育てを地域で互いに助け合いつつ、仕事として社会参加を目指そうと、地域の女性たちが立ち上げた。
 
 支援内容は、高齢者や障害者、病気やケガの人などを対象とした掃除や買い物の同行・代行などの家事援助、産前産後の手伝いや通院中の子守など子育て支援、通院や散歩の付き添いなど。4月からは市との協働事業「高齢者向け買い物代行・同行サービス」も担っている。
 
 同NPOは、住民同士で支え、支えられる友愛活動を行う、利用者も担い手も会員の互助組織。会員は30~70代。支援は有償制。その理由は、責任を持って長く活動するためで、利用者には余計な気遣いなく利用できるメリットもある。
 
 「人と人とのつながりが活動の醍醐味」と話す内田代表は「こうした活動が不要になる社会にすることが大事。でも、困った時はやはりお互い様。助けたり、助けられたりし合うのが私たちの暮らし。赤ちゃんからお年寄りまでの暮らしを支え合えるよう、ブレずに活動を続けたい」という。担い手には自らの親の介護をしている人もおり、「他の方のお世話をすることで自分の介護の力にもなるし、癒される」という。
 
 利用にあたっては電話かファクスで初回の相談を申し込み、本人の希望と支援内容が整えば入会。利用は月~土曜日午前9時~午後5時で、1時間から。その他の日時は割増料金。入会金は千円、年会費は2400円。担い手の会員には、活動費として一時間800円が支払われる。同NPOは担い手の会員も募集中。
 
 問い合わせは同NPO(☎352・2058番=兼FAX=平日午前10時~午後4時)。  

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犯罪や事故のない年末へ
市と市川署、真間地区自治連
合同出動式で士気高める

防犯への士気を高める参加者たち

防犯への士気を高める参加者たち

 市川市と市川警察署、真間地区自治会連合会は市立真間小で17日、「街の安全パトロール」と、県警が交通取り締まりを強化する年末年始特別警戒取り締まりの合同出動式を開き、同市と同署の職員、同地区自治会と市川防犯協会の会員など約150人が士気を高めた。
 
 街の安全パトロールは、市と警察などの公共機関、地元の住民と企業などが協力し、平成10年度から市内全域で実施。出動式は毎年、市内の1~2地区で開いている。今年度は年末年始特別警戒取り締まりと合同で開いた。
 
 この日の出動式で市川署の小林昇署長は、数日前に真間地区で空き巣に入ろうとした人を未然に捕まえたことなどを話し、「犯罪は地域の目が大切。だからこそ、いろいろな人に言葉をかけてほしい」とアドバイス。同地区連合会の小林俊之会長は「今後はパトロールを強化し、犯罪のない地域を目指そう」と団結を呼びかけた。 式典が終わると、参加者は一斉にパトロールに出発。消防と警察の車両、青色防犯パトロールカーなど12台の車両と徒歩のグループに分かれ、真間地域を約1時間巡回して目を光らせていた。  

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市川市議会大混乱!
百条委員会設置目前で
正副議長現れず流会
議員の切手大量購入巡り

 市川市の12月定例市議会が、議場に議長も副議長も現れずにそのまま流会するという異常事態での幕切れとなった。最終日の16日は、政務活動費を使って切手を大量購入した会派について調査する百条委員会の設置が発議され、流会していなければ可決されることが確実な情勢だった。議長の岩井清郎氏も、副議長の松永鉄兵氏も、百条委員会が設置されれば調査の対象だっただけに、切手購入に不信感を抱いていた議員は疑念を深めている。議場に現れなかった理由について、岩井氏は「市川市議会を大所高所から総合的に判断して、私が出ないことがベストだと考えた。自分が百条委員会の対象になっていることは関係ない」、松永氏は「資料を取ってから議場に行こうとしたら、流会したと聞いて引き返した。議長は出ていると思っていた。しばらく副議長室にいたが、誰も来ないので帰った」としている。
 
 本紙の取材や市議会事務局に提出された支出伝票などによると、平成23年度から同25年度までの3年間に、市川市議会議員10人が会報送付やアンケート調査のためとして合計約10万枚、約700万円分の切手(一部ハガキを含む)を購入。このうち、同23年度と同25年度の切手購入費については、今年8月に市内在住の男性が「本当にアンケート調査、会報の郵送をしたのか確認してほしい」と住民監査請求を行った。監査委員は11月、監査の結果、「監査委員として調査した限りにおいては、政務活動費で購入した切手は全て政務活動等のために使われたものと判断する」として、男性の請求を棄却。しかし12月定例市議会では、会派「自由民主党」と「無所属の会・市民ネット」の議員6人が「切手購入日前の送付は個人の切手を使ったとあるが、個人で大量の切手を保有していることを不合理と感じないのはなぜか」「議会日程と丸かぶりの15日間で3千人分ものアンケートを実施したことを不合理だと思わないのか」などと監査結果に疑念を投げかけ、最終日には越川雅史氏(無所属の会・市民ネット)が百条委員会設置を発議した。
 
 その後開かれた代表者会議では、切手を大量購入した議員が所属する3会派が百条委員会設置に反対の意向を示したが、残りの5会派が賛成を表明したため、この時点では百条委員会が設置されることがほぼ確実な情勢。百条委員会の設置について審議する日程を追加するため、直ちに本会議で同日午後5時までとなっていた12月議会の会期を時間延長することが決まった。
 
 続いて開かれた議会運営委員会でも同様に会期時間の延長を決め、午後4時57分に本会議を再開。しかし、大半の議員が集まった議場に岩井氏と松永氏は午後5時になっても姿を見せず、自動的に流会となった。
 
 これと同時に、百条委員会設置の発議は廃案が決定。議場に残された大勢の議員からは「市川市議会の恥をさらした!」「これは詐欺だ!」「代表者会議と議運はごまかされた。意図的にこういう手を使われた」と怒号が飛び交った。
 
 代表者会議と議運の決定を覆したことについて、岩井氏は本紙の取材に「みんなから信任を得て選ばれた議長にはその権限がある。間違ったことはしていない」としている。  

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医薬品の副作用などを解説
下貝塚中で「くすり教育」

スライドを見ながら薬について学ぶ生徒たち

スライドを見ながら薬について学ぶ生徒たち

 市川市立下貝塚中(林直也校長、生徒数761人)で先月26日、学校薬剤師が講師を務める「くすり教育」が行われ、医薬品の正しい使い方や危険ドラッグの恐ろしさなどを3年生約260人が学んだ。
 
 同校の学校薬剤師による「くすり教育」は今年で3年目。「くすり教育」は各校で行われているが、学校薬剤師が授業を行っている事例は市内でも数少ないという。
 
 この日、講師を務めた唐木奈保子さんは、薬には主作用と副作用があることや、薬を決められた量より多く飲むと血中濃度が高くなって副作用の危険が高まることなどを説明し、「服用後は自分の体の状態をよく観察しましょう」「副作用が出たら、すぐに医師・薬剤師に相談しましょう」と注意を喚起。お茶に鉄剤の薬を入れるとタンニンと反応して黒くなること、カプセルの薬を指で触るとくっ付くことを生徒たちの前で実演し、「お茶や牛乳、コーラなどで薬を飲まない」「水の量が少ないと薬が途中で止まってのどが腫れたりする」と、コップ1杯の水かぬるま湯で薬を飲むよう促した。
 
 さらに、タバコや危険ドラッグの中毒性や有害性についても説明。「危険ドラッグは、一度の使用が人生を台無しにする」と強く訴えた。
 
 講演を聞いた生徒たちは「危険ドラッグに手を出さないという認識が強まった。生涯に関係してくるのでとてもありがたい講演だった」「薬を多く飲むと危険だと説明されたことがなかったが、きょう知って将来もやることはなくなった。危険ドラッグとタバコの違いも分かって勉強になった」と、貴重な講演に感謝していた。  

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クリスマスケーキ贈る
横山香料、市川の福祉施設へ

贈られたケーキの前に立つ横山社長(左)と大久保市長

贈られたケーキの前に立つ横山社長(左)と大久保市長

 食品香料製造業の横山香料(東京都千代田区、横山千秋社長)は19日、市川市内の福祉施設73施設に計500個のクリスマスケーキを贈った。
 
 ケーキの贈呈は平成2年から毎年行われており、今年で25回目。同社は、昭和22年の創業時には市川市平田、現在は同塩浜に工場があり、「お世話になっている市川市への恩返し」(横山社長)と続けている。
 
 19日には市長室で贈呈式が行われ、横山社長がホワイトケーキとチョコレートケーキの2種類を披露。大久保博市長は「500個はとんでもない数。毎年、福祉施設は待ち遠しいだろう」と話していた。  

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障害への理解深める
「I♡あいフェスタ」盛況

I♡あいフェスタを盛り上げるチャレンジド・ミュージカル

I♡あいフェスタを盛り上げるチャレンジド・ミュージカル

 市川市文化会館で7日、障害者週間の特別イベント「I♡あいフェスタ」が市の主催で開かれ、参加者が障害者たちとの触れ合いを楽しみながら、障害への理解を深めていた。
 
 同フェスタは、12月3日から9日までの障害者週間に合わせて毎年開催。今年は、同フェスタ開始前に約1時間、同館からJR本八幡駅までパレードを行い、地域住民に街頭アナウンスやプラカードなどで同フェスタへの参加を呼びかけた。
 
 会場では障害者団体が手作りクッキーやハーブ、コーヒーなどを販売し、ステージでは障害者や地元の小学生が踊りや演奏を披露。来場者はステージを観賞したり車いすを体験したり、絵画や焼き物、写真など障害者の作品を眺めたりして楽しんでいた。
 
 ステージで披露された「チャレンジド・ミュージカル」では、障害者を中心とするメンバーたちが熱演。元気な歌とメリハリのある踊りが館内に響き渡り、観客たちは立ち上がって一緒に歌や踊りを楽しんでいた。同ミュージカルを楽しんでいた統合失調症の男性(55)は「会場のみんなと劇団員が一体化して楽しめた」と満足していた。  

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市川市清掃行政協力者
個人・団体8組に表彰状

表彰を受けた8組と大久保市長ら

表彰を受けた8組と大久保市長ら

 市川市議場で9日、同市清掃行政協力者表彰式が開かれ、地域の環境美化や廃棄物の資源化などに自主的に取り組んだ個人・団体8組に大久保博市長が表彰状を贈った。
 
 大久保市長は「日ごろから環境行政に協力していただき心より感謝している。これからも継続していただきたい」とあいさつ。神社と公園の清掃や自治会館前の花壇の維持管理を約30年間行い続けて表彰を受けた平野くにさんと那須栄子さんは「当時の自治会長に花壇を作ってもらったことをきっかけに清掃活動を始めた。花が好きだから、ここまで続けることができた」と話していた。
 
 被表彰者は次のとおり。 〈敬称略〉
 
 【リサイクル活動】
 ▽三徳建設=PTAの資源回収ボランティアに約20年協力
 ▽市立菅野小リサイクル委員会=古紙、エコキャップの回収を約20年実施
 
 【清掃活動】
 ▽平野くに=神社と公園の清掃、自治会館前の花壇の維持管理を約30年行う
 ▽那須栄子=同
 ▽溝田豊彦=10年以上前から町内のごみ集積所、公園、ゲートボール場、真間川沿いなどの不法投棄を通報するとともに、ポスター掲示で啓発
 ▽下貝塚3丁目町内ごみクリーンの会=路上のごみ拾い、不法投棄の通報などを約10年行う
 ▽竹中利代子=約10年前から市立大野小付近と公園を清掃
 ▽柏井町1丁目自治会=自治会内を100人以上で清掃  

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初日の出見学者にお汁粉提供
ぶらり浦安ガイド

 浦安市の観光案内ボランティア団体・ぶらり浦安ガイドは平成27年1月1日午前6時半から、市内の東京湾沿いの護岸で初日の出を見に来た人100人にお汁粉を先着順で配布する。雨天中止。
 
 東京湾から昇る初日の出は、市内の観光の目玉の一つ。同団体は「初日の出を少しでも楽しく、暖かく見てほしい。配布場所は総合公園から墓地公園までの間の1カ所。でも、場所は秘密です」という。  

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市川手帳

 年の瀬を迎え、手帳に記した予定も少なくなった。その手帳が流行っているようで、さまざまなものが登場し、店頭に並ぶ▼年を重ねた者からすれば、手帳は予定をただ記入する備忘録。翌年でも「昨年のいまごろは…」ぐらいには活用する▼最近の手帳は、一日を振り返る記入欄のあるものが増えている。夢をかなえることが目的で、目標を書き、達成度を記録し、反省し、次に生かす。仕事では当たり前の方法がプライベート、そして高校生にも使われているよう▼さて、今年の初めに立てた目標は達成できたか。どんな目標だったのかすらうろ覚えの人もいるだろう。日々の努力が続かないから三日坊主という。一年の最後、来年に向けて、反省だけでもしておきたい。

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